「de-(完全に)」+「ny-(言う)」のパーツで構成されている単語です。
「ハッキリと(完全に)ノーと言う」がコアイメージで、“deny“=「(事実・疑惑などを)否定する、認めない」「(要求などを)拒む、与えない」の意味を持ちますよ!
”deny”の意味と使い方 コアイメージは「ハッキリとノーと言う」

”deny(発音:dinái/ディナイ【動詞】)”は「否定する、認めない」「拒む、与えない」の意味を持つ単語です。
「de-(完全に)」+「ny-(言う)」のパーツで構成されている単語で、「ハッキリとノーと言う」がコアイメージです。
そこから、噂や罪状を「否定する」ことや、要求されたアクセスや権利を「拒む・与えない」のが”deny”なわけですね!
”deny”は「事実ではないと強く主張する」イメージが強い単語です。
真実じゃないから否定する、正当なものではないから拒む、というニュアンスが強いんですね。
単にこれから差し出される物や親切を「結構です」と断る場合は、後述する”refuse”や”reject”を使用します。
例文
He denied the allegations of fraud.
(彼は詐欺の容疑を否定した。)The internet access was denied.
(インターネットへのアクセスが拒否された[与えられなかった]。)
”deny”の関連語:「否定する・拒絶する」を意味する単語”refuse/reject”との違い
”refuse”や”reject”なども「断る、拒絶する」を意味する単語ですが、ニュアンスが少し異なります。
⇒「断る・拒否する」の意味を持つ単語”refuse/reject”
イメージの違いとしては
deny ⇒「相手の言う事実を「違う!」と言う」=否定する、認めない
refuse ⇒「求められた行動を「やらない!」と断る」=(意思を持って)拒む
reject ⇒「出された提案や書類を「いらない!」と突き返す」=(きっぱりと)拒絶する
といった感じです!実際の例文を見てみましょう。
● deny a rumor
「(事実ではないとして)噂を否定する」
⇒ 過去の事実関係に対して「ノー」と言うイメージ。
● refuse an offer
「(自分の意思で)オファーを辞退する(断る)」
⇒ 未来の行動や受け入れに対して「ノー」と言うイメージ。※refuse to do(〜するのを拒む)の形も頻出です。
● reject an offer
「(条件が全く合わないため)オファーをはねつける(拒絶する)」
⇒ 提案や要求をバッサリと突き返してシャットアウトする強いイメージ。
”deny”の文法・語法 絶対に外せない重要ルール3選

”deny”を使いこなす上で、文法問題や長文読解でよく狙われる超重要ルールが3つあります。これらはテストでも頻出なのでしっかり押さえておきましょう。
1. 後ろには動名詞(-ing)しか置けない!「〜したことを否定する」
”deny”の後ろに「〜する(した)のを否定する」と動詞を持ってくる場合、必ず動名詞(doing)になります。to不定詞(to do)は置けません!
・She denied stealing the money.
(彼女はお金を盗んだことを否定した。)
※ ❌ She denied to steal… とは言えません!
「過去にやってしまったこと」をハッキリ言葉でノーと言うため、過去志向の強い「動名詞(-ing)」と相性が抜群なわけです。
2. 「deny A B」で「AにBを与えない・拒む」
”deny”は「deny + 人 + 物(事)」の形で、「人に物を与えない」という意味の第4文型(SVOO)を作ることができます。
・They deny refugees freedom.
(彼らは難民に自由を与えない。)
「人に物を与える」の `give A B` の真逆、「ノーと言って与えない」という使い方ですね。受動態の形(A is denied B = AはBを与えられない)でも非常によく使われます。
・He was denied access to the file.
(彼はファイルへのアクセスを拒否された。)
3. 頻出フレーズ「There is no denying that 〜」
「〜であることは否定できない(=明らかに〜だ)」という意味の頻出フレーズです。
・There is no denying that she is a great singer.
(彼女が素晴らしい歌手であることは否定できない。)
「There is no -ing(〜することはできない)」という慣用表現に deny を組み込んだ形で、長文読解や英作文で大活躍するフレーズです。
”deny”の語源はラテン語「denegare」 意味は「ハッキリ否定する」

”deny”の語源についても、確認していきましょう。
”deny”の語源はラテン語の”denegare”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”deny”の起源について、下記の記載があります。
Origin of deny
First recorded in 1250–1300; Middle English denien, from Old French denier, from Latin denegare; see denegation日本語訳:1250〜1300年に初めて記録された。中期英語の「denien」から来ており、それは古期フランス語の「denier」、さらにラテン語の「denegare」に由来する。denegation(否定)を参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”deny”は古くから「強く否定する」という役割を持ってラテン語から発祥している模様です。
●Latin: denegare(強く否定する、拒絶する)
↓
●Old French: denier(否定する)
↓
●Middle English: denien(認めない、拒む)
ちなみにラテン語の「denegare」の「negare」は、「ノーと言う(say no)」という意味を持っています。現代英語のnegative(否定的な)の親戚なわけですね!
構成パーツで覚える”deny” 「de-」+「ny-」

ここからは構成パーツの面から”deny”について覚えていきましょう。
”deny”の構成パーツは「de-(完全に)」+「ny-(言う・否定する)」の2パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“de-“は「完全に・ハッキリと」を意味するパーツ
”de-”は「下に(down)」という意味のほかに、上から下までくまなく「完全に(completely)」という強調を意味するパーツです。
境界線をハッキリと完全に引くこと(=「定義する」)を表しています。
その他に declare(ハッキリと叫ぶ⇒宣言する)や、demonstrate(完全に示す⇒証明する)等も、この強調の”de-”を使用する単語です。
”ny-”は「言う・否定する」を意味するパーツ
”ny-”はラテン語のnegare(ノーと言う)に由来し、「言う、否定する」を意味するパーツです。
これまで信じていたものを反対に否定する人(=「裏切り者」)を表しています。
その他の”否定する・ノーと言う”のニュアンスを持つ単語についても、下記で紹介していきます。
”deny”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”deny”の意味と覚え方についてのまとめです。
● ”deny”は「de-(完全に)」+「ny-(言う・否定する)」の2パーツで構成されている単語。
● コアイメージは「ハッキリとノーと言う」。
● 意味は「(事実を)否定する」「(要求を)拒む・与えない」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 後ろにはto不定詞ではなく動名詞(〜ing)を置く!(例:deny doing)
● 「deny A B」で「AにBを与えない」という形も頻出!受動態(be denied B)の形も要注意。
● 「There is no denying that 〜(〜は否定できない)」は長文・英作文で大活躍のフレーズ!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!