【語源も分かる】英単語「patron」の意味と使い方・覚え方・文法解説【patr-(父親)+-on(〜する人・表すもの)=父親のような存在・保護者】

 
コダック
今日の英語表現は”patron”

「patr-(父親)」+「-on(〜する人・表すもの)」の2つのパーツで構成されている単語です。

父親のような存在・保護者がコアイメージで、“patron“=「後援者、支援者」「常連客、顧客」の意味を持ちますよ!

 

”patron”の意味と使い方|コアイメージは「父親のような存在・保護者」

 

”patron(発音:péitrən/ペイトロン【名詞】)”は「後援者、支援者」「常連客、顧客」の意味を持つ単語です。

「patr-(父親)」+「-on(〜する人・表すもの)」のパーツで構成されている単語で、「父親のような存在・保護者」がコアイメージです。

 

 
コダック
経済的・精神的に後ろ盾となって温かく守ってくれる「父親(patr-)」のような人(=「後援者・パトロン」のことや、

お店や芸術家を経済的に支えてくれるありがたい存在(=「常連客・顧客」”patron”なわけですね!

 

”patron”は「活動や経営を後ろから支える人」というイメージが非常に強い単語です。

 

 
「後ろから支える人」って、具体的にはどんな人のこと??
 
コダック
例えば、美術館に多額の寄付をしてくれる大富豪や、毎日のように通ってお店の経営を支えてくれるカフェの常連さんを想像してみると分かりやすいですよ!
「単なる買い手を超えて、そのビジネスや活動の存続を支えてくれる大切な存在」がpatronなんです。

 

逆に、その場限りの買い物客や、単にサービスを利用するだけの人などは、後述する”customer”や”client”、”guest”を使用します。

定番の例文

He is a generous patron of the arts.
(彼は芸術の気前のよい後援者[パトロン]だ。)
The hotel website is for the convenience of its patrons.
(そのホテルのウェブサイトは宿泊客[顧客]の利便性のためのものだ。)
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【類義語比較】”patron”と他の「客」を表す単語との違い

 

関連語①:「顧客・客」を意味する単語”customer / client / guest”との違い

 
コダック
せっかく”patron”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ「客」の単語も一緒にマスターしちゃいましょう!

英語には”customer”や”client”、”guest”など、たくさんの「客」を表す表現があります。

 

”patron”の類義語
⇒「顧客・客」の意味を持つ単語”customer / client / guest”

 

 
こんなにあるんだね!それぞれの表現にはどんなニュアンスの違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いをまとめると以下の通りです!

patron ⇒「支える顧客」=ホテル・劇場・老舗の常連客、パトロン
customer ⇒「買い手としての客」=店舗でモノを買う一般的な客
client ⇒「依存する顧客」=弁護士や専門職への依頼人
guest ⇒「招かれた客」=ホテルの宿泊客や招待された客

”patron”は他の単語に比べて、フォーマルで敬意がこもった響きがあります!

 

例文で見る!”patron / customer / client / guest”のイメージの違い

● patron
「patrons of the library」
⇒図書館をいつも利用し、寄付や定期的な利用でその場所の存続を支えてくれる「常連・愛用者」のイメージ

● customer
「a store packed with customers」
⇒お店にお金を払って商品を買いに来てくれている、一般的な「買い物客」のイメージ

● client
「a lawyer and his client」
⇒弁護士などの専門家に相談し、アドバイスや保護を受ける「依頼人」のイメージ

● guest
「Welcome, honored guests.」
⇒ホテルや家庭に「招かれた客」「ゲスト」として、丁寧にもてなされる対象のイメージ

 

関連語②:「保護者・守る人」を意味する単語”guardian / protector”との違い

 
コダック
”patron”が持つ「保護者・後ろ盾」という意味の側面からも、類義語を整理しておきましょう!

 

”patron”の類義語
⇒「保護者・守る人」の意味を持つ単語”guardian / protector”

 

 
コダック

それぞれの保護する「対象や方法」の違いに注目です!

patron ⇒「経済的・地位的な後ろ盾」=活動や才能を支える庇護者
guardian ⇒「法的な守護者」=未成年などの親権者・後見人
protector ⇒「物理的な防衛者」=危険や外敵から身を守ってくれる人

※現代英語において、”patron”を一般的な「子供の保護者(学校のプリント等に書く保護者)」という意味では使わないので注意してくださいね!

 

例文で見る!”patron / guardian / protector”のイメージの違い

● patron
「a patron saint」
⇒その土地や職人を天から見守り、繁栄をもたらしてくれる「守護聖人」のイメージ

● guardian
「legal guardian」
⇒両親の代わりに子供の法的な権利を守り、育てる「法定後見人」のイメージ

● protector
「a protector of the environment」
⇒破壊や汚染といった外敵から、自然環境を物理的にガードして守る人のイメージ

 

”patron”の語源はラテン語のpatronus 意味は「法的な保護者、擁護者」

 

”patron”の語源についても、確認していきましょう。

”patron”の語源は中世ラテン語やラテン語の「patronus」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”patron”の起源について、下記の記載があります。

Origin of patron
First recorded in 1250–1300; Middle English, from Medieval Latin, Latin patronus “legal protector, advocate” (Medieval Latin: “lord, master”), derivative of pater “father”; see pattern

Origin of patrón
First recorded in 1860–65; from Spanish; see patron

日本語訳:1250〜1300年頃に初めて記録された。中期英語から、中世ラテン語・ラテン語の patronus(法的な保護者、擁護者、中世ラテン語では「君主、主人」)に由来し、これは pater(父親)の派生語である。pattern を参照。また、patrón は1860〜65年に初めて記録され、スペイン語に由来する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”patron”はやはり「父親(pater)」から発祥していることが分かります。

 

”patron”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:pater(父親)

● ラテン語:patronus(父親のような法的な保護者・擁護者)

● 中世ラテン語で「君主・主人」の意味へ発展し、英語の「patron(支援者・常連客)」へ

 

 
コダック
歴史的な流れは上記のようになります!

家族を経済的にも社会的にも守る「父親」の役割が、時代を経て、芸術家を支える「後援者」や、お店を支える「常連客」という意味に繋がっているのは非常に面白いですね!ちなみに、洋服などの「型紙」を意味する **”pattern(パターン)”** も同じ語源(父親・手本となるもの)から派生した単語なんですよ!

 

構成パーツで覚える”patron” 「patr-」+「-on」

 

ここからは構成パーツ(語根と接尾辞)の面から”patron”を紐解いていきましょう。

”patron”の構成パーツは「patr-(父親)」+「-on(〜する人・表すもの)」です。

 

“patr-“は「父親」を意味するパーツ

”patr-”は「父親」や「祖先」を意味する重要な語根パーツです。

 

 
コダック
例えば”patriot”という単語は「patr-(父親・祖先)」+「-ot(人)」のパーツで構成されており、

祖先や父親たちの土地(祖国)を強く愛する人(=「愛国者」)を表しています。

 

その他にも、patriotism(愛国心)や、paternity(父性・父親であること)等も”patr-”の仲間です。

 

”-on”は「〜する人・表すもの」を意味するパーツ

”-on”は「〜する人・表すもの(名詞をつくる語尾)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”champion”という単語も、同じように末尾に「-on」を含んでおり、

戦場(campus)で代表して戦う人(=「王者・チャンピオン」)を表していますよ!

 

その他の関連する表現についても、下記で紹介していきます。

patronymic(父の名に由来する名前), patriarch(家長・長老・社会の創設者)

 

【実践】”patron”の頻出フレーズと追加例文

 

実際の英語圏で”patron”がどのように使われているか、頻出フレーズと例文で確認しましょう!

語法のポイントとして、”patron”は高級ホテルや美術館、劇場、図書館などの施設内で、**お客様への案内書き(掲示物やアナウンス)**に複数形の **”patrons”** として非常によく使われます。

 

”patron”を使った実用例文集

● 例文①:後援者・支援者の意味
The art gallery relies on the support of its wealthy patrons.
(その美術館は、裕福な後援者たちの支援に依存している。)

● 例文②:常連客・(施設や店舗の)顧客の意味
Thank you for being a loyal patron of our restaurant.
(当レストランを長年ご愛顧いただき(熱心な常連客でいてくださり)、誠にありがとうございます。)

● 例文③:館内掲示やアナウンスでの信頼の表現
Patrons are kindly requested to turn off their mobile phones during the performance.
(観客の皆様は、公演中の携帯電話の電源をお切りいただきますようお願いいたします。)

● 例文④:図書館などの利用者の意味
The library provides free internet access for all patrons.
(当図書館は、すべての利用客に対して無料のインターネットアクセスを提供しています。)

 

 
コダック
例文③のように、劇場のチケットやホテルの看板などで ”Dear patrons, …(お客様へ)” という表現をよく見かけます。上品でフォーマルなお客さんへの呼びかけとして定着しているんですよ!

 

”patron”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”patron”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”patron”は「patr-(父親)」+「-on(〜する人・表すもの)」のパーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「父親のような存在・保護者」
⇒”patron”=「後援者、支援者」「常連客、顧客(特定の施設を愛用し支える人)」の意味
●類義語との違い ⇒一般的な買い物客は ”customer”、専門職への依頼人は ”client”、ホテルや招待された客は ”guest” を使う。
●語法・文法のポイント ⇒「ホテルの宿泊客」や「劇場の観客・図書館の利用者」など、施設を愛用してくれる顧客に対して、複数形で「our patrons」のようにフォーマルな案内文で使われることが多い。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」