【語源も分かる】英単語「possibility」の意味と使い方・覚え方・文法解説【poss-(できる)+-ible(〜できる)+-ity(こと)=できる性質】

 
コダック

今日の英語表現は”possibility”

「poss-(できる)」+「-ible(〜できる)」+「-ity(〜なこと)」の3つのパーツが組み合わさって構成されている単語です。

「できる性質・状態」がコアイメージで、“possibility”=「可能性」「実現可能性」の意味を持ちますよ!

 

”possibility”の意味とコアイメージは「できる性質・状態」

 

”possibility(発音:pɑ̀səbíləti / パシビリティ)【名詞】”は「可能性」「実現可能性」の意味を持つ単語です。

パーツに分解すると「poss-(できる)」+「-ible(〜できる)」+「-ity(〜なこと)」となり、「できる性質」がコアイメージになります。

 

 
コダック
ラテン語の「力がある、できる(poss-)」という種が、形容詞になって「〜することが可能な(possible)」へと育ち、最終的に名詞化のパーツ(-ity)がくっついて「それが実際にできる状態・性質」を表すようになった単語です。

理屈の上で「起こる可能性がある・ゼロではない」という状態=「可能性」なわけですね!

 

単に『ひょっとしたら起こるかもしれない』という、客観的な事実や確率を指すのが特徴です。

 

 
「ゼロではない」っていうニュアンスなんだ?
 
コダック
そうなんです!「確率がすごく高い」という意味ではなく、「理論上、起こりうるかもね~」という感じなんです。
だからこそ、ビジネスでの新しい企画の選択肢や、天気の急変、事故の予測なんかでよく耳にするんですよ!

 

このように”理屈の上で実現できる、あるいは起こり得る”という意味から、ビジネスの将来予測、科学的なシミュレーション、日常の予定の検討にいたるまで広く使用されます。

例文

・There is a possibility of rain tomorrow.
(明日は雨の可能性がある。)

・We must consider every possibility.
(私たちはあらゆる可能性を考慮しなければならない。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”possibility”の使い方・語法(頻出フレーズと文法)

 

ここでは、TOEICや大学受験などの文法問題でも狙われやすく、実際の英会話でもよく使う”possibility”の定番フレーズを解説します。

1. 最重要文法!同格の “possibility that 〜” と “possibility of 〜”

「〜という可能性がある」と具体的に内容を説明したいとき、英語では大きく分けて2つの形をとります。

① possibility that + 主語 + 動詞 (〜が…するという可能性)
・There is a strong possibility that he will win the election.
(彼が選挙に勝つ可能性は高い。)

② possibility of + 名詞 / 動名詞 (〜の可能性 / 〜するという可能性)
・I wouldn’t rule out the possibility of a cyber attack.
(サイバー攻撃の可能性を排除するつもりはない。)

 

2. 修飾する形容詞の罠:「高い・低い」を英語で言うと?

日本語につられて「big / small」と言いたくなりますが、英語の “possibility” は一般的に **「high(高い)/ low(低い)」** または **「strong(強い)/ slight(わずかな)」** で修飾します。

さらに、「万が一の可能性」と言いたいときは **“remote”**(遠い)という形容詞を使うのがネイティブの定番表現です!

【possibilityとセットで使う形容詞】
・a high / strong possibility(高い可能性)
・a low / slight possibility(低い可能性)
・a remote / distant possibility(かすかな・万が一の可能性)

 

3. よく一緒に使われる動詞(コロケーション)

”possibility” は名詞なので、どの動詞と一緒に使うか(コロケーション)を知っておくと表現の幅がグッと広がります。

  • explore a possibility(可能性を探る)
  • rule out a possibility / exclude a possibility(可能性を排除する)
  • open up a possibility(可能性を開く)

例文
・The police have not ruled out the possibility of murder.
(警察は殺人の可能性を排除していない。)

・We need to explore every possibility to solve this problem.
(この問題を解決するために、あらゆる可能性を探る必要がある。)

 

【類義語】possibility / probability / chance の違いと使い分け

 

 
コダック
せっかく”possibility”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”probability”や”chance”なども「可能性、確率、見込み」を意味する単語です。

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現にニュアンスの違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のような形になります!

possibility⇒「確率の高さは問わず、理論上「ゼロではない」という枠組み」=客観的な可能性(0%より上)
probability⇒「起こり得るだけでなく、「十中八九そうなるだろう」という確実性」=高い見込み(50%〜高確率)
chance⇒「日常会話でよく使われ、特に人にとって都合の良い「好機」や偶然性」=(幸運な)機会・見込み

 
なるほど!「確率の度合い」や「それが嬉しいことかどうか」で使い分けるんだね!
 
コダック
その通りです!非常に鋭いですね。
実際のシチュエーションと例文を見ながら、ニュアンスの違いをカチッと掴みましょう!

 

シチュエーションで見る!”possibility / probability / chance”の違い

● possibility(起こり得る可能性)
・There is a possibility of a data leak.
「データ漏洩の可能性がある」
⇒ 確率が何%かはさておき、リスクとして「あり得る」というイメージ。

● probability(高い見込み・確率)
・In all probability, the project will succeed.
「十中八九、そのプロジェクトは成功するだろう」
⇒ 成功する確率が極めて高く、ほぼ確実に見込みが立っているイメージ。

● chance(偶然の確率・好機)
・This is a great chance to study abroad.
「これは留学する絶好のチャンス(機会)だ」
⇒ 自分にとってポジティブでラッキーな機会が巡ってきたイメージ。(※五十歩百歩の「確率(50/50 chance)」という意味で使われることもあります)

 

”possibility”の語源はラテン語「possibilitas(可能な状態)」

 

”possibility”の語源についても、確認していきましょう。

”possibility”の語源は後期ラテン語の「possibilitas」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”possibility”の起源について、下記の記載があります。

Origin of possibility
First recorded in 1325–75; Middle English possibilite, from Late Latin possibilitas, from Latin possibil(is) possible + -itas -ity

日本語訳:1325〜75年に初めて記録された。中期英語の possibilite は、後期ラテン語の possibilitas に由来し、それはラテン語の possibilis(可能な)に名詞化の接尾辞 -itas(-ity)が結合したものである。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”possibility”は14世紀(中世英語の時代)にフランス語やラテン語の流れを汲んで英語に入り込み、「現実に実行可能なこと」を表す言葉として定着していったことが分かります。

 

”possibility”の語源(起源~発祥まで)
ラテン語:posse(能力がある・できる)

ラテン語:possibilis(〜することが可能な = possible)

後期ラテン語:possibilitas(可能な状態・性質)

1300年代後半:中期英語「possibilite」を経由して、現代の「possibility」へと洗練

 

 
コダック
歴史の流れで見るとこうなります!

根っこにあるのは「パワーがあって、実行できる」というポジティブな能力のニュアンスなんですね。

 

構成パーツで覚える”possibility” 「poss-」+「-ible」+「-ity」

 

ここからは単語を分解し、構成パーツの面から”possibility”を紐解いていきましょう。
”possibility”の構成パーツは「poss-(できる)」+「-ible(〜できる)」+「-ity(〜なこと)」の3パーツです。

 

各パーツの役割を覚えると、他の単語に出会った時も意味を推測しやすくなりますよ!

“poss-“は「能力がある、できる」を意味するパーツ

”poss-”は「力がある、パワーを持っている」を意味するパーツで、単語の核になります。

 

 
コダック
例えば”possess”という単語は、この「力を持つ」というイメージから派生した単語で、

自分の力でギュッと握り込んでいる状態=「(財産や能力を)所有している、身につけている」を表しています。

 

その他に、王様や権力者が持つ「潜在的な力」を表す potent(有力な、効果がある)なども同じ仲間のパーツから生まれた単語です。

”-ible / -able”は「〜できる、〜に適した」を意味する形容詞パーツ

”-ible”は、お馴染みの “-able” の親戚で、「能力的に〜が可能である」という形容詞を作るパーツです。

 

 
コダック
例えば”flexible”という単語は「flex(曲げる)」+「-ible(できる)」のパーツで構成されており、

しなやかにグニャリと曲げることができる性質=「柔軟な、融通がきく」を表しています。

 

”-ity”は「〜な状態、〜な性質」を意味する名詞パーツ

単語の最後にくっついて、形容詞を「〜なこと」という名詞のハコに変身させるパーツです。

”-ity”を使用する単語は非常に多いので、セットで覚えておきましょう。

ability(able[できる]+ -ity[こと]=できる能力・手腕)
activity(active[活動的な]+ -ity[こと]=活動・行動)
reality(real[現実の]+ -ity[こと]=現実・真実)

 

”possibility”の意味と語法・覚え方のまとめ

 

最後に、この記事で解説した”possibility”の重要ポイントのまとめです。

【possibilityのまとめ】
●「poss-(できる)」+「-ible(〜できる)」+「-ity(こと)」の3パーツで構成されている。
● コアイメージは「できる性質(理論上、選択肢として起こり得ること)」。
● “possibility”=「可能性」「実現可能性」の意味。
There is a possibility that 〜(同格のthat)の形が超定番。
● 可能性の大小を表す時は big / small ではなく high / low(または strong / slight)を使う。

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」