「op-(〜に向かって、反対に)」+「posit(置く)」のパーツで構成されている単語です。
「反対側に置かれた」がコアイメージで、“opposite“=「反対の、逆の」「向かい側の」の意味を持ちますよ!
”opposite”の意味とコアイメージは「反対側に置かれた」
”opposite(発音:άpəzıt/オポジット)”は「反対の、逆の」「向かい側の」などの意味を持つ単語です。
「op-(〜に向かって、反対に)」+「posit(置く)」のパーツで構成されている単語で、「反対側に置かれた」がコアイメージです。
位置的に「向かい側にある」ことや、性質が「正反対である」こと=”opposite”なわけですね!
”opposite”は「パッと見て完全に逆を向いている」イメージが強いです。
このように”opposite”で表現するものは、「位置や性質が180度ひっくり返っていること」が多いです。
逆に「単に違っている(異なる)」ことや「対照的に引き立っている」ことなどは、後述する”different”や”contrary”を使用します。
【品詞別】”opposite”の使い方と例文(形容詞・名詞・前置詞・副詞)

実は”opposite”は、1語で「形容詞・名詞・前置詞・副詞」という4つの品詞を担当できる、非常に珍しく便利な単語です。
それぞれの使い方を例文と一緒に見ていきましょう。
1. 形容詞の”opposite”(反対の、向かい側の)
名詞を修飾して「正反対の」「向かい側の」という意味を作ります。
・They drove off in opposite directions.
(彼らは反対の方向へ車で走り去った。)・Our tastes are completely opposite.
(私と彼の趣味は完全に正反対だ。)
2. 名詞の”opposite”(正反対の人・物)
「正反対のもの」を名詞として表します。「the opposite of 〜」の形でよく使われます。
・Black is the opposite of white.
(黒は白の正反対です。)・He is the exact opposite of his brother.
(彼は兄と完全に正反対の性格だ。)
3. 前置詞の”opposite”(〜の向かい側に)★要注意!
試験や日常会話で日本人が一番間違えやすいのが、この前置詞としての使い方です。
でも、opposite単体で前置詞になれるので、near(〜の近くに)と同じように直後に場所を置いてOKなんです!
・The bank is opposite the station.
(銀行は駅の向かい側にある。)※前置詞の用法・She sat opposite me.
(彼女は私の向かいに座った。)
4. 副詞の”opposite”(向かい側に、反対の位置に)
文末などに置いて「向かい側に」と状況を説明します。
・The man sitting opposite smiled at me.
(向かい側に座っている男性が私に微笑みかけた。)
要注意!「opposite of」と「opposite to」の使い分けルール

名詞や形容詞として「〜の反対」を表す際、後ろに **of** をつなぐか **to** をつなぐかで品詞やニュアンスが変わります。ここもしっかり整理しておきましょう!
●the opposite of A (名詞:Aの正反対のもの)
⇒ Aという存在とペアになる「完全なる裏返し・対義語」を表す。
例:Hot is the opposite of cold.
●opposite to A (形容詞句:Aと対面して、Aと相反して)
⇒ Aという基準に対して「向かい合っている状態」や、規則・意見などに「違反・対立している状態」を表す。
例:His opinion is opposite to mine.(彼の意見は私と正反対だ。)
”opposite”の関連語:「反対の・異なる」を意味する単語”contrary/different”

例えば”contrary”や”different”なども「反対、異なる」を意味する単語ですよ!
⇒「反対・異なる」の意味を持つ単語”contrary/different”
イメージの違いとしては
opposite ⇒「位置や性質が180度逆を向いて対峙している」=正反対の
contrary ⇒「意見や予想がぶつかり合って反発している」=(~に)反する
different ⇒「同じではなく、いくつかの点で差がある」=違った、異なる
といった感じです!
● opposite(正反対の)
「the opposite sex(異性)」
⇒ 表裏一体の「正反対」として対になっているイメージ。北と南、男と女など。
● contrary(〜に反して)
「Contrary to expectations, he won the game.(期待に反して、彼は試合に勝った)」
⇒ 自分の思い描いていたベクトル(予想やルール)とガチンコで衝突するイメージ。
● different(異なる)
「a different custom(異なる習慣)」
⇒ イコール(同じ)ではないけれど、180度逆とは限らないイメージ。青と赤の違いなど。
”opposite”の語源はラテン語「oppositus」 意味は「反対に置かれた」

”opposite”の語源についても、確認していきましょう。
”opposite”の語源はラテン語の「oppositus(反対に置かれた)」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”opposite”の起源について、下記の記載があります。
Origin of opposite
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Middle French, from Latin oppositus, past participle of oppōnere “to set against”; see oppose, -ite日本語訳:
1350–1400年に最初に記録された。中期英語、中期フランス語を経由し、ラテン語の「oppositus」から。これは「対抗して置く(set against)」を意味する「oppōnere」の過去分詞。oppose, -ite を参照。※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”opposite”はラテン語で「〜に対して(against)」を意味する要素と、「置く(set)」を意味する動詞がドッキングして発祥している模様。
ラテン語「oppōnere(対抗して置く、反対する)」
↓
ラテン語の過去分詞「oppositus(反対に置かれたもの)」
↓
中期フランス語・中期英語を経て、現在の「opposite(正反対の)」へ
ちなみに語源の最後にある「oppose」を辿ると、現代英語の **”oppose(反対する・対抗させる)”** や **”opponent(対戦相手・敵)”** という超重要単語にもそっくりそのまま繋がっていますよ!
構成パーツで覚える”opposite” 「op-」+「posit」

ここからは構成パーツの面から”opposite”について覚えていきましょう。
”opposite”の構成パーツは、大きく分けると「op-(〜に向かって、反対に)」+「posit(置く)」の2つのパーツに分解できます。
つぎから各パーツについて紹介していきます。
“op-“は「〜に向かって、反対に、対抗して」を意味するパーツ
”op-”は「〜に向かって、反対に、対抗して」を意味する接頭辞です。(※本来は `ob-` というパーツですが、後ろに続く `p` の音につられて `op-` に変化しています)
上から下へと無理やり力をかけて押さえつける(=「〜を虐げる、圧迫する」)を表しています。
その他に、対抗して進む **oppose(反対する)** や、ぶつかり合う相手 **opponent(対戦相手)** なども”op-”の仲間となる単語です。
”posit”は「置く」を意味するパーツ
”posit”は「置く(place, set)」を意味するパーツ(語根)です。
パッと定められた場所に置かれた状態(=「位置、立場、職」)を表しています。
その他の”posit(置く)”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
・posture (置かれた姿勢[post-]=姿勢、心構え)
・positive (しっかりと定め置かれた[posit-]=確実な、積極的な、プラスの)
”opposite”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”opposite”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”opposite”は「op-(反対に)」+「posit(置く)」のパーツで構成されている単語。
● コアイメージは「反対側に置かれた」。
● 意味は「反対の、逆の」「向かい側の」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 形容詞・名詞・前置詞・副詞の4つの品詞を持つ。
● 前置詞として使う時は、間にofやtoを挟まず「後ろにすぐ名詞(場所)」を置く!(例:opposite the station)
● 対義語的なペアを名詞で作る場合は「the opposite of 〜」、対峙・違反を形容詞的に言う場合は「opposite to 〜」を使い分ける。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!