古英語の「ǣg-(常に、どれでも)」+「hwæther(2つのうちどちらか)」が組み合わさって生まれた単語です。
「2つのうちどちらでも」がコアイメージで、“either”=「どちらか一方の」「(否定文で)〜もまた…ない」の意味を持ちますよ!
”either”の意味と使い方!4つの品詞別フレーズと例文
”either(発音:íːðər/イーザー、áiðər/アイザー)”は、日常会話からビジネスまで超頻出の基本単語です。
「どちらか一方の」という意味が有名ですが、実は【形容詞・代名詞・副詞・接続詞】の4つの働きを持ち、文の中で様々な顔を見せます。
根底にあるコアイメージは「2つのうちどちらでも(選択肢がオープンな状態)」です。
まずは、それぞれの品詞ごとの使い方と例文を見ていきましょう!
1. 代名詞・形容詞としての”either”:「どちらか一方の」「どちらの〜でも」
目の前に2つの選択肢があり、「どちらを選んでも良い(=どちらでも成り立つ)」というオープンなイメージで使われます。
例文(代名詞・形容詞)
・You can take either road.
(どちらの道を行ってもいいですよ。)・Either day is fine with me.
((2日間の候補のうち)どちらの日でも私は構いません。)・You can use either of the pens.
(そのペンのどちらを使ってもいいよ。)
“on either side(どちらの側にも)” のように使われる場合、結果として「両側に」という意味になることがあります。
例:There are shops on either side of the street.(通りの両側にお店がある。)
「右側を見てもお店があるし、左側を見てもお店がある=両側にある」という感覚ですね!
2. 副詞としての”either”:「(否定文で)〜もまた…ない」
否定文の文末に置いて、「私も(〜ではない)」と同調する際に使われます。
例文(副詞)
・If you don’t go, I won’t either.
(君が行かないなら、私も行かないよ。)・I don’t know, either.
(私も分かりません。)
3. 接続詞としての”either”:「AかBのどちらか」
“either A or B” の形で、「AかBのどちらか一方」という選択肢を提示する際によく使われます。
例文(接続詞)
・You can either stay here or come with us.
(ここに残るか、私たちと来るかどちらか選べるよ。)・Either you or I must go there.
(あなたか私のどちらかがそこへ行かなければならない。)
”either”の文法・語法!テスト頻出のルールと注意点

1. 文法問題の定番!”either A or B” の動詞の形はどっちに合わせる?
「AかBのどちらか一方」を表す ”either A or B” が主語になるとき、後ろに続く動詞の単数・複数は「B(後ろの主語)」に合わせます。
これはTOEICや学校の試験でめちゃくちゃ狙われるポイントです!
⇒ 後ろの「he」に合わせて動詞は is になります。
● Either he or you are responsible.(彼かあなたのどちらかに責任がある。)
⇒ 後ろの「you」に合わせて動詞は are になります。
2. 否定文の「〜もまた…ない」は too ではなく either を使う!
肯定文で「私もそうです」と言う時は I like it, too. と言いますが、否定文で「私も違います」と言う時は too ではなく either を使わなければなりません。
・I don’t like raw fish. — I don’t like it, either.(私は生魚が好きじゃない。— 私も好きじゃないです。)
※ここを too にしてしまうと文法的にバツになってしまうので注意しましょう!
”either”と”neither”・”both”の違いと使い分け

”neither”や”both”も、同じ「2つのもの」を対象にする単語ですよ!
イメージの違いとしては以下のような感じです!
either⇒「2つのうちの「どっちか片方だけ」に光が当たっている」=どちらか一方
neither⇒「not + either のイメージで、どっちも全滅させる」=どちらも〜ない
both⇒「2つのうちの「右も左も両方セットで」丸ごと包み込む」=両方とも
実際の例文で、その選ばれる「数」のイメージを確認してみましょう!
●You can take either shirt.
「(2枚のシャツのうち)どちらか1枚を持っていっていいよ」
⇒ 手に入るのは【1枚だけ】のイメージ
●Neither shirt fits me.
「どちらのシャツも私にはサイズが合わない」
⇒ 有効なシャツが【0枚(全滅)】のイメージ
●I bought both shirts.
「私はそのシャツを両方とも買った」
⇒ 2枚ともまとめて手に入れて【2枚とも】のイメージ
”either”の語源は古英語「ǣgther」 構成パーツから成り立ちを理解しよう

ここからは、元の構成パーツの面から”either”の成り立ちを紐解いていきましょう。
”either”の語源は古英語の「ǣgther」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”either”の起源について、下記の記載があります。
Origin of either
First recorded before 900; Middle English; Old English ǣgther, contraction of ǣghwæther “each of two, both”; see ay, whether日本語訳:900年より前に初めて記録された。中期英語を経て、古英語の ǣgther(ǣghwæther「2つのうちのそれぞれ、両方」の縮約形)に由来する。ay, whether を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”either”は西暦900年より前、つまり千年以上前の古い英語の時代からずっと使われ続けている、英語の核心部分にあたる超ネイティブ単語である模様です。
古英語:ǣghwæther(2つのうちのそれぞれ)
↓
発音しやすくギュッと縮まって「ǣgther」に変化(縮約形)
↓
中期英語の時代を経て、現代の「either(2つのうちどちらでも)」へと洗練
大昔の人たちが「2つのうち、どっちの選択肢を選んでも常に成り立つよ」というニュアンスを1単語で言いたくて、言葉を縮めて作ったのが始まりです。
さらに細かく分解すると、”either”の元のパーツは「ǣg-(常に、どれでも)」+「hwæther(どちらか)」の2パーツに分けられます。
“ǣg-“は「常に、いつでも、どれでも」を意味するパーツ
”ǣg-”は「常に、どれでも」という、選択肢をオープンにするパーツです。現代英語の「ever」や「ay(常に)」の遠い親戚にあたります。
”hwæther”は「2つのうちどちらか」を意味するパーツ
”hwæther”は「2つのうちどちらか」という意味を持つパーツで、現代英語の ”whether(〜かどうか)” の直接のご先祖様です!
この2つが組み合わさることで、「2つのうちどちらか(hwæther)を選んでも、それは常に(ǣg-)成り立つ」⇒ 「どちらでも、どちらか一方」 という現代の意味になりました。
”either”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”either”の意味と語法についてのまとめです。
⇒コアイメージは「2つのうちどちらでも(選択肢に対してオープンな状態)」
●品詞ごとの主な意味
⇒【代名詞・形容詞】どちらか一方の、どちらの〜でも
⇒【副詞】(否定文の文末で)〜もまた…ない
⇒【接続詞】either A or B(AかBのどちらか)
●語法・文法のポイント
⇒ “either A or B” が主語のときは、動詞を「B」に合わせる。
⇒ 否定の同調では too ではなく either を使う。
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