「re-(後ろへ)」+「fuse(注ぐ)」の2パーツで構成されている単語です。
「相手に注ぎ返す(突き返す)」がコアイメージで、“refuse”=「拒絶する」「(きっぱりと)断る」の意味を持ちますよ!
”refuse”の意味と使い方 コアイメージは「相手に注ぎ返す(突き返す)」

”refuse(発音:リフューズ(rɪfjúːz))”は「拒絶する」「断る」の意味を持つ単語です。
「re-(後ろへ)」+「fuse(注ぐ)」の2パーツで構成されている単語で、「相手に注ぎ返す(突き返す)」がコアイメージです。
たとえば、注がれた飲み物を「いりません」と相手にそのまま押し戻す(突き返す)ような動きですね。
ここから転じて、”きっぱりと断る・拒絶する”という意味になるわけですね!
”refuse”は単に「嫌です」と言うだけでなく、「強い意志を持ってはっきりと拒絶する」というニュアンスが強いのが特徴です。
TOEICなどの文法問題でも狙われやすいポイントですよ!
このように”refuse”は、後ろに「to+動詞の原形(不定詞)」を伴って、「〜することをきっぱり拒む」という形で頻出します。
逆に「〜することをやめる(stop doing)」のように動名詞(〜ing)を後ろに取ることはできないので注意しましょう。
例文
He refused the offer.
(彼はその申し出をきっぱりと断った。)She refused to answer the question.
(彼女はその質問に答えることを拒んだ。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”refuse”の関連語①:「断る」を意味する単語”decline/reject”
例えば”decline”や”reject”なども「断る・拒絶する」を意味する単語ですよ!
⇒「断る・拒絶する」の意味を持つ単語”decline/reject”
断る「強さ・丁寧さ」のニュアンスの違いとしては
decline ⇒「丁寧に辞退する」=No, thank you.
refuse ⇒「きっぱり断る」=No.
reject ⇒「強くはねつける・却下する」=Absolutely No!
といった感じです!
それぞれのイメージを「仕事のオファー(提案)を断る」シチュエーションで確認してみましょう!
● decline
「I politely declined the offer.(私はその申し出を丁寧に辞退した)」
⇒ 相手への配慮があり、「せっかくだけど結構です」と角が立たないイメージ。
● refuse
「I refused the offer.(私はその申し出を断った)」
⇒ 個人の強い意志で「いやです、受け入れません」とはっきり断るイメージ。
● reject
「The company rejected his offer.(会社は彼の申し出を却下した)」
⇒ 基準に満たないものなどを、突き返すように「はねつける・不合格にする」イメージ。
”refuse”の関連語②:「否定する・断る」を意味する単語”deny/turn down”
一緒に整理して覚えてしまいましょう!
⇒「否定する・断る」の意味を持つ単語”deny/turn down”
それぞれの表現の違いとしては
refuse ⇒「これからすること(提案・要求)」を断る
deny ⇒「過去の事実や疑惑」を否定する
turn down ⇒「提案や応募」を断る(カジュアルな表現)
といったイメージです。とくに deny との違いは重要ですよ!
● refuse
「He refused to help me.(彼は私を手伝うことを拒んだ)」
⇒ 「手伝って」という要求に対して「NO(やらない)」と言うイメージ。
● deny
「He denied stealing the money.(彼はそのお金を盗んだことを否定した)」
⇒ 「盗んだでしょ」という事実や疑惑に対して「NO(やってない)」と言うイメージ。
● turn down
「He turned down the invitation.(彼はその招待を断った)」
⇒ refuseよりも日常会話でよく使われる、少しカジュアルな「お断り」のイメージ。
”refuse”の語法・文法解説:第4文型(SVOO)での使い方
それが、「refuse + 人 + 物(SVOO)」の形です!
「人に物を与えない・拒む」という意味になりますよ!
”refuse”を第4文型(SVOO)で使う場合、「〈人〉に対して〈要求された物や権利〉を与えることを拒否する」という意味合いになります。
この形は、直訳すると少し難しく感じられますが、日常会話や資格試験でも非常によく狙われる重要文法です。
例文
They refused him admittance.
(彼らは彼の入場を拒んだ。)The castle was refused them.
(彼らはその城への立ち入りを拒まれた。 ※受動態の形)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”refuse”の語源はラテン語の「refundere」――実は「返金(refund)」の兄弟!?

”refuse”の語源についても、さらに深掘りして確認していきましょう。
”refuse”の語源はラテン語の「refundere(後ろへ注ぐ)」にさかのぼります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”refuse”の起源について、下記の記載があります。
Origin of refuse1
First recorded in 1300–50; Middle English refusen, from Middle French refuser, Old French ultimately from Latin refūsus, past participle of refundere “to pour back”; see refund 1日本語訳:refuse1の語源
1300〜1350年頃に初めて記録される。中英語のrefusen、中期フランス語のrefuser、古フランス語を経て、最終的にはラテン語のrefūsus(refundere「後ろへ注ぐ」の過去分詞)に由来。refund 1を参照。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からわかるように、”refuse”はラテン語の「後ろへ注ぐ(pour back)」が元になっています。
ラテン語 refundere / refūsus(後ろへ注ぐ)
↓
古フランス語 / 中期フランス語 refuser(受け入れずに突き返す)
↓
中英語 refusen(1300〜1350年頃に英語に定着)
実は、お買い物のときに使う「refund(返金する)」と、今回の「refuse(拒絶する)」は、もともと全く同じラテン語(refundere)から枝分かれして生まれた、兄弟のような関係の単語なんですよ!
ラテン語の「refundere」は、文字通り「後ろへ(re-)注ぐ(fundere)」という意味を持っています。
これが時代を経て英語に伝わる中で、以下のように異なるニュアンスへと発展していきました。
- refund(返金する):受け取ったお金を、元の持ち主の方へ「注ぎ戻す」イメージ = 返金する
- refuse(拒絶する):相手から差し出された提案や要求を受け入れず、相手の方へ「注ぎ返す(突き返す)」イメージ = 拒絶する
日常的によく知っている「リファンド」と結びつけると、ただ丸暗記するよりもずっと記憶に残りやすくなりますよね!
構成パーツで覚える”refuse” 「re-」+「fuse」

ここからは、単語を細かく分解して記憶に焼き付ける「構成パーツ(語源)」のアプローチで”refuse”を深掘りしていきましょう!
”refuse”は、「re-(後ろへ・元へ)」という方向を示すパーツと、「fuse(注ぐ)」という動作を示すパーツの2つが合体してできた単語です。
それぞれのパーツが持つ本来の力を、他の単語の例も交えながら詳しく見ていきましょう!
パーツ①:”re-” は「後ろへ・元の場所へ・再び」を意味する接頭辞
”re-”は、単語の頭につくパーツ(接頭辞)で、主に「後ろへ(back)」「元の場所へ」「再び(again)」というイメージを持っています。
refuseにおいては、相手から差し出されたものを「元の場所へ、後ろへ」と突き返すニュアンスで機能しています。
■ “re-“(後ろへ・元へ)を使った重要単語の例
- return:【re-(元へ)】+【turn(回る・向く)】
⇒ 元いた場所へ向きを変えて「戻る・返す」 - reply:【re-(後ろへ・折り返し)】+【ply(折る・重ねる)】
⇒ 相手の言葉を折り返し折りたたんで送る「返事をする」 - reflect:【re-(後ろへ)】+【flect(曲げる)】
⇒ 飛んできた光や音を後ろへ急角度で曲げる「反射する・(深く)熟考する」
パーツ②:”fuse” は「注ぐ・溶かす」を意味する語根
”fuse”(または形を変えて ”fund”)は、ラテン語に由来するパーツ(語根)で、「液体を注ぐ(pour)」「熱で溶かす(melt)」というコアイメージを持っています。
物質を溶かしてドロドロ流したり、容器に何かを注ぎ込んだりするイメージから、様々な抽象的な意味(感情や意見を注ぐなど)に派生していきました。
例えば、複数のものを同じ場所にドボドボと注いだらどうなるでしょうか……?
複数のものを一緒に一つの器に注ぎ込むと、中身が混ざり合ってわけが分からなくなりますよね。それが”confuse”です。
■ ”confuse” の仕組み
【con-(共に・一緒に)】+【fuse(注ぐ)】
⇒ 別々のものを一緒に注いで混ぜ合わせる = 「混同させる・混乱させる」
このように、「注ぐ(fuse)」の前にどんなパーツがつくかで、以下のようにバリエーション豊かな単語が生まれます。
- refund:【re-(後ろへ・元へ)】+【fund(注ぐ)】
⇒ 一度支払われたお金を、元の持ち主のポケットへ注ぎ戻す = 「返金する・払い戻す」 - diffuse:【dif-(離れて・あちこちに)】+【fuse(注ぐ)】
⇒ 液体や気体をあちこちに散らすように注ぐ = 「拡散する・(光などを)拡散させる」 - infuse:【in-(中に)】+【fuse(注ぐ)】
⇒ 器の中にアイデアや活力を流し込む = 「(希望などを)吹き込む・(お茶を)淹れる」
これらをすべて繋ぎ合わせると、今回の主役である “refuse” のコアイメージが完璧に立体化します!
相手がこちらに注いできた(提案してきた)液体を、器で受け止めずに、そのまま相手の方向へ「後ろへ(re-)注ぎ返す(fuse)」。だからこそ、生半可な断り方ではなく、「きっぱりとはねつける、拒絶する」という意味になるわけですね!
”refuse”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”refuse”の意味と効率的な覚え方を整理しましょう!
⇒ コアイメージは「相手に注ぎ返す(突き返す)」
⇒ 単に断るだけでなく、強い意志で「拒絶する」「きっぱり断る」の意味になる!
● 語法・文法の超重要ポイント:後ろに不定詞を伴う「refuse to do(~するのを拒む)」の形が頻出!動名詞(〜ing)は絶対に後ろに置けないので試験対策に要注意!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!