「com-(共に)」+「par(等しい・並べる)」+「-ison(名詞にするパーツ)」のパーツで構成されている単語です。
「横に並べて見比べる」がコアイメージで、“comparison”=「比較」「匹敵するもの・たとえ」の意味を持ちますよ!
”comparison”の意味と使い方 コアイメージは「横に並べて見比べる」
”comparison(発音:kəmpǽrisn/コンパリスン【名詞】)”は「比較」「匹敵するもの・たとえ」の意味を持つ単語です。
「com-(共に)」+「par(等しい・並べる)」+「-ison(名詞にする)」のパーツで構成されている単語で、「横に並べて見比べる」がコアイメージです。
離れた場所にあると分かりづらいから、目の前に並べて「どっちが大きくて、どこが違うかな?」とじっくり見比べる状態=「比較」なわけですね!
”comparison”は、ビジネスの市場調査や日常のお買い物で「価格を比較する(price comparison)」や「比較を行う(make a comparison)」のように広く使われます。
また、「AとBを比べる」だけでなく、「比べるものがないほど素晴らしい(beyond comparison = 比較を超えている)」といった表現でもよく使われます。
机の上に2台を『横に並べて(com- + par)』見比べている感じですね。

このように”2つのものを同じ視点に立たせて、共通点や相違点を見つけ出す”という意味から、データ分析、お買い物の検討、スポーツの選手データの比較にいたるまで広く使用されます。
日常会話やビジネス、資格試験(TOEICなど)で特によく使うカタマリの表現です。
・make a comparison between A and B(AとBを比較する)
・in comparison with A(Aと比較すると)
・by comparison(それに比べて、比較的)
・beyond comparison(比較にならないほど素晴らしい、ずば抜けている)
・bear no comparison with A(Aとは到底比較にならない)
例文
・The online store allows easy price comparison.
(そのオンラインショップでは、簡単に価格の比較ができる。)
・There is no comparison between the two players.
(その2人の選手の間には、比較の余地がない[まったく勝負にならない]。)
・In comparison with last year, this year’s profits have doubled.
(昨年と比較すると、今年の利益は2倍になった。)
・The quality of this smartphone is beyond comparison.
(このスマートフォンの品質は、比較にならないほど素晴らしい。)
・By comparison, his second book was much more successful than the first.
(それに比べて、彼の2冊目の本は1冊目よりはるかに成功した。)
”comparison”の文法・語法 前置詞「with」と「to」の使い分け

”comparison”の後ろに続く前置詞には、「with」と「to」の2種類があります。実はこれ、ニュアンスに少し違いがあるので整理しておきましょう!
実は “comparison” は、使い方によって可算名詞(数えられる)にも不可算名詞(数えられない)にもなります!
・「比較すること(行為そのもの)」を表すときは不可算名詞(例:by comparison)
・「具体的な比較(〜の比較)」「匹敵するもの・たとえ」を表すときは可算名詞(例:make a comparison / draw a comparison)
1. in comparison with A (Aと比較すると:違いを見る一般的な比較)
Aと横並びにして「違いや共通点をじっくり見比べる」という、客観的で一般的な比較のときに最もよく使われる形です。ライティングやフォーマルな場面で迷ったら、まずこちらを使うのが確実です。
(例:The cell phone is lightweight in comparison with older models. = 旧モデルと『比較すると』、その携帯電話は軽量だ)
2. in comparison to A (Aにたとえると / Aと比較すると:同じ仲間として見る)
元々は「性質が違うものを、あえて同じ仲間に並べて『〜にたとえる(なぞらえる)』」という比喩的なニュアンスが含まれる表現でした。ただし、現代の英語(特にアメリカ英語の日常会話など)では、「with」と同じように単純な「比較」の意味でも広く使われるようになっています。
”comparison”の関連語:「比べる」を意味する単語”contrast”
例えば”contrast”なども「比べる」に関連する重要な単語ですよ!
⇒「比べる・対比」の意味を持つ単語”contrast”
イメージの違いとしては
comparison⇒「2つのものを横に並べて、共通点も相違点も含めて「全体的に見比べる」」=総合的な比較
contrast⇒「2つのものの「真逆な部分や、激しい違い」だけに注目してくっきり際立たせる」=対比・明らかな差異
といった感じです!
実際の表現でニュアンスの差を確認してみましょう!
●make a comparison between the two products
「(A社とB社の製品を並べて、性能や価格を全体的に)比較する」
⇒ 共通点や違いをフラットにチェックするイメージ
●The white snow stood in sharp contrast to the black rock.
「白い雪が黒い岩と鮮やかな対比をなしていた」
⇒ 白と黒という、真逆のグラデーションの差がクッキリと目立っているイメージ
”comparison”の語源はラテン語「comparātiō」 意味は「一緒に並べて見比べること」

”comparison”の語源についても、確認していきましょう。
”comparison”の語源をたどると、古代ローマで使われていたラテン語の「comparātiō(コンパラティオー)」に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”comparison”の起源について、下記の記載があります。
Origin of comparison
First recorded in 1300–50; Middle English comparesoun, from Old French comparaison, from Latin comparātiōn-, stem of comparātiō, from comparāt(us) “placed together” (past participle of comparāre “to place together, match”; see compare) + -iō -ion日本語訳:1300〜50年に初めて記録された。中期英語の comparesoun、古フランス語の comparaison を経て、ラテン語の comparāre(一緒に置く、一致させる)の過去分詞形 comparātus(一緒に置かれたもの)に名詞を作るパーツ(-iō)がついた comparātiō に由来する。compare を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”comparison”は14世紀(中世ヨーロッパの時代)に英語(中期英語)として記録され定着しました。
もともとはラテン語の「comparāre(一緒に置く、一致させる)」という動詞から派生した言葉です。このラテン語が古フランス語を経由し、海を渡ってイギリスへ伝わり、現在の形へと変化していきました。
ラテン語:comparāre(一緒に並べて置く、一致させる)
↓
ラテン語:comparātiō(一緒に並べて置かれた状態・名詞形)
↓
古フランス語:comparaison(比較)
↓
1300年代:中期英語「comparesoun」として入り、現在の「comparison(横に並べて見比べる=比較)」として定着
ラテン語の「comparāre」は、「一緒に」という意味と「等しい・並べる」という概念が組み合わさってできた言葉です。
「別々のものをひとつの場所に集め、等しいかどうか横に並べて合わせる(matchする)」という当時の動作や情景が、現在の「比較する」という意味へと真っ直ぐにつながっているのが分かりますね。
単に「比べる」というより、「等しいかどうか確かめるために、わざわざ横に並べる」という情景をイメージすると、より単語の輪郭がハッキリします。
動詞の「compare(比べる)」の親戚にあたる名詞形なので、セットで覚えておくと一石二鳥ですよ!
構成パーツで覚える”comparison” 「com-」+「par」

ここからは英単語の構成パーツの視点から”comparison”を深掘りして覚えていきましょう。
”comparison”の構成パーツは、大きく分けて「com-(共に)」+「par(等しい)」の2つです。(※語尾の「-ison」は単語を名詞の形にするためのおまけパーツです)
この2つのパーツのコアイメージをしっかりと理解しておくと、他の英単語を覚える際にも応用が利くようになりますよ。それぞれのパーツについて詳しく紹介していきます!
“com-“は「共に、一緒に、完全に」を意味する接頭辞パーツ
”com-”は「共に、一緒に」という意味を持たせる、英語学習において非常に重要なパーツ(接頭辞)です。後ろに続くアルファベットによって、「con-」や「co-」「col-」などに少し形を変えることもあります。
2つのものを一緒にする、ということで「結合させる、組み合わせる」という意味になるんです!
また、日常的に使う ”company(会社・仲間)” も実はこのパーツからできています。「com-(共に)」+「pan(パン)」+「y(名詞化)」で、「同じ釜の飯(パン)を共に食べる仲間」という語源から、「会社」や「同伴」という意味に発展しました。
”par”は「等しい」を意味する語根パーツ
一方の”par”は、ラテン語に由来し「等しい、同じ価値の」という意味を持つパーツ(語根)です。ここをしっかり押さえておくのが”comparison”を覚える最大のカギになります。
また、”peer”という単語もこの”par”の仲間です。能力や年齢、立場などが「等しい人」ということから、「同僚、同輩」を表す単語になっています。
その他の”par”を使用する単語についても、いくつか紹介しておきましょう。
・parity(パリティ):同等、等価。ビジネスやITの分野で「同等性」や「データの整合性」を表す際に使われます。
・disparate(ディスパレイト):dis-[否定・違う]+ par[等しい]+ -ate[形容詞化]= 等しくない = 「本質的に異なる、共通点のない」
「com-(同じ場所に・共に)」+「par(等しいレベルで並べる)」
が合わさっているからこそ、「比較(する)」という意味になるわけですね!
”comparison”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”comparison”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「横に並べて見比べる」
⇒”comparison”=「比較」「匹敵するもの」の意味
●語法・文法のポイント
⇒前置詞「with」を後ろに置くと『違いを見比べる比較』の意味になり、「to」を置くと『何かにたとえる』ニュアンスが含まれることがある。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!