「con-(共に・一緒に)」+「struct(積み上げる・建てる)」のパーツで構成されている単語です。
「一緒に積み上げる」がコアイメージで、“construct”=「建設する」「構成する」「(理論などを)組み立てる」の意味を持ちますよ!
”construct”の意味と使い方 コアイメージは「一緒に積み上げる」
”construct(発音:kənstrʌ́kt/コンストラクト【動詞】)”は「〜を建設する」「〜を構成する」「〜を組み立てる」という意味を持つ他動詞です。(※アクセントは後半の「ラ」の部分にあります!)
「con-(共に)」+「struct(積み上げる)」のパーツで構成されている単語で、「一緒に積み上げる」がコアイメージです。
ただ単に形を作るのではなく、バラバラのパーツ同士を論理的・構造的にしっかりと「組み立てる」のが”construct”の大きな特徴なわけですね!

”construct”は動詞として、ビルや橋などの巨大な建造物を「建設する」ときはもちろん、ビジネスや学術の場で「論理や理論を組み立てる」「文を構成する」のようにも非常によく使われます。
「構造を持った大きなものを、手順通りにしっかりと作り上げる」という、少し硬くて知的なニュアンスを持っています。具体的にどんな名詞と一緒に使われやすいか(コロケーション)を見てみましょう。
・物理的な建物など:a building(建物), a bridge(橋), a factory(工場)
・抽象的な仕組みなど:a theory(理論), a sentence(文), an argument(議論), a strategy(戦略)
このように”バラバラの要素を組織的・論理的に組み合わせ、大きな全体を作り出す”という意味から、建築現場からITのシステム開発、語学の文法解説、さらには心理学の概念形成にいたるまで広く使用されます。
「construct」の使い方がわかる例文
・The bridge was constructed in the 19th century.
(その橋は19世紀に建設された。)・It is difficult to construct a logical argument.
(論理的な主張を組み立てることは難しい。)・They plan to construct a new factory in this area.
(彼らはこの地域に新しい工場を建設することを計画している。)・The scientist constructed a new hypothesis based on the data.
(その科学者はデータに基づいて新しい仮説を組み立てた。)
”construct”の文法・語法 外せない前置詞のパターンと名詞形

1. 材料・素材を表す! ”construct A from [out of] B” の仕組み
「B(材料)からA(構造物・理論)を組み立てる」と言いたいときは、前置詞の from や out of を使って ”construct A from [out of] B” と表現します。バラバラの素材(B)から形あるもの(A)へ変化させるニュアンスが表現されます。
・He constructed a model airplane from scrap metal.
(彼はクズ鉄から模型飛行機を組み立てた。)・The data structure was constructed out of various elements.
(そのデータ構造はさまざまな要素から組み立てられていた。)
2. 受動態の定番! ”be constructed of ~” = 〜で構成されている
「〜(要素や材料)で構成されている」「〜から成る」という状態を表すとき、受動態の ”be constructed of ~” という形が非常によく使われます。これは形のある建物だけでなく、組織や理論、作品などの抽象的なものにも使われる重要な語法です。
・The committee is constructed of members from different departments.
(その委員会は異なる部署のメンバーで構成されている。)・The novel is constructed of three main parts.
(その小説は3つの主要な部分から構成されている。)
3. 名詞形は ”construction” = 建設、工事、構造
ビジネスの「建設業(the construction industry)」や、街中でよく見かける「工事中(under construction)」という定番フレーズに使われる名詞形です。動詞の construct と合わせて必ずセットで覚えておきましょう!
・The new skyscraper is currently under construction.
(その新しい超高層ビルは現在、建設中[工事中]です。)・He has been working in the construction industry for ten years.
(彼は建設業界で10年間働いています。)
”construct”の関連語①:「作る・建てる」を意味する単語”build/make”との違い
例えば”build”や”make”なども「作る、建てる」を意味する単語ですよ!
⇒「作る・建てる」の意味を持つ単語”build/make”
イメージの違いとしては
construct⇒「複雑な部品や論理を、構造的・手順通りに「一緒に積み上げて組み立てる」」=(構造的な)組み立て・建設
build⇒「家、家系、人間関係、信頼などを、時間をかけて徐々に「大きくしていく」」=(一般的な)建築・築き上げ
make⇒「手を使って料理や書類、ルールなどを「素材の形を変えてサクッと生み出す」」=(幅広い意味での)作成・製造
といった感じです!
実際の表現を見ながら、そのニュアンスの差をさらに掴んでみましょう!
●construct a sentence
「(主語や動詞、目的語などのパーツを論理的に正しく配置して)文を構成する」
⇒ パズルのように要素を組み合わせて正しい構造を作るイメージ
●build a strong relationship
「(時間と信頼を少しずつ積み重ねて)強固な人間関係を築く」
⇒ 有形無形を問わず、土台からだんだんと大きく育てていくイメージ
●make a cup of coffee / make dinner
「(豆や食材を使って)コーヒーを淹れる/夕食を作る」
⇒ 複雑な構造を意識せず、手軽に新しいものを生み出すイメージ
”construct”の語源はラテン語「construere」 物理的な「積み上げ」から抽象的な「組み立て」へ

続いて、”construct”の語源をさらに深掘りしてみましょう。
”construct”の語源は、ラテン語の動詞「construere(コンストルエレ)」の過去分詞形である「constrūctus」に遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”construct”の起源について、下記の記載があります。
Origin of construct
First recorded in 1400–50 for earlier past participle sense; 1655–65 for current senses; late Middle English, from Latin constrūctus (past participle of construere “to construe ”), equivalent to con- con- + strūc- (variant stem of struere “to build”) + -tus past participle suffix日本語訳:過去分詞の意味としては1400〜50年に、現在の意味としては1655〜65年に初めて記録された。中期英語の後期に、ラテン語の constrūctus(construere[解釈する・組み立てる]の過去分詞)から流入。con-(共に)+ strūc-(struere[建てる]の変形語幹)+ -tus(過去分詞接尾辞)と同じ。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記述から、”construct”という単語が英語の中でどのように成長してきたかが見えてきます。
元々、ラテン語の「construere」は「バラバラの材料を一つに集めて積み上げる」という物理的な建築作業を指していました。そこから派生して、「言葉や文法の要素を集めて意味を組み立てる=解釈する(construe)」という知的な作業の意味も持つようになったのです。
15世紀に英語へ入ってきた当初は、「(一緒に)積み上げられたもの」という受け身の形容詞的なニュアンスで使われていました。その後、17世紀半ばになってようやく、私たちが今よく知る「(建物や論理を)建設する、組み立てる」という能動的な動詞として定着したという歴史があります。
ラテン語:con-(共に)+ struere(建てる・積み上げる)= 一緒に積み上げる
↓
ラテン語:constrūctus(一緒に積み上げられた=組み立てられたもの)
↓
1400年代(中期英語):過去分詞的な意味合い(〜された)で英語に導入される
↓
1600年代(近代英語):「(構造物を)建設する、(理論を)組み立てる」という現在の動詞の意味として広く定着
最初はレンガや石を「一緒に積み上げる」という物理的な意味だったものが、「言葉を組み立てて解釈する」、そして「論理やシステムを構築する」という知的な意味合いへと広がっていったのが面白いところです!
構成パーツで覚える”construct” 「con-」+「struct」

ここからは構成パーツの面から”construct”について深掘りして覚えていきましょう。
”construct”の構成パーツは「con-(共に・一緒に)」+「struct(積み上げる・建てる)」の2パーツです。
各パーツの持つ意味を知ることで、他の単語を覚えるときにも応用が利くようになりますよ!
接頭辞”con-“は「共に、一緒に、完全に」を意味するパーツ
”con-”は「共に・一緒に」を意味する接頭辞パーツです。(※後ろに続く文字によって com- や col-、cor- などに形を変化させます。)
バラバラの荷物を1つの場所に一緒に詰め込んでキープしておくもの=「容器、コンテナ」を表しているんです!
また、「共に」という意味から派生して、「完全に」「すっかり」と意味を強調する働きを持つこともあります。
その他にも、”con-”を使用する代表的な単語には以下のようなものがあります。
・combine(com-[一緒に]+ bine[結びつく]=2つ以上のものを一体化させる=結合する)
語根”struct”は「積み上げる、建てる」を意味するパーツ
”struct”は、ラテン語の「struere(建てる、積む)」を起源に持つ、「建てる、積み上げる」を意味する超重要パーツです。
せっかく高く建てたものを下に向かって引きずり下ろすこと=「破壊する」を表しています。construct とは完全に真逆の成り立ちを持つ単語ですね!
この”struct”というパーツを覚えていると、他の複雑な単語もイメージで捉えやすくなります。
・instruct(in-[中に]+ struct[積み上げる]=人の頭の中に知識を積み上げてあげる=教える、指示する)
・obstruct(ob-[〜に対して、邪魔して]+ struct[建てる]=進路の真ん中に障害物を建てる=妨害する)
”construct”の意味と語源・覚え方のまとめ
以下、”construct”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「バラバラの材料を一緒に積み上げて組み立てる」
⇒”construct”=「建設する」「構成する」の意味
●語源はラテン語の「constrūctus(組み立てられたもの)」から。
●語法・文法のポイント ⇒材料を言うときは「construct A from B」の形をとる。名詞形は工事や建設を意味する「construction」。
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