「atti-(適した)」+「-tude(状態)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「物事に対する心の姿勢(構え)」がコアイメージで、“attitude“=「態度、心構え」「見方、姿勢」の意味を持ちますよ!
”attitude”の意味と使い方 コアイメージは「物事に対する心の姿勢」

”attitude(発音:ǽtitjùːd/アティチュード【名詞】)”は「態度、心構え」「見方、姿勢」の意味を持つ単語です。
「atti-(適した)」+「-tude(状態)」のパーツで構成されており、直訳すると「適した状態」ですが、ここから発展して、ある対象に対する「心の姿勢(構え)」がコアイメージになります。
それが時代を経て、周囲の環境や出来事に対して自分の心をどう合わせるか、という「心のポーズ(=心構え・態度)」を表すようになったわけですね!
”attitude”は、単なる一時的な体の動きではなく、「内面にある意識や感情が、外の態度や姿勢に表れている」というニュアンスが強いのが特徴です。
”attitude”の重要な語法と文法チェック!
”attitude”を実際の英語で使うときには、おさえておきたい文法的なポイントが3つあります!
① 数えられる名詞(可算名詞)である
”attitude”は可算名詞なので、1つの態度を指すときは a positive attitude のように a がつきます。また、社会全体のさまざまな見方を表すときなどには複数形(attitudes)になることもあります。
② 後ろに続く前置詞は「toward」や「to」が多い
「〜に対する態度・見方」と言いたいときは、後ろに前置詞の toward または to を伴って表現します。
③ よく一緒に使われる定番の動詞をセットで覚える
・have a … attitude(〜な態度をとっている・持っている)
・change one’s attitude(態度を改める、変える)
・take a … attitude(〜な態度をとる)
「attitude」の使い方がよく分かる例文
・He always has a positive attitude toward his work.
(彼はいつも仕事に対して前向きな態度[姿勢]をとっている。)
・You need to change your attitude if you want to pass the exam.
(試験に合格したいなら、君は態度を改める必要がある。)
・There is a significant change in public attitude to the environment.
(環境に対する一般大衆の考え方[見方]に大きな変化がある。)
・She took a defensive attitude during the discussion.
(彼女は議論の間、身構えた[防御的な]態度をとった。)※一部例文引用・参考「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”attitude”の関連語①:「態度・様子」を意味する単語”manner/behavior”との違い
日本語だとどれも「態度、振る舞い」と訳されがちですが、”manner”や”behavior”とは明確な違いがありますよ!
⇒「態度・行動」の意味を持つ単語”manner/behavior”
コアイメージの違いをまとめると、以下のようになります!
attitude ⇒「心構え」=内面の意識や感情が表に出た姿勢(主観的)
manner ⇒「物腰・作法」=人に対する話し方や社会的な立ち振る舞い(マナー)
behavior ⇒「行動・品行」=周囲から客観的に観察できる実際の行動や行い
といった感じです!
●a professional attitude
「プロとしての心構え」
⇒ 仕事に対する内面の真摯な姿勢や意識を指すイメージ(やる気や責任感など)
●a polite manner
「丁寧な物腰」
⇒ 言葉遣いやお辞儀の仕方など、他者に向ける外見的な作法・マナーのイメージ
●good behavior at school
「学校での良い行い」
⇒ 規則を守る、授業中に静かにするなど、目に見える具体的な行動のイメージ
”attitude”の関連語②:「意見・見方」を意味する単語”opinion/stance”との違い
⇒「見方・立場」の意味を持つ単語”opinion/stance”
それぞれの言葉が持つ「向き」や「性質」に注目すると分かりやすいですよ!
attitude ⇒「心の向き」=対象に対する好意・反発などの全体的な構え(感情を含む)
opinion ⇒「意見・考え」=頭で論理的に考えて言葉にした具体的な判断
stance ⇒「足場・立場」=公式に、あるいは明確に表明された政治的・社会的な立場
といったイメージです。
●an attitude toward tax increases
「増税に対する(何となく嫌だな、などの)構え・見方」
⇒ 理屈というよりは、感情も含んだ全体的な心の向き・姿勢のイメージ
●express an opinion
「意見を述べる」
⇒ 「私はこう考える」と論理的に頭で整理して言葉に表した意見のイメージ
●the government’s stance on the issue
「その問題に対する政府の立場」
⇒ どこに足場を置いて方針を決めているか、ハッキリと内外に表明した姿勢のイメージ
”attitude”の語源は芸術用語だった!? ラテン語「aptitūdō」から読み解く意味の変遷

”attitude”の語源についても、詳しく確認していきましょう。
”attitude”の語源は後期ラテン語の「aptitūdō」です。これは「ふさわしさ、適性」を意味しており、実は英単語の**「aptitude(才能、適性)」とまったく同じ語源**を持っています。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”attitude”の起源について下記の記載があります。
Origin of attitude
First recorded in 1660–70; from French, from Italian attitudine, from Late Latin aptitūdini- (stem of aptitūdō ); see aptitude日本語訳:1660〜70年に初記録。フランス語から、イタリア語の attitudine を経て、後期ラテン語の aptitūdō(語幹:aptitūdini-)に由来。aptitude を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から分かるように、”attitude”は後期ラテン語からイタリア語、フランス語を経て英語に定着しました。
ここで面白いのが、イタリア語の「attitudine」となった段階で、美術や彫刻における「対象を表現するのに適したポーズや姿勢」という意味を持つようになった点です。
17世紀に英語に採り入れられた当初も、実は絵画や彫刻の「ポーズ」を表す専門用語として使われていました。
後期ラテン語「aptitūdō」(適していること、ふさわしさ)
↓
イタリア語「attitudine」(対象に適したポーズ、彫刻の姿勢)
↓
フランス語を経由して英語「attitude」へ
(当初は美術用語としての「身体の姿勢・ポーズ」)
↓
現在:「身体の姿勢」から派生し、「心の姿勢(=態度、心構え)」へ
もともとは「その場にぴったり適した身体のポーズ・姿勢」を表す芸術用語だったのが、時代を経て「物事に対する心のポーズ(=態度・心構え)」という抽象的な意味へと発展したわけです。
目に見える「身体の姿勢」が、目に見えない「心の姿勢」へと変化していったと考えると、イメージがスッと入ってきませんか?
構成パーツで覚える”attitude” 「atti-」+「-tude」

ここからは、単語をより深く記憶に定着させるために、構成パーツ(語根・接尾辞)の視点から”attitude”を解剖していきましょう。
”attitude”は、大きく分けると「atti-(適した)」+「-tude(状態)」という2つのパーツから成り立っています。
それぞれのパーツが持つ役割や、同じパーツを持つ仲間(関連語)を知ることで、一気に記憶のネットワークが広がりますよ!
”atti-”は「適した、ふさわしい、ぴったり合う」を意味するパーツ
一見すると聞き馴染みのない「atti-」というパーツですが、これは語源であるラテン語の「apt-(適した、ぴったり合う)」が、イタリア語を経由する過程で変化したものです。
そのため、このパーツの核心には「ある状況や目的に対して、隙間なくぴったりとはめ込む」というニュアンスがあります。
あちらは本来の形である「apt-(適した)」+「-tude(状態・性質)」で構成されています。
ある分野や環境に自分の能力が『ぴったり適している状態』を指すため、「適性・才能」という意味になるわけですね!
「apt-(atti-)」の根っこを持つ仲間は、日常会話でもよく使われる重要単語ばかりです。一緒にイメージを紐付けてしまいましょう!
・adapt(動詞:適応させる、順応する)⇒ ad-(〜へ)+ apt(適させる)= 新しい環境に自分を「ぴったり合わせる」。
・inept(形容詞:不適切な、不器用な)⇒ in-(否定)+ apt(適した)= 状況に「合っていない」、ズレている様子。
”-tude”は「状態、こと、度合い」を表す名詞にするパーツ
”-tude”は、形容詞や動詞の後ろにくっついて、「〜な状態」「〜なこと」「〜の度合い」という意味の抽象名詞をつくる接尾辞(パーツ)です。
前に来る言葉のイメージを形にして、「そういう状態そのもの」を表す名詞へと変化させる役割を持っています。
これは「alti-(高い)」+「-tude(状態・度合い)」というパーツでできています。
『基準からどれくらい高いところにあるかという度合い』を表すので、「高度・標高」という意味になるんですよ!
この ”-tude” も、後ろにつくだけで「〜な状態」を表す便利なパーツです。以下の単語もパーツで分解すると、丸暗記に頼らずすんなり理解できます。
・gratitude(感謝している状態)⇒ grati-(感謝に満ちた)+ -tude(状態)= 感謝の気持ち、謝意
・solitude(一人の状態)⇒ soli-(単独の、一つの)+ -tude(状態)= 孤独、おひとりさまの環境
こうして見ると、「atti-(状況にぴったり合わせる)」+「-tude(状態)」が組み合わさることで、「周囲の環境や出来事に対して、自分の心をぴったり適応させようとする構え」となり、最終的に「態度・心構え」という意味に繋がることがよく分かりますね!
”attitude”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”attitude”の意味と効率的な覚え方について大切なポイントをまとめます。
「atti-(適した)」+「-tude(状態)」の2パーツで構成。
⇒ コアイメージは「状況にぴったり適応しようとする心の姿勢」。
⇒ そこから転じて、「態度、心構え」「見方、姿勢」という意味になります。
● 語法・文法の重要ポイント
・「前向きな態度」は positive attitudeValues(前向きな姿勢)、など表現の幅を広げます。
・「〜に対する態度・見方」と、対象を後ろに続けたいときは、前置詞 toward や to を伴って [attitude toward/to xxx] の形でよく使われます。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
