「re-(再び・強調)」+「mark(印をつける)」のパーツで構成されている単語です。
「何度も印をつける」がコアイメージで、“remark”=「発言、意見、批評」「(〜と)述べる、気づく」の意味を持ちますよ!
”remark”の意味と使い方 コアイメージは「何度も印をつける」
”remark(発音:rimɑ́ːrk/リマーク【名詞・動詞】)”は名詞で「発言、意見、ちょっとした一言」、動詞で「(~と)述べる、気づく」の意味を持つ単語です。
「re-(再び・強調)」+「mark(印をつける)」のパーツで構成されている単語で、「何度も印をつける」がコアイメージです。
そこから、自分の心にペンで印をつけた=「強く印象に残ったこと」に対して、「ちょっと気づいたことを口にする(述べる)」のが”remark”なわけですね!
”remark”は、日常会話からビジネスシーンまで広く使われます。じっくり推敲された大演説というよりは、会議の合間や会話の中で「ふと気づいたこと、感じたことをカジュアルに口にする(一言添える)」というニュアンスが強いのが特徴です。
単に「言う(say)」のではなく、「何かを見て・聞いてハッと気づいたから、それを言葉にする」という、観察や発見に基づいた心の動きが含まれているのが面白いポイントですね。
このように”パッと目に留まったこと、耳に残ったことについて一言触れる”という意味から、会議でのちょっとした発言や、人に対するカジュアルな批評などに幅広く使用されます。
= “” 【名詞】としての例文(発言・一言・意見)
・He made a brief remark about the new project.
(彼は新しいプロジェクトについて短い発言[一言]をした。)
・Her remarks at the meeting were very helpful.
(会議での彼女の発言はとても参考になった。)【動詞】としての例文(述べる・気づいて言う)
・“She looks tired,” he remarked.
(「彼女、疲れているみたいだね」と彼は言った[気づいて口にした]。)
・The teacher remarked that the exam was difficult.
(先生はその試験は難しかったと述べた。)
”remark”の文法・語法 絶対に外せない重要ルールと使い方

1. 名詞のときは ”make a remark” がお決まりの形!
”remark”を名詞「発言・一言」として使う場合、動詞は **`make`** を組み合わせるのが一番メジャーなルールです。単語単体で覚えるよりも、フレーズで覚えてしまうのがオススメです!
また、数えられる名詞(可算名詞)なので、一言なら `a remark`、複数の発言なら `remarks` になります。後ろに「〜について」と対象を続けたい場合は、前置詞 **`on`** や **`about`** を使います。
・She **made a rude remark about** my clothes.
(彼女は私の服について無礼な一言を言った。)
2. 動詞のときは ”remark that 〜” で「〜と述べる」
動詞として使う場合は、後ろに **`that節`**(主語+動詞のカタマリ)を続けて、「〜ということに気づいて口にする、〜と言い添える」という形でよく使われます。
・He **remarked that** it was getting late.
(彼は時間が遅くなってきていると述べた。)
3. 「〜について述べる」なら動詞の ”remark on [upon] 〜”
that節を使わずに、特定の名詞について「あ、〇〇だね」と言及・批評する場合は、自動詞として前置詞 **`on`**(またはよりフォーマルな **`upon`**)を後ろに置きます。これも試験や日常会話で非常に重要になる定番の語法です!
・Many people **remarked on** his dramatic transformation.
(多くの人が彼の劇的な変化について口々に言った[述べた]。)
・make a remark on [about] 〜(名詞:〜について意見・一言を述べる)
・remark that + 主語 + 動詞(他動詞:〜だと述べる・気づいて言う)
・remark on [upon] 〜(自動詞:〜について気づいたことを述べる・批評する)
・remarkable(形容詞:何度も印をつけるほど「注目に値する」「素晴らしい」)
”remark”の関連語:「発言・意見」を意味する単語”comment/statement”

例えば”comment”や”statement”なども「発言、意見、声明」を意味する単語ですよ!
⇒「発言・声明」の意味を持つ単語”comment/statement”
イメージの違いとしては
remark⇒「ふと目に留まったことについて、その場でカジュアルに口にする「ちょっとした一言」」=(気楽な)一言・所感
comment⇒「あるトピックや質問に対して、自分の意見や説明、解釈を付け加える「論評」」=(意見を伝える)コメント・論評
statement⇒「感情を挟まずに、事実や公式な方針をハッキリと周囲に伝える「正式な表明」」=(公式な)声明・発表
といった感じです!
実際の表現を見ながら、そのニュアンスの差をさらに掴んでみましょう!
●**make a casual remark about the weather**
「(外を見ながら)天気のことでちょっとした一言を言う」
⇒ 気づいたことをその場でサラッと言葉にするイメージ
●**No comment.**
「(記者に突撃されて)ノーコメント(お答えできません)」
⇒ 求められた事柄に対して、自分の意見や説明を出すのを拒否するイメージ
●**issue an official statement**
「公式な声明(ステートメント)を発表する」
⇒ 企業や政府が、カチッとした文章で正式な見解を世間に公表するイメージ
”remark”の語源はフランス語「remarquer」。「心に留めて、口に出す」までの歴史

”remark”という単語がどのようにして生まれ、現在の意味になったのか、語源と歴史の面から深掘りしてみましょう。
”remark”の語源はフランス語の「remarquer」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”remark”の起源について、下記の記載があります。
Origin of remark
First recorded in 1625–35; (for the verb) from French remarquer, Middle French; equivalent to re- + mark 1; noun derivative of the verb日本語訳:1625〜35年に初めて記録された。(動詞については)中期フランス語の remarquer に由来する。re- + mark(印をつける)と同等。名詞は動詞から派生したもの。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かる通り、”remark”は17世紀の前半(1620年代頃)に、中期フランス語の「remarquer」という言葉を取り入れる形で英語に登場しました。
フランス語の「remarquer」は「re-(再び、強調)」と「marquer(印をつける)」が組み合わさった言葉で、もともとは「しっかりと印をつける」「注目する、気づく」といった意味を持っていました。
そこから英語の中で、どのようにして「発言する」という意味へ変化していったのか、その「意味の変遷」が非常に面白いポイントです。
① しっかりと印をつける(語源)
フランス語の「remarquer」の原義。目立つようにマークすること。
↓
② 注目する・気づく(17世紀前半〜)
英語に入ってきた当初の主な意味。印がついているかのように「ハッと目にとまる」「心に留める」状態。
↓
③ 意見を述べる・発言する(その後)
心に留まったこと(気づいたこと)を「言葉にして外に出す」というアクションへと意味が拡張し、現在の「一言述べる」という意味が定着。後に名詞(発言・一言)としての用法も誕生。
最初は単に「心の中で気づく(注目する)」だけだったのが、次第に「ねえねえ、あれ見てよ!」と気づいたことを言葉にして相手に伝えるニュアンスが強くなっていった歴史があります。
「心にマーク(印)したことを、口に出す」と繋げて覚えると、”remark”の持つ「ちょっとした発言」というカジュアルな空気感もスッと腑に落ちるはずです!
構成パーツで覚える”remark” 「re-」+「mark」

ここからは、英単語の記憶をより強固にするために、構成パーツ(接頭辞・語根)の観点から”remark”をさらに深掘りしていきましょう!
”remark”は、「re-(再び・強調)」と「mark(印をつける)」という2つのパーツが組み合わさってできた単語です。
それぞれのパーツが持つ本来の意味や、同じパーツを持つ仲間(関連語)を知ることで、単語のイメージが何倍も立体的になりますよ!
“re-“は「再び、元に、強調」を意味するパーツ
”re-”は、日常的にもリサイクル(recycle)やリピート(repeat)などで馴染み深いパーツですよね。主に以下の3つのイメージを持っています。
- 再び(again): もう一度おこなう
- 元に・後ろに(back): 元の状態に戻す、引き返す
- 強調(intense): 動作を強めて「すっかり」「深く」おこなう
”remark”における”re-”は、心に留まったことに対して「何度も繰り返し(再び)」、あるいは「深く・強く(強調)」というニュアンスを与えています。
・review(re-[再び]+ view[見る]= 復習する、見直す)
・reconstruct(re-[再び]+ construct[組み立てる]= 再建する、改造する)
・refresh(re-[元に/再び]+ fresh[新鮮にする]= すがすがしくする、元気づける)
”mark”は「印をつける、注目する、目印」を意味するパーツ
”mark”の本来のコアイメージは、「境界線」や「はっきりとした目印」です。そこから、名詞として「記号・点数」、動詞として「印をつける」「(目印をつけて)注目する・観察する」という意味に発展しました。
※ちなみに、よく似た単語の「market(市場)」は、ラテン語の「取引」を意味する言葉が語源なので、実はこの”mark”とは別系統の言葉になります。混同しやすいポイントなので注意しましょう!
・landmark(land[土地]+ mark[目印]= 遠くからでも目立つ建物、歴史的な「画期的出来事」)
・trademark(trade[商業・取引]+ mark[印]= 商標、転じてその人の「代名詞・特徴」)
・bookmark(book[本]+ mark[目印]= 本に挟む「しおり」、ブラウザの「お気に入り」)
このようにパーツを分解してみると、「深く・何度も(re-)」+「印をつける・注目する(mark)」=「強く心に留まったからこそ、それを言葉にして述べる(remark)」という繋がりが、より納得感を持って理解できるようになりますね!
”remark”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”remark”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「心に留まったものに何度も印をつける = 注目して口に出す」
⇒”remark”=名詞で「発言・一言」、動詞で「述べる・気づく」の意味
●語法・文法のポイント ⇒名詞のときは `make a remark` の形でよく使われる可算名詞。動詞のときは `remark that 〜` の形が定番。
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