「fac(作る)」+「simile(似たもの)」のパーツで構成されている「facsimile」が短縮された単語です。
「同じものを(別の場所に)作る」がコアイメージで、“fax“=「ファックス(で送る)」「ファックス送信(文書)」の意味を持ちますよ!
”fax”の意味とコアイメージは「同じものを作る・写し」
”fax(発音:fæks/ファクス【名詞・動詞】)”は「ファックス(で送る)」「ファックス送信(文書)」の意味を持つ単語です。
「fac(作る)」+「simile(似たもの)」のパーツからなる「facsimile(ファクシミリ)」の略称で、「全く同じもの(写し)を作る」がコアイメージです。
その送られた「写し(=文書)」そのものが”fax”なわけですね!
例文
・Please fax me the contract by tomorrow morning.
(明日の朝までに契約書をファックスで送ってください。)・I received a fax from the Tokyo office.
(東京オフィスからファックス[送信文書]を受け取りました。)※参考・例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【重要文法】”fax”の使い方・語法!名詞と動詞での使われ方

”fax”は名詞(ファックス機、ファックス文書)としても、動詞(ファックスを送る)としてもよく使われます。それぞれの頻出フレーズと語法を確認しておきましょう。
”fax”は「人に物を送る」という意味の動詞として、目的語を2つ取る形(SVOO)でよく使われます。
● fax A B (A[人]にB[物]をファックスする)
Could you fax me the map?
(私に地図をファックスしてくれませんか?)
● fax B to A (B[物]をA[人]にファックスする)
I will fax the document to him.
(彼にその書類をファックスします。)
通信手段を表す場合、冠詞の「a」をつけずに「by fax」の形で使います。
● by fax(ファックスで)
We sent the order form by fax.
(私たちは注文書をファックスで送りました。)
● send a fax(ファックス[文書]を送る)
I need to send a fax to the client.
(顧客にファックスを送る必要があります。)
”fax”の関連語:「送る」や「写し」を意味する単語との違い

せっかく”fax”を覚えるのであれば、ビジネスで似たように使われる単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!
関連語①:「送る」を意味する ”email / mail” との違い
⇒「送る」の意味を持つ単語”email / mail”
イメージの違いとしては
fax ⇒「紙の書類の「写し」」=ファックス送信
email ⇒「インターネット経由のデータ」=電子メール
mail ⇒「物理的な手紙や荷物」=郵便(ポスティング)
といった感じです!
● fax the application form
「(紙の書類を機械に通して)申込書をファックスする」
⇒ 手元にある紙と同じ「写し」を届けるイメージ
● email the report
「(パソコンで作成したファイルを添付して)レポートをメールする」
⇒ デジタルデータをネットワーク経由で送るイメージ
● mail the original copy
「(封筒に入れて切手を貼り)原本を郵送する」
⇒ 現物そのものを郵便局(配達員)に運んでもらうイメージ
関連語②:「写し」を意味する ”copy / duplicate” との違い
⇒「写し」の意味を持つ単語”copy / duplicate”
それぞれの表現の違いとしては
fax ⇒「通信回線を使って遠隔地に送られた」=遠隔の写し
copy ⇒「オリジナルを真似て作った一般的な」=コピー・複製
duplicate ⇒「法的・事務的に全く同じ価値を持つ」=(厳密な)複本・控え
といったイメージです。
● send a fax to the client
「顧客にファックスを送る」
⇒ 通信機器を介して別の場所に写しを出現させるイメージ
● make a copy of the textbook
「教科書のコピーをとる」
⇒ 目の前のコピー機で単純に複製を作るイメージ
● keep a duplicate of the contract
「契約書の控え(複本)を保管する」
⇒ 万が一に備えて、法的に同じ効力を持つ公式なペアを作るイメージ
”fax”の語源はラテン語「facsimile」 意味は「同じものを作る・写し」

”fax”の語源についても、確認していきましょう。
”fax”の語源は「facsimile(ファクシミリ)」の短縮形です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”fax”の起源について、下記の記載があります。
Origin of fax
First recorded in 1940–45; by shortening and respelling of facsimile日本語訳:1940〜45年に初めて記録された。facsimile(ファクシミリ)の短縮およびスペルの書き換えによる。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”fax”はもともと存在していた「facsimile」という言葉が、1940年代になって、より使いやすく短く省略されて生まれた模様です。
● ラテン語の「fac(作る)」+「simile(似たもの)」が結合
↓
● 英語で「facsimile(模写・複写・ファクシミリ)」として定着
↓
● 1940年代、短縮されてスペルが整えられ「fax」へ進化!
構成パーツで覚える”fax” 「fac」+「simile」

ここからは構成パーツの面から”fax”の元となった「facsimile」について覚えていきましょう。
”facsimile”の構成パーツは「fac(作る)」+「simile(似たもの)」の2パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“fac”は「作る(make, do)」を意味するパーツ
”fac”は「作る」を意味するパーツです。(※変形してficやfectになることもあります)
物を(=「作る場所(=工場)」)を表しています。
その他に perfect(完全に作られた=完璧な)や、facility(作りやすくするもの=施設・設備)等も”fac / fact”を使用する単語です。
”simile”は「似たもの(like, same)」を意味するパーツ
”simile”は「似たもの・同じようなもの」を意味するパーツです。
また、”similar”という単語もこのパーツからきており、(=「似ている・同様の」)を表しています。
その他の”simile / simil”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”fax”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”fax”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”fax”は「fac(作る)」+「simile(似たもの)」の「facsimile」が1940年代に短縮された単語。
● コアイメージは「同じものを作る・写し」。
● 意味は「ファックス(で送る)」「ファックス送信(文書)」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 動詞として使う場合、目的語を2つとって fax A B(A[人]にB[物]をファックスする) や fax B to A の形でよく使われます。
● 通信手段を表す名詞として使う場合は、冠詞をつけずに by fax(ファックスで) と表現します。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
