「integer(欠けのないもの・整数)」+「-ity(名詞化:〜な状態)」のパーツで構成されている単語です。
「どこにも欠けがない、丸ごと一つの状態」がコアイメージで、“integrity“=「誠実、高潔」「完全な状態、統合性」の意味を持ちますよ!
英単語”integrity”の意味とは?コアイメージは「どこにも欠けがない丸ごと一つの状態」
”integrity(発音:intégriti/インテグリィティ【名詞】)”は「誠実、高潔」「完全な状態、保全」などの意味を持つ単語です。
「integer(欠けのないもの)」+「-ity(〜な状態)」のパーツで構成されており、「どこにも欠けがない丸ごと一つの状態」が核となるコアイメージです。
すべての部品や要素が揃っていて、どこも壊れていない状態(=物・システムの「完全な状態」)なこと=”integrity”なわけですね!
”integrity”の使い方と頻出フレーズ(ビジネス・ITでも活躍!)
”integrity”は、人の道徳的な素晴らしさだけでなく、ITやビジネスの世界における「データや組織が健全で正しい状態に保たれていること」を指す際にも非常によく使われます。
- a man of integrity(誠実な人、高潔な人物)
- data integrity(データの完全性・整合性 ※IT用語)
- academic integrity(学問的誠実性 ※カンニングや盗用をしないこと)
- maintain the integrity of 〜(〜の完全性を維持する)
例文
・He is a man of professional integrity.
(彼は職務上、非常に誠実[高潔]な人物だ。)・We must protect the integrity of the data.
(私たちはデータの完全性[改ざんのない状態]を守らなければならない。)・The earthquake damaged the structural integrity of the building.
(その地震は建物の構造的な完全性[構造上の強度・安全性]にダメージを与えた。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”integrity”の関連語①:「誠実・正直」を意味する単語”honesty / sincerity”との違い
人を表す時の”integrity”に似た言葉として、”honesty”や”sincerity”などがあります。
⇒「誠実」の意味を持つ単語”honesty / sincerity”
イメージの違いとしては以下の通りです!
integrity ⇒「ブレない確固たる信念」=誰が見ていなくてもルールや道徳を貫く高潔さ
honesty ⇒「嘘をつかないこと」=事実をそのまま言う、騙さない正直さ
sincerity ⇒「心に偽りがないこと」=相手に対するお世辞抜きの本気度・真面目さ
● a politician of integrity
「(裏金や買収に一切手を染めず、自分の倫理観を突き通す)高潔な政治家」
⇒ 自分の中に一切の矛盾や「欠け」を作らない、強固なモラルのイメージ。
● Answer with honesty.
「(隠し事をせず、本当のことを)正直に答える」
⇒ 嘘をついたり、事実をねじ曲げたりしないというイメージ。
● test the sincerity of his apology
「彼の謝罪の誠実さ(本気で申し訳ないと思っているか)を確かめる」
⇒ 表面的なポーズではなく、心からの本心(真摯さ)であるというイメージ。
”integrity”の関連語②:「完全・全体」を意味する単語”entirety / completeness”との違い
⇒「完全・全体」の意味を持つ単語”entirety / completeness”
それぞれの表現の違いとしては
integrity ⇒「正しい状態が保たれていること」=劣化や改ざんのない、本来あるべき完全性
entirety ⇒「はじめから終わりまで全部」=期間や物事の全体・総体(分割されていない)
completeness ⇒「すべての要素が揃っていること」=パズルのピースが全て埋まった完璧さ
● territorial integrity
「(他国に侵略されたり削られたりしていない)領土の保全(完全性)」
⇒ 本来あるべき境界線や状態が、美しく無傷で守られているイメージ。
● watch the movie in its entirety
「(映画を省略せずに)丸ごと全部見る」
⇒ 100%カットせずに、最初から最後までという「量・範囲」のイメージ。
● check the completeness of the list
「リストの完全性(抜け漏れがないこと)をチェックする」
⇒ 必要な項目がすべて揃っており、未完成な部分がないというイメージ。
”integrity”の語源はラテン語「integritās」 意味は「 integer(整数、無傷の)」

”integrity”の語源についても確認していきましょう。
”integrity”の語源はラテン語の「integritās」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”integrity”の起源について、下記の記載があります。
Origin of integrity
First recorded in 1400–50; late Middle English integrite, from Latin integritās; see integer, -ity日本語訳:1400〜50年に初めて記録された。中期英語の「integrite」から来ており、それはラテン語の「integritās」に由来する。(integer や -ity を参照)
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”integrity”はラテン語の「integer(手つかずの、無傷の、全体)」から発祥していることがわかります。
● ラテン語:integer(触れられていない、無傷の、丸ごとの)
↓
● ラテン語:integritās(完全な状態、純粋さ)
↓
● 15世紀前半(中期英語)、フランス語を経由して現在の「integrity」へ
分数や小数のようには端数(欠け)がない、綺麗なひとつの塊を指しているのがポイントです。
構成パーツで覚える”integrity” 「integer」+「-ity」

ここからは構成パーツの面から”integrity”について深掘りしていきましょう。
”integrity”の構成パーツは「integer(整数、欠けのないもの)」+「-ity(〜な状態)」です。
それぞれのパーツを使った他の単語も知っておくと、語彙力が一気にアップしますよ。
“integer”は「整数、欠けのないもの」を意味するパーツ
”integer”はそれ単体で「整数」という意味を持ちますが、パーツとしては「欠けのないもの、完全なもの」を表します。
バラバラだったものを一つにまとめる(=「統合する、融合させる」)を表しています。
(例:integrate the two systems / 2つのシステムを統合する)
その他に integral(不可欠な、完全な)なども”integer”のパーツを持つ重要単語です。
”-ity”は「〜な状態・性質」を意味する名詞パーツ
”-ity”は形容詞の後ろについて、その状態・性質を表す名詞にする接尾辞(パーツ)です。
物事をこなすことができる状態(=「能力」)を表しています。
その他の”-ity”を使用する単語は非常にたくさんあります。意識して探してみましょう。
- real(現実の)+ -ity = reality(現実・現実性)
- active(活動的な)+ -ity = activity(活動・活気)
- equal(等しい)+ -ity = equality(平等・平等性)
”integrity”の意味と使い方・語源・覚え方のまとめ

最後に、本記事で解説した”integrity”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒ コアイメージは「どこにも欠けがない丸ごと一つの状態」
⇒ 意味は「誠実、高潔(人に対して)」「完全な状態、保全(物・データに対して)」
● 語法・文法のポイント
基本的に「数えられない名詞(不可算名詞)」として扱われます。「an integrity」や「integrities」とは通常言いません。また、ビジネスシーンにおける企業の「コンプライアンス」やITにおける「データ保護」を語る上でも必須の重要単語です。
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