「in-(中に)」+「gredi-(行く、歩む)」+「-ent(〜するもの)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「中に入っていくもの」がコアイメージで、“ingredient“=「材料、成分」「構成要素、要因」の意味を持ちますよ!
”ingredient”の意味と使い方 コアイメージは「中に入っていくもの」

”ingredient(発音:ingríːdiənt/イングリーディエント【名詞】)”は「材料、成分」「構成要素、要因」の意味を持つ単語です。
「in-(中に)」+「gredi-(行く、歩む)」+「-ent(〜するもの)」の3つのパーツで構成されている単語で、「中に入っていくもの」がコアイメージです。
それだけではなく「成功の秘訣(成功のための構成要素)」のような比喩的な表現にもよく使われますよ!
このように”ingredient”で表現するものは、「ある完成品を作るために不可欠な要素」であることが多いです。
逆に、加工前の単なる原料そのものを指す場合や、全体を構成する一部の部品などを指す場合は、後述する”material”や”component”を使用します。
”ingredient”の重要な語法と頻出フレーズ
”ingredient”を実際の英語で使うときに、知っておくと一気に表現力が上がる文法的なポイントと頻出フレーズをまとめました!
料理のレシピや成分表示など、複数の材料を指すときは通常複数形の「ingredients」になります。
・active ingredient:有効成分(薬や化粧品の)
・secret ingredient:隠し味、秘密の材料
② 比喩的に「成功や結果の要素・原因」として使う場合
「〜のための不可欠な要素」と言うときは、後ろに続く前置詞のパターン「ingredient for [in] 〜」をセットで押さえておきましょう!
・key ingredient for success:成功のための鍵となる要素
・vital ingredient:不可欠な要素(欠かせない要因)
”ingredient”の豊富な例文(日英セット)
具体的な使い方を例文で確認していきましょう。「具体的な材料」と「比喩的な要素」の2つのパターンに分けて紹介します。
パターン①:具体的な「材料・成分」の例文
Mix all the ingredients together in a large bowl.
(大きなボウルですべての材料を混ぜ合わせなさい。)What are the main ingredients of this traditional dish?
(この伝統料理の主な材料は何ですか?)Always check the list of ingredients if you have food allergies.
(食物アレルギーがある場合は、常に原材料名リストを確認してください。)パターン②:比喩的な「構成要素・要因」の例文
Trust is a vital ingredient in a successful marriage.
(信頼は幸福な結婚生活に欠かせない要素[要因]である。)Hard work and determination are key ingredients for success.
(努力と決意は、成功を収めるための鍵となる要素だ。)Enthusiasm is an essential ingredient of a good teacher.
(情熱は、優れた教師に不可欠な資質(要素)である。)※一部参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”ingredient”の関連語①:「材料・原料」を意味する単語”material/raw material”
例えば”material”や”raw material”なども「材料・原料」を意味する単語ですよ!
⇒「材料・素材」の意味を持つ単語”material/raw material”
イメージの違いとしては以下のような感じです!
ingredient ⇒「中に投入されて混ざり合うもの」=(料理・混合物の)材料、成分
material ⇒「何かを作るための具体的な物質・素材」=(建設・製造の)資材、布地、服地
raw material ⇒「加工される前の自然のままの資源」=(工場などで使う)未加工の原材料
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● active ingredients in medicine
「(薬の中に含まれる)有効成分」
⇒ 液体や錠剤の中に溶け込んで一体化しているイメージ
● building materials
「(家を建てるための)建築資材(木材やレンガなど)」
⇒ 物を形作るための具体的な道具や素材のイメージ
● import raw materials such as crude oil
「原油のような原材料を輸入する」
⇒ まだ何も加工されていない、地球から採れたての状態(raw=生)の資源のイメージ
”ingredient”の関連語②:「要素」を意味する単語”component/factor”
類義語があるので覚えてしまいましょう!
⇒「要素」の意味を持つ単語”component/factor”
それぞれの表現の違いとしては
ingredient ⇒「混ざり合って一体化する要素」=(料理や成功の)不可欠な要素
component ⇒「組み立て可能な独立したパーツ」=(機械やシステム、理論の)構成部品、構成要素
factor ⇒「ある結果を生み出す原因となる要素」=(事件や現象の)要因、因子
といったイメージです。
● The key ingredient for success is hard work.
「成功のための鍵となる要素は努力だ。」
⇒ 成功というスープに溶け込んでいる不可欠な要素のイメージ
● electronic components of a computer
「コンピュータの電子部品」
⇒ バラバラに分解したり、ネジで組み立てたりできる独立したパーツのイメージ
● The main factor in the economic growth.
「経済成長の主要な要因。」
⇒ その結果(成長)を引き起こす引き金となった「原因」のイメージ
”ingredient”の語源はラテン語「ingrediēns」 意味は「中へ入っていく」

”ingredient”の語源についても、確認していきましょう。
”ingredient”の語源はラテン語の”ingrediēns”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”ingredient”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1425–75; late Middle English from Latin ingredient- (stem of ingrediēns ), present participle of ingredī “to go or step into, commence,” equivalent to in- in- 2 + -gredient- “going”; see gradient日本語訳:1425–75年に初めて記録された。後期中英語で、ラテン語のingredient-(ingredīの現在分詞で「中に入る、歩んで入る、始める」の意味)に由来する。これは in-(中に)+ -gredient-(行く、歩む)と同等である。gradient(傾斜、勾配)を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”ingredient”は15世紀頃(中英語期)に、ラテン語の「中に入っていく(ingredī)」という動詞の現在分詞から派生して生まれた言葉です。
語源の歴史を紐解くと、元々は中世の医学や錬金術の分野において「薬や混合物の中に投入される成分」を指す専門用語として使われ始めたと言われています。
そこから時を経て、現在のような日常的な料理の「材料」や、物事を構成する「要素」という意味へと広がっていきました。
● ラテン語「ingredī(中へ歩んでいく、入り込む)」
↓
● ラテン語の現在分詞「ingrediēns(中に入り込んでいるもの)」
↓
● 15世紀頃に英語に入り、現在の「ingredient(全体の中に溶け込む材料・成分)」へ発展
ちなみに「歩む、行く(gredi)」という語源は、坂道の傾斜を表す「gradient(グラディエント)」や、段階を表す「grade(グレード)」などにも繋がっているんですよ!
構成パーツで覚える”ingredient” 「in-」+「gredi-」+「-ent」

ここからは構成パーツの面から”ingredient”について覚えていきましょう。
”ingredient”の構成パーツは「in-(中に)」+「gredi-(行く、歩む)」+「-ent(〜するもの)」の3つのパーツです。
英単語はこうした「接頭辞(頭にくっつくパーツ)」+「語根(意味の中心)」+「接尾辞(品詞を決める尻尾)」の組み合わせで出来ていることが多いです。つぎから各パーツについて詳しく紹介していきます。
“in-“は「中に・内側に」などの方向性を意味するパーツ
”in-”は空間的な「中に、内側に」という方向性を意味する接頭辞です。
自分の懐の中に入ってくるお金(=「収入、所得」)を表しています。
その他に indoor(室内の)や、insight(洞察力、中を見る力)等も”in-”を使用する単語です。
また、「中に取り込む」というイメージから、include(中に閉じ込める=含む)や involve(中に巻き込む)といった重要な動詞も作り出しています。
”gredi-”は「行く、歩む、段階」を意味するパーツ
”gredi-”はラテン語で「行く、一歩を進める」を意味する語根です。
※単語の形によって gress や grad に変化しますが、根本のイメージは同じです。
前へと歩みを進めること(=「進歩、前進」)を表しています。
「歩んでいくステップ(段階)」というニュアンスも持っているため、graduate(段階を踏んで終える=卒業する)や degree(段階、度合い、学位)といった単語にも繋がっています。
”-ent”は「〜する人・もの、〜の性質」を意味するパーツ
”-ent”は「〜する人、〜するもの」または「〜の性質を持つ」という意味を付加し、主に名詞や形容詞を作る接尾辞です。
勉強をする人(=「学生」)を表しています。
その他に resident(居住する人・住民)や、dependent(依存するもの・依存している)等も”-ent”を使用する単語です。
また、president(前に座る人=大統領、社長)や excellent(秀でている性質=優秀な)など、人や状態を表す際にも非常によく使われる重要なパーツです。
”ingredient”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”ingredient”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「中に入っていくもの」
⇒”ingredient”=「材料、成分」「構成要素、要因」の意味
●語法・文法のポイント ⇒ 料理の「材料」以外にも、成功の「不可欠な要素(key ingredient)」という抽象的な使い方が頻出!
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