誰もが知っている超重要単語ですが、使い方によって文法のルールが変わるため、なんとなくで覚えていると痛い目を見る単語でもあります。
「(ひょっとしたら…という)不確確な条件を頭にポンと置く」がコアイメージで、そこから“if“=「もし〜ならば(副詞の塊)」「〜かどうか(名詞の塊)」という2つの大きな意味に分かれますよ!
”if”の意味と使い方 コアイメージは「不確実な条件を頭に置く」
”if(発音:íf / イフ【接続詞】)”は「もし〜ならば」と「〜かどうか」という2つの顔を持っています。
一見するとバラバラの意味に見えますが、根っこにあるのは「まだ確定していない不確かなことを、仮の条件として頭の中に置いてみる」という共通のイメージです。
そこから、仮の話を膨らませる「もし〜ならば」や、YesかNoかハッキリしない事柄そのものを指す「〜かどうか」=”if”になるわけですね!
この2つの意味は、文法上の役割(副詞の塊を作るか、名詞の塊を作るか)によって、**使う時のルール(特に時制)**がガラリと変わります。ここが試験や英会話で狙われやすい超重要ポイントです!
使い方①:「もし〜ならば」(副詞節)と【時制の罠】
「もし明日雨が降ったら…」「もし宝くじが当たったら…」というように、メインの文章に「仮の条件」を付け足す使い方です。(文法的には『副詞節』と呼びます)
「もし明日〜なら」という未来の話であっても、ifの中ではwillを使わずに現在形で書くという大原則ルールがあります!「条件の中では、すでにその条件が成り立っているものとして話を進める」ためです。
「もし〜ならば」の例文
・If it rains tomorrow, I will stay home.
(もし明日雨が降れば、私は家にいます。)
※tomorrow(明日)のことですが、ifの中は単数の現在形(rains)にします。・If you have any questions, please feel free to ask.
(もし何か質問があれば、お気軽にお尋ねください。)・If I have enough money, I will buy the car.
(もし十分なお金があれば、その車を買うつもりだ。)
使い方②:「〜かどうか」(名詞節)と【頻出フレーズ】
「彼女が来るかどうか」「それが本当かどうか」という、白黒はっきりしない不確実な内容そのものを、動詞の目的語(〜のこと)として丸ごと置く使い方です。(文法的には『名詞節』と呼びます)
「もし〜なら」の時とは違い、「〜かどうか」の時は、未来のことなら普通にwillを使います。単なる「不確かな未来の予定」をそのまま表すためです。迷ったら意味で判断しましょう!
・wonder if ~(〜かしらと思う / 〜かどうか気にかかる)
・I don’t know if ~(〜かどうか分からない)
「〜かどうか」の例文
・I don’t know if he will come tomorrow.
(彼が明日来るかどうかはわかりません。)
※「〜かどうか」の意味なので、明日のことにはしっかりwill(will come)を使います!・I wonder if she likes this gift.
(彼女はこの贈り物を気に入ってくれるかしら。)・Let’s see if the store is open.
(お店が開いているかどうか確かめてみよう。)
”if”の関連語①:「もし〜なら」を意味する単語”when/unless”との違い
特に”when”や”unless”は、ifと入れ替え問題などでよく狙われるライバルたちです。
イメージの違いを一言で言うと、こうなります!
if ⇒「起きるか分からない」=純粋な仮定(ひょっとしたら〜なら)
when ⇒「確実にその時が来る」=時間の条件(〜するとき)
unless ⇒「その例外を除いては」=否定の条件(〜でない限り)
「可能性の度合い」や「除外するかどうか」がポイントですね!
● If I turn 20, I will buy a car.
「もし私が20歳になったら、車を買います。」
⇒(今大病を患っているなど)20歳まで生きられるかどうかが不確定な、極端な仮定のニュアンス。
● When I turn 20, I will buy a car.
「私が20歳になったら、車を買います。」
⇒ 時間が経てば確実に20歳になるので、その時が来たら、という自然な予定のイメージ。
● Unless you hurry, you will miss the train.
「急がない限り、電車に乗り遅れるよ。」
⇒「急ぐという『例外』をのぞいては、乗り遅れることになるよ」という、強い除外条件を突きつけるイメージ。
”if”の関連語②:「〜かどうか」を意味する単語”whether”との違い
2つの大きな使い分けのイメージは以下の通りです。
if ⇒「YesかNoかカジュアルに言う」=主に動詞の後ろ(目的語)の狭い範囲だけで使う
whether ⇒「AかBかの2択をハッキリ対比する」=主語の位置や、前置詞の後ろでも使える万能・フォーマル型
ifは手軽に使える反面、文頭(主語)に置けなかったり、前置詞の直後に置けないといった「縛り」が多いんです。
● I don’t care whether it is true or not.
「それが本当であろうとなかろうと、私は気にしない。」
⇒ 後ろに “or not” をきれいに伴って、「本当」か「嘘」かの2つの可能性をカチッと提示するイメージ。※ifの直後にor notを置くことはできません。
● Whether we win or lose, we must do our best.
「勝とうが負けようが、全力を尽くさねばならない。」
⇒ 文頭(副詞節の先頭)に置いて、カチッとしたフォーマルな対比を作るイメージ。※この位置にifを置くことはできません。
”if”の語源は古期英語の「gif」!ルーツは「条件」と「不確実性」

”if”の語源についても、深く確認していきましょう。
”if”は非常に歴史が古く、その語源は古期英語(Old English)の「gif、gef」にまで遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”if”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded before 900; Middle English, variant of yif, Old English gif, gef; akin to Old Norse ef “if,” Gothic ibai “whether,” Old High German iba “condition, stipulation”日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語の yif、古期英語の gif, gef の異形。古ノルド語の ef(もし)、ゴート語の ibai(〜かどうか)、古高ドイツ語の iba(条件、規定)と同系。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”if”は遥か昔からゲルマン語派(英語やドイツ語などが属する言語グループ)の中で、「ある条件を規定する」ため、あるいは「不確実なこと」を表す言葉として使われていました。
● 古期英語:gif, gef(もし、〜という条件で)
↓
● 中期英語:yif(時代の変化とともに「g」の発音が柔らかく変化)
↓
● 現代英語:if(頭の子音が完全に消えて、現在の短い形へ)
ここで特に注目したいのは、親戚にあたる他の言語の意味です。
古高ドイツ語の「iba」は「条件、規定」という意味を持ち、ゴート語の「ibai」は「〜かどうか」という意味を持っていました。これらはまさに、現在の英語の”if”が持つ2つの大きな意味(「もし〜なら」と「〜かどうか」)に直結しています。
単なる丸暗記ではなく、「昔の人も、この言葉を使って条件を出したり、不確かなことを表現していたんだな」と背景を知ることで、単語がグッと身近に感じられるはずです!
”if”の意味と使い方 コアイメージは「〜という条件(疑い)を与える」

”if(発音:íf / イフ【接続詞】)”は「もし〜ならば」「〜かどうか」の意味を持つ単語です。
日本語に訳すと一見まったく違う2つの意味に見えますが、根底にあるのは「〜という条件・疑いを与える」という共通のコアイメージです。
そこから、仮の話をするときに使う「もし〜ならば」や、白黒はっきりしない不確かな事柄をポンと提示する「〜かどうか」=”if”が生まれるわけですね!
”if”が持つ最大のニュアンスは「まだ決まっていない、不確かなこと」です。
このように”if”で表現するものは、「仮定の条件」か「不確かな疑問の内容」がメインになります。
逆に「〜のとき」と時期がハッキリ確定している場合は、後述する”when”を使用します。
例文
・If it rains tomorrow, I will stay home.
(もし明日雨が降れば、私は家にいます。)
・I don’t know if he will come.
(彼が来るかどうかはわかりません。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”if”の関連語①:「もし〜なら」の関連単語”when / unless”
例えば”when”や”unless”なども「条件」に関連する単語ですよ!
⇒「条件」を意味する単語”when / unless”
ズバリ「それが起きる確率(確実性)」が大きく違います!
if ⇒「起きるか分からない(確率50%)」=純粋な仮定(もし〜なら)
when ⇒「確実にその時が来る(確率100%)」=時間の条件(〜するとき)
unless ⇒「その例外を除いては」=否定の条件(〜でない限り)
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● If I turn 20
「(今15歳などだとして、無事に20歳まで生きているか分からないという仮定)もし20歳になったら」
⇒ 起こるかどうかが不確定なイメージ
● When I turn 20
「(時間は勝手に進むので確実に訪れる)20歳になったら」
⇒ その時が来るのが100%決まっているイメージ
● Unless you hurry
「(急ぐという例外を除いては、乗り遅れるよ)急がない限り」
⇒ 強い「除外条件」を突きつけるイメージ。if you don’t hurryと言い換えることも可能。
”if”の関連語②:「〜かどうか」を意味する単語”whether”
⇒「〜かどうか」の意味を持つ単語”whether”
どちらも「〜かどうか」と訳せますが、文法的な使い勝手の良さが違います。
if ⇒「カジュアルな表現」=主に動詞の後ろ(目的語)でしか使えない
whether ⇒「フォーマルな表現」=主語や前置詞の後ろでも使える万能型
といったイメージです。
● I don’t know if she is coming.
「彼女が来るかどうか分からない。」
⇒ 日常会話で「来るのかな?来ないのかな?」と動詞(know)の後ろに置く基本の形。
● Whether she is coming is not important.
「彼女が来るかどうかは重要ではない。」
⇒ このように文の主語にしたい場合は、ifは使えません。必ずwhetherを使います。「AかBの2つの可能性」をカチッと提示するフォーマルなイメージです。
”if”の語源は古期英語の「gif」 意味は「条件、規定」

”if”の語源についても、確認していきましょう。
”if”の語源は古期英語の「gif、gef」”まで遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”if”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded before 900; Middle English, variant of yif, Old English gif, gef; akin to Old Norse ef “if,” Gothic ibai “whether,” Old High German iba “condition, stipulation”日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語の yif、古期英語の gif, gef の異形。古ノルド語の ef(もし)、ゴート語の ibai(〜かどうか)、古高ドイツ語の iba(条件、規定)と同系。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”if”は遥か1000年以上も昔から「ある条件を規定する」ために使われていた模様です。
● 古期英語:gif, gef(もし、〜という条件で)
↓
● 中期英語:yif(時代の変化とともに発音がマイルドに変化)
↓
● 現代英語:if(頭の音が完全に消えて今の形へ)
ちなみにドイツ語の祖先(古高ドイツ語)の iba という言葉は「条件・規定」という意味を持っており、これが現代のコアイメージである「〜という条件を与える」にそのまま繋がっているのが分かります。
使い方で覚える”if” 3つの重要ルール(条件の副詞節・仮定法・名詞節)

ここからは文法・使い方の面から”if”について覚えていきましょう。
”if”には大きく分けて「①ただの条件(もし〜なら)」「②仮定法(もし〜だとしたらなぁ)」「③名詞節(〜かどうか)」の3つの役割があります。ここを整理すると英語力がグッと上がりますよ!
1. 「もし〜なら」ただの条件(副詞節)
現実に起こり得る未来について「もし〜なら」と条件をつける、一番スタンダードな使い方です。
ここで超重要な文法ルール!この使い方の時、「ifの中身は未来のことでもwillを使わず、現在形にする(時・条件を表す副詞節)」という鉄則があります!
2. 現実とは違う妄想を語る「仮定法」
「もし私が鳥だったら」「もし1億円あったら」など、現実とは違う「もしもの世界(妄想)」を語る使い方です。
実際には鳥ではないのに、あえて過去形(were)を使うことで、現在の現実との「距離感」を出している(=妄想であるとアピールしている)のがポイントです。
3. 「〜かどうか」の名詞節
「YesかNoかハッキリしない不確かなこと」をひとまとめの塊(名詞)にする使い方です。
さきほどの「条件」と違って、こちらは名詞のカタマリを作っているので、未来のことであれば堂々とwillを使ってOKなんです!
この”if(〜かどうか)”を使用する定番の動詞についても、下記で紹介しておきます。
”if”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”if”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒仮定の話なら「もし〜ならば」
⇒不確かな内容なら「〜かどうか」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「もし〜ならば(条件の副詞節)」のときは、未来のことでもwillを使わず現在形にする!
⇒「〜かどうか(名詞節)」のときは、未来のことならwillを使ってOK!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
