【語源も分かって、忘れない】英単語「considerably」の意味と使い方・覚え方・文法解説【con-(完全に)+sider(星)=じっくり星を見るほど大がかりな状態】

 
コダック
今日の英語表現は”considerably”

「con-(完全に)」+「sider(星を見つめる)」+「-able(〜できる)」+「-ly(副詞化)」のパーツで構成されている単語です。

「じっくり星を見るほど大がかりな状態」がコアイメージで、“considerably”=「かなり」「相当に」の意味を持ちますよ!

 

”considerably”の意味と使い方 コアイメージは「じっくり星を見るほど大がかりな」

 

”considerably(発音:kənsídərəbli/コンシダラブリィ【副詞】)”は「かなり」「相当に」の意味を持つ単語です。

「con-(完全に)」+「sider(星を見つめる)」+「-able」+「-ly」のパーツで構成されている単語で、「じっくり星を見るほど大がかりな状態」がコアイメージです。

 

 
コダック
もともとは、昔の占い師たちが夜空の星(sider)をすべて集めて(con-)じっくり見つめて運命を占う、という大がかりな行為が元になっています。

そこから「よく考える価値がある(considerable)」状態になり、副詞になって「無視できないほど規模や変化が大きくて、じっくり(星を観察するように)考え込んでしまうくらい『かなり・相当に』」という意味になったわけですね!

 

”considerably”は、ビジネスの売上報告、データの増減、あるいは人の体調や能力の変化など、「前と比べてハッキリと、無視できないレベルで差が出たとき」に非常によく使われます。

単に「very(とても)」と言うよりも、「じっくり熟考に値するほどの差がある」という客観的で知的な響きを持つ表現です。

 

 
「じっくり考えるほどの差」かぁ。
 
コダック
例えば「売上がかなり増えた(Sales increased considerably.)」と言う場合、ちょっと増えた程度ではなく、「おっ、これは何が原因でこんなに増えたんだ!?会議を開いてよく考えよう!」と、みんなが夜空の星を見つめるみたいに注目するレベルで増えた、というイメージを思い浮かべると分かりやすいですよ!

 

このように”パッと見で無視できない、よく吟味すべき大きな変化や差異”という意味から、ビジネスのレポート、TOEICなどの資格試験、ニュースの統計発表にいたるまで広く使用されます。

 

日常・ビジネスで使える!「considerably」の基本例文

The price of oil has dropped considerably.
(原油価格がかなり下がった。)※辞書引用

Conditions have improved considerably since last year.
(状況は昨年から相当に改善された。)※辞書引用

The company’s profits have increased considerably this quarter.
(今四半期、その企業の利益はかなり増加した。)

The weather today is considerably colder than yesterday.
(今日の天気は昨日より相当に寒い。)

Her English skills improved considerably after studying abroad.
(留学後、彼女の英語力は著しく(かなり)向上した。)

 

”considerably”の文法・語法・頻出フレーズ解説

1. 「増えた・減った・変わった」の動詞の後ろに置く(頻出コロケーション)

”considerably”は副詞なので、動詞を修飾します。特に「変化の大きさ」を目立たせるのが得意なため、以下のような**「増減・変化・差異」を意味する動詞の直後**に好んで置かれます。この組み合わせはビジネスやTOEICでも定番のフレーズです。

 

【considerablyとセットで使われやすい動詞と例文】

increase / grow considerably(かなり増加する・成長する)
(例)The population of the city has grown considerably.
(その都市の人口はかなり増加した。)

decrease / drop / fall considerably(かなり減少する・下落する)
(例)The cost of production decreased considerably.
(製造コストはかなり減少した。)

vary / differ considerably(かなり異なる)
(例)Prices vary considerably depending on the season.
(価格は季節によってかなり異なる。)

improve considerably(かなり改善する)
(例)The patient’s health has improved considerably.
(患者の健康状態はかなり改善した。)

 

2. 比較級をさらに強調する「はるかに、ずっと」の役割

「〜よりもかなり…だ」と言いたいとき、比較級(more〜 や 〜er)の前に ”considerably” を置くことで、その差が相当大きいことを強調できます( much や far のもっとフォーマルで客観的なバージョンです)。

 

【比較級を強調する例文】

・This laptop is considerably faster than the old one.
(このノートPCは古いものより**はるかに**速い。)

・This new project is considerably more difficult than we expected.
(この新しいプロジェクトは、私たちが予想していたよりも**ずっと**難しい。)

 

3. 形容詞を修飾して「かなり〜だ」と状態を表す

動詞だけでなく、「異なる(different)」や「高い(high)」といった形容詞の前に置いて、その状態の程度が「かなり・相当に」であることを表すこともできます。

 

【形容詞を修飾する例文】

・The text of the new law is considerably different from the original draft.
(新しい法律の本文は、最初の草案とは**かなり異なる**。)

・The risk involved in this investment is considerably higher.
(この投資に伴うリスクは**相当に高い**。)

 

”considerably”の関連語:「かなり、著しく」を意味する単語”significantly/substantially”

 
コダック
せっかく”considerably”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”significantly”や”substantially”なども「かなり、相当に」を意味する単語ですよ!

 

”considerably”の類義語
⇒「かなり・著しく」の意味を持つ単語”significantly/substantially”

 

 
なるほど…、どれもビジネスや論文でよく見る気がするけど、違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

considerably⇒「じっくり考えてしまうほど、パッと見の量や程度、差が「かなり大きい」」=相当に・目に見えて大きく
significantly⇒「単に大きいだけでなく、ハッキリとした意味や重要な影響があるほど「著しい」」=著しく・重要な意味を持って
substantially⇒「中身や実質、大部分がごっそり入れ替わるほど「実質的に大きく」」=実質的に・大部分において

といった感じです!

 
言葉の裏にある「どこが大きくなっているか」のポイントが違うんだね!
 
コダック
その通りです!単に数が多いのか、重要度が高いのか、中身が詰まっているのかで使い分けします。
これも同じ「売上の増加」をテーマに、ニュアンスの差を確認してみましょう!

 

例文で見る!”considerably/significantly/substantially”のイメージの違い

●Sales increased considerably.
「売上がかなり増えた」
⇒ グラフの棒が目に見えてぐんと伸びており、無視できない量的な差があるイメージ

●Sales increased significantly.
「売上が著しく増えた(有意に増加した)」
⇒ 単なる偶然や誤差ではなく、今期の経営戦略の成功をハッキリと『証明』するような、意味のある増加のイメージ

●Sales increased substantially.
「売上が実質的に(大部分において)増えた」
⇒ 会社のビジネスの基盤や利益構造そのものを大きく変えてしまうくらい、会社の大部分に影響を与えるような規模のイメージ

 

”considerably”の語源を深掘り!「星の観察」から「かなり」へ繋がる納得の歴史

単語のコアイメージである「じっくり星を見るほど」というロマンチックな背景を、さらに歴史的な語源から深掘りしていきましょう。

”considerably”のベースにある形容詞 considerable のルーツは、中世ラテン語の「consīderābilis」という言葉にあります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”considerably”の起源について下記のように記載されています。

 

Origin of considerably
consider(able) + -ably
Origin of considerable
First recorded in 1400–50; late Middle English, from Medieval Latin consīderābilis, from consīderā(re) “to examine” ( see consider) + -bilis -ble

日本語訳:considerably は consider(able) + -ably からなる。considerable は1400〜50年に初めて記録され、後期中英語において、中世ラテン語の consīderābilis(調べる、よく考える = consīderāre + 可能 = -bilis)に由来する。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記述にある通り、この単語は15世紀(中世の終わり頃)に英語の記録に登場しました。当時は「じっくりと調べる(examine)に値する」「よく考える必要がある」という意味の形容詞(considerable)として使われ始めたのが始まりです。

では、なぜ「よく考える」という精神的な動作が、現代の「量や程度が『かなり・相当に』大きい」という意味に変化したのでしょうか?その秘密は、言葉のニュアンスがたどったドラマチックな変遷にあります。

 

 
コダック
古代の人々にとって、夜空の「星(sider)」は運命を左右する重大なメッセージでした。そのため、星の動きを「共に・集めて(con-)」時間をかけてじっくり観察し、未来を「よく考える(consider)」ようになったのが全ての始まりです。

そこから中世ラテン語で「〜できる・〜に値する(-bilis)」というパーツが組み合わさり、consīderābilis(熟考するに値する)という言葉が生まれました。

 

「熟考するに値する(よく考える必要がある)」ということは、裏を返せば「ちょっとしたことではなく、無視できないほど重大なことだ」ということです。たとえば、ビジネスの売上やデータの数値に「うーん、これはどういうことだ…?」と、誰もが足を止めて考え込まざるを得ないほどの変化が起きている状態をイメージしてみてください。

この「無視できないほど重要で、規模や影響が大きい」というニュアンスが時代とともに強調され、やがて客観的な数値や度合いの大きさを指して「かなりの」「相当な」という意味で使われるようになりました。そこに副詞化のパーツ(-ably)が加わることで、現代の considerably(かなり、相当に) という意味が定着したのです。

 

”considerably”の語源(起源~発祥までの変化)

① 古代ラテン語:consīderāre
⇒「星(sider)を共に(con-)集めてじっくり観察し、よく考える」

② 中世ラテン語:consīderābilis
⇒「よく調べる価値がある」「熟考するに値する」

③ 1400年代(中世英語):considerable
⇒「よく考えるべき重大なこと」から「無視できないほど規模が大きい、かなりの」へ意味が発展

④ 現代英語:considerably
⇒ 副詞の形になり、ビジネスや論文でもおなじみの「相当に、かなり」として定着!

 

 
コダック
単に「very」のように感覚的に「大きい」と言うのとは違い、「わざわざ星を集めて大がかりに調べるくらい、無視できないほど差や変化が大きい」という知的なニュアンスが含まれているわけですね!だからこそ、ビジネスのレポートや統計のデータ解説で非常によく好まれる表現なんですよ!

 

構成パーツで覚える”considerably” 「con-」+「sider」+「-able」+「-ly」

ここからは構成パーツの面から”considerably”の土台となる部分を深掘りしていきましょう。

”considerably”は、「con-(完全に・共に)」+「sider(星)」+「-able(〜できる)」+「-ly(副詞化)」の4つのパーツから成り立っています。

 

これらのパーツを理解することで、他の単語を覚えるときにも応用が利くようになりますよ!

 

パーツ①:”con-“は「完全に、共に、一緒に」を意味する接頭辞

”con-”は「完全に」や「共に」を意味し、英語で非常に頻繁に登場する超重要パーツです。

うしろに続くアルファベットによって”com-”や”co-”に形を変えることもありますが、基本のイメージは同じです。

 

 
コダック
例えば”confirm”という単語は「con-(完全に)」+「firm(固くする)」のパーツで構成されており、

間違いがないように完全に固める=「確認する、裏付ける」を表しています。

 

【”con-“(完全に・共に)を持つ単語の例】
connect(con-[共に]+ nect[結ぶ]=つなぐ、接続する)
complete(com-[完全に]+ plete[満たす]=完成させる)
concentrate(con-[共に]+ center[中心]+ ate[する]=集中する)

 

パーツ②:”sider”は「星(star)、天体」を意味するロマンチックな語源

”sider”は、ラテン語の sidus(星・星座)に由来するパーツです。
なぜ「星」が「考える(consider)」に繋がるのか不思議ですよね?実はそこには古代人の生活が関わっています。

 

 
星と考えること、どう関係があるの?

 

 
コダック
古代ローマなどでは、政治や農作業などの重要な決定を下す際、夜空の「星」の配置を見て占い、吉凶を判断していました。
つまり、昔の人にとって星をじっくり観察することは、物事を「深く考える」「熟考する」ことそのものだったのです!

 

この”sider”を使った別の有名な単語に”desire(強く望む、欲望)”があります。

「de-(離れて・下へ)」+「sire(星)」で構成されており、「自分を導いてくれるはずの星(希望)が遠ざかって見えなくなり、それを切実に求める」という、占い師や船乗りの切ない感情が語源になっていると言われています。

 

【”sider”(星)を持つ単語の例】
consider(con-[集めて]+ sider[星を見つめる]=いくつもの星をじっくり見比べて占う=よく考える、熟考する)
sidereal(sider[星の]+ eal[に関する]=恒星の、天文の)
desire(de-[離れて]+ sire[星]=星の導きを失い強く求める=強く望む)

 

パーツ③:”-able”と”-ly”による「品詞の連続変化」

最後に後ろにくっついている”able”と”ly”についても触れておきましょう。
これらは単語の品詞(動詞・形容詞・副詞など)を変えるという重要な役割を持っています。

 

 
コダック
“consider”(動詞:熟考する)に、
「-able(〜できる、〜するに値する)」がくっつくと、
“considerable”(形容詞:熟考するに値するほど大きな、かなりの)になります!

さらにそこに、
「-ly(副詞にするパーツ)」がくっついて、
“considerably”(副詞:熟考するに値するほどかなり、相当に)になるわけですね!

 

英語はこうした「接尾辞(後ろにくっつくパーツ)」によって品詞を自在に変化させます。
「-able」が付けば形容詞、「-ly」が付けば副詞、というルールを覚えておくと、初めて見る単語でも品詞を推測しやすくなり、TOEICの文法問題(Part5など)で大いに役立ちますよ!

 

”considerably”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”considerably”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”considerably”は「con-(完全に)」+「sider(星を見つめる)」+「-able(〜できる)」+「-ly(副詞化)」で構成されている単語
⇒コアイメージは「じっくり星を見るほど大がかりな状態」
⇒”considerably”=「かなり」「相当に」の意味
●語法・文法のポイント
⇒副詞なので、増減・変化を表す動詞(increase や drop など)の後ろによく置かれる。また、比較級の前に置いて「はるかに〜だ」と強調する役割も持つ。

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」