「e-(外に)」+「dit-(与える、出す)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「(本などを)外に出す・出版する」がコアイメージで、“edit“=「〜を編集する、校訂する」「(動画や映画などを)編集する」の意味を持ちますよ!
”edit”の意味と使い方 コアイメージは「(本などを)外に出す・出版する」
”edit(発音:édit/エディット【動詞】)”は「〜を編集する、校訂する」「(動画や映画を)編集する」の意味を持つ単語です。
「e-(外に)」+「dit-(与える、出す)」のパーツで構成されている単語で、「(本などを)外に出す・出版する」がコアイメージです。
そこから、原稿の誤りを直したり、全体の構成を整えて世に出せる状態に「編集する」ことが、”edit”なわけですね!
”edit”は「文章や映像の形を整えて、公開できる完成形にする」というイメージが強い単語です。
「単に文字を書くだけでなく、最終的なクオリティを整えること」がeditなんですね。
逆に、データをただ修正・更新することや、ゼロから文章を執筆することなどは、後述する”modify”や”compile”などの別の単語を使用します。
”edit”のよく使われるフレーズと例文(使い方)
ここでは”edit”の具体的な使い方を、よく使われるフレーズと例文で確認しましょう。
● edit a video / a movie (動画/映画を編集する)
● edit a document / an article (書類/記事を編集する)
● edit out 〜 (〜を編集でカットする、削除する)
例文
・She edited the final draft of the textbook.
(彼女はその教科書の最終稿を編集した。)・He is editing a video for his new YouTube channel.
(彼は新しいYouTubeチャンネルのために動画を編集している。)・Please edit this document before you send it to the client.
(クライアントに送る前に、この書類を編集・校正してください。)・The director decided to edit out the boring scene.
(監督はその退屈なシーンを編集でカットすることに決めた。)※一部例文引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”edit”の関連語①:「編集する・まとめる」を意味する単語”compile / revise”
例えば”compile”や”revise”なども「編集する、まとめる」を意味する単語ですよ!
⇒「編集する・まとめる」の意味を持つ単語”compile / revise”
イメージの違いとしては
edit ⇒「内容を削ったり並び替えたりして、世に出せる形に整える」=(出版・公開のために)編集する
compile ⇒「あちこちから色々な資料やデータを集めて、一冊の本やリストにする」=(資料などを)編纂(へんさん)する、集める
revise ⇒「すでに完成しているものを見直して、より正しく新しい内容に修正する」=(内容を)改訂する、修正する
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● edit a magazine
「(無駄な記事をカットしたりレイアウトを整えて)雑誌を編集する」
⇒ 世に出す作品のクオリティを高めるために、取捨選択して整えるイメージ
● compile an encyclopedia
「(膨大な情報や解説記事を各所から収集して)百科事典を編纂する」
⇒ 散らばっている価値ある情報を、一箇所にギュッと集めてまとめるイメージ
● revise a textbook
「(古いデータや間違っている箇所を見直して)教科書を改訂する」
⇒ すでにあるベースに対して、時代の変化や修正を加えてブラッシュアップするイメージ
”edit”の関連語②:「データを変更・修正する」を意味する単語”modify / correct”
⇒「変更・修正する」の意味を持つ単語”modify / correct”
それぞれの表現の違いとしては
edit ⇒「公開する目的で、全体の構成や表現を見直して仕上げる」=構成から編集する
modify ⇒「すでにある計画やファイルの一部を、状況に合わせて部分的に変更する」=(部分的に)修正・変更する
correct ⇒「間違っている箇所(エラーや誤字)を、正しい状態へと直す」=(誤りを)訂正する
といったイメージです。
● edit a document
「(他人が読めるように、文章の流れや言葉遣いを)ドキュメントを編集する」
⇒ 読み手を意識し、クオリティを高めるために全体を作り直すイメージ
● modify the settings
「(パソコンやスマホの)設定を一部変更する」
⇒ 根本から変えるのではなく、使いやすさや条件に合わせて一部を調整・マイナーチェンジするイメージ
● correct errors
「(テストのバツがついた部分や、プログラムのバグなどの)エラーを直す」
⇒ 『間違っている(不正な)状態』から『正しい状態』へ、100%の正解へと導くイメージ
”edit”の文法・語法 混同しやすい名詞形「editor」と「edition」のルール

”edit”の文法や語法において、絶対に外せないのが派生語(名詞形)の使い分けです。
”edit”には重要な名詞形が2つあり、それぞれターゲットが全く異なります。TOEICなどの資格試験や、ビジネスシーンでも非常によく狙われるポイントです。
「人」を表す ”editor” と 「物(版)」を表す ”edition”
動詞の ”edit” に 「-or」 がつくと、編集を行う「人(編集者・監修者)」という意味になります。一方で、末尾が 「-ion」 になると、出版された「物・バージョン(〜版・刊行物)」という意味に変化します。
● editor【可算名詞】= 編集者、編集長
⇒ 例:chief editor(編集長) / video editor(動画編集者)
● edition【可算名詞】=(刊行物の)版、〜刷
⇒ 例:the first edition(初版) / limited edition(限定版)
”edit”の語源はラテン語「ēdere」 意味は「外へ出す、出版する」

”edit”の語源についても、確認していきましょう。
”edit”のルーツをたどると、古代ローマで使われていたラテン語の「ēdere(外へ出す)」という言葉に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”edit”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1785–95; 1915–20 edit for def. 6; partly back formation from editor, partly from French éditer, verb derivative of Latin ēditus “published, given out,” past participle of ēdere “to give out,” from ē- e- 1 + -dere, combining form of dare “to give” ( cf. datum)日本語訳:1785–95年に初めて記録された。一部はeditorからの逆成(名詞から動詞が作られる現象)、一部はフランス語のéditerに由来する。これはラテン語のēditus(出版された、出された)という動詞派生語であり、ēdere(外に出す)の過去分詞である。これは、ē-(外に) + dare(与える)の結合形である-dereから構成されている。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から、”edit”という単語がどのような歴史をたどって生まれたのかがよく分かります。実はこの単語、成り立ちが少し特殊なんです。
まず根本にあるのは、ラテン語の「ē-(外に)」と「dare(与える)」が合体した「ēdere(外へ出す、発表する)」という言葉です。これが後に「出版する」という意味を持つようになりました。
面白いのはここからです。英語の歴史においては、実は動詞の「edit(編集する)」よりも先に、名詞の「editor(編集者、出版者)」が定着していました。
その後、「editor(編集者)がする仕事だから、動詞はeditだろう」という形で、名詞の形から逆算して動詞が生み出されたのです。これを言語学では「逆成(back-formation)」と呼びます。
● ラテン語「ē-(外に)」+「dare(与える)」=ēdere(外に出す、発表する)
↓
● ラテン語の過去分詞「ēditus(外に出された、出版された)」
↓
● 英語でまず名詞「editor(編集者、出版者)」が広く使われるようになる
↓
● editorという名詞の語尾を削って逆算(逆成)される形で、動詞「edit(編集する)」が誕生
もともとは「世の中へパッと外に出す(出版する)」という意味だったものが、時代を経て「外に出す(出版する)ために、内容を綺麗に整える=編集する」という意味合いで使われるようになっていったわけです。
「外へ(e-)出す(dit-)」というコアイメージを覚えておけば、単語のニュアンスがグッと掴みやすくなりますよ!
”edit”の語源はラテン語「ēdere」 意味は「外に出す、出版する」

”edit”の語源についても、確認していきましょう。
”edit”の語源はラテン語の「ēditus」および「ēdere」です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”edit”の起源について、下記の記載があります。
Origin
First recorded in 1785–95; 1915–20 edit for def. 6; partly back formation from editor, partly from French éditer, verb derivative of Latin ēditus “published, given out,” past participle of ēdere “to give out,” from ē- e- 1 + -dere, combining form of dare “to give” ( cf. datum)日本語訳:1785–95年に初めて記録された。一部はeditorからの逆成(名詞から動詞が作られる現象)、一部はフランス語のéditerに由来する。これはラテン語のēditus(出版された、出された)という動詞派生語であり、ēdere(外に出す)の過去分詞である。これは、ē-(外に) + dare(与える)の結合形である-dereから構成されている。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”edit”はラテン語の「外に(ē-)」「与える・出す(dare)」という行為から発祥していることが分かります。
● ラテン語「ē-(外に)」+「dare(与える)」=ēdere(外に出す)
↓
● ラテン語「ēditus(外に出された、出版された)」
↓
● フランス語「éditer(出版する)」、および英語の名詞「editor(編集者)」から動詞として逆成され、現在の「edit(編集する)」へ
もともとは「手元にあるものを整理して、世の中へパッと外に出す(出版する)」という意味だったものが、時代を経て「出版するために内容を綺麗に整える(編集する)」という意味へ変化していったわけです!語源を知ると、単語のコアイメージがすんなり繋がりますよね!
構成パーツで覚える”edit” 「e-」+「dit-」

ここからは構成パーツの面から”edit”についてさらに深掘りしていきましょう!
”edit”の構成パーツは、先ほども登場した「e-(外に)」+「dit-(与える、出す)」の2つです。
それぞれのパーツは、他のたくさんの英単語にも使われている超重要パーツなんですよ。仲間を一緒に覚えることで、語彙力が爆発的にアップします!
“e-“は「外に、外へ」を意味するパーツ
”e-”は「外に、外へ」を意味するパーツです。これは、よく見かける接頭辞 ”ex-” が、後ろに続く音(有声音など)の影響で形を変えたものです。
水分が『蒸気(vapor)』になって『外へ(e-)』出ていく、というパーツの組み合わせから、「蒸発する」という意味になるわけですね!
他にも、”e-” を使う重要単語はたくさんあります!あわせてイメージを掴んじゃいましょう。
⇒「e-(外に)」+「ject(投げる)」= 外に向かって勢いよく投げ出すイメージ!
● emigrate(他国へ移住する)
⇒「e-(外に)」+「migrate(移住する)」= 自分が今いる国から『外へ』出ていく移住です。(※逆に、外国から『中へ』入ってくる移住は immigrate と言います!)
● erase(〜を消去する、文字を消す)
⇒「e-(外に)」+「rase(擦る・削る)」= 表面をゴシゴシ擦って、跡形もなく『外へ』取り去ってしまうイメージ!
”dit-”は「与える、出す」を意味するパーツ
”dit-”は、ラテン語で「与える」を意味する動詞「dare」に由来するパーツです。他のパーツとくっついて一つの単語になると、形が「dat-」から「dit-」に変化する特徴があります。
これは「tra-(=trans:〜を越えて、向こう側へ)」+「dit-(与える)」+「-ion(名詞にする形)」で成り立っています。
時代や世代を『越えて(tra-)』、次の世代へと『引き渡し与える(dit-)』もの。だから「伝統」という意味になるんです。すごく綺麗な成り立ちですよね!
さらに、この「与える」という語源の根っこを持つ仲間は、形を少し変えて身近な単語にもたくさん潜んでいますよ!
● date(日付、データ)⇒ もともとラテン語で「(その日に)与えられた、発行された」という書簡の末尾の決まり文句が由来!
● donation(寄付、寄贈)⇒ 「don-(与える)」+「-ation(名詞にする形)」= 見返りを求めずに『与える』こと!
● pardon(〜を許す、寛大に扱う)⇒ 「par-(完全に)」+「don(与える)」= 相手の罪や過ちを『完全に(不問にして)与えちゃう(免除する)』ということ!
● addiction(中毒・依存症)の dict は、「与える」ではなく「言う、宣告する(ラテン語 dicere)」という別のパーツです。「〜の方へ(ad-)+言わされる」が元の意味で、借金などで身動きが取れず奴隷として引き渡された状態から「抜け出せない状態=中毒」になりました。
● credit(信用)は、ラテン語の「信じる、心を置く(credere)」という動詞の過去分詞(creditus)が由来です。結果的に「dit」の形が含まれていますが、語源の根っこは「心を委ねる」という意味合いが強いんですよ!
一見似ている単語の『違い』まで整理しておくと、試験や資格対策でも迷わなくなりますよ!
”edit”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”edit”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「(整理して)外に出す・出版する」
⇒”edit”=「〜を編集する、校訂する」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「人」の editor(編集者)と「物」の edition(〜版)の使い分けに要注意!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
