「post(郵便)」+「card(厚紙)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「郵便用の厚紙」がコアイメージで、“postcard“=「葉書(はがき)」「ポストカード」の意味を持ちますよ!
”postcard”の意味と使い方 コアイメージは「郵便用の厚紙」
”postcard(発音:póustkὰːrd/ポストカード【名詞】)”は「葉書(はがき)」「ポストカード」の意味を持つ単語です。
「post(郵便)」+「card(厚紙)」の2つのパーツで構成されている単語で、「郵便用の厚紙」がコアイメージです。
”postcard”の文法・語法:数えられる名詞(可算名詞)としての使い方
そのため、1枚のハガキを表すときは ”a postcard”、複数枚なら ”postcards” と、冠詞の “a” や複数形の “s” を忘れないように意識しましょう!
”postcard”と一緒に使う頻出動詞フレーズ
”postcard”は、日常会話でよく組み合わせて使われる動詞が決まっています。セットのフレーズとして覚えてしまいましょう!
・write a postcard:葉書を書く
・send a postcard:葉書を送る
・receive a postcard:葉書を受け取る
・mail / post a postcard:葉書を投函する・郵送する
日常会話で使える例文
・She sent me a postcard from Paris.
(彼女はパリから私に葉書を送ってくれた。)・Don’t forget to put a stamp on the postcard.
(葉書に切手を貼るのを忘れないようにね。)・I love writing postcards to my friends when I travel.
(私は旅行するとき、友達に葉書を書くのが大好きです。)・We received a beautiful postcard from Japan.
(私たちは日本から美しい絵葉書を受け取った。)※一部参考・例文引用:「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”postcard”の関連語①:「手紙・通信」を意味する単語”letter/card”
よく混同しやすい単語に ”letter” や ”card” があります。
⇒「手紙・カード」の意味を持つ単語”letter/card”
イメージの違いをまとめると、以下のようになります!
postcard ⇒「郵便用の厚紙」=封筒なしでそのまま送るハガキ
letter ⇒「封筒に入った手紙」=一般的な便箋・手紙(文章が長め)
card ⇒「メッセージカードや厚紙」=誕生日カードやクリスマスカード、トランプなど広い意味の厚紙
それぞれの単語を使った具体的な例文で、イメージの違いを掴んでみましょう!
●postcard
「write a postcard during the trip」
⇒ 旅行中に、観光地の景色が印刷された絵葉書を(切手を貼ってそのまま出す)イメージ
●letter
「receive a formal letter of appreciation」
⇒ 封筒に入った、しっかりとした内容の感謝状(手紙)を受け取るイメージ
●card
「send a birthday card to a friend」
⇒ 誕生日に、メッセージが書かれた(二つ折りの厚紙などの)カードを贈るイメージ
”postcard”の関連語②:「郵便物」を意味する単語”mail/post”
⇒「郵便物・郵便制度」の意味を持つ単語”mail/post”
どちらも「郵便」を意味しますが、主に使われる地域やニュアンスが異なります!
mail ⇒「郵便物全般(主にアメリカ英語)」=手紙、小包、チラシ、Eメールなども含む
post ⇒「郵便制度・ポスト(主にイギリス英語)」=投函することや、郵便システムそのもの
●mail
「check the mail every morning」
⇒ 毎朝、自宅の郵便受けに届いている郵便物(手紙やチラシなど)を確認するイメージ
●post
「drop a letter in the post」
⇒ 赤い郵便ポストに手紙をポトンと投函する(郵便制度を利用する)イメージ
”postcard”の語源は?「post(郵便)」のルーツは「配置された場所(宿場)」だった!

”postcard”の語源についても、深く確認していきましょう。
”postcard”という単語自体は、1865〜70年代にかけて「post(郵便)+ card(厚紙)」が組み合わさって誕生したと記録されています。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、それぞれのパーツの起源について下記の記載があります。
Origin
Origin of postcard
First recorded in 1865–70; post 3 + card 1
Origin of post3
First recorded in 1500–10; from French poste, from Italian posta, from Latin posita, feminine of positus, past participle of pōnere “to place, put”; see post 2
Origin of card1
First recorded in 1350–1400; Middle English carde, unexplained variant of Old French carte carte日本語訳:
postcardの起源:1865〜70年に初めて記録。post(郵便)+ card(カード)。
postの起源:1500〜10年に初めて記録。フランス語の poste、イタリア語の posta、そしてラテン語の posita(「置く、配置する」を意味する pōnere の過去分詞の女性形)に由来。
cardの起源:1350〜1400年に初めて記録。古フランス語の carte の異形である中期英語の carde に由来。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容で特に注目したいのが、「post(郵便)」のルーツです。
元々はラテン語の「pōnere(置く、配置する)」という言葉が変化したものであり、直訳すると「配置された場所」という意味から出発していることが分かります。
●ラテン語の pōnere(置く)から派生した posita(配置された場所)
↓
●昔は手紙を運ぶために、街道の一定区間ごとに馬や使者が「配置された場所(=宿駅・宿場)」があった。これがイタリア語・フランス語を経て英語の「郵便制度(post)」という意味へ発展!
↓
●14世紀にフランス語から入った「厚紙(card)」と、19世紀後半に組み合わさり「postcard(郵便用の厚紙)」が誕生!
当時は車や電車がないので、手紙を遠くに届けるには馬を使ってリレー形式で運んでいました。そのための馬や使者が「配置された場所(宿場・ステーション)」のことを「post」と呼んでいたんです。
そこから転じて、手紙を運ぶシステム全体や、郵便物そのものも「post」と呼ぶようになったという、とても面白い歴史がある単語なんですよ!
構成パーツで覚える”postcard” 「post」+「card」

ここからは、単語をパーツに分解して覚える「語源学習」の真骨頂です!
”postcard”は、「post(郵便)」と「card(厚紙)」という2つの分かりやすいパーツから成り立っています。
それぞれのパーツの意味を正しく理解すると、他のたくさんの英単語も芋づる式に覚えられるようになりますよ!
パーツ①:「post」は「郵便・配置する」を意味するパーツ
“postcard”の「post」は、「郵便」や「郵便物」「(特定の場所に)配置する・投函する」という意味を持つパーツです。
英語には「postwar(戦後)」や「postpone(延期する)」のように、「〜の後(after)」を意味するラテン語由来の接頭辞「post-」もありますが、これらは全くの別物(同音異義のパーツ)なんです!
“postcard”の「post」は、元々はラテン語の「配置された(positus)」から宿場町(post)を経て発展した、純粋な「郵便」のイメージですので混同しないようにしましょうね!
「郵便」や「配置する」という意味の「post」が使われている代表的な関連語をチェックしてみましょう。
● postage (郵便料金)
⇒ 「post(郵便)」 + 「-age(料金・状態・集合を表す接尾辞)」= 郵便にかかる料金。
● postman (郵便配達員)
⇒ 「post(郵便)」 + 「man(人)」= 郵便を届けてくれる人。
● postbox (郵便ポスト・郵便受け)
⇒ 「post(郵便)」 + 「box(箱)」= 郵便物を投函・保管する箱。
パーツ②:「card」は「厚紙・紙片・カード状のもの」を意味するパーツ
”card”は、もともとギリシャ語の「パピルス(文字を書くための紙のシート)」に由来し、英語では「厚紙」や「特定の目的のためのカード」を意味するパーツとして使われます。
現代では、クレジットカードやトランプ(playing cards)、データを記録するカードなど、形や用途が進化して幅広い「カード状のもの」に使われるようになりました。
「card」のパーツが使われている、知っておくと便利な関連語です。
⇒ 「card(厚紙)」 + 「board(板)」= 厚い紙で作られた板(段ボール)。
● cardholder (名刺入れ・カードホルダー / カード所有者)
⇒ 「card(カード)」 + 「holder(保持するもの・人)」= カードを収納するケース、またはクレジットカード等の名義人。
● scorecard (得点表)
⇒ 「score(得点)」 + 「card(記録用紙)」= スポーツなどの得点を記録するための厚紙・表。
”postcard”の意味と語源・覚え方のまとめ
最後に、今回学習した”postcard”の意味と覚え方について重要なポイントをまとめましょう!
⇒ 「post(郵便)」 + 「card(厚紙)」= 「郵便用の厚紙」
⇒ 封筒に入れず、切手を貼ってそのまま送る「葉書(はがき)」「ポストカード」を指す。
● 語源の豆知識
⇒ 「〜の後」を意味する接頭辞(postponeなど)とは無関係!「配置された場所(宿場)」から生まれた郵便の「post」です。
● 語法・文法の注意点
⇒ 可算名詞(数えられる名詞)なので、単数なら “a postcard”、複数なら “postcards” と正しく形を変化させましょう!
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