【語源も分かる】英単語depriveの意味・使い方・文法を徹底解説!robやstealとの違い、受動態の形まで網羅

 
コダック
今日の英語表現は”deprive”

「de-(完全に)」+「priv-(奪う・個人のものにする)」の2つのパーツで構成されている単語です。

完全に奪い取って引き離すがコアイメージで、“deprive“=「奪う」「剥奪する」の意味を持ちますよ!

 

”deprive”の意味と使い方 コアイメージは「完全に奪い取って引き離す」

 

”deprive(発音:dipráiv/ディプライヴ【動詞】)”は「奪う」「剥奪する」の意味を持つ単語です。

「de-(完全に)」+「priv-(奪う)」のパーツで構成されている単語で、「完全に奪い取って引き離す」がコアイメージです。

 

 
コダック
相手が当然持っているべき権利や必要なものを、根こそぎ(de-)奪い取って(priv-)自分のものにしてしまう、あるいは遠ざけてしまう状態のこと。

そこから、生存に必要な睡眠や自由、あるいは法的な権利などを「「奪う・剥奪する」」のが”deprive”なわけですね!

 

”deprive”は「本来あるべき大切なものを奪い去って、相手を不自由な状態にする」というニュアンスが強いです。

そのため、表現する対象は「生活や生存に不可欠な権利、自由、睡眠、機会」といった、目に見えない抽象的かつ重要なものが多くなります。

 
コダック
逆に、財布や車などの具体的な「モノ」をコソ泥的に盗む場合は、後述する”steal”や”rob”を使用しますよ!

例文

・You cannot deprive him of his rights.
(彼の権利を奪うことはできない。)
・The accident deprived him of his sight.
(その事故で彼は視力を失った[視力を奪われた]。)

 

基本のイメージが掴めたところで、次はSEO的にもテスト的にも超重要な「文法・語法」のルールを詳しく見ていきましょう!

 

”deprive”の文法・語法!「deprive A of B」と「受動態」の形をマスター

 

最重要フレーズ! ”deprive A of B” の仕組み

”deprive”を使う上で、最も重要と言っても過言ではないのが **「deprive A of B(AからBを奪う)」** という形です。

この表現では、奪う対象(モノ・権利など)の前に **前置詞の ”of”** を使います。この ”of” は「分離・剥奪」を表しており、「Aという人から、Bを切り離して奪い去る」というイメージを持っています。

また、先ほどの例文(The accident deprived him…)のように、人間以外の原因(事故、病気、仕事、法律など)が主語になる「無生物主語構文」として非常によく使われるのも大きな特徴です。

能動態(無生物主語)の例文

・The heavy workload deprived him of his sleep.
(過密な仕事が、彼から睡眠を奪った。⇒ 彼は仕事のせいで眠れなかった。)
・The new law will deprive many citizens of their freedom.
(新しい法律は、多くの市民から自由を奪うことになるだろう。)

 

入試やニュースで頻出!受動態「A is deprived of B」の形

「deprive A of B」の形は、**A(人)を主語にした「受動態」**で使われることがものすごく多いです!型としては **「A is deprived of B(AはBを奪われる・剥奪される)」** となります。

 
コダック
受動態になっても、切り離しの前置詞「of」はそのまま残るのがポイントですよ!
「権利や機会を制限されていて不自由な状態にある」と言いたい時に大活躍する表現です。

受動態の例文

・The prisoners were deprived of their civil rights.
(囚人たちは公民権を剥奪された。)
・Many children in the world are deprived of an education.
(世界中の多くの子供たちが、教育の機会を奪われている。)

 

【類義語比較】”deprive / rob / steal” の違いと使い分け

 

 
コダック
せっかく”deprive”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ「奪う・盗む」の単語も一緒に覚えてしまいましょう!

受験や英語学習でみんなが必ず迷う”rob”や”steal”との違いをスッキリ整理します!

 

”deprive”の類義語・混同しやすい単語
⇒「奪う・盗む」の意味を持つ単語”rob / steal”

 

 
なるほど…、ニュアンスだけでなく、使い方のパターン(語法)にも違いはあるの??

 

 
コダック

大ありです!実は、後ろに続く言葉の順番(文型)が以下のように決まっています!

● deprive +【人・組織】+ of +【権利・必要なもの】
⇒ 権利や必要なものを奪って、相手を不自由な状態にさせる(目に見えないものが多い)

● rob +【人・場所】+ of +【金品(具体的なモノ)】
⇒ 人や場所を襲って、力づくで強奪する(強盗など)

● steal +【金品(具体的なモノ)】+ from +【人・場所】
⇒ 持ち主に気づかれないように、こっそりコソコソ盗む

「deprive」と「rob」は後ろに【人】が来ますが、「steal」は後ろに【モノ】が来るという決定的な違いがあるわけですね!

 

例文で見る!”deprive / rob / steal”のイメージと語法の違い

● deprive him of sleep
「(過酷な仕事などが原因で)彼の睡眠を奪う」
⇒ 必要なものを奪って、彼を「睡眠不足」という苦しい状態にさせるイメージ

● rob a bank of its money / rob a man of his wallet
「銀行を襲って(金を)奪う / 男を襲って財布を奪う」
⇒ 武器や暴力などを使って、人や場所から力づくで強奪するイメージ

● steal a watch from the shop
「店から時計を(こっそり)盗む」
⇒ 相手に見つからないように、コソッと「モノ自体」を持ち去るイメージ(万引きや泥棒)

 

”deprive”の語源は中世ラテン語dēprīvāre 意味は「奪う、個人のものにする」

 

ここからは、単語を忘れにくくするために”deprive”の語源(歴史)について確認していきましょう。

”deprive”の語源は中世ラテン語の「dēprīvāre」”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”deprive”の起源について、下記の記載があります。

Origin of deprive
First recorded in 1275–1325; Middle English depriven, from Anglo-French, Old French depriver, from Medieval Latin dēprīvāre, equivalent to Latin dē- de + prīvāre “to deprive” (prīv(us) private + -āre infinitive suffix)

日本語訳:1275〜1325年に初めて記録された。中期英語の「depriven」、アングロ=フランス語・古期フランス語の「depriver」を経由し、中世ラテン語の「dēprīvāre」に由来する。これはラテン語の「dē-(完全に)」+「prīvāre(奪う、privus:個人のものにする + -āre:不定詞接尾辞)」と同じである。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”deprive”は「本来公にあるもの、あるいは他人が持っているものを、完全に引き離して(個人のものへ)落とし込む」というニュアンスから発祥している模様。

 

”deprive”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:dē-(完全に) + prīvāre(奪う・個人のものにする)

● 中世ラテン語:dēprīvāre(剥奪する)

● 古期フランス語(depriver)や中期英語(depriven)を経て、現在の「deprive」へ

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみに「private(プライベート、個人の)」というお馴染みの単語も、同じ「priv(個人のものにする=他から切り離す)」という語源から生まれているんですよ!

 

構成パーツで覚える”deprive” 「dē-」+「prīvāre」

 

さらに記憶に定着させるために、構成パーツの面から単語を分解してみましょう!

”deprive”の構成パーツは「de-(完全に・下に)」+「priv-(奪う・個人のものにする)」の2パーツです。

 

“de-“は「完全に、下に、離れて」を意味するパーツ

”de-”は「完全に、下に、離れて」を意味する接頭辞(パーツ)です。

 

 
コダック
例えば”destruction”という単語は「de-(完全に・下に)」+「struct(建てる)」のパーツで構成されており、

建てたものを完全に崩し落とす(=「破壊」)を表しています。

 

その他に decline(低下する・断る)や、decrease(減少する)等も”de-”を使用する単語です。どれも「下に・離れて」のニュアンスが含まれていますね。

 

”priv-”は「奪う、個人のものにする、離れる」を意味するパーツ

”priv-”は「奪う、個人のものにする、離れる」を意味する語根(パーツ)です。

 

 
コダック
先ほども触れた”private”という単語は「priv-(個人のものにする=他から切り離された)」のパーツで構成されており、

公のものではない(=「私的な、個人の」)を表しています。

 

その他の”priv-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。一緒に覚えると一気に語彙力がアップしますよ!

privilege(個人だけの法律=特権)、privacy(プライバシー、私事)

 

【ステップアップ】一緒に覚えたい ”deprive” の派生語

最後に、`deprive` から派生した重要単語もセットでチェックしておきましょう。英語のニュースや論文などで非常によく見かける表現です。

 

1. 名詞形:deprivation(剥奪、喪失、欠乏)

`deprive` の名詞形で、必要なものが著しく不足している状態を指します。特によく使われるのが「**sleep deprivation(睡眠不足)**」というフレーズです。

例文

・Sleep deprivation can affect your memory and health.
(睡眠不足は、記憶力や健康に悪影響を与える可能性があります。)

 

2. 形容詞的表現:sleep-deprived(睡眠不足の)

過去分詞から派生した形容詞的な表現で、「睡眠を奪われた状態の ⇒ 睡眠不足の」という意味になります。日常会話でも「最近寝てなくてさ」と言いたいときによく使われます。

例文

・I feel completely sleep-deprived this morning.
(今朝は完全に睡眠不足だと感じています。)

 

”deprive”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”deprive”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”deprive”は「de-(完全に)」+「priv-(奪う)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「完全に奪い取って引き離す」
⇒”deprive”=「(権利や必要なものを)奪う」「剥奪する」の意味
●語法・文法のポイント
⇒定番フレーズ「deprive A of B(AからBを奪う)」の形、および受動態「A is deprived of B(AはBを奪われる)」の形をセットで覚える!
●類義語との語法(文型)の違い
⇒deprive/robは後ろに【人】が来る(deprive 人 of 物)、stealは後ろに【モノ】が来る(steal 物 from 人)!

 

 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」