「neg-(〜でない)」+「ōtium(余暇・ひま)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「ひまではない状態にする(=ビジネスをする)」がコアイメージで、“negotiate“=「交渉する、取り決める」「(障害などを)うまく通り抜ける」の意味を持ちますよ!
”negotiate”の意味とコアイメージは「ひまではない状態にする」
”negotiate(発音:nɪɡóʊʃièɪt / ニゴウシエイト【動詞】)”は「交渉する、取り決める」「(障害や難所を)うまく通り抜ける」の意味を持つ単語です。
「neg-(〜でない)」+「ōtium(余暇)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツで構成されており、「ひまではない状態にする ⇒ 忙しくビジネスをする」がコアイメージとなります。
つまり、お互いの利益のために忙しくビジネスの話を動かす(=「交渉する」)わけですね!
”negotiate”は、「ビジネスや条件を有利に進めるために、お互いの妥協点を探りながら話し合う」というフォーマルなイメージが強い単語です。
難所に対して『どうやって攻略しようか』とあれこれ頭を悩ませて進む感覚から、比喩的に「障害をうまく切り抜ける」という意味でも使われるんです。
このように”negotiate”は、単なるおしゃべりではなく「何らかの合意や目的(ゴール)を持って対応する」際に使われます。
例文
・The government refused to negotiate with the terrorists.
(政府はテロリストと交渉することを拒否した。)・The driver managed to negotiate the sharp curve.
(ドライバーはその急カーブをなんとかうまく切り抜けた。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”negotiate”の自動詞と他動詞の使い分けルール

”negotiate”を使いこなす上で、絶対に外せない文法的なポイントを解説します。
この単語は、後ろに前置詞を伴う「自動詞」と、直接目的語をとる「他動詞」の両方の使い方があります。特にTOEICやビジネス英語では超頻出です!
1. 自動詞の定番! ”negotiate with A for B”
「A(人・組織)と、B(条件・物)を求めて交渉する」という場合、前置詞の使い分けがポイントになります。
・negotiate for [欲しい条件・物] ⇒ 〜を求めて交渉する
これらが合体した ”negotiate with A for B” は、そのまま暗記しておきたい鉄板フレーズです。
例文
・He negotiated with the company for a higher salary.
(彼は給料アップを求めて会社と交渉した。)
2. 他動詞のパターン! ”negotiate [契約・条件]”
他動詞として使う場合は、後ろに with や for を挟まず、直接「契約や条約」などを目的語にとります。
この場合は「話し合いによって〜を取り決める、成立させる」という意味になります。
例文
・They successfully negotiated a peace treaty.
(彼らは見事に平和条約を交渉して取り決めた。)
”negotiate”の関連語:「話し合う・取り決める」を意味する単語との違い

”discuss”や”bargain”とのニュアンスの違いを押さえると、表現の幅がグッと広がりますよ!
⇒「話し合う・交渉する」の意味を持つ単語”discuss / bargain”
イメージの違いとしては
negotiate ⇒「お互いの利害を調整し、最終的な合意を目指す」=(合意のための)交渉
discuss ⇒「ある議題について、意見を出し合って多角的に検討する」=(意見交換のための)議論
bargain ⇒「売り手と買い手が、値段や取引条件を値切ったり掛け合ったりする」=(損得の)かけひき・値談判
といった感じです!実際の例文を見てみましょう。
● negotiate a contract
「(妥協点を探りながら)契約を交渉する」
⇒ 最終的な着地点(合意)を必ず見つけようとするフォーマルなイメージ。
● discuss the problem
「(その問題について)話し合う」
⇒ 結論を出すことよりも、まず意見を出し合って吟味するイメージ。日常会話でもビジネスでも広く使われます。
● bargain over the price
「(市場などで店主と)価格について掛け合う・値切る」
⇒ 自分にとって少しでも有利な値段にしようと泥臭くやり取りするイメージ。
”negotiate”の語源はラテン語「negōtiārī」 意味は「ビジネスをする、商売を行う」

”negotiate”の語源についても、確認していきましょう。
”negotiate”の語源はラテン語の”negōtiārī(商売をする)”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”negotiate”の起源について、下記の記載があります。
Origin of negotiate
First recorded in 1590–1600; from Latin negōtiātus “traded,” past participle of negōtiārī “to do business, trade,” verb derivative of negōtium “business,” from nec, neg- “not” cf. neglect + ōtium “leisure”日本語訳:1590〜1600年に初めて記録された。ラテン語で「貿易された」を意味する negōtiātus(negōtiārī「ビジネスをする、貿易する」の過去分詞)から来ており、これは negōtium「ビジネス」という名詞の派生動詞である。さらにそれは、nec, neg-「〜でない(例: neglect)」と ōtium「余暇・ひま」から成り立っている。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”negotiate”は「ひま(余暇)を楽しんでいる状態ではない」というラテン語の発想から発祥している模様です。
ラテン語の ōtium(余暇・ひま)
↓
neg-(否定)がくっついて negōtium(ひまでない状態 = ビジネス・仕事)
↓
動詞化してラテン語 negōtiārī(ビジネスをする、交渉・取引する)となり、英語の negotiate へ
古代ローマの人々にとって、「ひま(余暇)じゃない状態」といえば、まさに頭を使ってバリバリと「商売や交渉」をしている時間のことだったんですね。
構成パーツで覚える”negotiate” 「neg-」+「ōtium」+「-ate」

ここからは構成パーツの面から”negotiate”について覚えていきましょう。
”negotiate”の構成パーツは「neg-(〜でない)」+「ōtium(余暇)」+「-ate(動詞にする)」の3パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“neg-“は「否定(〜でない)」を意味するパーツ
”neg-”は「否定(〜でない)」を意味するパーツです。
選ぶことをしない(=「無視する、怠る」)を表しています。
その他に、否定的な意見を意味する negative(ネガティブ・消極的な)なども ”neg-” を使用する代表的な単語です。
”ōtium”は「余暇・ひま」を意味するパーツ
”ōtium”は「余暇・ひま」を意味するパーツです。
基本的には negotiate やその派生語の中に隠れているパーツとして覚えるのが一番効率的ですよ!
”-ate”は「〜にする」を意味する(動詞化の)パーツ
”-ate”は「(名詞や形容詞を)〜にする」という動詞を作るパーツです。
活動的な状態にする(=「起動する、活性化する」)を表しています。
その他に communicate(意思を通じ合わせる)や、 create(形にする・創造する)なども ”-ate” を使用する動詞の仲間です。
”negotiate”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”negotiate”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”negotiate”は「neg-(〜でない)」+「ōtium(余暇)」+「-ate(〜にする)」の3パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「ひまではない状態にする(ビジネスを動かす)」。
● 意味は「交渉する、取り決める」「(障害などを)うまく通り抜ける」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 自動詞 ⇒ “negotiate with [相手] for [条件]”(〜を求めて…と交渉する)
● 他動詞 ⇒ “negotiate [契約・条約]”(交渉して〜を取り決める)
※ 目的語の有無で前置詞が必要かどうかが変わる点に注意!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
