【語源も分かる】英単語「follow」の意味と使い方・覚え方・文法解説【群衆(folk)の後に付いて歩く=ついて行く・従う】

 
コダック
今日のテーマは、日常会話でもビジネスでも超頻出の英単語”follow”です!
実はこの単語、皆さんもよく知っている「人々・群衆(folk)」と同じルーツを持っているんですよ。

コアイメージは「群衆の後に付いて歩く」。ここから、物理的な移動だけでなく、ルールや話の流れに「ついて行く」という意味まで発展していきます。さっそく詳しく見ていきましょう!

 

”follow”の意味と使い方|コアイメージは「群衆(folk)の後に付いて歩く」

 

”follow(発音:fɑ́lou / フォロー【動詞】)”は、主に「ついて行く」「従う」「理解する」「(次に)続く」という4つの重要な意味を持っています。

人々(folk)が移動する後ろをトボトボと歩いて付いて行く様子が、この単語の根底にある「群衆(folk)の後に付いて歩く」というコアイメージです。

 

 
コダック
前を行く人の後ろから離れずに歩く動作から、まずは物理的な「ついて行く・追いかける」という意味になります。

そこから派生して、法律や規則の後ろを歩く(=ルールに「従う」)ことや、相手の言葉のスピードに置いていかれずに歩く(=話を「理解する」)のも、すべて”follow”のコアイメージから繋がっているわけですね!

 

”follow”のニュアンスは、「前を行くものの軌跡をなぞるように進む」と覚えるとスッキリします。

 

 
読者
「軌跡をなぞる」かぁ。具体的にはどんな風に使うの?
 
コダック
例えば、「前の車を追いかける時」「法律を守る時」「先生の早い授業について行く時」を想像してみてください。どれも“先を走る対象”がいて、そのすぐ後ろをキープしていますよね!

 

逆に、自分が先頭に立って引っ張る場合は対義語の”lead(導く)”を使用します。

 

”follow”の基本例文

① ついて行く・追いかける(物理的移動)
・Follow that car!
(あの車を追って[ついて行って]くれ!)
・My dog follows me everywhere around the house.
(私の犬は家の中のどこにでもついて来る。)

②(規則・指示・流行に)従う
・You must follow the rules.
(規則に従わなければならない。)
・Please follow the instructions on the screen.
(画面の指示に従ってください。)

③(話や内容を)理解する・ついて行く
・I’m sorry, I didn’t follow your explanation.
(すみません、あなたの説明を理解できませんでした[ついていけませんでした]。)

④(順序として次に)続く・起こる
・Night follows day.
(昼の次に夜が来る。)

※一部例文引用:「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」

 

類義語とのニュアンス比較|「従う」「理解する」の使い分け

 

① 「従う」を意味する単語 ”follow / obey / comply” の違い

 
コダック
英単語を効率よく覚えるコツは、似た意味を持つ「類義語」とのニュアンスの違いをセットで押さえることです!「従う」という意味を持つ ”obey” や ”comply” と比較してみましょう。

 

【「従う」のニュアンスマップ】
follow ⇒ 「前を歩く基準に合わせる」(指示や流行、規則に自発的に沿う)
obey ⇒ 「権力や命令に絶対服従する」(親・上司・法律に逆らわずに従う)
comply ⇒ 「要求や基準を満たす」(ビジネスや公式な規格・規則に適合する)

 

 
コダック
実際のフレーズで比較すると、その違いがもっとハッキリしますよ!

 

例文で見る!”follow / obey / comply” の違い

follow advice
「(アドバイスを参考にして、その通りに)助言に従う」
⇒ 自分の意志で、相手が示したルートを選んで進むマイルドなイメージ。

obey orders
「(逆らう選択肢はなく、絶対的に)命令に従う」
⇒ 上位の存在(軍隊、上司、親など)の決定に対し、無条件で服従する強いイメージ。

comply with safety standards
「安全基準に従う[遵守する]」
⇒ 要求されている公的なルール、法的な枠組みや規格にぴったり「適合」させるビジネスライクなイメージ。※後ろに with を伴うのが特徴です。

 

② 「理解する」を意味する単語 ”follow / understand / catch” の違い

 
コダック
次に、”follow” が持つ「話について行く(理解する)」という意味の類義語を比較してみましょう。日常会話でよく使われる ”understand” や ”catch” とは、以下のような違いがあります。

 

【「理解する」のニュアンスマップ】
follow ⇒ 「展開に遅れず付いていく」(ストーリーや説明の流れを追えている)
understand ⇒ 「理屈を深く把握する」(意味や仕組みを頭の中で根本から理解している)
catch ⇒ 「言葉を物理的に聞き取る」(相手の放った言葉を耳でキャッチする)

 

例文で見る!”follow / understand / catch” の違い

● I can’t follow your story.
「君の話(の急な展開)についていけない[理解できない]」
⇒ 話のスピードや話の飛び方が早くて、後ろから追いつけない状態を表します。

● I understand the math problem.
「その数学の問題の解き方を理解している」
⇒ 構造やロジック、因果関係が頭の中でしっかりと整理されて分かっている状態です。

● I didn’t catch what you said.
「(声が小さくて、あるいは早口で)何て言ったか聞き取れなかった」
⇒ 物理的に音を拾えなかったイメージ。そのため「もう一度言って」と言いたいときに使われます。

 

”follow”の重要な文法・語法と頻出フレーズ

 

実際の試験や日常会話でミスしやすい、”follow”の文法ポイントと定番の熟語表現を解説します。

1. 「A is followed by B」の順序トラップに注意!

英語の長文読解やリスニングで非常によく狙われるのが、受動態の「A is followed by B」という形です。これは「AのあとにBが続く」という意味になります。

能動態(普通の文)に直すと「B follows A(BがAの後ろを追う)」となるため、時系列としては必ず【 A が先 ⇒ B が後 】の順番で発生します。

【分かりやすい例】
・Spring is followed by summer.
(春のあとに夏が続く。= 時系列は「春」⇒「夏」)

前後関係を逆に捉えてしまうと、読解問題などで致命的なミスになるので注意しましょう!

 

2. 「as follows」は常に複数形のsがつく固定フレーズ

ビジネスメールなどで「次の通りです」と言いたいときに使うお決まりのフレーズ「as follows」。前に来る主語(説明する対象)が単数であっても複数であっても、このフレーズの “s” は固定であり、常に「as follows」の形で使われます。

・The results are as follows.
(結果は次の通りです。)

 

3. 日常会話・ビジネスで超頻出の熟語表現

”follow” を使った、絶対に覚えておきたい重要フレーズを2つ紹介します。

  • follow up (~の追跡調査をする、その後の経過を見る)
    日本語でも「アフターフォロー」と言いますが、何かを行った後に「その後の状況をチェックして補強する」という意味で使われます。
    例:We need to follow up on this issue.
    (私たちはこの問題について追跡調査(フォロー)する必要があります。)
  • follow through (~を最後までやり遂げる、完遂する)
    テニスやゴルフの「フォロースルー(打った後のラケットの振り抜き)」が語源で、途中で投げ出さずに最後まで行動を全うすることを意味します。
    例:You must follow through with your promise.
    (あなたは自分の約束を最後までやり遂げなければならない。)

 

”follow”の語源:古期英語から紐解く「群衆を追う」ルーツ

 

ここからは、単語の歴史(語源)からアプローチして、さらに記憶を強固にしていきましょう。

”follow”の語源は、古期英語(Old English)の「folgian」に遡ります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”follow”の起源について下記の記載があります。

Origin of follow
First recorded before 900; Middle English fol(o)wen, Old English folgian; cognate with Old Saxon folgōn, Old High German folgēn, folgōn (German folgen)

日本語訳:900年より前に最初の記録がある。中期英語の fol(o)wen 、古期英語の folgian に由来し、古サクソン語の folgōn や古高ドイツ語の folgēn, folgōn(現代ドイツ語の folgen)と同源である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記録が示す通り、”follow”は西暦900年以前から存在する非常に歴史の古い単語で、ゲルマン系の言語(現代のドイツ語の「folgen」など)と深い繋がりを持っています。

 

”follow”の語源ロードマップ
ゲルマン祖語:fulg-(後に付いていく、群衆・歩兵として従う)

古期英語:folgian(後に付いていく、従事する)

中期英語:fol(o)wen を経て、現在の「follow」へ

 

 
コダック
この語源の最も面白いところは、音楽の「フォークソング(民謡)」や「フォークロア(民間伝承)」の語源でもある「folk(人々・民衆・群衆)」と根っこ(ルーツ)が同じという説がある点です!

「多くの人々(群衆)の塊の後ろをぞろぞろと歩いて行く」という情景から生まれた単語だと考えると、イメージが鮮明になって忘れませんよね!

 

”follow”の意味・語源・覚え方まとめ

 

最後に、今回学んだ英単語”follow”の重要ポイントを整理しましょう!

コアイメージ:民衆の塊(folk)の後ろを歩く=「群衆の後に付いて歩く」
主な意味:①ついて行く ②(規則に)従う ③(話を)理解する ④(次に)続く
文法の罠:「A is followed by B」は、【 A が先 ⇒ B が後 】の時系列!
頻出フレーズ:「as follows(次の通り)」「follow up(追跡する)」

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献・サイト
「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」