eavesdrop onの使い方|overhearとの違い・語源・例文を解説

コダック

eavesdropは「盗み聞きする」を表す英語です。よく使う形はeavesdrop on+人・会話で、単に偶然聞こえたのではなく、相手に知られないよう、意図的に私的な話を聞くことを表します。

この記事では、eavesdrop onの使い方、eavesdroppingの意味、eavesdropとoverhearの違い、eavesdrop on a conversation、語源と覚え方を、初学者向けに例文で詳しく解説します!

目次

eavesdrop onの意味|「〜をこっそり盗み聞きする」

eavesdropは、他人の私的な会話を、その人に気づかれないよう意図的に聞くという意味です。日本語では「盗み聞きする」「立ち聞きする」「こっそり聞く」と訳します。
eavesdropは基本的に自動詞なので、対象を言うときはonを使います。

●対象を言わない

Stop eavesdropping.

(盗み聞きするのをやめて。)

●人を対象にする

He eavesdropped on us.

(彼は私たちの話を盗み聞きした。)

●会話を対象にする

She eavesdropped on their conversation.

(彼女は彼らの会話を盗み聞きした。)

基本形はeavesdrop on+人・会話・通話です。

eavesdrop conversationじゃなくて、eavesdrop on a conversationなんだね。listen toのtoみたいに前置詞までセットか。

コダック

そうです!

eavesdropだけで「盗み聞きする」という行為を表し、どの人・会話を狙って聞くのかをonで示します。

eavesdrop onを一つのかたまりとして覚えるのが、いちばん安全ですよ。

eavesdropの発音・品詞・活用

eavesdropは動詞で、発音はアメリカ英語で/ˈiːvzˌdrɑːp/、イギリス英語で/ˈiːvz.drɒp/です。カタカナなら「イーヴズドロップ」に近く、最初のeavesを強く発音します。

eavesdropの活用

原形:eavesdrop

三人称単数現在:eavesdrops

過去形・過去分詞:eavesdropped

現在分詞:eavesdropping

人を表す名詞:eavesdropper(盗み聞きする人)

語末が「短い母音+子音字p」なので、活用ではpを重ねます。

× eavesdroped

eavesdropped

× eavesdroping

eavesdropping

eavesdroppingの意味

eavesdroppingは、現在分詞として「盗み聞きしている」、動名詞・名詞として「盗み聞き、盗聴」という意味になります。

・He was eavesdropping outside the door.
(彼はドアの外で盗み聞きしていた。)

・Eavesdropping is an invasion of privacy.
(盗み聞きはプライバシーの侵害だ。)

・The device was designed to prevent electronic eavesdropping.
(その装置は電子的な盗聴を防ぐために設計された。)

日常会話を耳で盗み聞きする場面だけでなく、通信・無線・ネットワークの内容を第三者が傍受する意味でも使われます。

eavesdrop on a conversationの使い方

eavesdrop on a conversationは「会話を盗み聞きする」の基本表現です。conversationの前には、文脈に応じてa、the、所有格などを置きます。

・He eavesdropped on a private conversation.
(彼は私的な会話を盗み聞きした。)

・Someone was eavesdropping on our conversation.
(誰かが私たちの会話を盗み聞きしていた。)

・She tried to eavesdrop on the conversation at the next table.
(彼女は隣のテーブルの会話を盗み聞きしようとした。)

人を目的にする場合

会話そのものではなく、話している人をonの後ろへ置くこともできます。

・Are you eavesdropping on me?
(私の話を盗み聞きしているの?)

・The children eavesdropped on their parents.
(子どもたちは両親の話を盗み聞きした。)

この場合も、「人の存在を聞く」のではなく、その人が交わしている私的な言葉を聞くという意味です。

電話・会議・通信を対象にする場合

・They eavesdropped on the phone call.
(彼らはその電話を盗聴した。)

・Hackers may try to eavesdrop on unencrypted communications.
(攻撃者は暗号化されていない通信を傍受しようとする可能性がある。)

・No one should eavesdrop on a confidential meeting.
(誰も機密会議を盗み聞きすべきではない。)

技術文脈では、必ずしも人が壁越しに耳を当てるわけではありません。第三者が許可なく情報の流れを傍受するという、元のイメージが拡張されています。

eavesdropとoverhearの違い|わざとか偶然か

両方とも「自分に向けられていない会話を聞く」場面で使われますが、もっとも大きな違いは意図です。

単語 聞く意図 基本形 日本語の目安
overhear ない・偶然 overhear+目的語 漏れ聞く、ふと耳にする
eavesdrop ある・意図的 eavesdrop on+対象 盗み聞きする、盗聴する

I overheard their conversation.

彼らの会話が偶然耳に入った。

→近くで大声で話していた、たまたま通りかかった

I eavesdropped on their conversation.

彼らの会話を盗み聞きした。

→聞くために近くへ行った、隠れた、意識を集中した

偶然ならoverhear、秘密を知るために聞けばeavesdropです。

たまたま秘密が聞こえたならoverhear。でも面白くなって、続きを聞くためにその場へ残ったらeavesdropになっていくんだね。

コダック

その理解がとても大切です!

最初の一文が耳に入った瞬間はoverhearでも、聞き続けようと意思決定した時点からeavesdroppingと表現できます。

単語が示すのは「人の性格」ではなく、その時の聞き方なんですよ。

eavesdropとlisten in onの違い

listen in onも、特定の会話や通話を聞く表現です。無断なら「盗み聞きする」と訳せますが、eavesdropより使用範囲が広く、許可された傍聴にも使えます。

表現 許可 評価 典型場面
eavesdrop on 通常ない 明確に否定的 秘密の会話をこっそり聞く
listen in on ある場合もない場合もある 文脈次第 研修で通話を傍聴、または無断で聞く

・The trainee listened in on the call with the customer’s permission.
(研修生は顧客の許可を得て、その通話を傍聴した。)

・He secretly eavesdropped on the call.
(彼はその通話を秘密に盗聴した。)

許可を得た正式なモニタリングにeavesdropを使うと、違法・不正・秘密の行為という印象を与えやすいため、listen in on、monitor、observeなどの語を選ぶほうが自然です。

eavesdropの語源|軒下で雨だれに立ちながら聞く人

eavesdropは、意味を知ると忘れにくい語源を持ちます。Online Etymology Dictionaryによると、動詞eavesdropは17世紀初めごろに現れ、先に存在したeavesdropperなどから作られたと考えられています。
語を分けると、eavesは「屋根の軒」、dropはもともと軒から雨水が落ちる場所を指す語の一部です。中世英語には、屋根の軒から雨だれが落ちる、家の周囲の場所を表す名詞がありました。
そこに立てば、家の壁や窓のすぐ外です。中で話している内容を聞こうとする人が、その雨だれの落ちる軒下に潜む姿から、eavesdropper=軒下で家の中を聞く人という語が生まれ、のちに動詞eavesdropが作られたと説明されています。

eaves=家の屋根の軒



drop=軒から雨だれが落ちる場所



軒下・窓の近くに立って家の中の会話を聞く人



eavesdropper=盗み聞きする人



eavesdrop=盗み聞きする

現代では軒下に立たなくても、相手の私的領域の外側から秘密に聞く行為全般に使います。

「耳」を表す単語だと思ってたけど、家の軒から来てるんだ!雨の日に窓の外でこっそり聞いてる姿を想像すると忘れなさそう。

コダック

まさに、それが最高の覚え方です!

eavesdropは抽象的な単語に見えますが、語源はとても具体的。軒下で雨だれを避けながら、家の中の秘密を聞く人を一枚の絵として覚えてください。

eavesdropの覚え方|「家の外から私的領域へ耳を入れる」

語源イメージに加えて、onの使い方も同じ絵で覚えられます。

家の中:private conversation

家の外:eavesdropper

窓・壁を越えて、注意を会話の上に置く=on

eavesdrop on a conversation

=私的な会話を狙って盗み聞きする

overhearでは音が外へ漏れてくる

eavesdropでは聞き手が秘密へ意識を向ける

この向きの違いを想像しましょう。

eavesdroppingの現代的な使い方

日常の盗み聞き

・I caught my roommate eavesdropping outside my door.
(ルームメイトが私のドアの外で盗み聞きしているところを見つけた。)

・Don’t eavesdrop on other people’s conversations.
(他人の会話を盗み聞きしてはいけません。)

電話・会議の盗聴

・They suspected that someone was eavesdropping on the meeting.
(誰かが会議を盗聴しているのではないかと彼らは疑った。)

・The room was checked for eavesdropping devices.
(その部屋は盗聴器がないか検査された。)

コンピューター・通信の傍受

情報セキュリティの文脈では、eavesdroppingはネットワーク上の通信を第三者が受動的に傍受することを指す場合があります。会話の盗み聞きから、本来の送信者と受信者以外が情報を読むという構造へ意味が拡張されています。

・Encryption helps protect data from eavesdropping.
(暗号化はデータを盗聴・傍受から守るのに役立つ。)

・Public Wi-Fi can expose unprotected traffic to eavesdropping.
(公共Wi-Fiでは、保護されていない通信が傍受されるおそれがある。)

技術的な詳細や法的評価は状況・地域・システムによって異なりますが、英単語としては「許可されていない第三者が秘密に通信を聞く・読む」という共通イメージがあります。

eavesdropとspy・monitor・recordの違い

spy on:広く「ひそかに監視する」

spy onは、聞くことに限らず、観察、尾行、情報収集などを含む広い表現です。

・He was spying on his competitors.
(彼は競合相手をひそかに調べていた。)

monitor:継続的に監視・確認する

monitorは、管理、安全、品質確認など正当な目的でも使える中立的な語です。許可を得たカスタマーサポート通話の確認ならmonitorが適します。

・Calls may be monitored for training purposes.
(通話は研修目的でモニターされる場合があります。)

record:音声を記録する

recordは会話を録音・記録する行為です。聞くだけのeavesdropとは異なります。盗み聞きしながら録音することはあり得ますが、二つの動詞が表す行為は同じではありません。

単語 中心となる行為 必ず秘密?
eavesdrop 私的な会話・通信を秘密に聞く 通常はい
spy on 人・組織をひそかに監視する 多くは秘密
monitor 状態・活動を継続的に確認する いいえ
record 音声・映像・データを記録する いいえ

eavesdropの文型とよく使う表現

eavesdrop on+人・会話

・eavesdrop on someone(人の話を盗み聞きする)
・eavesdrop on a conversation(会話を盗み聞きする)
・eavesdrop on a phone call(電話を盗聴する)
・eavesdrop on a meeting(会議を盗聴する)
・eavesdrop on communications(通信を傍受する)

be caught eavesdropping

catch+人+doingの受け身で、「盗み聞きしているところを見つかる」です。

・He was caught eavesdropping outside the office.
(彼はオフィスの外で盗み聞きしているところを見つかった。)

accuse someone of eavesdropping

・She accused him of eavesdropping on her calls.
(彼女は、彼が自分の通話を盗聴したと非難した。)

prevent / detect eavesdropping

・The system can detect eavesdropping attempts.
(そのシステムは盗聴の試みを検知できる。)

・Use encryption to prevent eavesdropping.
(盗聴を防ぐため暗号化を使いなさい。)

eavesdropのニュアンス|基本的に失礼・否定的

eavesdropは、相手が私的だと思っている会話へ無断で入り込む行為を表します。そのため、通常は好ましくない・不誠実・プライバシーを侵すという評価を伴います。
冗談としてI wasn’t eavesdropping, but …と言い、偶然聞こえた話を切り出すことはあります。しかし、本当に偶然なら意味上はoverhearがより正確です。

・I wasn’t trying to eavesdrop, but I overheard my name.
(盗み聞きするつもりはなかったけれど、自分の名前が聞こえた。)

この文は、eavesdropが「意図的な行為」、overhearが「偶然の知覚」であることを一文の中で対比しています。

日本人が間違えやすいeavesdrop

間違い1:onを付けない

× She eavesdropped our conversation.
○ She eavesdropped on our conversation.

間違い2:過去形でpを重ねない

× eavesdroped
eavesdropped

間違い3:偶然聞こえた場面に使う

聞くつもりがなかったならoverheardを使います。eavesdroppedと言うと、自分が意識的に盗み聞きしたと認める文になります。

間違い4:中立的な傍聴に使う

許可を得て研修の通話を聞く場合はlisten in onやmonitorが自然です。eavesdropは無断・秘密という印象が強い語です。

間違い5:eave dropと二語に分ける

現代の動詞は一語でeavesdropです。eavesは通常複数形の形を保っており、eave-dropとは書きません。

eavesdropの例文集

Someone was eavesdropping on us from the hallway.
(誰かが廊下から私たちの話を盗み聞きしていた。)
ポイント:人を対象

She admitted eavesdropping on the conversation.
(彼女はその会話を盗み聞きしたと認めた。)
ポイント:動名詞

The child pressed his ear to the door to eavesdrop.
(その子は盗み聞きするためドアに耳を押し当てた。)
ポイント:意図が明確

They were caught eavesdropping on a confidential call.
(彼らは機密通話を盗聴しているところを見つかった。)
ポイント:be caught doing

Encryption makes eavesdropping more difficult.
(暗号化は盗聴をより困難にする。)
ポイント:名詞的用法

I only overheard one sentence; I wasn’t eavesdropping.
(一文だけ偶然聞こえたのであって、盗み聞きしていたわけではない。)
ポイント:overhearとの対比

よくある質問

eavesdroppingは名詞ですか?

文脈によって現在分詞、動名詞、名詞として働きます。He is eavesdropping.では進行形の一部、Eavesdropping is rude.では行為を表す動名詞・名詞的用法です。

eavesdrop on someoneは、その人の声を直接聞くこと?

通常は、その人が誰かと交わしている私的な会話を秘密に聞くことです。単に声が聞こえるだけならhear、偶然会話を耳にしたならoverhearです。

eavesdropとwiretapは同じ?

eavesdropは耳での盗み聞きから電子通信の傍受まで含む広い動詞です。wiretapは、電話線・通信回線などへ装置や仕組みを用いて盗聴する、より具体的な語です。法的な意味や適用範囲は地域によって異なるため、専門文脈では定義を確認してください。

eavesdropは冗談で使えますか?

親しい間柄で「盗み聞きしてたでしょ」と軽く言うことはあります。ただし、単語自体にはプライバシー侵害の含みがあるため、仕事上の正式な監督や許可された記録を説明する語には適しません。

eavesdropperとは?

盗み聞きする人、盗聴者です。語源上はeavesdropperのほうが動詞eavesdropより古く、軒下に立って家の中を聞く人物を表したとされています。

理解度チェック

正しい語・形を選んでください。

1. I accidentally (overheard / eavesdropped on) their conversation.

2. He deliberately hid behind the curtain and (overheard / eavesdropped on) them.

3. Someone was eavesdropping (to / on) our call.

4. The past tense is (eavesdroped / eavesdropped).

5. The trainee had permission to (listen in on / eavesdrop on) the support call.

6. Encryption can reduce the risk of (eavesdropping / overhearing) on network traffic.

【答え】

1. overheard

2. eavesdropped on

3. on

4. eavesdropped

5. listen in on

6. eavesdropping

eavesdrop onの使い方まとめ

eavesdrop=私的な会話を意図的・秘密に聞く

⇒「盗み聞きする」「盗聴する」

●対象を言うときはeavesdrop on+人・会話

⇒ eavesdrop on us / eavesdrop on a conversation

eavesdropping=盗み聞きしている/盗み聞き・盗聴

eavesdropper=盗み聞きする人

●活用ではpを重ねる

⇒ eavesdropped / eavesdropping

overhearとの違い

⇒偶然耳に入るのがoverhear、意図的に聞くのがeavesdrop

listen in onとの違い

⇒listen in onは許可された傍聴にも使えるが、eavesdropは基本的に否定的

語源は、家の軒下で、雨だれの落ちる場所に立って中の会話を聞く人です。

コダック

eavesdropは綴りが長く見えますが、語源の絵を知ればむしろ覚えやすい単語です。

軒下でこっそり聞く姿を思い浮かべ、対象にはonを付ける。さらに、偶然ならoverhear、許可された傍聴ならlisten in on。この3語を分けられれば、英語の「盗み聞き」に関する表現はしっかり整理できますよ!

参考文献

Merriam-Webster「eavesdrop

Cambridge Dictionary「listen in on」「overhear

Online Etymology Dictionary「eavesdrop