【語源も分かる】英単語pleaseの意味と使い方・文法解説!類義語との違いも徹底比較【pleas-(喜ばせる)=相手の気に入るようにする】

 
コダック
今日の英語表現は”please”

「pleas-(喜ばせる、満足させる)」という語源のパーツがベースになっている単語です。

相手の気に入るようにする・喜ばせるがコアイメージで、“please“=「どうぞ、〜してください」「(人を)喜ばせる」の意味を持ちますよ!

 

”please”の意味と使い方 コアイメージは「相手の気に入るようにする」

 

”please(発音:plíːz/プリーズ【副詞・動詞】)”は「どうぞ、〜してください」「(人を)喜ばせる」「気に入る」の意味を持つ単語です。

「pleas-(喜ばせる)」のパーツからできており、「相手の気に入るようにする」がコアイメージです。

 

 
コダック
私たちが普段「お願いします」の意味で使う ”please” ですが、もともとは「もしあなたのお気に召すならば(if it please you)」というフレーズが省略されてできたもの。

つまり、相手の気持ちを第一に考えて「あなたの気に入るように(=「どうぞ〜してください」」と、相手の好意に委ねるニュアンスが根本にあるわけですね!

 

副詞 “please” の使い方と文法(「どうぞ〜してください」)

 

まずは、私たちが日常会話で最もよく耳にする副詞としての “please” の使い方を見ていきましょう。

命令文に付けることで「どうぞ〜してください」と表現を丁寧にすることができますが、実は使い方に少し注意が必要です!

 

 
コダック
“please” を付ければどんな相手にも使えると思われがちですが、本質はあくまで「命令文(〜しなさい)」を和らげたもの。
そのため、目上の人やビジネスシーンで完全に大人の丁寧な依頼をしたい時は、“Could you 〜?”“Would you please 〜?” を使うのがベターですよ!

 

文頭に置く場合と文末に置く場合の違い

“please” は文頭にも文末にも置くことができますが、ニュアンスが少し変わります。

  • 文頭(Please 〜.):最初から丁寧にお願いする姿勢を示すため、フォーマルで丁寧な響きになります。
  • 文末(〜, please.):カジュアルな響きになります。命令形を口にした後、トーンを和らげるために後から付け足すニュアンスがあります。

 

副詞 “please” の例文

・Please sit down.
(どうぞお座りください。)
・Sit down, please.
(座ってくださいね。)
・Two coffees, please.
(コーヒーを2つお願いします。※名詞の後に付けて簡単な依頼)
・”Would you like some help?” “Yes, please.”
(「お手伝いしましょうか?」「ええ、お願いします。」)

 

動詞 “please” の使い方と文法(「喜ばせる」「好む」)

 

次に、英語学習者が間違いやすい動詞としての “please” を解説します。

動詞の “please” には、大きく分けて他動詞(〜を喜ばせる)と、自動詞(好む・気が済む)の2つの使い方があります。

 

 
「喜ばせる」って言うとき、主語はどうなるの??

 

① 他動詞:「(物事が人を)喜ばせる、満足させる」

他動詞として使う場合、「物事や行動」が主語になり、「人」を目的語に取るのが基本です。「人が主語になって、自発的に喜ぶ」という意味では使えないので注意しましょう!

 

他動詞 “please” の例文

・She did her best to please her parents.
(彼女は両親を喜ばせようと最善を尽くした。※彼女の行動が両親を喜ばせる)
・It pleases me to hear that you are coming.
(あなたが来てくれると聞いて嬉しいです。※形式主語It=聞いて嬉しくさせる)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

★重要文法:人が主語のときは受動態 “be pleased with 〜”

「人が(何かに対して)喜んでいる、満足している」という状態を表したい時は、受動態(be pleased)にするのが鉄則です!テストや資格試験でも超頻出の文法ポイントですよ!

 

“be pleased” の例文

・I am pleased with my new car.
(私は新しい車に満足している / 喜んでいる。)
・We are pleased to announce the winners.
(勝者を発表できることを嬉しく思います。※be pleased to do:〜して嬉しい)

 

② 自動詞:「好む、〜の気が済む」

自動詞として使う場合は、「人が主語」になり、「(その人の)意志や好みで選ぶ、気が済むようにする」という意味になります。日常会話では定番の決まり文句でよく使われます。

 

自動詞 “please” の例文

・Do as you please.
(お好きなようにどうぞ / あなたの気が済むようにしなさい。)
・You can marry whoever you please.
(自分が気に入った人なら誰とでも結婚していいよ。)

 

”please”の類義語①:「喜ばせる」を意味する単語”satisfy / delight”

 

 
コダック
せっかく”please”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”satisfy”や”delight”なども「喜ばせる、満足させる」を意味する単語ですよ!

 

”please”の類義語
⇒「喜ばせる」の意味を持つ単語”satisfy / delight”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

please ⇒「相手の気に入るようにする」=(好みに合って)喜ばせる
satisfy ⇒「要求や基準をきっちり満たす」=(不足なく)満足させる
delight ⇒「一瞬でテンションを跳ね上げる」=大喜びさせる

といった感じです!

 
実際の使い分けはどんな感じかな??
 
コダック
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”please / satisfy / delight”のイメージの違い

● please his boss
「(ボスの好みに合わせた仕事をして)上司を気に入らせる・喜ばせる」
⇒ 相手の好意や「気に入るかどうか」に焦点を当てるイメージ

● satisfy the customer
「(要求されたクオリティをしっかり満たして)顧客を満足させる」
⇒ ニーズや条件の穴を100%埋めて不満をなくすイメージ

● delight the audience
「(素晴らしいパフォーマンスで)観客を大喜びさせる」
⇒ ワクワクするような強い喜びを相手に与えるイメージ

 

”please”の類義語②:「楽しむ・好む」を意味する単語”enjoy / like”

 

 
コダック
動詞のpleaseが持つ「自分の好きなようにする(好む)」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”please”の類義語
⇒「楽しむ・好む」の意味を持つ単語”enjoy / like”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

please ⇒「自分の気が済むようにする」=(自分の意志・好みで)選ぶ
enjoy ⇒「その場の状況から喜びを得る」=(体験を)楽しむ
like ⇒ “対象に対して好意を持つ” =一般的に好む

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!定番フレーズで使うことが多いですよ。

 

例文で見る!”please / enjoy / like”のイメージの違い

● Do as you please.
「(あなたの気が済むように)お好きなようにどうぞ。」
⇒ 他人に縛られず、自分の「お気に召すまま」に行動するイメージ

● enjoy the party
「パーティーを楽しむ」
⇒ その時間やイベントを体験して、楽しい感情を味わうイメージ

● I like this book.
「この本が好きです」
⇒ 対象に対してシンプルに良い印象、好意を抱いているイメージ

 

”please”の語源はラテン語「placēre」 意味は「喜ばせる、良く思われる」

 

”please”の語源についても、確認していましょう。

”please”の語源はラテン語の「placēre」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”please”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1275–1325; (verb) Middle English plesen, plaisen, from Middle French plaisir, ultimately from Latin placēre “to please, seem good” (see placid); the use of please with requests, etc., is presumably a reduction of the clause (it) please you “may it please you,” later reinforced by imperative use of intransitive please “to be pleased, wish”

日本語訳:1275〜1325年に初めて記録された。動詞としては中期英語の plesen、plaisen、中期フランス語の plaisir を経て、最終的にはラテン語の placēre(喜ばせる、良く思われる)に由来する(placidを参照)。依頼などに please を使用するのは、おそらく (it) please you「あなたのお気に召しますように」という節が短縮されたものであり、後に自動詞の please「喜ぶ、望む」の命令形としての使用によって強化されたものと考えられる。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”please”はラテン語の「喜ばせる」から発祥し、丁寧なフレーズが縮まって今の形になった模様。

 

”please”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:placēre(喜ばせる、良く思われる)

● 中期フランス語経由で中期英語:plesen(喜ばせる)

● (it) please you (あなたのお気に召しますように)というクッション言葉が徐々に省略され、現代の「Please 〜(どうぞ)」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

日本語の「お手数ですが〜」と同じように、英語圏でも「あなたの気に入るようであれば…」という相手への配慮が、魔法の言葉 ”please” の始まりだったんですね。

 

構成パーツ(同じ語源)で覚える”please” 「pleas-」

 

ここからは構成パーツの面から”please”について覚えていきましょう。
”please”は「pleas-(喜ばせる、満足させる)」という語根のパーツからできています。

 

この「pleas-」という同じパーツを持つ、セットで覚えたい単語を紹介していきます。

“pleasant”は「楽しい、心地よい」を意味する単語

”pleasant”は「楽しい、心地よい」を意味する形容詞です。

 

 
コダック
例えば”pleasant weather”という表現は「pleas-(喜ばせる・心地よくさせる)」+「-ant(〜の性質を持つ状態)」のパーツで構成されており、

人を良い気分にさせるような(=「心地よい天気」)を表しています。

・We had a pleasant time at the party.
(私たちはパーティーで楽しい時間を過ごした。)

 

”pleasure”は「喜び、楽しみ」を意味する単語

”pleasure”は「喜び、楽しみ」を意味する名詞です。

 

 
コダック
「お礼に対する『どういたしまして』」の定番フレーズ ”It’s my pleasure.” は、直訳すると「それは私の(pleas-)喜びです」という意味。

相手を喜ばせることが自分にとっても(=「喜び・光栄なこと」)であるというニュアンスを表しています!

・Reading books gives me great pleasure.
(本を読むことは私に大きな喜びを与えてくれる。)

 

その他の「pleas-(喜ばせる)」の仲間についても、下記で紹介していきます。

● pleasing(愉快な、満足を与える)
・The music was pleasing to the ear.(その音楽は耳に心地よかった。)

● displease(dis-反対 + please = 不機嫌にする、気に入らない)
・I’m sorry if I displeased you.(もしあなたを不快にさせてしまったならごめんなさい。)

 

”please”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”please”の意味と覚え方についてのまとめです。

“please” の基本イメージ:「pleas-(喜ばせる)」をベースに発展し、「相手の気に入るようにする・喜ばせる」がコアイメージ。
副詞(どうぞ〜してください):命令文を和らげるが、ビジネスや目上の人には “Could you 〜?” などがより丁寧。
動詞(喜ばせる):他動詞では「物事が人を喜ばせる」ため、人が主語で「喜んでいる」と言うときは “be pleased with 〜” と受動態にするのが鉄則!
動詞(好む):自動詞では人が主語になり、“Do as you please(お好きなように)” の形でよく使われる。

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」