「con-(完全に・共に)」+「tain(掴んで離さない)」+「-er(〜するもの)」の3パーツで構成されている単語です。
「完全に掴んでまとめておくもの」がコアイメージで、“container”=「容器」「入れ物」「コンテナ」の意味を持ちますよ!
”container”の意味と使い方 コアイメージは「完全に掴んでまとめておくもの」

”container(発音:kəntéinər/コンテイナー【名詞】)”は「容器」「入れ物」「コンテナ」の意味を持つ単語です。
「con-(完全に)」+「tain(掴む)」+「-er(もの)」の3パーツで構成されている単語で、「完全に掴んでまとめておくもの」がコアイメージです。
そこから、中身をしっかりと保持する「容器」や「入れ物」を広く指す言葉が”container”なわけですね!
”container”というと、貿易船に積まれている大きな鉄製の「貨物用コンテナ」を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、
英語ではもっと身近なプラスチックのタッパー、牛乳パック、ガラス瓶、お弁当箱など、「中にモノを入れられる容器全般」をすべて ”container” と呼びます。
このように“中身を外の環境から遮断し、ひとまとめにしてキープする”という意味から、キッチン用品の紹介から、物流・貿易、リサイクルの分別ルールにいたるまで、日常のあらゆる場面で使用されます。
”container”の頻出フレーズ・使い方
日常会話やTOEICなどの試験でもよく登場する、”container” を使った定番のフレーズ(コロケーション)をご紹介します。
- an airtight container:密閉容器(空気が入らない・漏れない容器)
- a plastic container:プラスチック容器(タッパーなど)
- a food container:食品保存容器
- a shipping container:輸送用コンテナ(貨物船に積まれるもの)
- a glass container:ガラス容器
”container”を使った例文
・Please keep the leftover food in an airtight container.
(残った食べ物は密閉容器に保存してください。)・Can you pass me that plastic container?
(そのプラスチック容器(タッパー)を取ってくれる?)・The cargo was safely loaded into shipping containers.
(貨物は無事に輸送用コンテナに積み込まれた。)※参考・例文一部引用「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
”container”の文法・語法 動詞 ”contain” と ”include” の違い

1. 容器の動詞形 ”contain” の特徴
”container” の動詞形は ”contain(〜を含んでいる、収容している、中に入っている)” です。この動詞は、「容器が中身を100%すっぽり包み込んでいる」という状態を表します。
2. ”contain” と ”include” のニュアンスの違い
同じ「含む」と訳される ”contain” と ”include” ですが、英語が持つイメージが全く異なります。この違いを理解しておくと、表現の幅がグッと広がりますよ!
イメージの違いとしては
contain⇒「容器が中身を物理的に丸ごと包み込んで、中に閉じ込めている」=(全体がすっぽり)入っている
include⇒「全体のリストやグループの中に、構成要素の一部として組み込まれている」=(メンバーの一部として)含まれる
といった感じです!
●This bottle contains orange juice.
「このボトルにはオレンジジュースが入っている」
⇒ ボトルの内側という空間に、ジュースがすっぽり収まっているイメージ
●The price includes tax and service charge.
「価格には税金とサービス料が含まれています」
⇒ 支払う総額というグループの中に、部品(要素)として税金が入っているイメージ
”container”の関連語:「容器・入れ物」を意味する単語”vessel/bin”
例えば”vessel”や”bin”なども「容器」や「入れ物」を意味する単語ですよ!
⇒「容器・入れ物」の意味を持つ単語”vessel/bin”
イメージの違いとしては
container⇒「箱・瓶・プラスチックなど、中身を保持するための容器全般を指す一番広い言葉」=一般的な容器
vessel⇒「少し硬い表現で、特に液体を入れるための大きめの容器(または水分を運ぶ「血管」や「船」)」=(液体用の)中大型容器・脈管
bin⇒「ゴミ箱や穀物入れのように、特定の場所に置いて使う蓋付きの大きな収納ケース」=置き型の大きな収納箱
といったイメージです。
●plastic containers for food storage
「食品保存用のプラスチック容器(タッパー)」
⇒ 日常生活で使う、一般的な蓋付きの入れ物のイメージ
●blood vessels
「血管」
⇒ 血液という「液体」を体の中で運ぶための、くだ(容器)のイメージ(※学術的・フォーマルな響きがあります)
●Please throw it in the recycling bin.
「それをリサイクル用のゴミ箱に捨ててください。」
⇒ 部屋の隅やキッチンの一角に置いて、物をポイポイ入れておく大型ボックスのイメージ
”container”の語源はラテン語「continēre」 時間をかけて育った「包み込む」イメージ

”container”のルーツをたどると、動詞 ”contain” と同じく、古代ローマで使われていたラテン語の「continēre(コンティネーレ)」に行き着きます。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”container”および”contain”の起源について、下記の記載があります。
Origin of container
1400–50 for an earlier sense; 1495–1505 container for def. 1; late Middle English conteiner; see contain, -er 1
Origin of contain
First recorded in 1250–1300; Middle English conte(y)nen, from Anglo-French contener, Old French contenir, from Latin continēre, equivalent to con- con- + -tinēre, verb suffix of tenēre “to hold” ( see tenet)日本語訳:【container】1400〜1450年に初期の意味で記録され、現在の意味としては1495〜1505年に初記録。後期中期英語の conteiner。contain、-er を参照。【contain】1250〜1300年に初記録。中期英語の conte(y)nen はアングロ=フランス語の contener、古フランス語 contenir を経て、ラテン語の continēre(con-[完全に]+ tenēre[掴む])に由来する。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容から、言葉が歴史の中でどのように形を変えていったかが見えてきます。
もともとラテン語の「continēre」は、バラバラになりそうなものを「一緒に(con-)」「しっかりと掴んでおく(tenēre)」という意味を持っていました。
その後、この言葉は古フランス語の「contenir」に変化し、13世紀後半(中世の時代)に海を渡って、英語の動詞「contain(〜を含んでいる、中にとどめる)」として定着しました。
さらに時代が進み、15世紀末から16世紀初頭にかけて、「中にとどめる」という役割を持つ**「道具」や「モノ」**を指す言葉が必要になります。そこで、動詞の contain に「〜するもの」を表す接尾辞の「-er」が結びつき、名詞の「container(容器)」が誕生したというわけです。
ラテン語:continēre(con-[一緒に・完全に]+ tenēre[掴む]=しっかりと包み持つ)
↓
古フランス語:contenir(中にとどめる)
↓
13世紀末:英語で動詞「contain(〜を含んでいる)」として定着
↓
1500年頃:道具を表す「-er」が結合し、名詞「container(中身を完全に掴んでおくもの=容器)」が誕生!
古代ローマ人が使っていた「完全にホールドする(continēre)」というニュアンスが、長い年月と国境を越えて、現代の私たちが日常的に使う「コンテナ」や「タッパー(保存容器)」に繋がっていると思うと、単語への愛着が湧いてきませんか?
語源ネットワークを広げよう!構成パーツで覚える”container”の仕組み

ここからは、”container”を3つの構成パーツに分解して、それぞれの意味を深掘りしていきましょう!単語をパーツに分けることで、他のたくさんの英単語にも応用できる「語源の力」が身につきますよ。
”container”は、「con-(共に・完全に)」+「tain(掴む)」+「-er(〜するもの)」という3つのパーツが合体してできた単語です。
① 接頭辞 ”con-” :「共に・一緒に」「完全に」を表すパーツ
”con-”はラテン語に由来する接頭辞で、基本的には「共に、一緒に(together)」という意味を持っています。そこから派生して、隅々まで一緒にする=「完全に(completely)」という強意の意味も表します。(※後ろに続く文字によって、com- や co-、col- などに形を変える特徴があります)。
”container”においては、バラバラになりやすい中身を「1つの場所にまとめて(共に)」包み込むというニュアンスで機能しています。
⇒ 容器の限界まで「完全に満たされた」状態から、「完全な」「完成させる」という意味になります。
● connect(con-[共に]+ nect[結ぶ])
⇒ 2つのものを「共に結びつける」ことから、「繋ぐ」「接続する」という意味になります。
● compose(com-[共に]+ pose[置く])
⇒ さまざまな要素を「共に配置する(置く)」ことから、「構成する」「作曲する」「(文章を)組み立てる」という意味になります。
② 語根 ”tain” :「掴む、保持する、キープする」を表す最重要パーツ
”tain”は、ラテン語の tenēre(掴む、持つ)をルーツに持つ、英単語の学習において超頻出の超重要パーツです。イメージは「ターゲットをぎゅっと掴んで、そのまま離さずにキープする」という強い保持の力です。
”container”の中では、中に入れたモノを外に逃がさないように「がっちり保持する(掴む)」という核心部分を担っています。
⇒ 自分の「手」で状態をしっかり「掴んで離さない」ことから、「維持する」「整備・メンテナンスする」という意味になります。
● obtain(ob-[〜の方向へ]+ tain[掴む])
⇒ 欲しいものに向かって手を伸ばし、しっかりと「掴み取る」ことから、「手に入れる」「獲得する」という意味になります。
● retain(re-[後ろに・手元に]+ tain[掴む])
⇒ 手に入れたものを後ろ(手元)に引き留めて「掴み続けておく」ことから、「そのまま保持する」「(知識などを)記憶にとどめる」という意味になります。
● sustain(sus-[下から]+ tain[支え持つ])
⇒ 重いものを下からグッと「持ち上げて維持する」ことから、「持続させる」「支える」という意味になります。最近よく耳にする「サステナブル(sustainable)」の動詞形ですね!
● attain(at-[〜へ(方向)]+ tain[到達して掴む])
⇒ 目標に向かって進み、最終的にそれを「ガシッと掴む」ことから、「達成する」「到達する」という意味になります。
③ 接尾辞 ”-er” :「〜するもの、〜する人」を表すパーツ
最後はお馴染みの接尾辞(単語の後ろにくっつくパーツ)である”-er”です。動詞の後ろに結合して、「〜する道具・物」や「〜する人間」という意味の名詞を作る役割を持っています。
”container”においては、ここまで紹介した「まとめて(con-)掴む(tain)」という動作を行う「道具・入れ物(-er)」という最終的な形を完成させています。
● speaker(speak[話す]+ -er[道具/人])= 音声を拡大して話す道具、または話す人 ⇒ 「拡声器(スピーカー)」「話し手」
● blender(blend[混ぜ合わせる]+ -er[道具])= 食材を細かく混ぜ合わせる道具 ⇒ 「ミキサー(ブレンダー)」
【総まとめ】”container”の意味・語源・覚え方
最後に、今回学んだ”container”のエッセンスをぎゅっとまとめて復習しましょう!
「con-(まとめて)」+「tain(掴む)」+「-er(もの)」=「中身がバラバラにならないよう1つにまとめて掴んでおく道具」がコアイメージ!
● 意味の広がりを押さえる!
日本語の「貨物コンテナ」だけでなく、タッパー、ガラス瓶、ペットボトル、お弁当箱など、「中にモノを入れられる容器全般」を広く指します。
● 文法・類義語のポイント!
・動詞形 ”contain” は「空間が中身を丸ごと包み込んでいる(入っている)」ニュアンス。グループの要素として含む ”include” とは明確に区別する。
・類義語の ”vessel”(液体用の容器・血管・船)や ”bin”(置き型の大きな蓋付き収納ケース)もセットのイメージで記憶する!
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