「con-(共に)」+「sens-(感じる)」+「-us(名詞語尾)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「共に同じように感じる事」がコアイメージで、“consensus“=「合意、意見の一致」「世論、総意」の意味を持ちますよ!
- 1 ”consensus”の意味とコアイメージは「共に同じように感じる事」
- 2 【実践・使い方】”consensus”のよく使われる頻出フレーズ
- 3 ”consensus”の関連語①:「合意・一致」を意味する単語”agreement / consent”
- 4 ”consensus”の関連語②:「決定・決議」を意味する単語”decision / resolution”
- 5 ”consensus”の語源はラテン語「consentīre」 意味は「同じ気持ちを共有する」
- 6 構成パーツで覚える”consensus” 「con-」+「sens-」+「-us」
- 7 ”consensus”の意味と語源・覚え方のまとめ
”consensus”の意味とコアイメージは「共に同じように感じる事」
”consensus(発音:kənsénsəs/カンセンサス【名詞】)”は「合意、意見の一致」「世論、総意」の意味を持つ単語です。
「con-(共に)」+「sens-(感じる)」+「-us(名詞語尾)」の3つのパーツで構成されている単語で、「共に同じように感じる事」がコアイメージです。
グループ全体の意見が一つにまとまっている(=「全体の心が一致している」)状態のこと=”consensus”なわけですね!

”consensus”は「集団の意見がまとまる」というイメージが強い単語です。
単なる多数決(51人が賛成、49人が反対のような状態)ではなく、「議論や妥協を重ねた結果、集団全体として大きな反対がなく合意に至った総意」というニュアンスを持ちます。
例文
・The committee reached a consensus on the new plan.
(委員会はその新しい計画について合意に達した。)・There is a general consensus that changes are necessary.
(変更が必要であるという一般的な世論[総意]がある。)※参考・例文一部引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【実践・使い方】”consensus”のよく使われる頻出フレーズ

”consensus”はビジネスやニュース記事などでも非常によく使われます。一緒によく使われる動詞(コロケーション)をセットで覚えてしまいましょう!
● reach a consensus (on / about ~)
「(〜について)合意に達する」
※最もよく使われる王道フレーズです。
[例文]We finally reached a consensus on the budget.
(私たちはついに予算について合意に達した。)
● build a consensus
「合意を形成する、コンセンサスを構築する」
※事前の根回しや、話し合いで意見をまとめていく過程を指します。
[例文]The manager is trying to build a consensus among the team.
(マネージャーはチーム内で合意を形成しようとしている。)
● a general consensus
「大方の合意、一般的な総意」
※「だいたいみんな同じ意見だよね」という世論や総意を表します。
”consensus”の関連語①:「合意・一致」を意味する単語”agreement / consent”

せっかく”consensus”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!
”agreement”や”consent”なども「合意、一致」を意味する単語です。
⇒「合意・一致」の意味を持つ単語”agreement / consent”
イメージの違いとしては以下のようになります!
consensus ⇒「集団全体の意見が(妥協も含め)一つの方向にまとまる」=総意、集団の合意
agreement ⇒「個人間や組織間で、条件をすり合わせて同意に至る」=(条件面での)合意・契約
consent ⇒「提案や要求に対して(自発的に)許可や承諾を与える」=(許可としての)承諾・同意
●reach a consensus
「(会議で議論を尽くし)全体の総意に達する」
⇒ 多数決ではなく、集団として一つの着地点を見つけて意見がまとまるイメージ。
●sign an agreement
「(お互いの条件を擦り合わせて)合意書・契約書にサインする」
⇒ ビジネスなどで、お互いのメリットが一致して契約を結ぶイメージ。
●without medical consent
「(本人の)医療的な同意[承諾]なしに」
⇒ 手術の同意書(インフォームド・コンセント)などのように、提案されたことに対して「いいですよ」と許可を出すイメージ。
”consensus”の関連語②:「決定・決議」を意味する単語”decision / resolution”

せっかく”consensus”の持つ「全体の意見をまとめる」という意味についても、関連する言葉があるので覚えてしまいましょう!
⇒「決定・決議」の意味を持つ単語”decision / resolution”
それぞれの表現の違いとしては
consensus ⇒「集団の感情や意見が自然と一つにまとまる決定」=総意・合意
decision ⇒「迷った末に、または多数決などによって、進むべき道をスパッと決めること」=決断・決定
resolution ⇒「議会や大きな組織が、議論の末に公式に採択する固い決定」=決議
といったイメージです。
●by consensus
「(多数決ではなく)全体の合意によって」
⇒ 集団の意見が同じ方向を向いているイメージ。
●make a final decision
「最終決定を下す」
⇒ 選択肢の中から、個人の意志や多数決などで一つを「選び取る」イメージ。
●pass a UN resolution
「国連の決議案を通過させる」
⇒ 公式な機関が、強い意志を持って決定した公式声明・決議のイメージ。
”consensus”の語源はラテン語「consentīre」 意味は「同じ気持ちを共有する」

”consensus”の語源についても、確認していきましょう。
”consensus”の語源はラテン語「consentīre」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”consensus”の起源について、下記の記載があります。
Origin of consensus
First recorded in 1850–55; from Latin, from consentīre “to be in agreement, share a feeling,” from con- con + sentīre “to feel” (cf. sense)日本語訳:1850〜55年に初めて記録された。ラテン語に由来し、「同意する、感情を共有する」を意味するラテン語 consentīre から来ている。これは con-(共に) + sentīre(感じる)で構成されている(※sense を参照)。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”consensus”はラテン語の「共に感じる」という言葉から発祥している模様です。
● ラテン語で「共に(con-)」+「感じる(sentīre)」が合体して「consentīre」となる
↓
● 「みんなで同じ気持ち、感情を共有する」という意味で使われるようになる
↓
● 19世紀半ばに英語に導入され、名詞形の語尾が付いて「consensus(意見の一致・総意)」として定着する
ちなみに「sentīre」というと、私たちのよく知る「五感(sense)」や「感情(sentiment)」という意味とも深く繋がっています。
構成パーツで覚える”consensus” 「con-」+「sens-」+「-us」

ここからは構成パーツの面から”consensus”について覚えていきましょう。
”consensus”の構成パーツは「con-(共に)」+「sens-(感じる)」+「-us(名詞語尾)」の3つのパーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“con-“は「共に、一緒に、完全に」を意味するパーツ
”con-”は「共に」を意味するパーツです。(com- や co- , col- などに形を変えることもあります)
「お互いをしっかりと繋ぎ合わせる(=「接続する」)」を表しています。
その他に colleague(同僚)や、contact(接触する)等も”con-”の仲間を使用する単語です。
”sens-”は「感じる、五感、意味」を意味するパーツ
”sens-”は「感じる」を意味するパーツです。
「周りの刺激を人一倍強く感じ取ってしまう(=「敏感な、感受性が豊かな」)」を表しています。
その他の”sens-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”-us”は「ラテン語由来の名詞」を意味するパーツ
”-us”は「単数名詞の語尾」を意味するパーツです。
「社会の中でその人が立っている場所(=「地位、身分」)」を表しています。
その他に focus(焦点)や、genius(天才)等も”-us”を使用する名詞です。
”consensus”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”consensus”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒ コアイメージは「共に同じように感じる事」。
⇒ “consensus”=「合意、意見の一致」「世論、総意」の意味。
● 語法・文法のポイント ⇒ ビジネスや政治の場で、単なる多数決ではなく「話し合いなどを経て集団全体の意見がまとまること(大きな反対がない状態)」というニュアンスで使われます。reach a consensus(合意に達する)というフレーズが超頻出です!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!