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【語源も分かって、忘れない】英単語「muscular」の意味と使い方・覚え方・文法解説【語源は「子ネズミ」!?】

 

 
コダック
今日の英語表現は”muscular”

「muscle(筋肉/小さなネズミ)」+「-ar(〜の性質の)」のパーツで構成されている単語です。

「皮膚の下を動く子ネズミのような、躍動感のある筋肉」がコアイメージで、そこから“muscular”=「筋肉質の」「たくましい」「筋肉の」の意味を持ちますよ!

 

”muscular”の意味と使い方 コアイメージは「皮膚の下を動く子ネズミのような筋肉」

 

”muscular(発音:mʌ́skjələr/マスキュラー【形容詞】)”は「筋肉質の」「たくましい」「筋肉の」の意味を持つ単語です。

「muscle(筋肉)」+「-ar(〜の性質の)」のパーツで構成されており、「皮膚の下を動く子ネズミのような、躍動感のある筋肉」がコアイメージとなります。

 

 
コダック
じつは「muscle(筋肉)」の語源は、ラテン語で「小さなネズミ」という意味なんです!
力こぶを作ったり、筋肉がピクピク動いたりする様子が、まるで皮膚の下を「小さなネズミ」が走っているように見えたことから名付けられました。

そんなネズミのような躍動感ある筋肉の特徴を持っている(-ar)状態=「筋肉質の・たくましい」という意味になるわけですね!

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”muscular”は、人の体型を褒めるときに「筋肉質の体(a muscular body)」や「たくましい腕(muscular arms)」のように使われるほか、医療や科学の分野で「筋肉組織(muscular tissue)」「筋肉痛(muscular pain)」のように「筋肉そのものの」という意味でも非常によく使われます。

”よく発達した筋肉、または筋肉そのものに関係すること”という意味から、フィットネスの会話、医療の現場、さらには「力強い文体(muscular style)」や「強硬な外交政策(muscular foreign policy)」といった比喩的な表現にいたるまで広く使用されます。

 

日常会話・ビジネスで使える!”muscular”の頻出フレーズ

”muscular”は、特定の名詞と結びついてよく使われる「コロケーション(頻出の組み合わせ)」があります。これらをセットで覚えるのが、使いこなす一番の近道です!

  • muscular build / muscular physique:筋肉質の体格
  • muscular arms / muscular legs:たくましい腕 / たくましい脚
  • muscular pain:筋肉痛(※日常会話では “sore muscles” も非常によく使われます)
  • muscular strength:筋力(筋肉の強さ)
  • muscular system:筋肉系(解剖学・医療の用語)
  • muscular style:力強いスタイル(文体や政策などの比喩表現)

 

「muscular」のバリエーション豊かな例文

【体型・たくましさを表す日常会話の例】
・He has a muscular build from years of weight training.
(彼は長年のウエイトトレーニングのおかげで筋肉質の体格をしている。)
・She showed off her muscular arms after months of rock climbing.
(彼女は数ヶ月のロッククライミングを経て、引き締まったたくましい腕を披露した。)

【医療・健康・科学分野での例】
・Regular exercise helps maintain muscular strength.
(定期的な運動は筋力[筋肉の強さ]を維持するのに役立つ。)
・I am experiencing severe muscular pain after yesterday’s marathon.
(昨日のマラソンの後、激しい筋肉痛を感じています。)

【比喩的な(力強さを表す)表現の例】
・The prime minister adopted a muscular foreign policy to protect the nation.
(首相は国を守るために強硬な[力強い]外交政策を採用した。)

※一部例文参考:『ジーニアス英和辞典 第5版』(大修館書店)

 

”muscular”の文法・語法 名詞形との違いと日常で使える定番フレーズ

1. 形容詞 ”muscular” と 名詞 ”muscle” の使い分け

基本ですが、”muscle”は「筋肉」という名詞”muscular”は「筋肉の、筋肉質の」という形容詞です。
「彼は筋肉がある(筋肉がついている)」と言いたいときは ”He has muscles.” になり、「彼は筋肉質だ」と言いたいときは ”He is muscular.” になります。混ざって ”He is muscle.” と言ってしまうと「彼は筋肉そのものである(?)」になってしまうので注意しましょう!

また、”muscular” は形容詞なので、名詞の前に置く使い方(限定用法:a muscular man)と、be動詞の後に置く補語としての使い方(叙述用法:The athlete is muscular.)の両方が可能です。

 

2. 体で覚える? ”muscle memory(筋肉の記憶)”

日常会話やスポーツのシチュエーションでよく使われるフレーズに ”muscle memory” という言葉があります。これは「頭で考えるのではなく、体が動きを覚えている状態」を指します。自転車の乗り方や、楽器の演奏、タイピングなどはまさにこれですね!

 
コダック
ちなみに、”muscle memory” は名詞 “muscle” をそのまま形容詞のように使ったフレーズですが、これを本来の形容詞にして “muscular memory” と表現されることもあります。どちらも「体が覚えている記憶」という意味で同じように使われますよ!

 

”muscular”の関連語①:「たくましい・引き締まった」を意味する単語”brawny/athletic”

 
コダック
せっかく”muscular”を覚えるのであれば、似たような「体がたくましいこと」を意味する単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”brawny”や”athletic”なども似たニュアンスを持つ単語ですよ!

 

”muscular”の類義語
⇒「たくましい・引き締まった」の意味を持つ単語”brawny/athletic”

 

 
なるほど…、やっぱりそれぞれ体型のイメージに違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

muscular⇒「トレーニングによってしっかり「筋肉が発達している」健やかなたくましさ」=筋肉質の、筋ばった
brawny⇒「ボディビルダーや重労働者のように、肉厚で圧倒的なパワーを感じる「筋骨隆々」さ」=筋骨隆々とした、怪力の
athletic⇒「ゴリゴリの筋肉系というよりは、無駄な脂肪がなく、スポーツ選手のように「シュッと引き締まった」体型」=運動選手のような、引き締まった

といった感じです!

 
ただ「筋肉がある」と言っても、細マッチョからゴリマッチョまで言葉が変わるんだね!
 
コダック
そうなんです!目指す体型や褒め言葉として使うときに使い分けられるとカッコいいですね。
実際の表現を見ながらニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”muscular/brawny/athletic”のイメージの違い

●He has a muscular physique.
「彼は(適度に鍛えられていて)筋肉質の体型をしている」
⇒ フィットネスジムに通ってきれいに筋肉がついている健康的なイメージ

●The brawny lumberjack lifted the heavy log easily.
「筋骨隆々とした木こりは、重い丸太を軽々と持ち上げた」
⇒ いわゆるガチムチ・ゴリマッチョで、圧倒的なパワーと太い体幹を持つイメージ

●She has an athletic runner’s body.
「彼女は運動選手のような引き締まったランナー体型をしている」
⇒ 脂肪が削ぎ落とされ、俊敏に動けそうな細マッチョ・アスリート体型のイメージ

 

”muscular”の語源はラテン語「mūsculus」 意味は「小さなネズミ」

”muscular”という単語がどのようにして生まれたのか、その語源をさらに深掘りしていきましょう。

すでに触れた通り、”muscular”の根本的な語源はラテン語の「mūsculus(小さなネズミ)」に遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”muscular”およびベースとなる”muscle”の起源について、下記の記載があります。

Origin of muscular
1675–85; < Latin mūscul ( us ) muscle + -ar 1
Origin of muscle
1525–35; < Latin mūsculus literally, little mouse (from fancied resemblance to some muscles), equivalent to mūs mouse + -culus -cle 1

日本語訳:
【muscular】1675〜85年に初記録。ラテン語の mūsculus(筋肉) + 接尾辞 -ar。
【muscle】1525〜35年に初記録。ラテン語の mūsculus(文字通りには『小さなネズミ』。特定の筋肉に形が似ていると見なされたことから)。mūs(ネズミ) + 指小辞 -culus(小さな〜)の組み合わせ。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この辞書の記述から、単語が形成されていった面白い歴史が見えてきます。

古代ローマの人々は、腕を曲げた時に盛り上がる「力こぶ(上腕二頭筋)」や、皮膚の下でピクピクと躍動する筋肉の様子を見て、「まるで皮膚の下を小さなネズミがチョロチョロと走り回っているようだ」と連想しました。
そこから、ラテン語で「ネズミ」を意味する「mūs」に、「小さな〜」という縮小辞(小さいものを表すパーツ)である「-culus」が組み合わさり、「mūsculus(小さなネズミ=筋肉)」という言葉が誕生したのです。

 

その後、16世紀(1525〜35年頃)に医学や解剖学の用語として、まず名詞の「muscle(筋肉)」が英語に導入されました。
そして時代が下り、17世紀後半(1675〜85年頃)になってから、「筋肉に関する」「筋肉の発達した」という状態を表すために、形容詞を作る接尾辞「-ar」が結合され、「muscular」という形容詞が成立したという流れです。

 

”muscular”の語源(起源~発祥までの歴史)
【古代ローマ】 ラテン語:mūs(ネズミ) + -culus(小さな)= mūsculus(小さなネズミ)
「力こぶが動く様子が、皮膚の下を走る子ネズミに似ている」ことから「筋肉」を意味するようになる。

【1530年代】 英語に解剖学用語として名詞「muscle(筋肉)」が導入される。

【1680年代】 「muscle」に接尾辞「-ar(〜の性質の)」が結合し、形容詞「muscular(筋肉の・筋肉質の)」が誕生する。

 

 

 
コダック
「小さなネズミ」から「筋肉」、そして「筋肉質の」へと意味が発展していった歴史があるんですね!

ちなみに、パソコンの「マウス(Mouse)」も形がネズミに似ていることから名付けられましたが、大昔の人も筋肉を見て同じように「ネズミみたいだ!」と思ったのは、人間の想像力が時代を超えて共通しているようで面白いですね!

 

 

構成パーツで覚える”muscular” 「muscle」+「-ar」

ここからは構成パーツの面から”muscular”について覚えていきましょう。

”muscular”の構成パーツは「muscle(筋肉/小さなネズミ)」+「-ar(〜の性質の)」の2パーツです。

 

つぎから各パーツについて詳しく紹介していきます。

“muscle”は「筋肉(元々は小さなネズミ)」を意味するパーツ

”muscle”は「筋肉」そのものを表す独立した名詞ですが、他の接頭辞や接尾辞と組み合わさることで様々な派生語を作ります。

 

 
コダック
例えば”musculature”という単語は「muscle(筋肉)」+「-ature(〜の集合・状態)」のパーツで構成されており、

体全体の筋肉のつき方=「筋肉組織、筋肉の構成」を表しています。他にも”muscularity(筋肉質であること)”といった名詞にも派生しますよ!

 

その他に intermuscular(inter-[〜の間に]+ muscle = 筋肉間の)や、intramuscular(intra-[〜の内側に]+ muscle = 筋肉内の)など、解剖学や医療の専門用語にもよく顔を出します。

 

”-ar”は「〜の、〜の性質の」を意味する形容詞パーツ

”-ar”は名詞の後ろにくっついて、「〜に関する」「〜のような性質の」という形容詞に変える働きを持つパーツです。

 

 
コダック
実はこの”-ar”、形容詞を作る”-al” (globalやnaturalなど)の親戚なんです!

単語の中に「l(エル)」の音が含まれている場合、連続して発音しづらくなるのを避けるために、”-al”が”-ar”に変化するという法則があります。

 

”muscle(マッスル)”の綴りや発音の中にも「l」が含まれているため、”musculal”ではなく”muscular”になっているというわけですね。

その他の”-ar”を使用する単語を見ると、この法則が非常によく分かります。

 

 
コダック
例えば”solar”という単語は「sol(太陽)」+「-ar(〜の)」のパーツで構成されていますが、「sol」に「l」が含まれているので、やはり”-al”ではなく”-ar”になっています。

太陽に関するもの=「太陽の、太陽光線の」を表しています(ソーラーパネルのソーラーですね!)。

 

polar(pole[極・北極/南極]+ -ar = 極地の、お互い極端に離れた)※poleに「l」を含む
lunar(luna[月]+ -ar = 月の、太陰暦の)※lunaに「l」を含む
familiar(family[家族]+ -ar = 家族のように親しい、よく知られた)※familyに「l」を含む

 

”muscular”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”muscular”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”muscular”は「muscle(筋肉/小さなネズミ)」+「-ar(〜の性質の)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「子ネズミのような躍動感ある筋肉の」
⇒”muscular”=「筋肉質の」「たくましい」の意味
●語法・文法のポイント ⇒名詞の「muscle」との使い分けに注意。類義語の「brawny(ゴリマッチョ)」や「athletic(細マッチョ)」とニュアンスを分けて覚えるのがコツ!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」