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【語源も分かって、忘れない】英単語「crop」の意味と使い方・覚え方・文法解説【crop=丸く膨らんだ先端・塊】

 

 
コダック
今日の英語表現は”crop”

「農作物」や写真の「クロップ(切り取り)」として日常でもおなじみの単語ですが、実はこれらは全く別物ではなく、すべて共通のイメージから繋がっている面白い単語なんですよ。

「丸く膨らんだ先端・塊」がコアにあるイメージで、ここから発展して様々な意味を持ちます。さっそく詳しく紐解いていきましょう!

 

”crop”の意味と使い方 コアイメージは「丸く膨らんだ先端・塊」

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”crop(発音:krɑ́p/クロップ【名詞・動詞】)”は、大きく分けて「農作物・収穫」に関する意味と、「短く切り取る・刈り込む」に関する意味を持っています。

【名詞としての主な意味】
①(畑の)農作物、穀物(主に種類や個々の作物を指す)
② 収穫高、収穫量
③(人や物事の)一団、同時期の集まり・発生(比喩的表現)

【動詞としての主な意味】
①(作物を)収穫する、収穫をもたらす
②(植物の穂先や髪などを)短く刈り込む
③(画像や写真を)トリミングする、切り取る

 

 
コダック
一見すると「農作物」と「写真の切り取り」は全然関係がないように思えますよね。
でも、コアイメージの「丸く膨らんだ先端・塊」を意識すると、すべてが綺麗に繋がります!

・植物の先端に丸く実った塊 ⇒ 「農作物・収穫」
・その先端の塊をチョキンと切り落とす ⇒ 「刈り込む・切り取る」

このようにイメージすると、どちらの意味もすんなり納得できませんか?

 

 
なるほど!植物の「頭(トップ)の部分」がベースになっているんだね。名詞の③にある「一団・集まり」っていうのはどういうこと??

 

 
コダック
これは「そのシーズンに一斉に実った農作物」というニュアンスから比喩的に広がって、「同時期にドバッと現れた人や物の集まり」を表すようになったんです。
例えば「今年の新入社員のグループ」や「同時期にたくさん発生した問題の山」などを指す時に使われますよ!

 

知っておきたい!語法・文法の注意ポイント

”crop”を実際の試験や英会話で使う上で、絶対に押さえておきたい文法的な注意点が2つあります。

① 動詞の変化形に注意(pが重なる!)
動詞として使う場合、過去形・過去分詞形は ”cropped”、現在分詞形は ”cropping” と、「p」を重ねるルールがあります。スペルミスしやすいので要注意です!

② 名詞の可算・不可算の扱い
「農作物」という意味のとき、具体的な種類や個々の作物を指すため可算名詞(数えられる名詞)として扱われます。そのため、複数の種類を指す時は ”crops” と複数形になります。

 

「crop」の基本例文(英語&日本語訳)

▼ 名詞の例文
・Rice is the main crop in this region.
(米はこの地域の主要な農作物です。)

・We had a bumper crop of tomatoes last year.
(昨年はトマトの豊作[大収穫]だった。)

・A new crop of college graduates enters the workforce every April.
(毎年4月に、新しい大卒者の一団が社会に出ます。)

▼ 動詞の例文
・He cropped the photo to focus on her face.
(彼は彼女の顔に焦点を合わせるために写真を切り取った[トリミングした]。)

・She decided to have her hair closely cropped.
(彼女は髪を短く刈り込むことに決めた。)

 

”crop”の関連語①:「農作物・収穫」を意味する単語”harvest / produce”との違い

 
コダック
せっかく”crop”を覚えるなら、似た意味を持つ単語も一緒に整理しちゃいましょう!
”harvest”や”produce”も「農作物・収穫」に関連する表現ですが、ネイティブは核心のイメージで明確に使い分けています。

 

”crop”の類義語
⇒「農作物・収穫」の意味を持つ単語”harvest / produce”

 

 
なるほど…、具体的にはどう使い分ければいいの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下のような感じです!

crop ⇒「畑で栽培され、先端に実った植物そのもの(可算名詞)」=(個々の)農作物、収穫高
harvest ⇒「熟した作物をすべて刈り取る『一連の行為や時期』」=刈り取り、収穫期
produce ⇒「大地から『生み出された製品としての農産物全般』(不可算・集合名詞)」=(市場や店頭の)青果物

 

例文で見る!”crop / harvest / produce”の使い分け

● The storm damaged the corn crops.
「嵐によってトウモロコシの作物が被害を受けた。」
⇒ 畑一面に実っている植物そのものを指します。種類を意識するため複数形(crops)になります。

● Farmers are working hard during the autumn harvest.
「農家の人たちは秋の収穫期で大忙しだ。」
⇒ 黄金色の稲を一斉に刈り入れる「大仕事・イベント・時期」そのもののイメージです。

● You can buy fresh local produce at this store.
「この店では地元産の新鮮な農産物[青果物]を買うことができます。」
⇒ スーパーの青果コーナーに並ぶ、出荷されて商品としてまとめられた食べ物全般を指します(不可算名詞)。

 

”crop”の関連語②:「切る・刈る」を意味する単語”cut / trim”との違い

 
コダック
次に、動詞の「切る・刈る」のグループです。”crop” の持つ「短く切り揃える」という意味と、おなじみの ”cut”、”trim” のニュアンスの差を掴みましょう!

 

”crop”の類義語
⇒「切る・刈る」の意味を持つ単語”cut / trim”

 

 
コダック

それぞれの核心的なイメージはこちら!

crop ⇒「頭や先端をゴソッと落として、全体を大幅に短くする」=(短く)刈り込む、切り落とす
cut ⇒「刃物を使って、対象を物理的に『切断する』行為全般」=切る、裁断する
trim ⇒「形を綺麗に整えるために、毛先や枝先などの不要な部分を『微調整』する」=整える、手入れする

 

例文で見る!”crop / cut / trim”の使い分け

● She chose to crop her long hair into a pixie cut.
「彼女は長い髪をピクシーカット(ベリーショート)に短く刈り込むことを選んだ。」
⇒ 全体をガラッと短くして、頭の形に沿ったコンパクトな塊にするイメージです。

● I need to cut my hair before the interview.
「面接の前に髪を切る必要がある。」
⇒ 長さを変える、すくなど、切る行為そのものを表す最も広くて一般的な表現です。

● He went to the barbershop just to trim his beard.
「彼はひげの形を少し整えるためだけに理髪店に行った。」
⇒ はみ出た部分だけをハサミで落として、綺麗にデザイン・手入れする「微調整」のカットです。

 

”crop”の語源は古期英語の「cropp」 コアイメージは「丸く膨らんだ先端・塊」

”crop”の語源についても、確認していきましょう。

”crop”の語源は、西ゲルマン語や古期英語で使われていた「cropp」という単語に遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”crop”の起源について下記の記載があります。

Origin of crop
First recorded before 900; Middle English, Old English crop, cropp “sprout, ear of wheat (or other grain), paunch, crown of a tree”; cognate with German Kropf; see croup 2

日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語、古期英語の crop, cropp(芽、小麦[または他の穀物]の穂、胃袋[鳥のそのう]、樹木のてっぺん)に由来。ドイツ語の Kropf(鳥のそのう・瘤)と同語源。croup 2を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容から分かるのは、”crop”の本来の意味が単なる「植物」ではなく、「丸く膨らんだ先端や塊」を表す言葉だったということです。

「芽」や「小麦の穂」、「樹木のてっぺん(樹冠)」はすべて植物の先端にある塊ですよね。さらに「鳥のそのう(食べたものを一時的に蓄える首元の膨らんだ器官)」にまで同じ単語が使われていたことからも、「ポコッと膨らんだ塊」という強いイメージがあったことが伺えます。

 

”crop”の語源からの意味の広がり
古期英語(900年以前):
植物の先端にある「芽」や「穂」、鳥の膨らんだ「胃袋」など、「丸く膨らんだ先端・塊(cropp)」を指す言葉だった。

名詞「農作物」への発展:
植物の先端にできる丸い塊(穂や実)が、やがて「収穫される作物そのもの」を指すようになった。

動詞「収穫する・切り取る」への発展:
植物の先端(頭)の塊をポロッと摘み取る(収穫する)行為から派生し、「先端を刈り取る」「外側の不要な部分を切り落として、メインの塊を残す(トリミングする)」という意味に広がった。

 

 

 
コダック
歴史をたどると、なぜ「農作物」と「画像の切り抜き」が同じ単語なのか、スッキリ腑に落ちますね!

どちらも「(植物や画像の)端にある不要な部分を取り除いて、メインの丸い塊を取り出す」という共通のイメージから来ているんです!

 

 

関連表現で覚える”crop” 「先端・塊」「切り取る」イメージの広がり

”crop”は接頭辞などに分解されない「単一の語幹」の単語です。

ですが、他の単語と結びついた関連表現を見ることで、”crop”の持つ「先端・塊」「そこを切り取る」というイメージへの理解がさらに深まります!

 

ここからは”crop”を使った代表的なフレーズや関連語をいくつか紹介していきます。

日常・ビジネスで必須の群動詞「crop up」

”crop up”は、「(問題などが)不意に起こる」「(話題などが)急に持ち上がる」という意味の群動詞です。

 

 
コダック
例えば”A new problem has cropped up.”(新しい問題が急に発生した)という表現は、ビジネスシーンのメールや会議で本当によく使われます!

地中から植物の芽(crop)が上(up)に向かってポコッと不意に頭を出すイメージと完全にリンクしていますね。

 

「happen」や「occur」よりも、「予期していなかったことが突然ひょっこり現れる」というニュアンスが強いのが特徴です。

ファッションや農業で使われる”crop”の関連表現

その他にも、”crop”のコアイメージから派生した面白い表現がたくさんあります。

 

 
コダック
「切り取る」「刈り込む」というイメージや、「農作物(収穫する塊)」のイメージがどう活かされているか、注目してみてください!

 

● crop top(クロップトップ)
⇒お腹が見えるほど短く「切り取られた(丈の短い)」トップスのこと。

● cash crop(換金作物)
⇒自家消費用ではなく、市場で売って現金(cash)を得るために栽培される農作物(crop)のこと。綿花やタバコ、コーヒーなどが代表的。

● crop out(写真などから切り取る、除外する)
⇒写真の中で不要な人物や背景などを「切り取って外へ(out)出す=トリミングして除外する」という意味でよく使われます。(※地質学で岩の塊が地表に露出するという意味もあります)

● crop duster(農薬散布機)
⇒農作物(crop)に対して、空から農薬の粉(dust)をまくための小型飛行機のこと。

 

”crop”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”crop”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”crop”は語源的に「丸く膨らんだ先端・塊」のイメージを持つ単語
⇒コアイメージは「丸く膨らんだ先端・塊」「そこを切り取る(刈り取る)」
⇒名詞として「農作物、収穫高」/動詞として「収穫する、切り取る、刈り込む」の意味
⇒「crop up(問題が不意に出現する)」や写真の「トリミング(クロップ)」と関連付けると忘れない!
 
 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」