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【語源も分かって、忘れない】英単語「discriminate」の意味と使い方・覚え方・文法解説【dis-(離して)+crimin(分ける)=明確に分ける】

 

 
コダック
今日の英語表現は”discriminate”

「dis-(離して)」+「crimin(分けること)」+「-ate(動詞にする)」の3パーツで構成されている単語です。

「明確に分ける」がコアイメージで、“discriminate”=「差別する」「識別する、見分ける」の意味を持ちますよ!

 

”discriminate”の意味と使い方 コアイメージは「明確に分ける」

 

”discriminate(発音:diskrímənèit/ディスクリミネイト【動詞】)”は「差別する」「識別する、見分ける」の意味を持つ単語です。

「dis-(離して)」+「crimin(分ける)」+「-ate(動詞にする)」の3パーツで構成されている単語で、「明確に分ける」がコアイメージです。

 

 
コダック
混ざり合っているものを、バラバラに引き離して(dis-)、境界線を引いてきっちり分ける(crimin)状態にすること。

物事の違いをきれいに「見分ける(識別する)」という意味もありますが、人間に対して「あいつらはあっち、私たちはこっち」と不当な境界線を引いてしまうことから「差別する」という意味でも使われるわけですね!

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”discriminate”は、ニュースや社会問題で「人種や性別で差別する」という文脈で使われることが多いですが、ビジネスや日常では「良し悪しや違いを正しく識別する」というポジティブな意味でも使われます。

いずれにせよ、そこに「明確な線を引いて分ける」というニュアンスが根本にあります。

 

 
なるほど、根本にあるイメージはどちらも「線を引いて分ける」で同じなんだね。
 
コダック
そうなんです!例えば、本物と偽物のダイヤが混ざっている時に、プロの目で「これは本物、これは偽物!」とバラバラに分けるのが『識別(discriminate)』です。これは能力としての正しい線引きですよね。
でも、これを人間の扱いに当てはめて「男性は採用、女性は不採用!」という風に、引いてはいけない不当な線を引いてしまうと『差別(discriminate)』になってしまうイメージです!

 

このように”境界線を引いて完全に分ける”という意味から、人権問題や法律の文脈だけでなく、ワインの味や音質の違いを聞き分けるといった五感の能力に関するシーンにいたるまで広く使用されます。

 

=”” ”discriminate”の頻出フレーズ

discriminate against …(〜を不当に差別する)
discriminate between A and B(AとBを識別する・見分ける)
discriminate A from B(AをBから区別する)
racial / gender discrimination(人種差別 / 性差別 ※名詞形)

 

「差別する」の例文

・It is illegal to discriminate against job applicants based on age.
(年齢に基づいて求職者を差別することは違法である。)
・The law protects citizens from being discriminated against because of their religion.
(法律は、宗教を理由に差別されることから市民を守っている。)
・We must not discriminate against anyone for any reason.
(私たちはどのような理由であれ、誰をも差別してはならない。)

「識別する・見分ける」の例文

・A newborn baby can discriminate between its mother’s voice and other voices.
(新生児は母親の声と他の人の声を聞き分ける[識別する]ことができる。)
・It is sometimes difficult to discriminate truth from falsehood in the news.
(ニュースの中で真実と虚偽を見分けることは、時に困難である。)
・Experienced chefs can discriminate subtle variations in flavor.
(経験豊富なシェフは、風味の微妙な違いを識別することができる。)

 

”discriminate”の文法・語法 意味でガラリと変わる前置詞の使い分け

”discriminate”を使う時に一番大切なのが、「自動詞(後ろに前置詞を置く)」「他動詞(後ろにすぐ名詞を置く)」の使い分け、そして「どの前置詞を選ぶか」です。意味によってパターンが決まっているので、整理して覚えましょう!

 

1. 「差別する」の時は【自動詞】 “discriminate against 〜”

「〜を差別する」と言いたい時は、後ろに against を伴って **”discriminate against [人・集団]”** という自動詞の形をとります。
againstには「〜に牙を向けて、反抗して、不利に」という敵対・プレッシャーのニュアンスがあるため、「特定のグループに線を引いて、不利益を与える」という差別の表現にぴったり合います。

※受動態にする時は **”be discriminated against”** となり、againstを忘れないように注意しましょう!

 

2. 「識別する・見分ける」の時は “between” や “from” を使う

「識別する」の意味の時は、自動詞・他動詞どちらのパターンもありますが、基本的には「複数のものの間に線を引く」ニュアンスになります。

discriminate between A and B 【自動詞】
AとBの「間(between)」に境界線を引いて見分ける、という意味です。
(例:discriminate between right and wrong / 善悪を見分ける)

discriminate A from B 【他動詞】
Aを、Bから「引き離して(from)」区別する、という意味です。
(例:discriminate fact from opinion / 事実を意見から区別する)

discriminate A 【他動詞】
後ろにそのまま目的語を置いて、「〜を識別する」と使うこともできます。
(例:discriminate subtle differences / 微妙な違いを識別する)

 

 
コダック
後ろに続く前置詞が against なら「悪い意味(差別)」、betweenfrom なら「ニュートラル・良い意味(識別)」と、一発で見分けられますよ!

 

”discriminate”の関連語:「見分ける・差別隔離する」を意味する単語”distinguish/segregate”

 
コダック
せっかく”discriminate”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ類義語も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”distinguish”や”segregate”なども「見分ける、区別する、隔離する」を意味する単語ですよ!

 

”discriminate”の類義語
⇒「見分ける・差別隔離する」の意味を持つ単語”distinguish/segregate”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現の具体的な違いやニュアンスの差はあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては以下の通りです!

discriminate⇒「良くも悪くも、境界線をパキッと引いて「2つのものを完全に別物として分ける」」=差別する、識別する
distinguish⇒「それぞれの持つ特徴(模様や形、優秀さ)に注目して「違いを明確に見出す」」=特徴で見分ける、区別する
segregate⇒「人種や性別、宗教などで、地理的・物理的に別の場所に「強制的に引き離して隔離する」」=(物理的に)隔離・分離する

といった感じです!

 
区別するだけなのか、社会的に不当な扱いをするのか、物理的に分けるのかで言葉の重みが違うね!
 
コダック
その通りです!特に segregate は歴史的な人種隔離政策(アパルトヘイトなど)でも使われるとても重い言葉です。
実際の表現でニュアンスの差を掴んでみましょう!

 

シチュエーションで見る!”discriminate/distinguish/segregate”のイメージの違い

●discriminate against minorities
「(法的な権利や扱いにおいて境界線を引いて)少数派の人々を差別する」
⇒ 相手を不利な側に追い当てる、悪意や不当な境界線のイメージ

●distinguish twin brothers
「(ほくろの位置や声の違いといった特徴をもとに)双子の兄弟を見分ける」
⇒ 2つのものの個性を観察して、違いを認識するニュートラルなイメージ

●segregate passengers in the waiting room
「(特定のグループだけを)待合室の別の区画に隔離・分離する」
⇒ 壁を作ったり場所を分けたりして、物理的に引き離すイメージ

 

”discriminate”の語源はラテン語「discrīmināre」 コアにあるのは「ふるいにかけて分ける」イメージ

”discriminate”の語源についても、より深く確認していきましょう。

”discriminate”の直接の語源は、ラテン語の「discrīmināre(分割する、引き離す)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”discriminate”の起源について、下記の記載があります。

Origin of discriminate
First recorded in 1620–30; from Latin discrīminātus “separated,” past participle of discrīmināre “to separate”; see discriminant
Origin of discriminant
First recorded in 1830–40; from Latin discrīminant-, stem of discrīmināns “separating,” present participle of discrīmināre “to divide up, separate,” verb derived from discrīmen (stem discrīmin- ) “separating line, distinction,” from discrī- (variant stem of discernere; see discern) + -men, noun suffix

日本語訳:1620〜30年に初めて記録された。ラテン語で「引き離された」を意味する discrīminātus(discrīmināre「引き離す」の過去分詞)に由来する。discriminant を参照。
discriminant の起源:1830〜40年に初めて記録された。ラテン語の discrīminant-(discrīmināre「分割する、引き離す」の現在分詞である discrīmināns「引き離している」の語幹)に由来し、この動詞は discrīmen(語幹 discrīmin- 「境界線、区別」)から派生したものである。これは discrī-(discernere「見分ける」の異体語幹)に名詞接尾辞の -men が付いたもの。

※参考・引用「Dictionary.com

 

少し小難しいので、この辞書の記載を噛み砕いて解説しますね。

まず、さらに時代を遡った根本にあるのは、ラテン語の「discernere(見分ける)」という言葉です。これはもともと、農業などで「収穫物をふるいにかけて、良い穀物とゴミをより分ける」という動作を表していました。

そこから「より分けるために引かれた境界線」や「区別」を意味する名詞「discrīmen」が生まれ、さらに「分割する・境界線を引く」という意味の動詞「discrīmināre」へと変化していったのです。

 

”discriminate”の語源と意味の変化
①ラテン語:discernere
(混ざったものをふるいにかけて見分ける)

②ラテン語:discrīmen
(ふるいによって出来た境界線、区別)から動詞 discrīmināre(分割する、引き離す)が誕生

③1620年代:英語の「discriminate」として定着
(境界線を引いて正確に見分ける=識別する)

④19世紀以降:意味の拡大(悪化)
(人に対して不当な境界線を引いて分ける=差別する)

 

英語に「discriminate」として入ってきた17世紀当初は、純粋に「違いを正確に見分ける・識別する」というニュートラル(あるいはポジティブ)な意味で使われていました。

しかし時代が進むにつれて、「人間に対して(人種や階級などで)不当な境界線を引いて扱う」という使われ方が増えていきました。その結果、現在私たちがよくニュースなどで耳にする「差別する」というネガティブな意味合いが定着していったのです。

 

 
コダック
「ふるいにかけて分ける」という根本のイメージが、モノに対して使われれば「(正確に)識別する」になり、人に対して悪意を持って使われれば「差別する」になるわけですね!

語源の歴史を知ると、なぜこの単語が全く違う2つの意味を持っているのかがスッキリ分かります!

 

構成パーツで覚える”discriminate” 「dis-」+「crimin」+「-ate」

ここからは構成パーツの面から”discriminate”について深く掘り下げていきましょう。

”discriminate”の構成パーツは「dis-(離して)」+「crimin(分けること)」+「-ate(動詞にする)」の3パーツです。

 

それぞれのパーツが持つイメージを理解することで、単語の暗記がグッと楽になりますよ。つぎから各パーツについて詳しく紹介していきます。

 

“dis-“は「離して、別々に、否定、反対」を意味する接頭辞

”dis-”は「離して、バラバラに」や「〜の反対、否定」を意味するパーツ(接頭辞)です。

 

 
コダック
「dis-」がつく単語は日常的にもたくさんありますよね!

例えば”discover”という単語は「dis-(離す)」+「cover(覆い)」のパーツで構成されており、覆いを外して中身を明らかにすること=「発見する」を表しています。

 

他にも、意見が合わないことを表す disagree(dis-[否定・反対]+ agree[賛成する])や、元の記事にもあったように、問題をバラバラに叩き割って中身を調べることを意味する discuss(dis-[バラバラに離して]+ cuss[叩く]=議論する)なども、この”dis-”のイメージから来ています。

 

”crimin”は「ふるいにかける、分ける、罪」を意味する語根

”crimin”はラテン語の「cernere(ふるいにかける、分ける)」から派生した「crimen(判断、裁判、罪)」に由来し、「分ける」「罪」を意味する中核パーツ(語根)です。

 

 
コダック
例えば”crime”という単語は、裁判によって「これは法律に違反している、悪いことだ!」ときっちり白黒切り分けられたもの=「犯罪、罪」を表しています。

 

この「分ける・判断する」というニュアンスが、やがて法的な「有罪・無罪を分ける」という意味合いを帯びるようになったわけですね。
その他の”crimin”を使用する単語についても、下記で紹介しておきます。

 

criminal(crimin[罪]+ -al[〜の性質の、〜に関する]=犯罪の、犯人)
incriminate(in-[中に]+ crimin[罪]+ -ate[動詞にする]=罪の中に巻き込む=〜に罪を負わせる、告発する)

 

“-ate”は「〜にする、〜させる」を意味する接尾辞

”-ate”は名詞や形容詞の後ろにくっついて、動詞の働きを持たせるパーツ(接尾辞)です。

 

 
コダック
実はこの”-ate”、英単語の語尾で頻繁に見かける超重要パーツなんです!

「〜の状態にする」というアクションを起こすイメージを持っています。

 

身近な単語でも、create(cre[作り出す]+ -ate[動詞にする]=創造する)や、activate(active[活発な]+ -ate[動詞にする]=活発にする、作動させる)など、このパーツのおかげで「動詞」として機能しているものが数多くあります。

 

”discriminate”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”discriminate”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”discriminate”は「dis-(離して)」+「crimin(分ける)」+「-ate(動詞にする)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「境界線を引いて明確に分ける」
⇒”discriminate”=「差別する」「識別する」の意味
●語法・文法のポイント ⇒「差別する」の時は discriminate against 〜、「識別する」の時は discriminate between A and B のように後ろの前置詞で意味を見分ける!
 
 
コダック
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パーツを組み合わせて覚えることで、単語の暗記がもっと楽しくなりますよ!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」