「re-(再び・新しく)」+「model(型・基準)」の2パーツで構成されている単語です。
「新しい型に作り変える」がコアイメージで、“remodel”=「改造する・リフォームする」「模様替えする」の意味を持ちますよ!
”remodel”の意味と使い方 コアイメージは「新しい型に作り変える」
”remodel(発音:riːmɑ́dl/リモデル【動詞】)”は「(建物を)改造する・リフォームする」「(組織や制度を)改編する・刷新する」の意味を持つ単語です。
「re-(再び・新しく)」+「model(型・基準)」の2パーツから成り立っており、「古い型を、別の新しい構造やデザイン(=新しい型)に作り変える」というのがコアイメージになります。
すでにある「型(model)」をベースにして、それをもう一度(re-)別の形へと生まれ変わらせる、というニュアンスですね!
”remodel”は、住宅の「キッチンをリフォームする(remodel a kitchen)」や「古い家を改築する(remodel an old house)」のように、建築やインテリアの文脈で非常によく使われます。

日本語の「リフォーム」に最も近い英単語ですが、実は建物だけでなく、ビジネスにおいて「会社組織、システム、計画などを根本から作り直す」という抽象的な意味でも広く使われています。
「remodel」の分かりやすい例文
【建物の改造・リフォームの例文】
・We are planning to remodel our kitchen next month.
(私たちは来月、台所をリフォームする予定だ。)
・They are remodeling their old house to make it wheelchair accessible.
(彼らは車椅子で利用できるように古い家を改築している。)【組織やシステムの改編・刷新の例文】
・The company decided to remodel its entire business structure.
(その会社はビジネス構造全体を改編することを決定した。)
・The government is trying to remodel the educational system.
(政府は教育制度を改革しようとしている。)
”remodel”の文法・語法と頻出フレーズ

1. カタカナの「リフォーム(reform)」との違いに注意!
私たちが普段「家をリフォームする」と言うとき、英語で ”reform a house” と言ってしまうと、ネイティブには「家という組織や制度を改革する」や「家の悪行を更生させる」のような、少し不自然な意味に聞こえてしまいます。建物の構造や間取りを作り変えるときは、必ず ”remodel” を使いましょう!
2. 定番の最重要フレーズ ”remodel A into B”
「A(古い型)を改造して、B(新しい型)にする」と言いたいときは、前置詞の into を使って表現します。変化の結果を表す into は、remodel と非常に相性が良い言葉です。
・They remodeled the old barn into a beautiful house.
(彼らは古い納屋を改造して、美しい家に作り変えた。)
・We remodeled the spare room into a home office.
(私たちは空き部屋を改造してホームオフィスにした。)
3. 受動態 ”be remodeled” (改装される)の形も頻出!
店舗や施設などが「改装のため一時閉店している」「リニューアル中である」と言いたいとき、受動態の形で非常によく使われます。街中の看板やニュースでもよく見かける定番フレーズです。
・The hotel is currently closed while it is being remodeled.
(そのホテルは現在、改装中のため閉館している。)
4. よく一緒に使われる言葉(コロケーション)
”remodel” の目的語(作り変える対象)として、特によく組み合わされる名詞をまとめました。これらをセットで覚えておくと、自分で英文を作るときにとてもスムーズになりますよ!
- 建物・場所:house(家), kitchen(台所), bathroom(浴室), office(オフィス), store(店舗)
- 組織・システム:system(制度・システム), structure(構造), business plan(ビジネスプラン), website(ウェブサイト)
”remodel”の関連語:「直す・新しくする」を意味する単語”renovate/reform”との違い
例えば”renovate”や”reform”なども「作り変える、新しくする、改革する」を意味する単語ですよ!
⇒「作り変える・新しくする」の意味を持つ単語”renovate/reform”
イメージの違いとしては
remodel⇒「古い「型(model)」を、別の新しいデザインや構造に「作り変える」」=構造の改造・模様替え
renovate⇒「古くなって傷んだ建物を、修復してピカピカの「新品(novel)同様」に戻す」=建物の修復・刷新
reform⇒「制度、組織、社会、あるいは人間の素行など、悪い状態のものを「正しく改善する」」=制度の改革・更生
といった感じです!
実際のシチュエーションで、その違いをさらにイメージしてみましょう!
●remodel a basement into a home theater
「(地下室の間取りや設備をガラッと変えて)地下室をホームシアターに改造する」
⇒ 用途や構造そのものを別の『新しい型』に変えるイメージ
●renovate an old hotel
「(壁を塗り替えたり古い配管を直したりして)古いホテルを修復・刷新する」
⇒ 壊れたところを直して、もう一度『新品のように綺麗な状態』に蘇らせるイメージ
●reform the tax system
「(不公平な部分や古いルールを修正して)税制を改革する」
⇒ 社会の仕組みや悪い状態を『正しい形(form)へと正す』イメージ
”remodel”の語源を深掘り!ラテン語の「小さな基準・寸法」がルーツ

”remodel”の語源についても確認していきましょう。
”remodel”は、接頭辞の”re-(再び)” と ”model(型・模型)” が組み合わさってできた単語です。この中心となる”model”という言葉は、どのようにして生まれたのでしょうか?
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”remodel”およびその核となる”model”の起源について下記の記載があります。
Origin of remodel
First recorded in 1780–90; re- + model
Origin of model
First recorded 1565–75; earlier modell, from Middle French modelle, from Italian modello, from Vulgar Latin modellus (unrecorded), equivalent to Latin mod(ulus), a unit of measurement ( see module) + -ellus -elle日本語訳:【remodelの起源】1780〜90年に初めて記録された。re- + model。【modelの起源】1565〜75年に初めて記録された。初期の形は modell で、中期フランス語の modelle、イタリア語の modello、俗ラテン語の modellus(記録なし)に由来し、ラテン語の mod(ulus)「測定の単位(moduleを参照)」+ 接尾辞 -ellus -elle に相当する。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記述から、”model”のルーツはラテン語の「modulus」にあることが分かります。
さらに遡ると、これは「測ること・基準」を意味するラテン語 modus に、「小さな~」を意味する縮小辞(-ellus等)がくっついた言葉です。つまり、もともとは「小さな基準」「寸法を測るための小さな道具」といったニュアンスを持っていました。
これが時代を経て、ルネサンス期にイタリアやフランスを経由して英語に入ってくる際、建築物などの「模型」や「設計図(基準となる型)」という意味を持つようになります。
そして18世紀後半、産業革命などで都市開発や建築が盛んになった時代に、「すでにある型(model)を、もう一度(re-)作り直す」という意味で ”remodel” という動詞が誕生しました。
①ラテン語:modus(基準・測ること)+ 縮小辞 = modulus(小さな基準・模型)
↓
②イタリア語・フランス語を経由し、1560年代に英語へ
⇒ 「model(建築の模型・基準となる型)」として使われ始める
↓
③1780年代:接頭辞の re-(再び)が結合
⇒ 「remodel(基準の型を新しく作り変える=改造・リフォームする)」という動詞が誕生
「寸法や基準(modus)」が建築などの「模型・設計図(model)」へと意味を広げ、そこに「もう一度(re-)」が加わって、今の「間取りや構造をガラッと改造する(remodel)」という意味に進化していったわけです!
構成パーツで覚える”remodel” 「re-」+「model」

ここからは、”remodel”を構成するパーツ(語源)に注目して、単語のイメージをさらに深く定着させていきましょう!
”remodel”は、大枠として「re-(再び・新しく)」+「model(型・基準)」という2つの重要なパーツが組み合わさって成り立っています。
それぞれのパーツが持つ本来の意味や、同じパーツを持つ仲間の単語を一緒にチェックしていきましょう。
1. 接頭辞 ”re-” :「再び」「新しく」「元に」を意味するパーツ
”re-”は、日本の英語学習者にとっても「リピート(repeat)」や「リサイクル(recycle)」などで非常になじみ深い、超重要セクションの接頭辞です。基本的には「再び(again)」や「元の状態に戻す(back)」というニュアンスを持っています。
このように「既存のものを新しく作り直す・形を変える」というシチュエーションでは、”re-” のついた単語が非常によく使われるんですよ!
同じように「既存のものを新しくやり直す」という意味を持つ、”re-” の仲間たちを集めてみました。
・rewrite(再び[re]書く[write]=「〜を書き直す、改訂する」)
・reproduce(再び[re]生産する[produce]=「〜を再生する、複製する、繁殖させる」)
2. 語根 ”model / mod-” :「型」「基準」「尺度」を意味するパーツ
”model”はそれ単体でも「模型」や「手本」という意味で使われますが、語源をさらに深くたどると、ラテン語の ”modus”(測る、基準、適切な度合い) という言葉に行き着きます。つまり、このパーツの根本には「一定の基準や枠組み、測定された形(型)」という意味が含まれているのです。
英語の世界では、この ”mod-” が入っている単語は、高確率で「基準・型・ちょうどいい度合い」に関連する意味を持っています。これを知っていると、一見難しそうな単語も一気に覚えやすくなりますよ!
共通のコアパーツ ”mod-”(基準・型)から派生した、日常会話やビジネス・試験でも必須の関連語を紹介します。
・modulate(基準[mod]に合わせて調整する=音量や声を「調整する・変調する」)
・moderate(適切な基準や度合い[mod]の中に収まった=「適度な、控えめな、穏やかな」)
・mode(測定された一定の基準・やり方=「様式、形態、モード、方法」)
このようにパーツで解剖してみると、”remodel” が「すでにある基準や型(model)に対して、もう一度新しく手を加える(re-)」からこそ、「模様替えする」「改造・リフォームする」という意味になることが、すんなりと納得できるはずです!
”remodel”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”remodel”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「古い型を、新しい型に作り変える」
⇒”remodel”=「模様替えする」「改造する・リフォームする」の意味
●語法・文法のポイント ⇒日本語の「リフォーム」とは異なり、建物の改築だけでなく組織や計画の『構造を作り直す』ときにも使える。AをBに改造するときは ”remodel A into B” の形を取る。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!