【語源も分かって、忘れない】英単語「intonation」の意味と使い方・覚え方・文法解説【音の中に(感情や意味を)込めること】

 

 
コダック
今日の英語表現は”intonation”

「in-(中に)」+「ton-(音)」+「-ation(〜すること)」のパーツで構成されている単語です。

「音の中に(感情や意味を)込めること」がコアイメージで、“intonation“=「イントネーション、抑揚」「音調、話し調子」の意味を持ちますよ!

 

”intonation”の意味と使い方 コアイメージは「音の中に込めること」

 

”intonation(発音:ìntounéiʃən/イントネイシャン【名詞】)”は「イントネーション、抑揚」「音調、話し調子」の意味を持つ単語です。

「in-(中に)」+「ton-(音)」+「-ation(〜すること)」のパーツで構成されている単語で、「音の中に(感情や意味を)込めること」がコアイメージです。

 

 
コダック
声という「音」の「中(in-)」に、上がったり下がったりする変化をつけることで、話し手の感情や疑問などのニュアンスを込めること。

つまり、声の上がりの下がり(=「抑揚」)や、話すときの独特なメロディ(=「イントネーション」)になるわけですね!

 

”intonation”は、単なる音の強弱ではなく、「話し言葉における声のピッチ(高低)の波やメロディの変化」そのものを指します。

 

”intonation”と一緒に覚えるべき頻出フレーズ(語法)

実際の英会話や文章でよく使われる、”intonation”の定番の組み合わせ(コロケーション)を押さえておきましょう!これを知っておくと、使い方の幅がぐっと広がります。

 

【よく使われる形容詞との組み合わせ】
rising intonation:上昇調(語尾が上がるイントネーション)
falling intonation:下降調(語尾が下がるイントネーション)
flat / monotone intonation:平坦な、一本調子のイントネーション

【よく使われる動詞との組み合わせ】
speak with a(n) … intonation:〜なイントネーションで話す
change one’s intonation:イントネーションを変える

 

例文(英語と日本語訳セット)

・In English, questions usually end with a rising intonation.
(英語では、疑問文は通常、上昇調のイントネーション[語尾上がり]で終わる。)

・She spoke with a flat intonation, so it was hard to read her emotions.
(彼女は起伏のない一本調子で話したため、感情を読み取るのが難しかった。)

・His English intonation is very natural and sounds just like a native speaker.
(彼の英語のイントネーションはとても自然で、まるでネイティブスピーカーのように聞こえる。)

・You can convey a completely different meaning just by changing your intonation.
(イントネーションを変えるだけで、まったく異なる意味を伝えることができます。)

 

”intonation”の類義語①:「声や音の調子」を意味する単語”accent/pitch”との違い

 
コダック
せっかく”intonation”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

例えば”accent”や”pitch”なども「音や声の調子」を意味する単語ですが、明確なニュアンスの違いがありますよ!

 

”intonation”の類義語
⇒「音・声の調子」の意味を持つ単語”accent/pitch”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のような感じです!

intonation ⇒「文全体のピッチ(高低)の波・メロディ」=文全体の抑揚
accent ⇒「特定の音節を『強く』または『高く』目立たせること」=単語ごとの強音・アクセント(または地域的な訛り)
pitch ⇒「音そのものの物理的な『高さ・低さ』の度合い」=音高・声のトーンの高さ

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”intonation/accent/pitch”のイメージの違い

●intonation
「You are coming, right?(語尾をグッと上げて疑問を表す)」
⇒ 文全体の声のトーンを変化させて感情や意図を伝えるイメージ

●accent
「The accent of ‘banana’ is on the second syllable.」
⇒ 単語「バナナ」の特定の場所(naの部分)をハッキリ強く叩くイメージ(※”a British accent” のように「地域特有の訛り」を指すこともあります)

●pitch
「He spoke in a high-pitched voice.」
⇒ 楽器の鍵盤のように、声全体の周波数が物理的に「高い(甲高い声)」か「低い」かというイメージ

 

”intonation”の類義語②:「話し調子・言葉遣い」を意味する単語”tone/inflection”との違い

 
コダック
「声の変化」という側面でより近い類義語、”tone” や ”inflection” との違いも合わせて押さえておくと完璧です!

 

”intonation”の類義語
⇒「話し調子・語調」の意味を持つ単語”tone/inflection”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

intonation ⇒「文全体のピッチ(高低)の上下運動そのもの」=声のメロディ
tone ⇒「話し手の「怒り」「喜び」などの感情が滲み出た声全体の雰囲気」=語気・口調・トーン
inflection ⇒「文法的な意味の違い(疑問、強調など)に伴う、声や単語の一時的な変化」=語尾変化、声の屈折・変調

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”intonation/tone/inflection”のイメージの違い

●intonation
「Her intonation is very natural.」
⇒ 彼女の(英語特有の)声の上がり下がりの波がとても自然だというイメージ

●tone
「Don’t use that angry tone with me!」
⇒ 「そんな怒ったような口調で私に話さないで!」という、声に滲む「感情の雰囲気」のイメージ

●inflection
「There was a slight inflection of surprise in his voice.」
⇒ 驚きによって、声のトーンが一時的にキュッと変化(屈折)したイメージ

 

”intonation”の文法・語法 絶対に外せない品詞のルールと動詞形

ここで”intonation”をより深く、正しく使いこなすための文法・語法のポイントを確認しておきましょう。

 

1. 原則は「数えられない名詞(不可算名詞)」

・「声の抑揚・メロディ」という抽象的な概念を指すため、基本的には**不可算名詞(数えられない名詞)**として扱われます。そのため、単に「イントネーションが大事だ」と言うときは `a` をつけたり複数形にしたりしません。
(例:*Intonation is key to being understood.* = 意味を理解してもらうにはイントネーションが鍵だ)

2. 特定のパターンや特徴を指すときは「数えられる名詞(可算名詞)」になる!

・ここがブログ読者に教えたい重要ポイント!「(特定の言語や地域、個人が持つ)独特なイントネーションの特徴・パターン」や「上昇調・下降調という具体的な一つの型」を具体的に指す場合には、**可算名詞**として `a` がついたり複数形(intonations)になったりします。
(例:*He speaks with a British intonation.* = 彼はイギリス風のイントネーションで話す)

3. 動詞形は ”intonate” (〜を抑揚をつけて話す・唱える)

・動詞になると ”intonate”(イントネイト)という形になります。「抑揚をつけて話す」や、聖歌などを「節をつけて唱える」という意味の動詞です。名詞形の「-ion」を取り除き、形を整えたものですね。

 

”intonation”の語源は中世ラテン語「intonātiō」 元々は教会での「聖歌」から生まれた言葉!?

”intonation”の語源についても、深く掘り下げて確認していきましょう。

”intonation”の直接的な語源は、中世ラテン語の「intonātiō(語幹:intonātiōn-)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”intonation”の起源について下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1610–20, intonation is from the Medieval Latin word intonātiōn- (stem of intonātiō ). See intonate, -ion

日本語訳:1610〜20年に初めて記録された。intonationは中世ラテン語の「intonātiōn-」(「intonātiō」の語幹)に由来する。「intonate」および「-ion」を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”intonation”は17世紀初頭(日本では江戸時代の初め頃)に英語として使われ始めたことが分かります。

では、どのようにして現在の「イントネーション、抑揚」という意味に変化していったのでしょうか?さらに時代を遡って、言葉の成り立ちを見てみましょう。

 

”intonation”の語源(起源~現在の意味になるまで)
古代ギリシャ語:tonos(楽器の弦をピンと張ること、そこから生じる「音」)

ラテン語:in-(〜の中に) + tonus(音、トーン)

中世ラテン語の動詞:intonāre(声の調子を合わせる、節をつけて唱える)

中世ラテン語の名詞:intonātiō(節をつけて唱えること)

初期の英語:intonation(教会で聖歌を歌うこと、詠唱)

現在の英語:intonation(話し言葉における声の上がり下がり、抑揚)

 

 

 
コダック
こうして流れを見てみると、言葉の進化って面白いですよね!

一番元を辿れば、古代ギリシャ語の「楽器の弦をピンと張る(緊張させる)」というイメージから「音」という意味が生まれました。

そこから「音の中に(声を)入れる=節をつけて歌う」となり、中世の教会で聖歌を歌う際に使われるようになりました。

時代が進むにつれて、「歌」という枠組みから外れ、日常会話における「声のメロディ(抑揚)」を表す言葉へとシフトしていったのです!

 

「歌にメロディをつける」ことから始まり、現在では「話し言葉にメロディ(抑揚)をつける」という意味で使われていると考えると、”intonation”のコアイメージがより掴みやすくなりますね。

 

 

構成パーツで覚える”intonation” 「in-」+「ton-」+「-ation」

ここからは、語源の「構成パーツ」という観点から”intonation”を完全にマスターしていきましょう!

単語をパーツに分解してそれぞれの意味を理解すると、記憶に残りやすくなるだけでなく、初めて見る単語の意味まで推測できるようになりますよ。

 

”intonation”は、「in-(中に)」+「ton-(音・張る)」+「-ation(〜すること)」という3つのパーツで構成されています。それぞれのパーツを詳しく解説しますね!

 

パーツ①:接頭辞 ”in-” =「中に、内側へ、〜に向かって」

”in-”は、空間や心の「中」へ入っていくイメージを持つ、非常にメジャーな接頭辞(単語の頭につくパーツ)です。物理的な移動だけでなく、抽象的な「内部」に対しても使われます。

 

 
コダック
例えば、前半でもお話しした”inspire(インスパイア)”という単語!
これは「in-(中に)」+「spire(息を吹き込む)」が合体したもので、「人の心の中に熱い息(熱意)を吹き込む」⇒「奮起させる、インスピレーションを与える」という意味になりますよ。

 

他にも、”in-”を使って「中へ」のイメージが分かりやすい英単語を集めてみました。

  • income :「in-(中に)」+「come(来る)」= 自分のところにお金が「入ってくる」もの ⇒【名詞】収入、所得
  • insight :「in-(中に)」+「sight(見る・視力)」= 物事の内部をじっと「見抜く」力 ⇒【名詞】洞察力、見識
  • include :「in-(中に)」+「clude(閉じる)」= 枠の中に「閉じ込める」 ⇒【動詞】〜を含む

 

パーツ②:語根 ”ton-” =「音、トーン、ピンと張る(緊張)」

”ton-”は「音」や「トーン」を表す重要な語根(単語の芯となるパーツ)です。このパーツの本当の面白さは、元々の由来にあります。実はギリシャ語の「tonos(張ること、引き締め)」からきているんです。

 

 
コダック
「なぜ『音』と『緊張(ピンと張る)』が同じパーツなの?」って不思議に思いますよね。
ここでギターやバイオリンの弦を想像してみてください!
弦を「ピンと張る(緊張させる)」ことで、初めて美しい「音(トーン)」が響きますよね。だから、語源の世界では「張る」ことと「音」は同じイメージで繋がっているんですよ!

 

この「ピンと張る」「音」というイメージを掴むと、以下のような関連語も芋づる式に覚えられます!

  • monotone :「mono-(ひとつの)」+「tone(音・調子)」= 変化なく一本の弦をずっと張っているような状態 ⇒【名詞・形容詞】一本調子、モノトーン
  • baritone :「bari-(重い・低い)」+「tone(音)」= 低く重厚に響く声 ⇒【名詞】バリトン(男声の音域)
  • tonic :「ton-(ピンと張る)」+「-ic(〜の)」= 体や気分をピシッと引き締め、元気を張らせるもの ⇒【名詞】強壮剤、トニックウォーター /【音楽】主音(キーとなる音)
  • tension :「tens-(引き伸ばす・張る)」= 精神的・物理的にピンと張り詰めた状態 ⇒【名詞】緊張、緊迫感 (※ton- と同じ語源グループです!)

 

パーツ③:接尾辞 ”-ation” =「〜すること、〜という行為・状態」

”-ation”は、動詞の末尾にくっついて「その行為をすること」や「それによって生まれた状態・結果」を表す名詞にする接尾辞(お尻につくパーツ)です。

”intonation”は、動詞形の ”intonate(〜を抑揚をつけて唱える・発音する)” に ”-ation” が結びついて名詞になった形です。

 

 
コダック
身近な例でいうと、ビジネスでもおなじみの”organization(オーガニゼーション)”が分かりやすいです!
これは動詞の「organize(組織する、まとめる)」に「-ation(〜すること)」がつくことで、「人々をバラバラにせず、1つの形にまとめ上げること」⇒「組織、団体」という名詞になっています。

 

他にも、日常会話や資格試験でよく見かける ”-ation” の仲間をチェックしてみましょう。

  • preparation :「prepare(準備する)」+「-ation(〜すること)」 ⇒【名詞】準備、用意
  • information :「inform(通知する、知らせる)」+「-ation(〜すること・状態)」= 相手の頭の中に知識を形作ること ⇒【名詞】情報、案内
  • imagination :「imagine(想像する)」+「-ation(〜すること)」 ⇒【名詞】想像、想像力

 

”intonation”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

いかがでしたでしょうか? 最後に、今回学んだ”intonation”の重要なポイントをすっきりとまとめておきます。

”intonation”のパーツ構成とコアイメージ
・「in-(中に)」 + 「ton-(音を張る)」 + 「-ation(〜すること)」
コアイメージ:声という「音の中に」、感情や意図の上下の波を「込めること」
現代の意味:「イントネーション、抑揚」「音調、話し調子」

語法・文法の必須ルール
・動詞形は ”intonate” (抑揚をつけて話す/節をつけて唱える)
・名詞としては原則、数えられない「不可算名詞」として扱う(※特定の言語特有のパターンを具体的に指す場合は、可算名詞として an intonation / intonations になることもあります)

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
単語のパーツ(語源)を知ると、他の単語も芋づる式に一気に覚えられるようになって読解力もグッと上がりますよ! ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」