【語源も分かって、忘れない】英単語「completely」の意味と使い方・覚え方・文法解説【すき間なく満たされた状態】

 
コダック
今日の英語表現は“completely”

「com-(完全に)」+「-plete-(満たす)」+「-ly(副詞)」の3パーツで構成されている単語です。

「すき間なく完全に満たされた状態で」がコアイメージで、“completely”=「完全に、すっかり」「全く、まったく」の意味を持ちますよ!

 

“completely”の意味と使い方 コアイメージは「すき間なく完全に満たされた状態で」

 

“completely(発音:kəmplíːtli/コンプリートリ【副詞】)”は「完全に、すっかり」「全く、まったく」の意味を持つ単語です。

「com-(完全に)」+「-plete-(満たす)」+「-ly(副詞)」の3パーツで構成されている単語で、「すき間なく完全に満たされた状態で」がコアイメージです。

 

 
コダック
コップの中に水が「一滴も余すことなく、なみなみと満たされている(com- + -plete-)」イメージ。

そこから、ある状態や行為が「まるで余白がゼロ=「完全に、すっかり」」の状態であることを表すのが“completely”なわけですね!

 

“completely”は副詞として、形容詞・動詞・過去分詞を修飾する形で非常に広く使われます。「completely different(まったく異なる)」「completely finished(完全に終わった)」のように、程度が100%であること=「一切の例外・余白なし」というニュアンスを強調するときに登場します。

 

“completely”が修飾できる3つの位置

形容詞・過去分詞を修飾 … completely wrong(まったく間違っている)
動詞を修飾 … I completely understand.(完全に理解しています)
前置詞句・副詞を修飾 … completely out of control(完全に手に負えない)

 
コダック
「I completely forgot.(すっかり忘れてしまった。)」という文を見てみましょう。

「忘れる(forgot)」という事実に対して、”completely”を加えることで「記憶の中に残骸すら残っていない、頭の中が0%の状態」というニュアンスになるんです。「ちょっと忘れた」ではなく「跡形もなくすっかり消えた」という強調が”completely”の真髄ですよ!

 

このように「完全に・余すところなく」という意味から、日常会話から学術論文・ビジネス英語まで幅広いシーンで使用されます。下記に場面別の例文をまとめました。

例文(日常)

・I completely forgot about the meeting.
(会議のことをすっかり忘れていた。)

・You’re completely right — I should have called first.
(君の言う通りだ。先に電話すべきだった。)

例文(ビジネス)

・The project was completely finished by Friday.
(そのプロジェクトは金曜日までに完全に終わった。)

・Our approach is completely different from our competitors’.
(当社のアプローチは競合他社とはまったく異なります。)

例文(試験・ライティング)

・The results completely contradict the original hypothesis.
(その結果は当初の仮説と完全に矛盾している。)

・The old system has been completely replaced by a new one.
(旧システムは新しいものに完全に置き換えられた。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店(一部)

 

“completely”の頻出コロケーション(相性の良い組み合わせ)

 
コダック
単語は「セットになりやすい組み合わせ(=コロケーション)」ごと覚えると、いざという時にスッと口から出てきます!

“completely”と一緒に使われやすい鉄板の組み合わせを集めてみました。

 

“completely”の頻出コロケーション

completely different(まったく異なる)
completely wrong(完全に間違っている)
completely finished(完全に終わった)
completely agree / disagree(完全に賛成/反対する)
completely forget(すっかり忘れる)
completely understand(完全に理解する)
completely change(がらりと変える)
completely satisfied(完全に満足している)

 

“complete” と “completely” を混同しないように注意!

 
 
“complete” と “completely” って形が似てるけど、どう使い分けるの?
 
コダック
これは間違えやすいポイントです!

“complete”形容詞・動詞“completely”副詞。役割が違うんです。

●a complete failure(完全な失敗)… 名詞failureを修飾する形容詞
completely failed(完全に失敗した)… 動詞failedを修飾する副詞

「名詞を飾るなら complete、動詞や形容詞を飾るなら completely」と覚えておけば迷いませんよ!

 

“completely”の関連語①:「完全に・すっかり」を意味する単語”entirely/totally”

 
コダック
せっかく”completely”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”entirely”や”totally”なども「完全に、まったく」を意味する単語ですよ!

 

“completely”の類義語
 ⇒「完全に」の意味を持つ単語”entirely / totally”

 

 
 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

completely ⇒「すき間なく満たされ、欠けたものがゼロの状態で」=完結・充足の完全さ
entirely ⇒「全体(entire)として一つのまとまりの中に例外が含まれない」=例外なしの全体性
totally ⇒「合計(total)として積み上げた結果100%に達する」=累積・総量としての全体

といった感じです!

 
 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”completely / entirely / totally”のイメージの違い

completely rebuilt
「(壊れた建物を解体して)完全に建て直した」
⇒ もとの状態から「一切の欠け・残骸なしに仕上がった」完成・充足のイメージ

entirely up to you
「それはまったくあなた次第です」
⇒ 「例外となる要素がひとつも含まれない全体」としての例外ゼロのイメージ

totally exhausted
「ぐったりと完全に疲れ果てた」
⇒ 疲労が積み重なって合計値が100%に達した、累積・総量のイメージ

 

 
コダック
ちなみに使い分けの実践的なヒントとして、“totally”はカジュアル寄り(会話で「Totally!=まったくその通り!」と相づちにも使う)、“entirely”はフォーマル寄り(論文・契約書などの硬い文章で好まれる)という傾向があります。

“completely”はその中間で、会話からビジネスまで一番オールラウンドに使えるのが強みですよ!

 

“completely”の関連語②:「まったく・全然」を意味する単語”absolutely/perfectly”

 
コダック
“completely”の持つ「強調の度合い100%」という意味についても、

類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

“completely”の類義語
 ⇒「まったく・全然」の意味を持つ単語”absolutely / perfectly”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

completely ⇒「満たされて余白がゼロになった状態の完全さ」=充足の100%
absolutely ⇒「あらゆる条件・制限から切り離され(ab-)た、疑いようのない絶対の確信」=絶対・断定の100%
perfectly ⇒「欠点のない理想形(perfect)に到達した、完璧・最適の状態」=理想形の100%

といったイメージです。

 

 
コダック
せっかくですので、こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”completely / absolutely / perfectly”のイメージの違い

completely satisfied
「(要望や期待が)完全に満たされて満足している」
⇒ 不満の余地がゼロ=欠けがなく満ち足りた充足のイメージ

absolutely certain
「まったく確かだ、絶対に間違いない」
⇒ いかなる疑念も入り込む余地を許さない断定・絶対確信のイメージ

perfectly timed
「(絶妙に)完璧なタイミングで行われた」
⇒ 理想の型にぴったりはまった、欠点ゼロの最適解のイメージ

 

 
コダック
会話で覚えておくと便利なのが“Absolutely!”という返事。

“Do you agree?”(賛成?)に対して“Absolutely!”と返すと「もちろん、絶対に!」という強い同意になります。”completely”よりも”absolutely”の方が、こうした断定的な相づちで活躍しますよ!

 

 

“completely”の文法・語法 形容詞・過去分詞との相性と注意点

“completely”の意味や類義語との違いが分かったところで、ここからは実際の試験やライティングで押さえておきたい「文法・語法上のルール」を3つ解説します!

 

1. “completely”は「程度副詞」——修飾できる形容詞は”non-gradable(段階のない形容詞)”が基本!

“completely”は程度副詞の一種ですが、実は修飾する形容詞の種類に明確な傾向があります。カギは「その形容詞に”段階(程度の幅)”があるかどうか」です。

 

◯ “completely” + non-gradable(段階のない形容詞)
 completely different / completely wrong / completely finished / completely impossible
 ⇒「異なる・間違い・終わった・不可能」など、「そうか/そうでないか」しかない白黒の形容詞と相性◎

△ “completely” + gradable(段階のある形容詞)
 completely tall / completely big / completely hot
 ⇒「背が高い・大きい・暑い」のような“more / less”で程度を測れる形容詞とは相性が悪く、
 ”very tall / very big / very hot” を使うのが自然

 

 
 
なんで”completely tall”はおかしいの?
 
コダック
“completely”のコアは「すき間なく100%満たされている」なので、本来「それ以上でも以下でもない、振り切った状態」に使うのが自然なんです。

“different(違う)”や”wrong(間違っている)”は「違う/間違い」というゼロイチ(=non-gradable)の状態なので”completely”と相性◎。でも”tall”は「より高い、もっと高い」と段階がある(=gradable)ので、程度を強める”very”の方が自然、というわけですね!

ちなみに同じ”100%系”の副詞でも、“absolutely”や”totally”も同じく非段階形容詞と相性が良い仲間ですよ。

 

2. 否定文での”completely”——位置によって意味が変わる(部分否定)!

否定文で”completely”を使う場合、語順によってニュアンスが大きく変わります。これは試験でも問われやすい超重要ポイントです。

 

not completely 〜(部分否定):「完全に〜というわけではない」
 ⇒ 例:I don’t completely agree.(全面的に賛成というわけではない。)
 ⇒「一部は賛成・一部は反対」というグレーゾーンのニュアンス

not 〜 at all(全体否定):「まったく〜ない」
 ⇒ 例:I don’t agree at all.(まったく賛成できない。)
 ⇒「ゼロパーセント、皆無」という完全否定のニュアンス

 

 
コダック
「not completely」は「満たされ切っていない」=部分的には当てはまる、というのが”completely”のコアから自然に導けますね。

英作文でうっかり「まったく〜ない」のつもりで”not completely”と書くと「全面的にそうというわけでもない」という真逆に近い意味になってしまうので要注意ですよ!「100%否定したい」なら”not 〜 at all”を使いましょう。

 

3. 文中での”completely”の位置——置く場所のルール

「副詞”completely”はどこに置けばいいの?」という疑問にお答えします。基本ルールはシンプルです。

 

“completely”を置く位置の基本ルール

一般動詞の前 … I completely forgot.(すっかり忘れた)
be動詞・助動詞の後ろ … It is completely different.(まったく違う)
過去分詞・形容詞の前 … a completely new system(完全に新しいシステム)

 

 
コダック
「一般動詞なら前、be動詞や助動詞なら後ろ」——これは”completely”に限らず、頻度・程度を表す副詞ぜんぶに共通する位置ルールです。

ひとつ覚えておけば”always(いつも)”や”totally(完全に)”などにも応用できるので、コスパ抜群ですよ!

 

“completely”の語源はラテン語「complēre」 意味は「完全に満たす・充足する」

“completely”の語源についても、確認していきましょう。

“completely”の語源は形容詞”complete”に副詞語尾”-ly”がついたもので、その”complete”自体の語源はラテン語の“complēre(コンプレーレ)”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”completely”および”complete”の起源について、下記の記載があります。

Origin of completely
complete + -ly

Origin of complete
First recorded in 1325–75; Middle English, from Middle French or directly from Latin complētus (past participle of complēre “to fill up, fulfill,” equivalent to com- + plē- + -tus past participle suffix)

(日本語訳:初出は1325〜1375年頃。中英語に由来し、中期フランス語、またはラテン語の「complētus」(「complēre=満たす、充足させる」の過去分詞)から直接取り入れられた。「com-」+「plē-(満たす)」+「-tus(過去分詞語尾)」が等価な構成。そこに副詞語尾「-ly」が加わって”completely”が形成された。)

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”completely”はラテン語から中期英語を経由して発祥している模様です。

 

 
コダック
ここで1つ補足を。語源辞典では、この”com-“は「共に」ではなく”強意(intensive)の接頭辞”=「完全に・徹底的に」の意味として働いていると説明されています。

つまり「完全に(com-)」+「満たす(plē-)」=「すき間なく満たし切る」。コアイメージと語源がぴったり一致しているわけですね!

 

“completely”の語源(起源〜発祥まで)
●ラテン語「com-(完全に・徹底的に:強意)」+「plē-(満たす)」

●ラテン語「complēre(完全に満たす・充足させる)」

●その過去分詞「complētus(完全に満たされた)」

●14世紀初〜中頃(1325〜1375年頃)に中期英語・中期フランス語を経て「complete(形容詞)」として定着

●形容詞”complete”に副詞語尾”-ly”が加わり”completely(副詞)”が完成

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ラテン語の「plē-(満たす)」は英語の”fill”に相当し、究極の祖先をたどると印欧祖語の “*pele-(満たす)” にまで行き着きます。この”*pele-“こそ、”plenty(たくさん)” “full(いっぱいの)” “plus(プラス)”などの共通のルーツ。

「満たす」という1つのイメージから、これだけ多くの単語が枝分かれしているんですね!

 

 

構成パーツで覚える”completely” 「com-」+「-plete-」+「-ly」

ここからは構成パーツの面から”completely”について覚えていきましょう。

“completely”の構成パーツは「com-(完全に)」+「-plete-(満たす)」+「-ly(副詞語尾)」の3パーツです。

 

つぎから各パーツについて紹介していきます。

“com-“は「完全に、共に」を意味するパーツ

“com-“は、ラテン語の前置詞”cum(〜と一緒に)”に由来する超定番の接頭辞で、「共に・一緒に」という協調のベクトルと、「完全に・徹底的に」という強調のベクトルの両方を持ちます。”completely”では後者(強調)として働いています。

 

 
コダック
例えば”combine”という単語は「com-(共に)」+「-bine(結ぶ)」で構成されており、複数のものを一緒に結びつける(=「結合する、組み合わせる」)を表しています。

 

その他にcomplete(完全に満たされた→完全な)、communicate(共に分かち合う→伝達する)、command(共にまとめ上げる→命令する)等も”com-“を使用する単語です。

complete(完全な)/combine(結合する)/communicate(伝達する)/command(命令する)/compress(圧縮する)

“-plete-“は「満たす」を意味するパーツ

“-plete-“(または”-ple-“)は、ラテン語の”plēre(満たす)”に由来し、何かがいっぱいになる・充足するイメージを持つパーツです。(※後ろに続く文字によって”-plete-“や”-ple-“などに変化します)

 

 
コダック
例えば”deplete”という単語は「de-(下に、減らす)」+「-plete(満たされた状態)」で構成されており、満たされていた状態を減らしていく(=「使い果たす、枯渇させる」)を表しています。

 

その他にsupplement(下から+満たす→補足する)、implement(中に+満たし込む→実行する、実装する)、replete(再び+満たす→満ちあふれた)等も”-plete-/-ple-“を使用する単語です。

complete(完全な)/deplete(枯渇させる)/supplement(補足する)/implement(実装する)/replete(満ちあふれた)

 

 
コダック
“-plete-“の遠い親戚には、もっと身近な”plenty(たくさん)” “plus(プラス)” “supply(供給する)”なんかもいます。

どれも根っこに「満たす・いっぱい」のイメージがあると分かると、一気に関連づけて覚えられますね!

“-ly”は「〜な状態で」を意味するパーツ(副詞語尾)

“-ly”は、形容詞の語尾につけて副詞を作る最もポピュラーな英語のパーツです。「〜な性質を持った状態で・そのように」という意味を加えます。

 

 
コダック
例えば”quick(速い)”に”-ly”がついた”quickly”は「速い状態で→速く」、”clear(明確な)”+”-ly”で”clearly(明確に)”と、

形容詞に”-ly”を加えるだけで(=「〜な状態で・〜に」)という副詞に早変わりしますよ!

 

その他にslowly(ゆっくりと)、carefully(注意深く)、finally(最終的に)等も”-ly”を使用する副詞です。

 

 

“completely”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”completely”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”completely”は「com-(完全に)」+「-plete-(満たす)」+「-ly(副詞語尾)」の3パーツで構成されている単語
 ⇒コアイメージは「すき間なく完全に満たされた状態で」
 ⇒”completely”=「完全に、すっかり」「全く、まったく」の意味

●類義語の使い分け
 ⇒completely=充足の100%/entirely=例外なしの全体/totally=累積の100%
 ⇒completely=充足の100%/absolutely=絶対・断定/perfectly=理想形の100%

●文法ポイント① 「段階のある形容詞(gradable:tall・bigなど)」には”very”が自然。「段階のない形容詞(non-gradable:different・wrong・finishedなど)」と”completely”の相性が◎
●文法ポイント② 否定文の語順に注意!”not completely〜”=「完全に〜というわけではない(部分否定)」、”not〜at all”=「まったく〜ない(全体否定)」
●文法ポイント③ 置く位置は「一般動詞の前/be動詞・助動詞の後ろ/過去分詞・形容詞の前」

 
 
コダック
「com-(完全に)」+「-plete-(満たす)」+「-ly(副詞)」というパーツを知っておくと、”deplete(枯渇させる)”や”supplement(補足する)”など、同じ”-plete-“仲間の単語がどんどんつながって覚えられますよ!

ぜひ今回の方法を参考に、たくさんの英単語を効率よくマスターしていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」