「nerve(神経)」+「-ous(〜に満ちた)」のパーツで構成されている単語です。
「神経が張り詰めている」がコアイメージで、“nervous”=「緊張して」「神経質な」の意味を持ちますよ!
”nervous”の意味と使い方 コアイメージは「神経が張り詰めている」
”nervous(発音:nə́ːrvəs/ナーヴァス【形容詞】)”は「緊張して、不安で」「神経質な、びくびくした」の意味を持つ単語です。
「nerve(神経)」+「-ous(〜に満ちた)」のパーツで構成されていて、「神経が張り詰めている」というコアイメージを持っています。
感覚が研ぎ澄まされすぎていて、ちょっとした外部の刺激や変化に対しても過敏に反応してしまうため、「緊張している」「不安に思う」わけですね!

”nervous”は、面接の直前や大勢の前でスピーチをするときなど、「特定のイベントを控えて一時的にドキドキ・ハラハラしている」というシチュエーションで最もよく使われます。また、一時的な状態だけでなく、生まれつきや環境のせいで「細かいことを気にしすぎる、びくびくしている」という、その人の性格や慢性的な状態(神経質)を表すこともできます。
このように”刺激に対して過敏になり、心が落ち着かない状態”という意味から、日常会話の「緊張する」という表現をはじめ、心理的なプレッシャー、さらには医療や解剖学における「神経系の」という専門的な説明にいたるまで幅広く使用されます。
日常で使える!「nervous」の基本例文
① 一時的な「緊張・不安」を表す場合
・I felt nervous before the interview.
(私は面接の前、緊張していた。)
・Don’t be nervous! You’ll do great.
(緊張しないで!君ならうまくいくよ。)
・I always get nervous when I speak in public.
(私は人前で話すとき、いつも緊張します。)② 性格や状態が「神経質・過敏」なことを表す場合
・She is nervous about her health.
(彼女は自分の健康について神経質になっている[心配している]。)
・The cat is a bit nervous around strangers.
(その猫は知らない人の前では少し臆病になる[警戒してびくびくする]。)※一部例文引用:「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”nervous”の文法・語法 使いこなせる定番のパターンと関連フレーズ

nervousを実際の英会話や英作文で正しく使いこなすために、一緒に使われやすい動詞や前置詞、文法の重要パターンをマスターしましょう!
1. 「緊張した状態」を表す相性の良い動詞
nervousは形容詞なので、状態を表す be動詞 のほかに、以下のような動詞とセットで「緊張する(状態になる・感じる)」を表現するのが一般的です。
- feel nervous(緊張を感じている、ドキドキした状態である)
- get nervous / become nervous((それまで平気だった状態から)緊張してくる、緊張した状態になる)
- look nervous(緊張しているように見える)
2. 後ろに続く3つの重要文法パターン
「〜について緊張している」「〜するのが不安だ」と具体的に言いたいときの定番パターンは以下の3つです。特に前置詞の about は必須なので必ずセットで覚えましょう!
① nervous about + 名詞 / 動名詞(〜について緊張している・不安である)
⇒ これから起こるイベント(試験、発表、デート、面接など)に対して最もよく使われる形です。
② nervous to do(動詞の原形)(〜するのに緊張する・気後れする)
⇒ 「これから〜というアクションを起こすのが不安だ、緊張する」という心理を表します。
③ nervous that + 主語 + 動詞…(〜ではないかとハラハラ・心配している)
⇒ 「(良くないことが起きるのではないか)と心配している」という内容を節で繋ぎます。
語法パターンの例文
・He is nervous about the upcoming exam.
(彼は近づいてくる試験のことで緊張している。)
・I was nervous to call my boss on the weekend.
(週末に上司に電話するのは緊張した[気が引けた]。)
・I’m nervous that we might miss the flight.
(飛行機に乗り遅れるのではないかとハラハラしている。)
3. ビジネスや日常で知っておきたい派生フレーズ
”nervous” は、心だけでなく「神経そのもの(肉体)」からきているため、以下のような強いストレスや医学的な表現、日常会話の定番コロケーションにも使われます。
・make me nervous(私を緊張させる、ハラハラさせる・落ち着かなくさせる)
・nervous smile / nervous laugh(緊張からくる引きつった笑い、苦笑い)
・nervous breakdown(神経衰弱、精神的な虚脱状態)
・nervous system(【解剖】神経系)
派生フレーズの例文
・Driving down this narrow road makes me nervous.
(この狭い道路を運転するのはハラハラする[私を緊張させる]。)
・She gave a nervous smile when her name was called.
(彼女は名前を呼ばれたとき、緊張した面持ちで引きつった笑みを浮かべた。)
”nervous”の関連語:「不安・臆病」を意味する単語”anxious/timid”との違い
例えば”anxious”や”timid”なども「緊張、不安、臆病」を意味する単語ですが、ニュアンスに明確な違いがありますよ!
⇒「不安・緊張・臆病」の意味を持つ単語”anxious/timid”
イメージの違いをまとめると、以下のような感じです!
nervous⇒「特定のイベント(本番など)を前にして、一時的に「神経がドキドキ張り詰めている」」=(本番前などの)緊張・ドキドキ
anxious⇒「未来のことをあれこれネガティブに考えて、胸が「締め付けられるように不安」」=(先行きへの)強い不安・心配・切望
timid⇒「一時的な状態ではなく、その人の性格として根っこから「気が小さくて臆病」」=(性格的な)臆病・気が小さい
状況的なドキドキか、頭の中の心配事か、もともとの性格か、という違いですね!
●feel nervous before a speech
「スピーチの前に緊張してドキドキする」
⇒ 出番を直前に控えて、神経が過敏に高ぶっているイメージ(一時的な状態)
●be anxious about the future
「将来のことが不安でたまらない」
⇒ まだ見ぬ不確定な未来に対して、心がモヤモヤと締め付けられるように心配しているイメージ(頭の中の不安)
●a timid child who hides behind his mother
「母親の後ろに隠れるような、内気で臆病な子供」
⇒ 特定のイベントに関係なく、もともとの性格が大人しくてビクビクしやすいイメージ(根底にある性格)
”nervous”の語源はラテン語「nervōsus」 もともとは「筋肉質の、力強い」という意味だった!?

”nervous”の語源についても、確認していきましょう。
”nervous”の語源はラテン語の「nervōsus」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”nervous”および”nerve”の起源について、下記の記載があります。
Origin of nervous
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Latin nervōsus “sinewy,” equivalent to nerv(us) nerve + -ōsus -ous
Origin of nerve
First recorded in 1350–1400; Middle English: “nerve, tendon,” from Latin nervus “sinew, tendon”; akin to Greek neûron ( see neuron); replacing Middle English nerf, from Middle French, from Latin, as above日本語訳:【nervousの起源】1350〜1400年に初めて記録された。中期英語から。ラテン語の nervōsus(腱の多い、筋張った)に由来し、nervus(神経・腱)+ -ōsus(〜に満ちた)に相当する。
【nerveの起源】1350〜1400年に初めて記録された。中期英語の「神経、腱」から。ラテン語の nervus(腱、筋肉)に由来し、ギリシャ語の neûron(腱・神経)と同系統である。※参考・引用「Dictionary.com」
ここで面白いのが、大昔のラテン語の時代、元となる言葉の `nervus` は「神経」だけでなく「腱(筋肉を骨に繋ぐ強いスジ)」や「弓の弦」などを広く指していたという点です。
そのため、”nervous”の直接の語源である `nervōsus` は「(腱や筋肉が詰まっていて)筋骨隆々な、力強い」という、現在とは真逆のようなポジティブな意味を持っていました。英語に”nervous”という単語が入ってきた当初も、実は「(文章や肉体が)力強い」という意味で使われていたのです。
古代ラテン語:nervus(腱、動物の筋、弓の弦)
↓
ラテン語:nervōsus(腱が詰まった=筋骨隆々な、力強い)
↓
英語への流入初期:もともとは「(文章や肉体が)力強い、筋の通った」という意味で使われていた。
↓
17〜18世紀以降:医学の発達により、「神経(nerve)」が感情や感覚を伝える器官であることが判明。「神経が過敏になっている、神経の病気の」という意味で使われ始める。
↓
現在:些細な刺激にも過剰に反応してしまう状態から、「緊張している、不安な」という意味として完全に定着!
その後、医学の発達によって「神経(nerve)が感情を伝える」ことが分かり、次第に「(感情の通り道である)神経がすり減っている、過敏になっている」というネガティブなニュアンスへと意味が逆転していったわけです!
構成パーツで覚える”nervous” 「nerve」+「-ous」

ここからは構成パーツの面から”nervous”について深掘りして覚えていきましょう。
”nervous”は、主に「nerve(神経)」+「-ous(〜に満ちた)」という2つのパーツが組み合わさってできています。
次から各パーツが持つ本来の意味や、そこから派生するイメージについて詳しく解説していきます。
パーツ①:”nerve”は「神経」から転じて「度胸、ずうずうしさ」を表す
”nerve”の基本的な意味は、体中に張り巡らされている「神経」です。
しかし、英語ではそこからイメージが広がり、「精神力」や「度胸」、さらにはネガティブな意味での「ずうずうしさ」を表す言葉としても非常によく使われます。
たとえば、複数形の “nerves” を使った定番のイディオムに “get on my nerves” があります。これは直訳すると「私のむき出しの神経に触れる」となり、そこから転じて「神経に障る、イライラさせる」という意味になります。
また、日常会話やビジネスシーンでも、**He has a lot of nerve.**(彼はいい度胸をしている / ずうずうしい)のように、「図太い神経を持っている」というニュアンスでよく登場します。単なる身体の「神経」を超えて、メンタルの状態を表す便利な言葉です。
パーツ②:”-ous”は名詞を形容詞に変える「〜に満ちた」という接尾辞
”-ous”は、名詞の後ろにくっついて「〜がいっぱいの状態である」「〜の性質を持つ」という意味の形容詞を作り出すお馴染みのパーツ(接尾辞)です。
”nervous”以外にも、この”-ous”の法則が当てはまる身近な単語はたくさんあります。一緒に覚えてしまいましょう!
・poisonous(poison[毒]+ -ous =毒に満ちた ⇒ 有毒な)
・courageous(courage[勇気]+ -ous =勇気に満ちた ⇒ 勇敢な)
・continuous(continue[続く]+ -ous =連続性に満ちた ⇒ 絶え間ない)
”nervous”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”nervous”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「神経が張り詰めている(過敏な状態)」
⇒”nervous”=「緊張して」「神経質な」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「〜について緊張している」は nervous about/of 〜 で表す。精神的なストレスによる「神経衰弱」は nervous breakdown と言う。
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