「lȳt-(少ない・小さい)」+「-el(小さいものを表すパーツ)」の構成で成り立っている単語です。
「ちょこんとした小さな塊」がコアイメージで、“little”=「少しの」「ほとんどない」「小さくてかわいらしい」の意味を持ちますよ!
”little”の意味と使い方 コアイメージは「ちょこんとした小さな塊」
”little(発音:lítl/リトル)”は「少しの」「ほとんどない」「小さくてかわいい」の意味を持つ形容詞・副詞・名詞です。
「lȳt-(少ない・小さい)」+「-el(小ささを表す末尾パーツ)」で構成されており、「ちょこんとした小さな塊」がコアイメージです。
ただ物理的に小さいだけでなく、話し手の「小さくてちょこんとしていて可愛いな」「量が少なくてちんまりしているな」という感情が含まれるのが「little」の特徴です!
”little”は、「数えられない量(水や時間、お金、感情など)」が少ないことを表すときに大活躍します。
例文
・He has a little money.
(彼は少しお金を持っている。)
・Look at that cute little dog.
(あの小さくてかわいい犬を見てごらん。)
・She is a little tired today.
(彼女は今日、少し疲れている。)※副詞としての使い方※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【超重要】文法ルール:「a」の有無で180度変わる肯定と否定

”little”の文法でテストや日常英会話において最も重要なのが、冠詞の「a」がつくかどうかで意味が肯定(プラス)から否定(マイナス)へガラリと変わるという点です。
主観的に「まだちょこんと残っている」と見るか、「これっぽっちしか残っていない」と見るかの違いになります。また、”little”の直後には必ず「数えられない名詞(不可算名詞:水、時間、お金など)」が来ます。
・a little + 数えられない名詞 ⇒「少しはある(肯定的なニュアンス)」
・little + 数えられない名詞 ⇒「ほとんどない(否定的なニュアンス)」
例文で比較!
● I have a little time.
(少し時間はありますよ。)
⇒ プラスの感情:「少しならあるから大丈夫!」● I have little time.
(時間はほとんどありません。)
⇒ マイナスの感情:「時間がないから厳しい…」● There is a little milk in the fridge.
(冷蔵庫にミルクが少しあるよ。)● There is little milk in the fridge.
(冷蔵庫にはミルクがほとんどないね。)
要注意!”little”・”small”・”few” の違いと使い分け

「小さい、少ない」を意味する単語として”small”や”few”がありますが、使い方やニュアンスが全く異なりますよ!
little⇒量やサイズが少なくてちんまりしている=感情がこもった「小ささ・少なさ」
small⇒事実としてサイズや規模が基準を下回っている=客観的な「小ささ」
few⇒1個2個と数えられるものの数が少ない=可算名詞に使う「数の少なさ」
実際の例文を見ながら、そのニュアンスの差を掴んでいきましょう!
● a little house
「(絵本に出てくるような、ちんまりとした可愛らしい)小ぢんまりした家」
⇒ 話し手が「かわいいな」「味があるな」と愛着を感じているイメージ
● a small house
「(面積や坪数が狭い、物理的に)小さな家」
⇒ 感情を抜きにして、単に部屋のサイズや寸法が大きくないという事実を伝えるイメージ
● He has few friends.
「彼には友達がほとんどいない」
⇒ 友達という「数えられる人間」の数が極端に少ないことを表す(littleは使えません)。※a few friends と言えば「数人の友達がいる」という肯定的な意味になります。
”little”を使った頻出フレーズ・熟語

日常会話で非常によく使われる”little”のフレーズをいくつか紹介します。これらも「ちょこんとした」というコアイメージを持っておくと覚えやすいですよ!
- little by little(少しずつ、徐々に)
- His English is improving little by little.
(彼の英語は少しずつ上達している。)
- His English is improving little by little.
- a little bit(ほんの少し、ちょっと) ※a little をさらに強調・カジュアルにした表現。
- I’m a little bit nervous.
(ちょっとだけ緊張しています。)
- I’m a little bit nervous.
- not a little(少なからず、大いに) ※「少しではない」=「たくさん」という意味になる要注意フレーズ。
- She was not a little surprised.
(彼女は少なからず驚いた。)
- She was not a little surprised.
”little”の語源は古期英語「lȳtel」 意味は「少ない、小さい」

”little”の語源についても確認していきましょう。
”little”の語源は西ゲルマン語や古期英語の「lȳtel」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”little”の起源について、下記の記載があります。
Origin of little
First recorded before 900; Middle English, Old English lȳtel (lȳt “few, small” + -el diminutive suffix), cognate with Dutch luttel, Old High German luzzil, Old Norse lītill日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語および古期英語の lȳtel(lȳt「少ない、小さい」+ -el「指小辞(小ささを表す接尾辞)」)に由来し、オランダ語の luttel、古高地ドイツ語の luzzil、古ノルド語の lītill と同語源である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”little”は1100年以上前の古期英語(西暦900年以前)からずっと使われている、英語の中でも非常に歴史の古い生え抜き単語である模様です。
ゲルマン共通祖語:少なさを表すベースの言葉
↓
古期英語(900年以前):lȳt(少ない) + -el(ちっちゃいもの) = lȳtel
↓
中期英語を経て、現在の「little(ちんまりした可愛いサイズ・量)」として定着
構成パーツで覚える”little” 「lȳt-」+「-el」

ここからは構成パーツの面から”little”について覚えていきましょう。
”little”の構成パーツは「lȳt-(少ない・小さい)」+「-el(小ささを表すパーツ)」の2パーツです。
“lȳt-“は「少ない、小さい」を意味する基本パーツ
”lȳt-”はそれ自体で「数が少ないこと、規模が小さいこと」を表す祖先のパーツです。
根本に「基準に満たない、少なくてちんまりしている」という意味が入っているわけです。
”-el”は「小さなもの、親しみ」を意味するパーツ(指小辞)
”-el”は単語の最後につくことで、「元のものより一段とちっちゃいもの」や「〜ちゃん」といった親しみを込める役割(指小辞)を持つパーツです。
学生が背負うような「小さな肩掛けカバン、ランドセル」を表す言葉になっています。
その他の ”-el” や同類の指小辞パーツを使用する単語についても、下記で紹介します。
・kernel(corn[穀物の粒]+ el[ちっちゃいもの] = 穀物やナッツの真ん中にある、いちばん小さな「芯・種核」)
”little”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”little”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「ちょこんとした小さな塊(愛着やちんまり感)」
⇒”little”=「少しの」「ほとんどない」「小さくて可愛い」の意味
●語法・文法のポイント ⇒数えられない名詞の前に置く。「a little」なら少しはある(肯定)、「little」ならほとんどない(否定)の判別が超重要!
●smallとの違い ⇒感情がこもるのがlittle、客観的な事実がsmall
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
