convertible オープンカーのイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「convertible」の意味と使い方・覚え方・文法解説【con-(完全に)+vert(向ける)+-ible(できる)=完全に別の方向へ変えることができる】

 

 
コダック
今日の英語表現は”convertible”

「con-(完全に)」+「vert(向ける・変わる)」+「-ible(できる)」の3つのパーツで構成されている単語です。

完全に別の方向へ変えることができるがコアイメージで、“convertible”=「変えられる、転換できる」「オープンカー」の意味を持ちますよ!

 

”convertible”の意味と使い方 コアイメージは「完全に別の方向へ変えることができる」

 

”convertible(発音:kənvə́ːrtəbl/コンヴァータブル)”は「変えられる、転換できる」「オープンカー」の意味を持つ単語です。

ただ見た目が変わるだけでなく、「別の状態や用途へ、ガラリと完全に切り替えが可能」というイメージが強いのが特徴です。

 

 
コダック
例えば、形を変えてベッドにもなるソファや、他の国の通貨に両替できるお金を想像してみると分かりやすいですよ!

車の屋根をガラリと開閉して形態を切り替えられる車を「オープンカー(convertible)」と呼ぶのも納得ですね!

convertible オープンカーのイメージ図

ここからは、品詞ごとの使い方や頻出フレーズ、例文を確認していきましょう。

 

使い方と例文①:形容詞「変えられる、転換できる」

形容詞として使う場合、「別のものに変えられる」という意味になります。

文法・語法的なポイントとして、何に変わるのかを示す際によく前置詞の “into” を伴って「convertible into A(Aに変えられる)」という形で使われます。

 

例文

This sofa is convertible into a bed.
(このソファはベッドに変えられます。)
※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

Is this currency freely convertible?
(この通貨は自由に両替(転換)できますか?)

 

使い方と例文②:名詞「オープンカー」

名詞として使う場合は、皆さんもよく知る「オープンカー」を指します。

ちなみに「オープンカー(open car)」は和製英語なので、海外では通じません!英語では “convertible” を使います。
文法的なポイントとして、数えられる名詞(可算名詞)なので、1台なら「a convertible」、複数なら「convertibles」となります。

 

例文

He bought a red convertible last week.
(彼は先週、赤いオープンカーを買った。)

Driving a convertible along the coast is my dream.
(海岸沿いをオープンカーでドライブするのが私の夢です。)

 

”convertible”の関連語①:「変わる・変えられる」を意味する単語”changeable / flexible”

 
コダック
せっかく”convertible”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”changeable”や”flexible”なども「変わる・変えられる」を意味する単語ですが、少しニュアンスが違います。

 

”convertible”の類義語
⇒「変わる・変えられる」の意味を持つ単語”changeable / flexible”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現にどんな違いがあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては、以下のようになります。

convertible ⇒「転換できる」=別の用途や形態にガラリと変えられる
changeable ⇒「変わりやすい」=天気や気分のようによく変動する
flexible ⇒「柔軟な」=予定や考え方を状況に合わせて曲げられる

 

例文で見る!”convertible / changeable / flexible”のイメージの違い

convertible
「convertible currencies(交換可能通貨)」
⇒(他の主要通貨に)完全に両替・換算ができる通貨のイメージ

changeable
「The weather in April is very changeable.(4月の天気はとても変わりやすい。)」
⇒コロコロと状況が変動しやすいというイメージ

flexible
「We need to be flexible about our plans.(私たちは計画について柔軟である必要がある。)」
⇒状況に応じて、対応を曲げたり変更できるようにしておくイメージ

 

”convertible”の関連語②:「車」の形状を意味する単語”sedan / SUV”

 
コダック
さきほど”convertible”には「オープンカー」という意味があるとお伝えしましたね。

せっかくなので、車の形状に関する関連語も一緒に覚えてしまいましょう!

 

”convertible”の関連語
⇒「車」の形状を意味する単語”sedan / SUV”
 

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

convertible ⇒「オープンカー」=屋根が開閉できる車
sedan ⇒「セダン」=最も標準的な3ボックスの乗用車
SUV ⇒「スポーツ用多目的車」=悪路にも強いアウトドア向けの車

といったイメージです。こちらも例文で感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”convertible / sedan / SUV”のイメージの違い

convertible
「He drives a red convertible.(彼は赤いオープンカーを運転している。)」
⇒屋根を開けて走れるスタイリッシュな車のイメージ

sedan
「They rented a four-door sedan.(彼らは4ドアのセダンを借りた。)」
⇒一般的で快適な、標準的な乗用車のイメージ

SUV
「I bought an SUV for family camping trips.(家族でのキャンプ旅行のためにSUVを買った。)」
⇒荷物がたくさん積めて馬力のある車のイメージ

 

 

”convertible”の語源はラテン語!「完全に回す・変える」からオープンカーへと繋がる歴史

”convertible”の語源についても、詳しく確認していきましょう。

”convertible”のベースとなっているのは、中世ラテン語の「convertibilis(転換可能な)」です。

さらに歴史を遡ると、古代ローマのラテン語「convertere(向きを変える、変化させる)」に行き着きます。これは「con-(完全に)」+「vertere(回す、向ける)」という言葉から成り立っています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”convertible”の起源について、下記の記載があります。

Origin of convertible
First recorded in 1350–1400; Middle English word from Medieval Latin word convertibilis. See convert 1, -ible

日本語訳:1350〜1400年に初めて記録された。中世ラテン語の「convertibilis」に由来する中英語。動詞の convert(変換する)と 接尾辞の -ible(できる)を参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”convertible”は14世紀後半の中英語の時代から使われており、もともとは「向きをガラリと変えることができる」「性質や用途を変換できる」という抽象的な性質を表す形容詞として使われていたことが分かります。

その後、時代が進み近代になって自動車が普及すると、この単語に新しい意味が加わります。

 

”convertible”の語源(起源~発祥まで)
● 古代ラテン語:convertere(完全に回す、向きを変える)

● 中世ラテン語:convertibilis(転換可能なもの)

● 1350〜1400年:中英語期に「convertible」として記録される

● 20世紀初頭:車の屋根を開閉して「形態を切り替えられる」ことから、名詞として「オープンカー」の意味が定着

 

 

 
コダック
歴史の流れとしては上記の感じなわけですね!

長い間「形や性質を変えられる」という性質を表すだけの単語でしたが、自動車の普及とともに「屋根を開閉して、車の形態を切り替えられる車(convertible car)」という意味で使われるようになり、やがてそのまま名詞として「オープンカー」の代名詞になったわけです。言葉の進化って面白いですよね!

 

 

構成パーツで覚える”convertible” 「con-」+「vert」+「-ible」

ここからは構成パーツの面から”convertible”を深掘りして覚えていきましょう。

英単語は、漢字の「へん」や「つくり」のように複数のパーツが組み合わさってできています。
”convertible”の構成パーツは「con-(完全に・共に)」+「vert(向ける・回す)」+「-ible(できる)」の3つのパーツです。

 

それぞれのパーツのコアイメージを理解すると、他の初見の単語に出会ったときにも意味を推測しやすくなりますよ!つぎから各パーツについて紹介していきます。

 

パーツ①:”con-“は「完全に・共に」を意味する接頭辞

”con-”は単語の先頭にくっついて、「完全に」「共に(一緒に)」という意味をプラスするパーツ(接頭辞)です。
(※後ろに続くアルファベットによって「com-」や「co-」などに変化することもあります)

 

 
コダック
例えば”conclude”という単語は「con-(完全に)」+「clude(閉じる)」のパーツで構成されており、

議論や話を完全に閉じきる(=「結論づける・終わらせる」)を表しています。

 

この「完全に」「一緒に」という強調のニュアンスは、非常に多くの単語で使われています。

  • confirm:「con(完全に)」+「firm(固い・確実な)」=完全に固める ⇒ 確認する・確証する
  • concentrate:「con(共に)」+「centr(中心)」+「ate(〜にする)」=共に中心に集める ⇒ 集中する
  • connect:「con(共に)」+「nect(結ぶ)」=一緒に結びつける ⇒ 繋ぐ・接続する

 

パーツ②:”vert / verse”は「向ける・回す」を意味する語根

”vert”(または変化形の”verse”)は、「向ける」「回す」「向きを変える」という動作のコアイメージを持つ、非常に重要なパーツ(語根)です。

 

 
コダック
例えば”divert”という単語は「di-(離れて・別の方へ)」+「vert(向ける)」のパーツで構成されており、

本来の目的や進行方向から、別の場所へ関心をそらす(=「そらす、気分転換させる」)を表しています。

 

「向きを変える」というイメージを持っていると、一見難しそうな単語もスッと頭に入ってきますよ!

  • reverse:「re(後ろへ・逆に)」+「verse(向ける)」=後ろに向ける ⇒ 逆にする・裏返す
  • introvert:「intro(内側へ)」+「vert(向く)」=意識が内側へ向く人 ⇒ 内向的な人
  • extrovert:「extro(外側へ)」+「vert(向く)」=意識が外側へ向く人 ⇒ 外向的な人

 

パーツ③:”-ible / -able”は「~できる」を意味する接尾辞

”-ible”は、動詞などの後ろにくっついて「~できる」「~される性質がある」という形容詞を作るパーツ(接尾辞)です。(※”-able”と同じ仲間です)

 

 
コダック
例えば”visible”という単語は「vis(見る)」+「-ible(できる)」のパーツで構成されており、

目で見ることができる(=「目に見える、明白な」)を表しています。

 

この接尾辞が付くと「可能」や「性質」を表す状態になる、と覚えておきましょう。

  • flexible:「flex(曲げる)」+「-ible(できる)」=曲げることができる ⇒ 柔軟な
  • audible:「aud(聞く)」+「-ible(できる)」=聞くことができる ⇒ 聞こえる
  • edible:「ed(食べる)」+「-ible(できる)」=食べることができる ⇒ 食べられる・食用の

 

 

”convertible”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”convertible”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”convertible”は「con-(完全に)」+「vert(向ける)」+「-ible(できる)」の3パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「完全に別の方向へ変えることができる」
⇒”convertible”=「変えられる、転換できる」「オープンカー」の意味
●語法・文法のポイント ⇒形容詞として使う時は「convertible into A(Aに形を変えられる)」という形で前置詞intoとセットになることが多いです。また、名詞として使う時は可算名詞なので「a convertible」となります。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」