tremendous 圧倒的なエネルギー量を持つ雷雲のイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「tremendous」の意味と使い方・覚え方・文法解説【trem(震える)+endus(~するほどの)=体が震えるほど圧倒的な状態】

 

 
コダック
今日の英語表現は”tremendous”

「trem(震える)」+「endus / ous(~するほどの)」の2パーツで構成されている単語です。

体が震えてしまうほど圧倒的な状態がコアイメージで、“tremendous“=「とてつもない(量・規模)」「(圧倒されるほど)素晴らしい」の意味を持ちますよ!

 

”tremendous”の意味と使い方 コアイメージは「体が震えるほど圧倒的な状態」

tremendous 圧倒的なエネルギー量を持つ雷雲のイメージ図

”tremendous(発音:trɪméndəs / トゥリメンダス)”は主に「とてつもない」「ものすごい」「素晴らしい」という意味で使われる形容詞です。

パーツに分解すると、「trem(震える)」+「endus / ous(~するほどの)」となり、「体が震えるほど圧倒的な状態」が共通するコアイメージになります。

 

 
コダック
見るものをブルブルッと震え上がらせるほどスケールが大きくて圧倒的なこと(=「とてつもない」や、

感動で鳥肌が立って心が震えるほど見事なこと(=「素晴らしい」を表現するときに、この”tremendous”が大活躍するわけですね!

 

 
「震える」が語源なら、基本的にはネガティブで怖い意味で使うの??
 
コダック
実は元々は「恐ろしい」という怖いニュアンスの単語でした!
しかし現在では、恐怖に限らず「圧倒されるほどの量や規模」、さらにはポジティブな褒め言葉として「ものすごく素晴らしい!」と表現するときもよく使われますよ!

 

このように、”tremendous”は「(良くも悪くも)程度が甚だしく、圧倒される」というニュアンスを持っています。

単に物理的なサイズが大きいというよりは、「量」や「エネルギー」「プレッシャー」「成功の度合い」など、目に見えない影響力やインパクトが凄まじいものに対して好んで使われます。

例文

He has a tremendous amount of energy.
(彼にはとてつもない量のエネルギーがある。)

The project was a tremendous success.
(そのプロジェクトはものすごい大成功だった。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”tremendous”の関連語①:「巨大な・ものすごい」を意味する単語”huge / enormous”

 
コダック
”tremendous”の「とてつもない」という意味をより深く理解するために、似たような意味を持つ類義語も一緒に整理しておきましょう!

日常会話でもよく目にする”huge”や”enormous”との違いに注目です!

 

”tremendous”の類義語
⇒「巨大な」の意味を持つ単語”huge / enormous”

 

 
なるほど!どれも「大きい」イメージだけど、それぞれどんな違いがあるの??

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いは以下の通りです!

huge ⇒「物理的なサイズやかさ」=(目に見えて)とにかくデカい
enormous ⇒「一般的な基準を大きく超えている」=規格外に・並外れてデカい
tremendous ⇒「体が震えるほどの圧倒感」=もの凄い(規模・影響力・エネルギー)

言葉の定義だけだと少し抽象的で分かりづらいので、具体的な組み合わせ例で比べてみましょう!

 

例文で見る!”huge / enormous / tremendous”のイメージの違い

●「a huge dog」
⇒シンプルに見上げるほど身体のサイズが大きい犬のイメージ

●「an enormous cost」
⇒通常の予算(基準)をはるかにオーバーした莫大な費用のイメージ

●「a tremendous explosion」
⇒地面や空気がビリビリと振動し、その衝撃と威力に圧倒される凄まじい爆発のイメージ

 

”tremendous”の関連語②:「素晴らしい」を意味する単語”amazing / excellent”

 
コダック
続いて、”tremendous”が持つもう一つの顔である「素晴らしい」という意味についても、お馴染みの類義語と比較してみましょう!

 

”tremendous”の類義語
⇒「素晴らしい」の意味を持つ単語”amazing / excellent”

 

 
コダック

「素晴らしい」を表す単語たちも、コアイメージから捉えるとスッキリ区別できますよ!

amazing ⇒「(迷路に迷い込むほど)心が動かされる」=驚くほど素晴らしい
excellent ⇒「(他より抜きん出て)質が高い」=非常に優秀な・格段に素晴らしい
tremendous ⇒「(圧倒されて震えるほど)エネルギーがある」=もの凄く素晴らしい

こちらも実際のフレーズを通して、ニュアンスの差を感覚的に掴んでみてください!

 

例文で見る!”amazing / excellent / tremendous”のイメージの違い

●「an amazing magic trick」
⇒「一体どうやったの!?」と観客がびっくり仰天するようなマジックのイメージ

●「an excellent student」
⇒成績や態度がトップクラスで、周囲より頭一つ抜けて優秀な生徒のイメージ

●「a tremendous performance」
⇒観客席からどよめきが起こり、鳥肌が立つほど圧倒的で熱量の高い名演技のイメージ

 

”tremendous”の語法・文法の注意点:基本は名詞を修飾する「限定用法」

 
コダック
”tremendous”を使う上で、知っておくと一歩差がつく語法・文法のポイントも抑えておきましょう!

この単語は、基本的には名詞の前に置いて直接修飾する「限定用法」で使われることが多いです。

 

「The pressure was tremendous.(プレッシャーがすごかった。)」のように、補語として後ろに置く(叙述用法)こともできますが、基本は「tremendous + 名詞」の形で覚えておくのがスムーズですよ!

 

 
なるほど!他にはどんな名詞と一緒に使われやすいの??
 
コダック
先ほど「影響力が大きいもの」に使うと言いましたが、具体的には量、金額、努力、進歩など、目に見えない抽象的な名詞と相性が抜群です!

いくつかよく使われるコロケーション(定番の組み合わせ)を例文で見てみましょう!

 

”tremendous”を使った定番の例文

tremendous effort(並大抵ではない努力)
It takes a tremendous effort to learn a new language.
(新しい言語を習得するには、とてつもない努力が必要だ。)

tremendous amount of money(巨額のお金)
The company spent a tremendous amount of money on advertising.
(その会社は広告にものすごい額の資金を費やした。)

tremendous progress(著しい進歩・進展)
Medical science has oily made tremendous progress in recent years.
(近年、医学は目覚ましい進歩を遂げている。)

 

 
コダック
ちなみに、副詞形の”tremendously”(もの凄く、激しく)もよく使われます。
「Thank you tremendously!(本当にありがとう!)」のように、動詞を強調することもできるので一緒にセットで覚えちゃいましょう!

 

”tremendous”の語源はラテン語のtremendus ──「恐ろしい」から「とてつもない」への変遷

単語のイメージをさらに深く定着させるために、”tremendous”の歴史(語源)についても掘り下げていきましょう。

”tremendous”のルーツをたどると、ラテン語の「tremendus(トレメンドゥス)」という言葉に突き当たります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”tremendous”の起源について次のような記載があります。

Origin of tremendous
First recorded in 1625–35; from Latin tremendus “dreadful, to be shaken by,” equivalent to trem(ere) “to shake, quake” + -endus gerund suffix

日本語訳:
1625~35年に初めて記録された。ラテン語のtremendus(恐ろしい、震えさせられる)に由来し、trem(ere)(震える、揺れる)+-endus(動名詞の接尾辞)に相当する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

Dictionary.comの解説にある通り、この単語はもともと「恐怖でガタガタと震え上がるような、恐ろしいもの」を指す言葉でした。

それがなぜ、現代のような「とてつもない(量や規模)」や、ポジティブな「素晴らしい」という意味に変わっていったのでしょうか?

そのヒントは、人間の心理と、言葉の持つ「強調」の役割にあります。

 

”tremendous”の意味の歴史的な変遷

①【初期:17世紀頃】「恐怖」のイメージ
ラテン語本来の意味を受け継ぎ、「身の毛がよだつほど恐ろしい」「恐怖で震えるような」という意味で使われ始めました。

②【中期】「圧倒的なスケール」への変化
「震えるほど恐ろしい」ということは、それだけ「対象の規模やパワーが尋常ではなく、圧倒的である」ということです。ここから、恐怖のニュアンスが薄れ、次第に「人間の力をはるかに超えた、ものすごい規模や量」を表す強調表現として使われるようになりました。

③【現代】「素晴らしい(ポジティブな衝撃)」への拡大
圧倒的なスケールに対する「驚きや感動」がさらにポジティブに解釈され、現在では「(心が震えるほど)もの凄く素晴らしい!」という最高の褒め言葉としても定着しました。

 

 

 
コダック
これは日本語の「凄(すご)い」という言葉の歴史によく似ていますね!

「凄い」も元々は「ゾッとするほど恐ろしい・不気味だ」という意味でしたが、今では「ものすごく優れている!」というポジティブな意味で日常的に使われています。

言葉の壁を越えて、人間が受ける「震えるほどのインパクト」が強調表現に変化していくプロセスは共通しているわけですね!

 

 

構成パーツで覚える”tremendous” 「trem」+「endus」

ここからは構成パーツの面から”tremendous”について深掘りしていきましょう!

”tremendous”は、ラテン語のパーツである「trem(震える)」と、形容詞をつくるパーツである「endus(〜させるような、〜すべき)」の2つが合体してできた単語です。

 

それぞれのパーツについて、もっと詳しく紹介していきますね!

“trem”は「震える」を意味するパーツ

”trem”は、文字通り「ブルブルと震える」動きを意味する重要なパーツです。

 

 
コダック
たとえば、身近な単語だと”tremble”があります。
これは「trem(震える)」に「-le(繰り返しの動作)」がくっついたもので、(寒さや恐怖でブルブルと)「震える」という動詞になりますよ!

 

ほかにも、”trem”を使った仲間たちの単語をあわせて覚えると、パーツのイメージがもっとハッキリします!

tremor(震え・微震) = trem(震える) + or(名詞にするパーツ:〜すること)
tremulous(恐れおののく、震える) = trem(震える) + ulous(形容詞にするパーツ:〜しがちな)

 

”endus”は「〜させるような・〜すべき」を意味するパーツ

”endus”は、ラテン語の「動形容詞」という文法に由来するパーツで、**「(動詞)させるような」「(動詞)されるべき」**という意味を付け加える役割を持っています。

 

 
コダック
つまり、「trem(震える)」+「endus(〜させるような)」が合体して、
「(相手を)ブルブルと震えさせるような」⇒「とてつもない、圧倒的な」という意味に繋がっているわけですね!

 

英語の中には、このラテン語の「-endus / -andus」がそのまま語源となって、現代でもよく使われている単語がいくつかあります。ぜひ一緒にチェックしてみましょう!

stupendous(途方もない、驚くべき) = stupe(麻痺する、ぽかんとする) + endus(〜させるような) ※ぽかんと呆れさせるほど凄い!
agenda(アジェンダ、協議事項) = ag(行う、動かす) + enda(〜されるべきこと:複数形) ※これから行うべきこと!

 

※なお、`dangerous` や `famous` などの **”-ous”** も「〜に満ちている」という意味の形容詞を作るパーツですが、こちらは語源のルートが少し異なります。ですが、現代英語において `tremendous` の語尾(-ous)が「形容詞の目印」として同じ役割を果たしている、と結びつけて覚えておくのはとても効果的ですよ!

 

”tremendous”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”tremendous”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”tremendous”は「trem(震える)」+「endus(〜させるような)」の2パーツで構成されている単語
 ⇒コアイメージは「体が震えるほど圧倒的な状態」
 ⇒そこから現代では”tremendous”=「とてつもない」「素晴らしい」の意味で使われる
●語法・文法のポイント ⇒単なる物理的なサイズではなく、量・エネルギー・プレッシャー・成功の度合いなど「影響力の大きさ・凄まじさ」に対して使われることが多い。
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」