この単語は、パーツに分解するよりも単体で非常に古い歴史を持つ語根ベースの単語です。
「その場に何かを置いていく・残していく」がコアイメージで、“leave“=「去る、出発する」「残す、そのままにする」「(名詞で)許可、休暇」の意味を持ちますよ!
”leave”の意味と使い方 コアイメージは「置いていく・残していく」
”leave(発音:líːv/リーヴ【動詞・名詞】)”は「去る、出発する」「残す、そのままにする」、名詞で「許可、休暇」の意味を持つ単語です。
歴史の古い単語で、共通するコアイメージは「その場に何かを置いていく・残していく」というシンプルなものです。
逆に「物や状態を」その場に置いたまま、自分だけが別の場所に移動するイメージが(=「残す・そのままにする」)となるわけですね!
”leave”は「そこから離れる」という物理的・心理的な移動のイメージが根底にあります。
”leave”の4つの重要語法・文法と豊富な例文

ここからは、実際のコアイメージがどのように文法や使い方に発展するのか、4つのパターンに分けて豊富な例文と一緒に見ていきましょう!
1. 「場所を去る・出発する」の語法(leave A for B)
もっとも一般的な「去る」の使い方です。ただ場所を去るだけでなく、**「leave A for B(Bに向けてAを出発する)」**という形は、試験や日常会話でも超頻出の重要語法です。
例文
・The train is about to leave the station.
(列車はその駅を出発しようとしている。)
・She left Japan for Canada last week.
(彼女は先週、カナダに向けて日本を発った。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
2. 「残す・置き忘れる」の語法(leave A B)
人や場所に、物や伝言などを「残していく」使い方です。**「leave + 人(A) + 物(B)」**で「人にお金を残す」「人に伝言を残す」という第4文型を作ることもできます。
例文
・I left my umbrella on the train.
(電車の中に傘を置き忘れてしまった。)
・He left his secretary a short note.
(彼は秘書に短い伝言を残した。)
日本語ではどちらも「忘れる」と言いますが、英語では明確に使い分けます!
● leave ⇒ 後ろに「場所」が来る(例:I left my wallet at home.)
● forget ⇒ 単に持ってくるのを忘れた、記憶から消えた(例:I forgot my wallet. ※後ろに場所は置けない)
「場所に置いてきちゃった!」と言いたいときは必ず leave を使いましょう!
3. OをCのままにする ”leave + 目的語(O) + 補語(C)”
「〜をそのまま残す」というイメージから派生して、**「leave + O + C」**で「OをC(の状態)のままにしておく」という非常に重要な第5文型を作ります。Cの部分には形容詞や動詞のing形(現在分詞)、過去分詞などがよく使われます。
例文
・Don’t leave the window open.
(窓を開けっ放しにしておいてはいけない。)
・Please leave me alone for a while.
(しばらくの間、私を一人にしておいてください = ほっといて。)
・He left the water running in the bathroom.
(彼は浴室の水を流しっぱなしにしていた。)
4. 【名詞】「休暇・許可」の用法
「職場や任務から離れることを公式に許可される」という歴史から、名詞のleaveには**「休暇・許可」**という意味があります。旅行などの個人的な休み(vacation / holiday)とは異なり、主に**制度としての公式な休暇**に対して使われます。
「休暇中で」を表す **on leave** や、具体的な制度名を伴う表現が定番です。
例文
・She is currently on maternity leave.
(彼女は現在、産休中で離職している。)
・He had to take a sudden sick leave.
(彼は突然の病気休暇を取らなければならなかった。)
”leave”の類義語・関連語①:「出発する・去る」を意味する単語”depart/quit”との違い

例えば”depart”や”quit”なども「出発する、去る」を意味する単語ですよ!
⇒「去る」の意味を持つ単語”depart/quit”
ニュアンスの違いとしては以下のようなイメージです!
leave ⇒「後ろに置いて去る」=最も一般的で日常的な「去る・出る」
depart ⇒「旅程に従って出立する」=公共交通機関などの公式・フォーマルな「出発」
quit ⇒「途中で放棄して身を引く」=仕事や学校、悪習を「完全に辞める」
しっかりと区別して使い分けたいですね!
● leave Tokyo
「東京を去る(東京を出発する)」
⇒ 引っ越しでも旅行でも、その場所から離れていく一般的なイメージ
● depart from Platform 3
「3番線から出発する」
⇒ 電車や飛行機などが、予定された時刻にカチッと発車するフォーマルなイメージ
● quit my job
「仕事を辞める」
⇒ 職場という場所・ポジションから完全に身を引いて去る(途中でやめる)イメージ
”leave”の語源は900年以前の古期英語など 実は複数の起源がある!

”leave”の語源についても、確認していきましょう。
”leave”には歴史上、複数の異なる起源(同音異義語)が存在します。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”leave”の起源について、下記の記載があります。
Origin of leave1 (動詞: 去る、残す)
First recorded before 900; Middle English leven “to stop, cease, discontinue; abandon; allow; depart, leave,” Old English laefan “to leave; remain; have or be left remaining”; cognate with Old High German leiban (compare German bleiben “to remain”), Old Norse leifa…Origin of leave2 (名詞: 許可、休暇)
First recorded before 900; Middle English leve, leave, leife “permission, permission to go, farewell,” Old English leaf “permission, license”; akin to believe, furlough, lief※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、現在の”leave”は、異なる複数の古い言葉が歴史の中で1つの形に融合していった模様。
● 動詞の源流:古期英語 laefan(残す、残される)が中英語を経て現代の「去る・残す」へ。
↓
● 名詞の源流:古期英語 leaf(許可、ライセンス)が中英語を経て現代の「公式な休暇・許可」へ。
↓
● 現代:スペルと発音が同じ「leave」として定着し、多面的な意味を持つ単語に!
歴史の中で同じ形に変化したことで、「その場から離れる・残す」という現在のイメージに綺麗に繋がっているのが面白いポイントです。
仲間で覚える”leave”の関連表現

”leave”そのものは単一の語根ですが、語源の解説にある通り、ドイツ語の **bleiben(留まる・残る)** などと同じ遠い親戚にあたります。
また、Dictionary.comの語源データにある通り、「残されたもの」というコアから派生した面白い表現が日常に隠れています。
「残されたもの」を表す ”leftover”
”leave”の過去分詞形である「left」と「over」が合体した単語です。
これもまさに、その場に「置いていかれたもの(leave)」というコアイメージそのものですね!
”leave”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”leave”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「その場に何かを置いていく・残していく」
⇒”leave”=「去る・出発する」「残す・そのままにする」「休暇」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「leave + O + C(OをCのままにする)」や公式な休暇(育児休暇など)の名詞用法、さらに場所を伴う「置き忘れ」の表現を押さえよう!
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