【語源も分かる】英単語neverthelessの意味と使い方・例文を徹底解説!however/nonethelessとの違いもスッキリわかる

 
コダック
今日の英語表現は”nevertheless”

「never(決して〜ない)」+「the(その分だけ)」+「less(より少なく)」の3つのパーツで構成されている単語です。

それによって少しも減ることはないがコアイメージで、“nevertheless“=「それにもかかわらず空間」「それでもなお」の意味を持ちますよ!

 

”nevertheless”の意味とコアイメージを解説!

 

”nevertheless(発音:nèvərðəlés/ネヴァザレス【副詞】)”は「それにもかかわらず」「それでもなお」の意味を持つ単語です。

一見長くて難しそうな単語ですが、パーツを3つに分解すると、驚くほどスッキリ頭に入りますよ!

 

 
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① never(決して〜ない)
② the(その分だけ / それだけ)※比較級を強調する副詞の役割
③ less(より少なく)

これらを足し合わせると、「それ(直前の事実や困難)によって、その分だけ少なくなってしまうことは決してない」となります。これが”nevertheless”のコアイメージです!

 

 
なるほど!前にマイナスな事実があっても、後ろに続く結果や事実の重みが「決して少なくならない(=ビクともしない)」ってことですね!
 
コダック
その通りです!前言の困難な状況を力強く突っぱねて、「それにもかかわらず」や「それでもなお」と主張を強調する時に使われます。

 

”nevertheless”は、「厳しい状況や反対の事実があるけれど、結果や強い意志、客観的な事実は揺るがない」という非常にフォーマルで堅いニュアンスを持っています。

日常会話でカジュアルに話をひっくり返すときの「だけど」には、後述する”but”や”however”を使用します。

 

基本例文

There were many obstacles; nevertheless, they completed the project.
(多くの障害があった。それにもかかわらず、彼らはプロジェクトを完成させた。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”nevertheless”の具体的な使い方(文法・置く位置)

 

”nevertheless”を使いこなす上で重要なのは、その品詞が「副詞」であるということです。
butのような「接続詞」ではないため、基本的には単独で2つの文を繋ぐことはできません。文中で置かれる位置と、よく使われる3つのパターンをマスターしましょう!

 

パターン①:文頭で使う(ピリオドの後)

前の文を一度ピリオド(.)で終わらせてから、次の文の頭にコンマ(,)を伴って置く最も一般的な形です。

The company faced a massive financial deficit. Nevertheless, they decided to invest in new technology.
(その企業は巨額の財政赤字に直面していた。それにもかかわらず、彼らは新技術への投資を決めた。)

 

パターン②:文中で使う(セミコロンの後)

2つの文を1つにまとめたい場合、セミコロン(;)の後に置きます。この時も”nevertheless”の後ろにはコンマ(,)が必要です。

Our team was completely exhausted; nevertheless, we kept searching for the missing data.
(私たちのチームは完全に疲れ果てていた。それでもなお、私たちは紛失したデータを探し続けた。)

 

パターン③:文末に置く

文の最後に置いて、前の文に対する「それにもかかわらずね」というニュアンスを付け加える使い方もできます。

The warning signs were clear. He ignored them nevertheless.
(警告サインは明確だった。彼はそれにもかかわらず、それらを無視した。)

 

”however / nonetheless”との違いと使い分け

 

”nevertheless”を覚える際に、多くの人が悩むのが類義語との違いです。それぞれの持つニュアンスの差をスッキリ整理しましょう!

 

”nevertheless”の類義語
⇒「しかし、それにもかかわらず」の意味を持つ単語”however / nonetheless”

 

 
どれも「しかし」「それにもかかわらず」って訳せるから、どれを使えばいいか迷っちゃうな…

 

 
コダック

イメージの違いをまとめると、以下のようになります!

nevertheless ⇒「強い対比・突っぱね」=困難な事実を強く突っぱねる(最も堅いフォーマル表現)
nonetheless ⇒「ほぼ同じ」=neverthelessとほぼ同義(データや数値、量的な文脈で好まれる)
however ⇒「一般的なしかし」=文脈を論理的にひっくり返す(日常からビジネスまで最もよく使われる)

実際の例文でニュアンスの差を比べてみましょう!

 

例文で見るニュアンスの違い

● nevertheless(強い困難を突っぱねる)
「The news was shocking; nevertheless, she remained calm.」
⇒ニュースは衝撃的だった。しかし、その衝撃にまったく屈せず、彼女は冷静さを保ったという強い意志を感じるイメージ。

● nonetheless(数値や事実に影響されない)
「The book is expensive; nonetheless, it is worth buying.」
⇒その本は価格が高い。しかし、その高いという事実によって価値が「少しも減ることなく」買う価値がある、というイメージ。

● however(論理の転換)
「He wanted to go. However, he was too tired.」
⇒彼は行きたかった。しかし(論理的な方向転換)、疲れすぎていたという、一般的な文章の繋ぎのイメージ。

 

前置詞”despite / in spite of”との文法的な違い

 

同じように「〜にもかかわらず」と訳される表現に、”despite”や”in spite of”があります。これらは”nevertheless”と何が違うのでしょうか?

 

 
コダック
最たる違いは「品詞(後ろに置くものの形)」です!試験でも非常によく狙われるポイントなので、しっかり押さえましょう。

nevertheless ⇒「副詞」=単独で使われ、後ろには「主語+動詞(文)」が続く
despite ⇒「前置詞」=後ろには「名詞(句)」だけを置く(1語で硬い響き)
in spite of ⇒「群前置詞」=後ろには「名詞(句)」だけを置く(ややカジュアル)

 

例文で見る!使い方の違い

● nevertheless(副詞なので後ろに新しい文が続く)
「It rained heavily. Nevertheless, we went out.」
⇒大雨が降った。それにもかかわらず、私たちは出かけた。

● despite(前置詞なので後ろは名詞のみ)
Despite the heavy rain, we went out.」
⇒大雨(名詞)にもかかわらず、私たちは出かけた。

● in spite of(前置詞なので後ろは名詞のみ)
In spite of the heavy rain, we went out.」
⇒大雨(名詞)にもかかわらず、私たちは出かけた。

 

”nevertheless”の語源は中期英語 意味は「nathelesの置き換え」

 

単語の歴史(語源)についても簡単に確認しておきましょう。語源を知ることで、なぜこの単語が強いニュアンスを持つのかがさらによく分かります。

”nevertheless”の語源は中期英語(12世紀から15世紀頃の英語)にあります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”nevertheless”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1250–1300; Middle English; replacing natheles, notheles natheless; see never, the, less

日本語訳:1250〜1300年に初めて記録された。中期英語。もともと使われていた「natheles」「notheles」「natheless」に置き換わる形で誕生。never、the、lessを参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

”nevertheless”の成り立ちの歴史
● 13世紀後半(1250-1300年頃)に最初の記録。

● 古い英語には、同じ意味の「natheles(na=not / the / les=less)」という表現があった。

● 単なる否定(not)から、より否定の意味が強調された「決して〜ない(never)」を用いた「nevertheless」へと置き換わり、現代に至る。

 

 
コダック
歴史の中で「ただの否定(not)」から「強い否定(never)」にパワーアップしたことで、「何があっても絶対にその価値や重みは減らない!」という現代の力強いニュアンスが確立されたわけですね。

 

構成パーツ(never / the / less)の知識を広げよう

 

最後に、”nevertheless”を構成する3つのパーツについて、他の単語や表現での使われ方を見てみましょう。パーツのイメージがさらに深まりますよ!

 

“never”(決して〜ない):強い否定を表すパーツ

”never”は「強い否定」のイメージそのものです。

nevermore(二度と〜ない ※詩的な表現)
⇒ never(決して〜ない)+ more(これ以上)

never-ending(終わりのない、果てしない)
⇒ 終わることが決してない、というイメージ

 

”the”(その分だけ):比較級を強調するパーツ

お馴染みの冠詞(その〜)だけでなく、比較級の前につくと「その分だけ(それだけ)」という副詞的な意味を表すパーツになります。

この「the + 比較級」を使った重要表現をセットで押さえておきましょう。

The more, the better.(多ければ多いほど、それだけ良い。)

none the less / nonetheless(それにもかかわらず、やはり)
⇒ none(少しも〜ない)+ the(その分だけ)+ less(より少なく)=それによって少しも少なくなるところはない(やはり同様に)

 

”less”(より少なく):基準を下回ることを表すパーツ

”less”は「より少なく、より小さく」という意味を持ち、単語の後ろについて「〜がない」という意味(接尾辞)にもなります。

unless(もし〜でなければ)
⇒ 古い表現の「on less (than)(〜より低い条件で)」が由来。ある条件を下回らない限りは、という意味を表します。

homeless(家がない)、careless(不注意な)
⇒ 名詞の後ろについて「〜が欠如している」状態を表します。

 

”nevertheless”の意味と語源・使い方まとめ

 

今回解説した”nevertheless”のポイントのまとめです。

● ”nevertheless”は「never(決して〜ない)」+「the(その分だけ)」+「less(より少なく)」の3パーツで構成。
⇒ コアイメージは「それによって少しも減ることはない」
⇒ 意味は「それにもかかわらず」「それでもなお」
● 語法・文法のポイント
⇒ 非常にフォーマルな「副詞」なので、基本は文頭で使ったり、セミコロン(;)とコンマ(,)を伴って使われる(後ろに文が続く)。
 
 
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」