【語源も分かる】英単語「different」の意味・使い方・語源!variousやstrangeとの違いも徹底解説

 
コダック
今日の英語表現は”different”

「dif-(離れて、別々に)」+「fer-(運ぶ)」+「-ent(〜の性質の)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「別々の場所に運ばれる」がコアイメージで、“different“=「違った、異なる」「さまざまな、別個の」の意味を持ちますよ!

 

”different”の意味とコアイメージは「別々の場所に運ばれる」

 

”different(発音:dífərənt / ディファレント【形容詞】)”は「違った、異なる」「さまざまな、別個の」の意味を持つ単語です。

「dif-(離れて、別々に)」+「fer-(運ぶ)」+「-ent(〜の性質の)」の3つのパーツで構成されており、「別々の場所に運ばれる」がコアイメージです。

 

 
コダック
物や人を共通の場所ではなく、別々の場所へ離して(dif-)運ぶ(fer-)ような状態(-ent)にすること。

それぞれがバラバラの方向へ運ばれること(=「基準から離れていく」)や、性質が分かれていること=”different”なわけですね!

 

”different”は「基準や他とは性質が一致せず、別々である」というイメージが強い単語です。

 

 
「他と違っている」こと??
 
コダック
例えば、双子なのに全く違う趣味や個性を持っている様子を想像してみると分かりやすいですよ!

 

このように”different”で表現するものは、「性質や種類が一致せず、別々であること」が多いです。

逆に、ただ単に珍しいことや、風変わりで奇妙なことなど「普通ではない」というニュアンスを出したい場合は、後述する”strange”や”unusual”を使用します。

例文

・My opinion is completely different from yours.
(私の意見はあなたのものとは完全に異なっています。)

・We are planning to visit several different countries this summer.
(私たちはこの夏、いくつかのさまざまな(別個の)国を訪れる計画を立てています。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

【重要文法】”different”の使い方!「from / to / than」の違い

 

”different”を使う上で一番よく使うフレーズが「be different from 〜(〜と異なる)」です。
しかし、実は”from”以外にも使われる前置詞があるのをご存知でしょうか?

 

”different”と一緒に使われる前置詞

① different from(最も標準的)
This book is different from that one.
(この本はあの本とは違う。)
迷ったら「from」を使えば世界中どこでも通じる正解です!

② different to(主にイギリス英語)
It looks different to what I expected.
(私が予想していたものとは違って見える。)
⇒ イギリスでは口語表現としてよく使われます。

③ different than(主にアメリカ英語)
Things are different than they used to be.
(物事は昔とは違っている。)
⇒ アメリカの口語表現。後ろに主語+動詞(節)を続けたい時に便利です。

 

 
コダック
テストや公式な場では「different from」を使うのが一番安全です!
ですが、会話やドラマではtoやthanも普通に出てくるので、「あ、こういう形もあるんだな」と覚えておきましょう!

 

”different”の関連語:「違った、さまざまな」を意味する単語との違い

 

せっかく”different”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に整理して覚えてしまいましょう!

関連語①:”various / diverse” との違い

”different”の類義語
⇒「違う・様々な」の意味を持つ単語”various / diverse”

 

 
それぞれの表現にどんなニュアンスの違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

different ⇒「他とは性質が一致しない」=(基準と)異なる、別個の
various ⇒「数や種類がたくさんあって変化に富む」=さまざまな、多種多様な
diverse ⇒「背景や人種、価値観などが幅広く異なっている」=多様性のある

といった感じです!実際の表現で確認してみましょう。

 

例文で見る!”different / various / diverse”のイメージの違い

different cultures
「(自国とは、またはお互いに)異なった文化」
⇒ 他と比較したときに、中身や性質が「同じではない」ことに注目するイメージ。

various cultures
「(世界中にあるような)多種多様な文化」
⇒ 数やバリエーションがたくさん存在し、カラフルに変化に富んでいるイメージ。

diverse cultures
「(一つの社会の中に共存するような)多様な文化」
⇒ 人種や思想など、全く異なるバックグラウンドを持つものが幅広く集まっているイメージ。

 

関連語②:”strange / unusual” との違い

 
コダック
英語では「普通と違っていて変だ」と言いたいときに、単なる”different”以外にもよく使われる表現があります。

こちらも類義語のニュアンスを覚えてしまいましょう!

 

”different”の類義語
⇒「普通と違う」の意味を持つ単語”strange / unusual”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

different ⇒「同一ではなく、別のものである」=違っている
strange ⇒「未知のものや理解できないもので奇妙だ」=見慣れない、妙な
unusual ⇒「普段のルールや習慣から外れていて珍しい」=並外れた、めったにない

といったイメージです。

 

例文で見る!”different / strange / unusual”のイメージの違い

●He has a different style.
「彼は(他の人とは)違うスタイルを持っている」
⇒ 単に「独自のもの、別個のもの」を持っているという中立的なイメージ。

●He has a strange style.
「彼は(ちょっと怪しくて)奇妙なスタイルをしている」
⇒ 理解しがたく、不気味だったり風変わりだったりするネガティブなイメージ。

●He has an unusual style.
「彼は(めったに見ないような)珍しいスタイルをしている」
⇒ 通常のパターンや平均値から外れており、ユニークで並外れているイメージ。

 

”different”の語源はラテン語「different-」 意味は「散らす、分散する」

 

”different”の語源についても、確認していきましょう。
”different”の語源はラテン語の「different-」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”different”の起源について、下記の記載があります。

Origin
First recorded in 1350–1400; Middle English, from Anglo-French, from Latin different- (stem of differēns), present participle of differre “to scatter, disperse”; see differ, -ent

日本語訳:1350–1400年に初めて記録された。中期英語、アングロ=フランス語、ラテン語の different-(differēns の語幹)から。これは differre(「散らす、分散する」の意)の現在分詞。differ, -ent を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”different”はラテン語の「あちこちへ散らす、分散する」というニュアンスから発祥している模様です。

 

”different”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語の「differre(別々に運ぶ、散らす、分散する)」

● 現在分詞の「differēns(別々に運ばれている、異なっている)」

● アングロ=フランス語・中期英語を経て、現在の「different」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「differre」というと、動詞の「differ(異なる、意見を異にする)」の直接の祖先でもあります。

 

構成パーツで覚える”different” 「dif-」+「fer-」+「-ent」

 

ここからは構成パーツの面から”different”について覚えていきましょう。
”different”の構成パーツは「dif-(離れて、別々に)」+「fer-(運ぶ)」+「-ent(〜の性質の)」の3つのパーツです。

 

各パーツについて詳しく紹介していきます。

“dif-“は「離れて、別々に」を意味するパーツ

”dif-”は接頭辞「dis-」が後ろに続く音(f)に合わせて変化したもので、「離れて、別々に、否定」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”difficult”という単語は「dif-(否定・容易ではない)」+「ficult(する、できる:facereの変形)」のパーツで構成されており、

簡単にできない(=「難しい」)を表しています。

 

その他に diffuse(別々に流す・散らす)や、differ(離れて運ぶ・異なる)等も”dif-”を使用する単語です。

 

”fer-”は「運ぶ」を意味するパーツ

”fer-”は「運ぶ、持つ」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”transfer”という単語は「trans-(越えて)」+「fer-(運ぶ)」のパーツで構成されており、

別の場所へ越えて運ぶ(=「移動させる、乗り換える」)を表しています。

 

その他の”fer-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。

prefer(前に運ぶ=好む)、suffer(下から持ち運ぶ=耐える、苦しむ)、confer(共に持ち寄る=協議する)

 

”-ent”は「〜の性質を持つ」を意味するパーツ

”-ent”は主に動詞から形容詞(または名詞)を作り、「〜の性質を持つ、〜の状態の」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”excellent”という単語は「excel(他より秀でる)」+「-ent(〜の性質の)」のパーツで構成されており、

他より飛び抜けて秀でている(=「優秀な、素晴らしい」)を表しています。

 

その他に convenient(都合が良い)や、confident(自信がある)等も”-ent”を使用する単語です。

 

”different”の意味と語法・覚え方のまとめ

 

以下、”different”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。

【differentのまとめ】
● ”different”は「dif-(離れて、別々に)」+「fer-(運ぶ)」+「-ent(〜の性質の)」の3パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「別々の場所に運ばれる」。
● 意味は「違った、異なる」「さまざまな、別個の」。

【語法・文法の超重要ポイント】
different from A(Aと異なる)の形が一番定番で安全な表現。
● くだけた会話では different to(英)や different than(米)も使われる。
● 名詞形は difference(違い、差)。

 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」