【語源も分かる】英単語「prefer」の意味と使い方・覚え方・文法解説【pre-(前に)+fer-(運ぶ)=他のものの前に運んでおく】

 
コダック
今日の英語表現は”prefer”
「pre-(前に)」+「fer-(運ぶ)」の2つのパーツで構成されている単語です。

他のものの前に運んでおくがコアイメージで、“prefer“=「〜を好む」「〜を選ぶ」の意味を持ちますよ!

 

”prefer”の意味と使い方 コアイメージは「他のものの前に運んでおく」

 

”prefer(発音:prifə́ːr/プリファー【動詞】)”は「〜を(他よりも)好む、〜を選ぶ」の意味を持つ単語です。

「pre-(前に)」+「fer-(運ぶ)」のパーツで構成されている単語で、「他のものの前に運んでおく」がコアイメージです。

 

 
コダック
いくつかの選択肢がある中で、自分が気に入っているお気に入りのものを、あらかじめ他のものより「前に(pre-)」差し出して「運んで(fer-)」おく状態のこと。

そこから、複数の選択肢を比べた上で「「他よりも好む・選ぶ」」のが”prefer”なわけですね!

 

”prefer”は単に「好き」というだけでなく、「AとBを比べたら、こっちのほうが好き」という比較のニュアンスが根底に強くあります。

そのため、日常会話はもちろん、ビジネスやレストランの注文、意思表示の場面で非常によく使われる上品な響きを持った動詞です。

 

 
比較のニュアンスねぇ…
 
コダック
「私はコーヒーより紅茶の方が好きです(I prefer tea to coffee.)」という定番フレーズを見てみましょう!
これは、コーヒーという選択肢よりも、紅茶を自分の『目の前の特等席に運んできた(prefer)』からこそ、「紅茶のほうを好む」という意味になるんですね。

 

このように”複数のものから意識的に優位に置く”という意味から、個人の嗜好を伝えるだけでなく、会議での提案の採択など、大人の選択のシーンでも広く使用されます。

例文

・I prefer walking to driving.
(私は車を運転するよりも歩くほうが好きだ。)
・Would you prefer a screen seat or an aisle seat?
(窓側の席と通路側の席、どちらがよろしいですか?)

 

”prefer”の文法・語法 絶対に外せない定番フレーズと重要パターン

 

”prefer”を使いこなす上で、試験や実務で絶対に落とせない重要ルールがいくつかあります。特に比較の形は間違いやすいのでしっかり押さえましょう!

 

1. 最重要!比較なのに「than」ではなく「to」を使う!

通常、英語で比較をするときは `than`(〜よりも)を使いますが、preferは後ろに `to` を取るのが大原則です。

★ prefer A to B (BよりもAを好む)
※ AとBには「名詞」または「動名詞(-ing)」が入ります。

「〜より」という意味の `to` はラテン語由来の比較表現(ラテン比較級)の特徴です。コアイメージの「Bという基準に向かって(to)、Aを前に運ぶ」と考えると、なぜ `to` なのかが納得できますね!

 

「prefer A to B」の例文

● I prefer jazz to classical music.
「私はクラシック音楽よりもジャズの方が好きです。」(名詞の比較)

● She prefers staying home to going out.
「彼女は外出するよりも家にいる方を好みます。」(動名詞の比較)

 

2. 後ろが「動詞の原形」の時は「rather than」を使う!

「〜するよりむしろ〜したい」と、動作を比べる際、後ろにto不定詞(動詞の原形)を持ってくることもできます。この場合の比較の基準は `to` ではなく `rather than` を使います。`to` が重複するのを避けるためです。

★ prefer to do rather than do (〜するよりむしろ〜することを好む)

 

「prefer to do rather than do」の例文

● I prefer to cook at home rather than eat out.
「私は外食するよりも、家で料理することの方が好きです。」

● They preferred to wait inside rather than stand in the rain.
「彼らは雨の中に立つよりも、中で待つことを選びました。」

 

3. 控えめで上品な提案・意思表示「would prefer to」

日常会話やビジネスシーンで、「(もし選べるなら)〜のほうがいいです」と丁寧に自分の希望を伝えるとき、`would prefer to do` という形でよく使われます。`want to` よりもずっと上品で大人な響きになります。

 

「would prefer to」の例文

● I would prefer to meet in the afternoon, if possible.
「もし可能であれば、午後にお会いする方がありがたいです。」

● “Would you like some coffee?” – “I would prefer tea, thank you.”
「コーヒーはいかがですか?」ー「お茶のほうがいいです、ありがとうございます。」

 

4. 名詞形 ”preference” の意味と使い方

”prefer”の名詞形は ”preference(プレファレンス)” で、「好み、お気に入り、優先(権)」という意味になります。ビジネスのPC環境設定などで「Preferences(お好み設定・環境設定)」という表記をよく目にするのはこれが理由です。

 

「preference」の例文

● Do you have any preference for food?
「食べ物の好み(アレルギーや食べられないものなど)はありますか?」

● We give preference to candidates with experience.
「私たちは経験のある候補者を優先します。」

 

”prefer”の類義語・関連語とのニュアンスの違い

 

①:「好む・愛好する」を意味する単語”like / favor”との違い

 
コダック
せっかく”prefer”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”like”や”favor”なども「好む」を意味する単語ですよ!

 

”prefer”の類義語
⇒「好む」の意味を持つ単語”like / favor”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

prefer ⇒「他と比べてこっちを前に出す」=比較の上で好む(選択的)
like ⇒「単純に心が惹かれて気に入る」=一般的な「好き」(感情的)
favor ⇒「贔屓(ひいき)にして味方する」=特定のものを優遇する

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”prefer / like / favor”のイメージの違い

● prefer meat to fish
「(魚も悪くないけど、比べるなら)魚より肉のほうを好む」
⇒ 選択肢を比較して、片方を優先して選ぶイメージ

● like meat
「お肉が好き!」
⇒ 他との比較に関係なく、単にその対象が好ましいというイメージ

● favor the younger candidate
「若い方の候補者を支持する(ひいきする)」
⇒ 感情や利益から、特定の味方をしたり優遇したりするイメージ

 

②:「選ぶ」を意味する単語”choose / select”との違い

 
コダック
”prefer”が持つ「選択する」という意味についても、よく似た類義語があるので一緒に整理しておきましょう!

 

”prefer”の類義語
⇒「選ぶ」の意味を持つ単語”choose / select”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

prefer ⇒「好みを基準にして選ぶ」=好きだから選ぶ
choose ⇒「自分の意志で自発的に選ぶ」=最も一般的な「選ぶ」
select ⇒「多くの選択肢から慎重に選ぶ」=客観的・慎重な選定

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”prefer / choose / select”のイメージの違い

● prefer a quiet life
「(都会の騒がしい生活よりも)静かな生活を好んで選ぶ」
⇒ 自分の好みを優先して、そちらをチョイスするイメージ

● choose a career
「職業を選ぶ」
⇒ 自分の意志や判断で、いくつかの選択肢から能動的に決めるイメージ

● select the best players for the team
「チームのために最高の選手たちを選抜する」
⇒ 基準に基づいて、多くの候補から客観的に「優れたもの」をふるい分けるイメージ

 

”prefer”の語源はラテン語「praeferre」 意味は「前に置く、先に運ぶ」

 

”prefer”の語源についても、確認していきましょう。

”prefer”の語源はラテン語の「praeferre」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”prefer”の起源について、下記の記載があります。

Origin of prefer
First recorded in 1350–1400; Middle English preferren, prefer(re), from Anglo-French, Old French preferer, from Latin praeferre “to bear before, set before, prefer,” equivalent to prae- pre- + ferre “to bear”

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の preferren, prefer(re) から、アングロ=フランス語、古期フランス語の preferer を経て、ラテン語の praeferre(前に運ぶ、前に置く、好む)に由来する。これは prae-(=pre- 前に) + ferre(=to bear 運ぶ、耐える)と同等である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”prefer”は他のすべてのものの「前に置く(運ぶ)」という物理的な動作から発祥している模様。

 

”prefer”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:praeferre(前に運ぶ、前に置く)

● 古期フランス語:preferer(他より先にする、重んじる)

● 14世紀後半、中期英語を経て現在の「prefer」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「前に運ぶ」というと、たくさんの商品や選択肢の中から、自分が一番気に入ったものを列の一番前に「はい、これ!」と持ってくる風景を想像すると非常にしっくりきます。

 

構成パーツで覚える”prefer” 「pre-」+「fer-」

 

ここからは構成パーツの面から”prefer”について覚えていきましょう。
”prefer”の構成パーツは「pre-(前に)」+「fer-(運ぶ)」の2パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“pre-“は「あらかじめ、前に、前もって」を意味するパーツ

”pre-”は「あらかじめ、前に、前もって」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば以前紹介した”prevent”という単語は「pre-(あらかじめ)」+「ven-(来る)」のパーツで構成されており、先回りして来る(=「防ぐ・予防する」)を表していましたね!

 

その他に predict(予言する=前もって言う)や、prepare(準備する=前もって整える)等も”pre-”を使用する単語です。

 

”fer-”は「運ぶ」を意味するパーツ

”fer-”は「運ぶ」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”ferry(フェリー)”という単語は、まさにこのパーツそのものが名詞になったもので、人や車を向こう岸へと(=「運ぶ船」)を表しています。

 

その他の”fer-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

transfer(向こうへ運ぶ=転勤・乗り換え), suffer(下で耐え忍んで運ぶ=苦しむ), confer(みんなで意見を持ち運ぶ=協議する)

 

”prefer”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”prefer”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”prefer”は「pre-(前に)」+「fer-(運ぶ)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「他のものの前に運んでおく」
⇒”prefer”=「〜を(他よりも)好む」「〜を選ぶ」の意味
●語法・文法のポイント ⇒比較の基準に than ではなく to を用いる(prefer A to B)
※動詞の原形を比べる場合は prefer to do rather than do

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」