【語源も分かる】英単語「among」の意味と使い方・覚え方・文法解説【betweenとの本当の違いもスッキリ解決】

 
コダック
今日の英語表現は”among”

古英語の「on-(〜の中に・状態)」+「gemong(群衆・混ざり合い)」が組み合わさってできた前置詞です。

「混ざり合って囲まれている」がコアイメージで、“among”=「〜の間に」「〜に囲まれて」の意味を持ちますよ!

 

”among”の意味と使い方|コアイメージは「混ざり合って囲まれている」

 

”among(発音:最初の音を曖昧に /əmʌ́ŋ/ アマング【前置詞】)”は「〜の間に」「〜に囲まれて」「〜の中の1人(1つ)で」の意味を持つ単語です。

「on-(〜の中に)」+「gemong(群衆)」がルーツになっており、「混ざり合って囲まれている」がコアイメージです。

 

 
コダック
たくさんの人やモノがごちゃっと集まっている「群衆(gemong)」の「中に(on-)」入り込んで、周囲とブレンドされている状態のこと。

3つ以上の境目がハッキリしないものに、文字通り「囲まれている」のが”among”なわけですね!

 

”among”は、たくさんのモノに囲まれている場所を表すだけでなく、「若者の間で人気がある(popular among young people)」のように、ある集団の中のトレンドを表すときにも非常によく使われます。

”不特定多数のものに周囲を囲まれて、その一部になっている”という意味から、地理的な表現から、統計的な集団の分析、日常の人間関係にいたるまで広く使用されます。

”among”の基本例文

・He was dynamic among the crowd.
(彼は群衆の中で[に囲まれて]活動的だった。)
・The custom is common among the Japanese.
(その習慣は日本人の間で共通している。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【表現の幅を広げる!】さらに役立つ”among”の例文

①「〜に囲まれて・〜の間に」(空間的・環境的なイメージ)
・The cottage stands among the pine trees.
(そのコテージは松の木々に囲まれて立っている。)
・She felt completely at ease among her old friends.
(彼女は古い友人たちに囲まれて、すっかりリラックスしていた。)

②「〜の中の1人(1つ)で」(集団の一部を表すイメージ)
・He is among the best students in our school.
(彼は私たちの学校で最も優秀な生徒の1人だ。)
・Tokyo is numbered among the largest cities in the world.
(東京は世界で最も大きな都市の1つに数えられている。)

 

”among”の重要頻出フレーズ・熟語表現

 

単体だけでなく、特定のフレーズで使われることも非常に多いのが”among”の特徴です。SEOや実際の会話でも頻出の表現を押さえておきましょう!

 

① among other things / among others(とりわけ、中でも、特に)
「他にも色々ある集団(things/others)の中に混ざっているけれど、その中でも特に」と強調したいときに使います。

Among other things, we need to consider the budget.
(とりわけ[何よりもまず]、私たちは予算について考慮する必要がある。)
・Prof. Smith was present at the party, among others.
(スミス教授は、他の人たちに混じってそのパーティーに出席していた。)

② from among 〜(〜の中から)
ごちゃっとした集団「の中から」選び出すニュアンスです。

・She was chosen from among hundreds of applicants.
(彼女は何百人もの応募者の中から選ばれた。)

 

”among”の文法・語法|学校では教えてくれない「between」との本当の違い

 

1. 定番のルール:「2つの間」はbetween、「3つ以上の間」はamong?

学校の授業ではよく「2つのものは between、3つ以上なら among」と習いますよね。基本的にはこの理解で日常会話は問題ありません。
ただ、このルールの本質は数ではなく、「相手の境目がハッキリ見えているかどうか」なんです。

 

2. 応用:3つ以上でも「ハッキリ区別」できればbetweenが使える!

例えば、「日本とアメリカと中国の3国間での貿易」という場合、国が3つありますが、それぞれの境界線はハッキリ区別できますよね。このように個々の対象が明確に分かれている時は、3つ以上であっても **between** を使うのが自然です(例:trade between Japan, the US, and China)。
逆に、個々の区別がつかない「森の木々」や「クラスの生徒たち」というカタマリに囲まれている時は **among** を使います。

 

”among”の関連語:違いを比較すべき「〜の間に」を意味する単語”between”

 
コダック
せっかく”among”を覚えるのであれば、一番のライバルである前置詞とのニュアンスの違いも完璧にしてしまいましょう!

最も比較されるのは、やっぱり”between”ですよね!

 

”among”と”between”の使い分け
⇒「数」ではなく「境界線が明確かどうか」で判断する!

 

 
なるほど…、さっきの「境目」のイメージをもうちょっと詳しく知りたいな!

 

 
コダック

イメージの違いとしては

among⇒「3つ以上の境目がハッキリしない不特定多数のものに、ごちゃっと「囲まれている」状態」=集団に囲まれて
between⇒「AとBなど、個別の対象がハッキリ分かれているものの「真ん中に挟まれている」状態」=個別の間に挟まれて

といった感じです!

 
囲まれているか、挟まれているか、という感覚の差なんだね!
 
コダック
その通りです!
実際のシチュエーションで、そのイメージの差を目で見てみましょう!

 

シチュエーションで見る!”among/between”のイメージの違い

●walk among the crowd
「(たくさんの人々の中に紛れ込み、周囲と混ざり合いながら)人混みの中を歩く」
⇒ 周囲の境界線がぼやけていて、自分が集団の一部として包まれているイメージ

●sit between Tom and John
「(左にトム、右にジョンという個別の人間がハッキリ見えている状態で)2人の間に座る」
⇒ 対象が明確で、その2つのものに直線的に挟まれているイメージ

●【応用例】a treaty between the four nations
「(4つの独立した国々が、それぞれ個別にハッキリと意識されて)4カ国間で結ばれた条約」
⇒ 4つ(3つ以上)であっても、個々の関係性が明確なためbetweenが使われます!

 

”among”の語源は1000年前の古英語|意味は「群衆の中に、混ざり合って」

 

”among”の語源についても、確認していきましょう。

”among”の語源は1000年以上前の古英語「onmang」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”among”の起源について、下記の記載があります。

Origin of among
First recorded before 1000; Middle English, Old English amang, onmang for on gemang, on gemonge (dative singular of gemong “crowd,” akin to mengan “to mix”) “in (the) group (of)”; akin to mingle

日本語訳:1000年より前に初めて記録された。中期英語、および古英語の amang, onmang は、on gemang や on gemonge(gemong「群衆」の与格単数形で、「混ぜる」を意味する mengan と同系)に由来し、「(〜の)グループの中で」という意味。mingle(混ざる)と同系。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”among”は1000年以上前から存在しており、もともとは「群衆の中に混ざり合う」というニュアンスからスタートした非常に歴史の長い言葉の模様。

 

”among”の語源(起源~発祥まで)
古英語:on gemang(群衆の中に = gemong[群衆]+ mengan[混ぜる])

中期英語:amang / onmang(ごちゃ混ぜの集団の中に位置する状態)

現代英語:among(3つ以上のものに囲まれて、〜の間に)

 

 

 
コダック
歴史的な流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに、解説中にある **mingle(混ざり合う、社交する)** や、おなじみの **mix(混ぜる)** もこの「gemong/mengan」と親戚の単語なんですよ!

 

 

構成パーツで覚える”among”|「on-」+「gemong」

 

ここからは構成パーツ(語源の要素)の面から”among”について覚えていきましょう。

”among”の元のパーツは「on-(〜の中に・状態)」+「gemong(群衆・混ざり合い)」の2パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“on-“は「〜の上に、〜の中に、〜の状態で」を意味するパーツ

”on-”は、現代の「on」と同じく「〜に接して、〜の状態で」を表すほか、古い言葉では「in(〜の中に)」と同じような意味でも使われていたパーツです。単語の頭で「a-」に変化することがよくあります。

 

 
コダック
例えば”asleep”という単語は「a-(on:〜の状態で)」+「sleep(眠り)」のパーツで構成されており、

眠りの状態の中にいる=「眠って、眠りについて」を表しています。

 

その他に aboard(a-[〜の上で]+ board[板・甲板]=船や飛行機に乗って)等も同じ仲間です。

 

”gemong”は「群衆、混ざり合うこと」を意味するパーツ

”gemong”は「たくさんの人が集まってごちゃ混ぜになっている場所」を意味する古いパーツです。現代英語では単体のパーツとしては見かけませんが、形を変えていくつかの重要単語に生き残っています。

 

 
コダック
例えば”mingle”という単語は、このパーツと全く同じルーツを持っており、

人々がパーティーなどでごちゃ混ぜになって交流する=「仲間に入る、混ざり合う、歓談する」を表しています。

 

その他の同じルーツを持つ単語についても、下記で紹介していきます。

intermingle(inter-[お互いに]+ mingle[混ざる]=2つ以上のものがお互いに入り混じる)
mongrel(混ざり合ったもの=[犬などの]雑種、混血)

 

”among”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”among”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”among”は古英語の「on-(〜の中に)」+「gemong(群衆)」がルーツになってできた単語
⇒コアイメージは「混ざり合って囲まれている」
⇒”among”=「〜の間に」「〜に囲まれて」「〜の中の1つ」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「3つ以上」が基本だが、本質は数ではなく「境目がハッキリしない集団に囲まれている」こと。個別の対象がハッキリ区別できる時は3つ以上でもbetweenを使う。
●重要熟語 ⇒ 「among other things / among others(とりわけ、中でも)」も頻出!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」