【語源も分かる】英単語「might」の意味と使い方・覚え方!may/couldとの違いや語源も解説

 
コダック
今日の英語表現は”might”

「〜かもしれない」という助動詞のイメージが強いですが、実は名詞としても超重要です。「may(〜できる・力がある)」+「-t(抽象名詞・過去形を作るパーツ)」の2つのパーツで構成されています。

「秘められた内なる力・可能性」がコアイメージで、“might“=「〜かもしれない(ひょっとすると)」「力・権力」の意味を持ちますよ!

 

”might”の意味と使い方 コアイメージは「秘められた内なる力・可能性」

 

”might(発音:maɪt / マイト)”は、「ひょっとすると〜かもしれない(推量)」「力・能力・権力(名詞)」の意味を持つ単語です。

「may(〜できる・力がある)」+「-t(名詞・過去形パーツ)」の構成で、「秘められた内なる力・可能性」がコアイメージです。

 

 
コダック
目には見えないけれど、奥底に眠っている「巨大な力」や、確率は低いけれど「ひょっとしたら起こるかもしれない」という可能性(=内なるパワー)を秘めていること。

それが物理的なパワーとしての「名詞」や、控えめな推量を表す「助動詞」の”might”になるわけですね!

 

助動詞としての”might”は「控えめで、現実から一歩引いた」イメージが強いです。

 

 
現実から一歩引いたイメージ??
 
コダック
英語において「過去形」は、時間的な過去だけでなく「現実からの距離感」も表します。

例えば「雨が降るかもしれない」という時、mayよりも過去形のmightを使ったほうが、現実から距離が生まれて『確率はかなり低いけどね…』という控えめなニュアンスになるんですよ!

 

このように”might”で表現する推量は、「ひょっとしたら〜かも(確率は30%程度)」というニュアンスが多いです。

逆に「十中八九そうだろう」という強い確信や、「〜に違いない」という強いイメージなどは”must”や”should”を使用します。

例文

・It might rain this afternoon, but the sky is still clear.
(今日の午後、ひょっとしたら雨が降るかもしれないが、空はまだ晴れている。)

・He defended his country with all his might.
(彼は全精力を傾けて[全力を尽くして]祖国を守った。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【頻出表現】”might”を使った重要フレーズ(熟語)

 

”might”は日常会話やTOEICでもよく登場する決まったフレーズがあります。とくに以下の2つは非常に重要なので、丸ごと覚えてしまいましょう!

 

① might as well 〜(〜したほうがマシだ、〜してもいいだろう)
「ほかに良い選択肢もないし、いっそ〜したほうがいい」という、少し消極的な提案や妥協を表す頻出表現です。

例文:We might as well walk. It’s not far.
(歩いて行ったほうがいいよ。遠くないし。)

 

② with all one’s might(全力を尽くして)
名詞の”might(力)”を使った定番フレーズです。「持っているすべての力を込めて」という意味になります。

例文:She pushed the door with all her might.
(彼女は全力を尽くしてドアを押した。)

 

”might”の関連語①:「〜かもしれない」を意味する助動詞”may/might/could”

 

 
コダック
せっかく”might”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ助動詞も一緒に覚えてしまいたい所です!

”may”や”could”なども「〜かもしれない」という推量を表す単語ですよ!

 

”might”の類義語
⇒「〜かもしれない」の意味を持つ助動詞”may / could”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージ(起こる確率)の違いとしては

may ⇒「半々くらいの確率」=〜かもしれない(確率50%)
might ⇒「自信がなくて控えめ」=ひょっとすると〜かも(確率30%)
could ⇒「潜在的な可能性あり」=〜ということもあり得る(確率40%)

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”may / might / could”のイメージの違い

● He may come to the party.
「彼はパーティーに来るかもしれない」
⇒ 来る確率と来ない確率が半々(フィフティ・フィフティ)なイメージ。

● He might come to the party.
「彼は(ひょっとしたら)パーティーに来るかもしれない」
⇒ 可能性はかなり低いけれど、ゼロではないという控えめなイメージ。

● He could come to the party.
「彼がパーティーに来ることだってあり得る」
⇒ 彼のスケジュール的に「来る能力や物理的な可能性は残されている」というイメージ。

 

”might”の関連語②:「力」を意味する名詞”power/strength”

 

 
コダック
名詞としての”might”が持つ「力」という意味についても、類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”might”の類義語
⇒「力」の意味を持つ名詞”power / strength”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

might ⇒「圧倒的な権力や巨万の力」=国家や軍隊、大自然などの強大な力
power ⇒「周囲を動かす影響力」=能力、権力、エネルギーなど全般
strength ⇒「内面に備わった耐久力」=筋肉的な強さや精神的なタフさ

といったイメージです。

 

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”might / power / strength”のイメージの違い

might(組織や自然が持つ巨大な力)
The country demonstrated its military might.
「その国は軍事を誇示した」

power(他者をコントロールしたり、物事を動かしたりする力)
He has a lot of political power.
「彼は強い政治権力を持っている」

strength(重いものを持ち上げたり、ストレスに耐えたりするタフさ)
He doesn’t have the physical strength to lift this box.
「彼にはこの箱を持ち上げる体(筋力)がない」

 

”might”の語源は古期英語の「miht/meaht」 意味は「力・能力」

 

”might”の語源についても、確認していきましょう。

”might”の語源は「力を持つ・〜できる」を意味するゲルマン共通語です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”might”の起源について、下記の記載があります。

Origin of might
First recorded before 900; Middle English myghte, Old English miht, meaht; cognate with German macht, Gothic mahts; akin to may

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語の myghte、古期英語の miht, meaht に由来し、ドイツ語の macht やゴート語の mahts と同系である。may(〜かもしれない/〜できる)と同源の単語。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”might”は1100年以上前の古い英語の時代から発祥している模様です。

 

”might”の語源(起源~発祥まで)
●古期英語(900年以前):miht / meaht(名詞としての「力・能力」)

●中期英語:myghte(形が徐々に現在のものへ近づく)

●現代英語:might(助動詞 may の過去形としての役割と、名詞の「強大な力」の双方を残す)

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみにドイツ語の「Macht(マハト=権力・力)」とも親戚関係にあって、歴史的にずっと「力」という意味をコアに持っている単語なんです。

 

構成パーツで覚える”might” 「may」+「-t」

 

ここからは構成パーツの面から”might”について覚えていきましょう。

”might”の構成パーツは「may(〜できる・力がある)」+「-t(抽象名詞・過去形を作るパーツ)」の2つのパーツです。

 

各パーツについて紹介していきます。

“may”は「〜できる・力がある」を意味するパーツ

”may”は「〜できる・力がある」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えばそのまま助動詞の”may”という単語は、「〜してもよい(許可)」や「〜かもしれない(推量)」という意味で使われますが、元々は

「力を持っている(=それをする能力・可能性がある)」を表しています。

 

その他に dismay(元々の力を失わせる⇒落胆させる)等も”may(古くは mag- / mai-)”の根っこを共有する単語です。

 

”-t”は「動作や状態を名詞(あるいは過去形)にする」パーツ

”-t”は「動作や状態を名詞にする(または過去の状態を表す)」パーツです。

 

 
コダック
例えば”fly(飛ぶ)”という動詞にこのパーツが絡むと”flight(飛行・フライト)”という名詞になり、

動詞の性質をギュッと1つの「名詞のカタマリ(名詞化)」に変える役割を持っています。

 

その他の”-t”を語尾に使用して動詞を名詞化している単語についても、下記で紹介していきます。

draw(引く)⇒ draft(引き出されたもの・草案)
see(見る)⇒ sight(視界・光景)
weigh(重さがある)⇒ weight(体重・重量)

 

”might”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”might”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”might”は「may(力がある)」+「-t(名詞化・過去形パーツ)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「秘められた内なる力・可能性」
⇒”might”=「〜かもしれない(ひょっとすると)」「力・権力」の意味
●語法・文法のポイント
⇒助動詞としての might は may よりも現実から距離を置くため、さらに確率の低い「控えめな推量」を表す。
⇒名詞としての might は軍事力(military might)などの「強大なパワー」を表す。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」