legitimateの持つ正しさのイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「legitimate」の意味と使い方・覚え方・文法解説【leg(法律)+itim(従う)=法律のお墨付き】

 

 
コダック
今日の英語表現は”legitimate”

「leg(法律)」+「itim(~に従う)」+「ate(~の性質を持つ)」の3パーツで構成されている単語です。

法律やルールに従っており、正しいがコアイメージで、そこから発展して“legitimate“=「合法的な、正当な」「妥当な、合理的な、本物の」という意味を持つようになりますよ!

 

”legitimate”の意味と使い方 コアイメージは「法律や道理に従っており、正しい」

legitimateの持つ正しさのイメージ図

”legitimate(発音:lɪdʒítəmət/リジティマァト)”は「合法的な、正当な」「妥当な、本物の」の意味を持つ形容詞です。

前述の通り、語源のパーツから考えると「法律や道理に従っており、正しい(=法律のお墨付き)」というのがこの単語の根本にあるイメージ(コアイメージ)になります。

 

 
コダック
対象が法律などのルールにしっかりと適合していることや、
誰が見ても「そりゃそうだよね」と納得できる道理に基づいた正しさを表す時に使われる単語なんですね!

 

”legitimate”は、単に法律の条文に違反していないという文脈だけでなく、「論理や世間の常識・道理から見て、筋が通っている(まともである)」という広い意味での正当性を表すことができます。

 

例文

He had a legitimate excuse for being absent.
(彼には欠席する正当な言い訳があった。)

a legitimate business
(合法的なビジネス ※裏稼業などではなく、社会的に認められたまっとうなビジネス)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”legitimate”の関連語①:「正当な・合法的な」を意味する単語”legal / valid”との違い

 
コダック
”legitimate”を覚えるときは、似たような意味を持つ”legal”や”valid”も一緒に整理してしまうのが効率的です!
どれも「正しい・有効な」というニュアンスを含みますが、それぞれ芯にあるイメージが違います。

 

”legitimate”の類義語
⇒「合法的な・有効な」の意味を持つ単語”legal / valid”

 

 
それぞれ、どんな風に使い分ければいいの??

 

 
コダック

一言でいうと、以下のようなイメージの違いがあります!

legitimate ⇒「道理・ルールのお墨付きがある」=正当な・まっとうな
legal ⇒「法律(条文)に違反していない」=合法の・法律上の
valid ⇒「手続きや期限が有効である」=有効な・手続き上妥当な

法律そのものに焦点を当てるのが”legal”で、期限や書類の効力に焦点を当てるのが”valid”ですね!

 
なるほど!実際の使い方の違いも知りたいな。

 

例文で見る!”legitimate / legal / valid”の使い分け

legitimate
「She had a legitimate reason for being late.」
⇒ 誰が見ても「そりゃ仕方ない」と納得する『正当な(筋の通った)』理由。

legal
「The business is completely legal.」
⇒ 法律の条文と照らし合わせて、違法性が一切ない『合法的な』ビジネス。

valid
「This ticket is valid for three days.」
⇒ 期限切れやミスがなく、手続き的にしっかりと使える『有効な』チケット。

 

”legitimate”の関連語②:「本物の」を意味する単語”genuine / authentic”との違い

 
コダック
また、”legitimate”には「本物の」という意味もあります。これは「血筋や権利が正当なもの=偽物(偽称者)ではない」という意味合いから来ています。

同じく「本物の」という意味を持つ”genuine”や”authentic”との違いも見ておきましょう!

 

”legitimate”の類義語
⇒「本物の」の意味を持つ単語”genuine / authentic”

 

 
コダック

こちらの「本物」トリオは、以下のようなニュアンスの違いがありますよ!

legitimate ⇒「法的な権利やルーツが正しい」=本物の・正当な
genuine ⇒「素材が純粋で、まじりっ気がない」=本物の・純粋な
authentic ⇒「出所や伝統的な製法が確かな」=本物の・真正の

 

例文で見る!”legitimate / genuine / authentic”の使い分け

legitimate
「a legitimate heir to the throne」
⇒ 法的な権利や正しい血筋をしっかりと受け継いでいる『正当な(本物の)』王位継承者。

genuine
「a genuine leather jacket」
⇒ 合皮などの模造品ではなく、素材そのものが純粋な『本物の』レザージャケット。

authentic
「an authentic Italian restaurant」
⇒ 本場のシェフや伝統的なレシピに基づいて作られた、嘘偽りのない『本物の』イタリアンレストラン。

 

”legitimate”の語法・文法解説:動詞としての使い方と発音の注意点

 

”legitimate”をマスターする上で、もう一つ知っておきたいのが「動詞」としての使い方「発音の変化」です!

実はこの単語、形はそのままで「〜を合法化する」「〜を正当化する」という動詞としても使うことができるんですよ。

 

 
コダック
動詞のときは、目的語(名詞)を後ろに置いて「(本来は認められにくいものを)正当なものとして認める」というイメージで使われます!

 

そして、ここが一番の注意ポイントなのですが、形容詞と動詞で最後の「-ate」の発音が変わりま

 

 
コダック

耳で聞くときや自分で口に出すときは、以下の違いを意識してみましょう!

形容詞 ⇒ 発音:/lɪdʒítəmət/(リジティマァ)=「~な性質の」
動詞 ⇒ 発音:/lɪdʒítəmèɪt/(リジティメイ)=「~の状態にする」

動詞のときは「エイ」とはっきり発音するのが特徴ですね!

 

例文

The government tried to legitimate their violent actions.
(政府は自らの暴力行為を正当化しようとした。)

The new law will legitimate the drug for medical use.
(新しい法律はその薬の医療目的での使用を合法化するだろう。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

 
なるほど!「正当化する」といえば ”justify” もよく見かけるけど、何か違いはあるの??

 

 
コダック
いい質問ですね!
”justify” は「自分の行動や言い訳が正しい理由を説明する」という主観的なニュアンスが強いです。
一方で ”legitimate” は、法律や社会的な手続きを通して「公に、客観的に正しいもの(合法)とする」というややフォーマルなニュアンスになりますよ!

 

”legitimate”の語源は lēgitimātus 意味は「合法化された」

”legitimate”の語源についても、深く掘り下げて確認していきましょう。

”legitimate”の語源はラテン語の lēgitimātus”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”legitimate”の起源について、下記の記載があります。

Origin of legitimate
First recorded in 1485–95, legitimate is from the Medieval Latin word lēgitimātus (past participle of lēgitimāre to make lawful). See legitim, -ate 1

日本語訳:1485~95年に初めて記録された。legitimate は中世ラテン語の単語 lēgitimātus(”合法化する”という意味の動詞 lēgitimāre の過去分詞)に由来する。legitim、-ate 1 を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

Dictionary.comの記述にある通り、この単語が英語として記録されたのは15世紀末(1485~95年頃)のこと。当時のイギリスは中世から近世へと移り変わる激動の時代で、法制度の整備とともに多くのラテン語由来の法律用語が英語に流入しました。

もともとの発祥をたどると、古代ローマで使われていたラテン語の「法律」を意味する名詞 lex(あるいは legis) に突き当たります。

 

”legitimate”の語源(起源~発祥まで)
古代ラテン語の lex / legis(法律)

中世ラテン語の lēgitimāre(法的な身分を与える・合法化する)

その過去分詞 lēgitimātus(合法化された・正当と認められた)

15世紀末に英語へ取り入れられ、形容詞・動詞として定着した legitimate

 

 

 
コダック
古代ローマの「法律(lex)」という概念が、中世のキリスト教社会を通じて「しかるべき手続きを経て、公式に認められた状態にする」という意味の動詞に変化していったわけですね!

 

面白いのは、英語に導入された当初の ”legitimate” は、主に「正当な婚姻関係から生まれた子(嫡出子)」を指す法律用語として使われていた点です。

当時は王位継承や財産相続において、「法的に正当な血統であるかどうか」が国の運命を左右するほど極めて重要でした。そのため、「法によって認められた=本物の・正当な権利を持つ」というニュアンスが強く刻み込まれたのです。

これが時代を経て法律の枠組みを飛び越え、現代のように「論理的に筋が通っている(妥当な)」「偽物ではない(本物の)」という広い意味で使われる社会的な「お墨付き」のイメージへと発展していきました。

 

構成パーツで覚える”legitimate” 「leg」+「itim」+「ate」

ここからは構成パーツ(語源)の面から、なぜ”legitimate”が「合法的な」「正当な」という意味になるのかを深く掘り下げていきましょう。

”legitimate”の構成パーツは、大きく分けて「leg(法律)」+「itim(~に従う・適した)」+「ate(~の性質を持つ)」の3つに分解することができます。

 

それぞれのパーツが持つ役割や、同じパーツを持つ他の英単語の例をあわせて紹介します。これらを関連付けることで、単語のイメージがより強固に記憶に定着しますよ!

“leg”は「法律」を意味するパーツ

”leg”は、ラテン語の「lex(法律)」に由来する非常に重要な語根パーツです。単語の中に「leg」や「legis」が含まれている場合、その多くは「法律」「規則」「正当な手続き」に関連するニュアンスを持っています。

 

 
コダック
例えば、先ほど類義語として登場した”legal”という単語は、「leg(法律)」+「al(~の性質を持つ:形容詞尾)」の2パーツで構成されています。

文字通り「法律に関する」「法律に違反していない」状態を指すため、「合法の、法律上の」という意味になるわけですね!

 

この「leg(法律)」というパーツは、皆さんもよく知っている以下のような身近な単語にも使われています。

  • legislate(法律を制定する)
    ⇒ leg(法律)+ slate(ラテン語の「運ぶ・提案する」に由来)=「法律を形にして提案する」から、立法することを意味します。
  • privilege(特権、特典)
    ⇒ privi(個人の、私的な)+ lege(法律)=「特定の個人だけに適用される法律・ルール」から、特別な権利という意味に発展しました。
  • legacy(遺産)
    ⇒ 語源的には「法的な手続きによって(後世に)残されたもの」という意味合いから、現代の「受け継いだ遺産」という意味に繋がっています。

このように、「legを見たらまずは『法律』を連想する」という癖をつけておくと、初見の単語でも意味を推測しやすくなります!

”itim”は「~に従う・適した」を意味するパーツ

”itim”は、ラテン語の最上級形容詞を作る接尾辞(-itimus)に由来し、単語の中では「〜に従う」「〜にピッタリと適している」「〜の基準に合致した」という意味を付け加えるパーツです。

 

 
コダック
英単語のパーツとしては少し珍しい形に見えますが、法律(leg)という言葉と、この後紹介する状態を表す(ate)を結びつけ、「法律の基準に100%合致している」というニュアンスを保証する接着剤のような役割を果たしています!

 

このパーツがあるからこそ、単に「法律に関係がある(legal)」というだけでなく、「法律や道理の基準にしっかりと従っている = 誰が見てもまっとうで正当である」という、”legitimate”特有の強いお墨付きのニュアンスが生まれるのです。

 

”ate”は「~の性質を持つ・状態にする」を意味するパーツ

”ate”は、単語の最後について「~の性質を持つ(形容詞)」「~の状態にする・~化する(動詞)」の役割を形作る、英語の中で最も代表的な接尾語パーツの一つです。

今回の ”legitimate” においては、前に続くパーツ全体をまとめて「~の性質を持った」という形容詞の形に仕上げる役割を担っています。

 

 
コダック
例えば、おなじみの”fortunate(幸運な)”という単語は、「fortune(幸運・財産)」+「ate(~の性質を持つ)」の2パーツで構成されていますよね。

「幸運という性質をたっぷりと含んでいる」ことから、「幸運な」という意味を表す形容詞になります。

 

”ate”が使われている他の代表的な形容詞・動詞の例も見てみましょう。

  • accurate(正確な)
    ⇒ ac-(〜に対して)+ cure(注意・手入れ)+ ate(の性質を持つ)=「細部まで注意が行き届いている性質」から、「正確な」という意味になります。
  • considerate(思いやりのある)
    ⇒ consider(熟考する、よく考える)+ ate(の性質を持つ)=「相手のことをよく考える性質」から、「思いやりのある」という意味になります。
  • educate(教育する ※動詞)
    ⇒ e-(外へ)+ duc(導く)+ ate(~の状態にする)=「本人の才能を外へと引き出す状態にする」から、「教育する」という意味になります。

”ate”で終わる単語を見かけたら、それが「どんな性質や状態を表しているのか」を意識すると、単語の品詞や意味の方向性がパッと掴めるようになりますよ!

 

これら3つのパーツをもう一度まとめると、
「leg(法律)」+「itim(にしっかり従った)」+「ate(の性質を持つ)」
=『法律や道理の基準に完全に従っている性質がある』

だからこそ、”legitimate”は「合法的な」「正当な」「裏付けのある本物の」という意味になるのです。

 
コダック
パーツの繋がりが見えると、丸暗記するよりもずっと深く記憶に残りますよね!

”legitimate”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”legitimate”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”legitimate”は「leg(法律)」+「itim(~に従う)」+「ate(~の性質を持つ)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「法律のお墨付き」
⇒”legitimate”=「合法的な、正当な」「妥当な、本物の」の意味
●類義語との違い ⇒ legal(法律に違反していない)、valid(効力が生きている)とのニュアンスの違いを押さえるのがポイント!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」