conditioner 空気を調整する機器(エアコン)のイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「conditioner」の意味と使い方・覚え方・文法解説【con-(共に)+dic-(言う)+ion+er=状態を整えるモノ

 

 
コダック
今日の英語表現は”conditioner”

「con-(共に)」+「dic-(言う)」+「-ion(状態)」+「-er(モノ)」のパーツで構成されている単語です。

「対象を理想的な状態に整えるモノ」がコアイメージで、“conditioner”=「調節装置」「コンディショナー(整髪料・柔軟剤)」の意味を持ちますよ!

 

”conditioner”の意味と使い方 コアイメージは「理想的な状態に整えるモノ」

 

”conditioner(発音:kəndíʃənər/コンディショナー【名詞】)”は「調節装置」「状態を整えるもの(整髪料・柔軟剤など)」の意味を持つ単語です。

ベースにある名詞 condition(条件・状態)に、モノを表す接尾辞 -er が結合した言葉で、「対象を、一定の望ましい基準や快適な状態(コンディション)に整えてキープするモノ」というのがコアイメージです。

 

 
コダック
日本語で「コンディショナー」と言うと髪に塗るリンスのようなものを真っ先に思い浮かべますよね。

でも英語の “conditioner” は、髪の毛だけでなく、空気(air)や衣服の布地(fabric)など、様々な対象を「あるべき理想の状態へコントロールして導くモノ」全般を指すことができるんです!

 

単語を単体で使う場合は、お風呂場なら「ヘアコンディショナー」、洗濯の文脈なら「ファブリックコンディショナー(柔軟剤)」を指します。また、日常会話で最もよく使われるのは、部屋の空気を快適に整える「エアコン(air conditioner)」の略称としての使われ方です。

 

 
なるほど、空気や衣服も「良い状態に整える」から conditioner なんだね。
 
コダック
その通りです!例えば「air conditioner」は、部屋の温度や湿度を、人間が過ごしやすい基準に『調節して整える装置』だからその名がついています。
バラバラで不快な状態のままにせず、きっちり「良い条件(condition)」に管理してくれるお役立ちアイテムたちのことなんですね。

conditioner 空気を調整する機器(エアコン)のイメージ図

また、文法的な注意点として、”conditioner” は用途によって数え方が変わる性質があります。エアコンなどの機械を指すときは数えられる名詞(可算名詞)になるため、”an air conditioner” と冠詞をつけたり、複数形 “air conditioners” にしたりする必要があります。一方で、髪に塗る液体のコンディショナー(物質)として扱う場合は、数えられない名詞(不可算名詞)として扱われることが多いのもポイントです!

 

日常会話で使える!実践例文

・Don’t forget to use conditioner after shampooing.
(シャンプーの後はコンディショナーを使うのを忘れないでね。)
・Could you turn on the air conditioner? It’s getting hot.
(エアコンをつけてくれませんか?暑くなってきました。)
・This fabric conditioner makes clothes feel so soft.
(この柔軟剤を使うと、服がとても柔らかくなります。)
・The hotel room has two air conditioners.
(そのホテルの部屋にはエアコンが2台あります。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”conditioner”の文法・語法 頻出表現と動詞「condition」の解説

1. 動詞形 ”condition” の意味と語法

名詞の「-er(モノ)」を取り除くと、動詞の ”condition” になります。意味は「(人や物を)一定の状態に慣らす、気候などに順応させる、体調を整える」です。
スポーツ選手が試合に向けて体をベストな状態に持っていくこと(conditioning)や、心理学で刺激に対して特定の反応をするように訓練する「条件づけ(conditioned response:条件反射)」などでよく使われます。

 

2. 日常会話でよく使われる組み合わせ・頻出フレーズ

「conditioner」の前に特定の言葉を補うことで、日常の様々な便利アイテムを表すことができます。さらに一歩進んだ実用的なフレーズも一緒に押さえておきましょう!

 

【日常でよく見かける○○・コンディショナー】
air conditioner(エアコン・空調設備)※会話では単に AC と略されることも多いです。
hair conditioner(髪のコンディショナー・リンス)
fabric conditioner(衣類の柔軟剤)※ fabric softener とも表現されます。

【ステップアップ!知っておくと便利な表現】
leave-in conditioner(洗い流さないトリートメント・コンディショナー)
deep conditioner(髪の集中ヘアパック・特濃トリートメント)
air conditioner remote(エアコンのリモコン)

 

”conditioner”の関連語:「調節・管理」を意味する単語”control/adjust”

 
コダック
せっかく”conditioner”の持つ「調節する・整える」というイメージを覚えるのであれば、似たような役割を持つ言葉も一緒に覚えてしまいましょう!

例えば”control”や”adjust”なども、状態を変化させて合わせる時に使われる単語ですよ!

 

”conditioner(condition)”の関連語
⇒「調節・管理」の意味を持つ単語”control/adjust”

 

 
状態を変える言葉っていくつかあるけど、どう使い分けるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

condition⇒「特定の基準や、扱いやすく健康的な「良い状態」を長く維持できるように整える」=(状態を良好に)整える
control⇒「自分の支配下に置いて、基準を超えないように行動や数値を「抑制・管理」する」=統制する、コントロールする
adjust⇒「ピタッと適合するように、ツマミを回して位置や数値を「微調整」して合わせる」=(基準に)合わせる、微調整する

といった感じです!

 
なるほど、ただ変更するだけじゃなくて、どう変えるかのニュアンスが違うんだね!
 
コダック
そうなんです。特にエアコンなどの空調は、ただ温度を制限(control)するだけでなく、人間にとって快適な環境に整える(condition)から面白いですよね!
実際の表現でニュアンスの差を確認してみましょう!

 

シチュエーションで見る!”condition/control/adjust”のイメージの違い

●condition your skin
「お肌のコンディション(調子)を整える」
⇒ カサカサをなくして、健康で潤いのある良い状態へ導いてキープするイメージ

●control the room temperature
「室温をコントロール(抑制)する」
⇒ 設定された温度をオーバーしないように、機械的に数値や出力を支配・管理するイメージ

●adjust the volume
「(音量が大きいので)ボリュームを微調整する」
⇒ 聞き取りやすいちょうど良い目盛りへ、ツマミを回してぴったり合わせるイメージ

 

”conditioner”の語源はラテン語「condiciō」 意味の変遷からコアイメージを掴む

”conditioner”のベースとなる語源についても、詳しく確認していきましょう。

”conditioner”は、土台となる単語「condition」に、「〜するモノ」を表す接尾辞「-er」が組み合わさってできた言葉です。
そして、大元である「condition」の語源は、ラテン語の「condiciō(合意・協定・条件)」にさかのぼります。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”conditioner”および”condition”の起源について、下記の記載があります。

Origin of conditioner
First recorded in 1590–1600; condition + -er 1
Origin of condition
First recorded in 1275–1325; Middle English condicioun, from Old French, from Latin condiciōn-, stem of condiciō “agreement,” equivalent to con- con- + dic-, stem of dīcere “to say” + -iō -ion

日本語訳:[conditioner] 1590〜1600年に初めて記録された。condition + -er。
[condition] 1275〜1325年に初めて記録された。中期英語の condicioun から、古フランス語を経て、ラテン語の condiciō(合意・約束・条件)に由来する。これは con-(共に) + dic-(dīcere:言うの語幹) + -iō(名詞化)と同等。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この辞典の記載からも分かるように、「状態」という意味を持つ「condition」は、意味が段階的に変化して現在の形に落ち着きました。

もともとは、人々が「お互いに(con-)話し合って(dic-)決めたこと」=「合意・協定」という意味からスタートしています。協定を結ぶ際には、「これを行う代わりに、あれを保証する」といった「条件」が必ず伴いますよね。そこから転じて、「物事が成り立つための前提条件」や「その条件によって左右される現在の状況・状態」へと意味が広がっていきました。

そして16世紀末頃になると、その「状態(condition)」に、性質を付加したり調整したりする「モノ(-er)」の意味が加わり、「あるべき理想の状態へと導くモノ(conditioner)」という言葉が生まれたのです。

 

”conditioner”の意味の変遷(起源~発祥まで)
ラテン語:con-(共に)+ dīcere(言う)+ -iō(名詞化)
= 共に話し合って決めた「合意・協定」

古フランス語から1300年頃の中期英語:condicioun
= 協定に伴う「条件」や、その条件下の「状況・状態」へと意味が拡大

1590年代:そこに「-er(モノ)」が付き、
= 状態をあるべき形に整えるモノを指す「conditioner」という概念が登場

 

 

 
コダック
歴史的な流れをたどると、なぜ「condition」に「条件」や「状態」という複数の意味があるのかスッキリ分かりますね!

「話し合って決めた前提条件」から派生して、「一定のルール通りの綺麗な状態に整えてくれるモノ」に繋がっているのがとても興味深いです。

 

 

構成パーツで覚える”conditioner” 「con-」+「dic-」+「-ion」+「-er」

ここからは構成パーツの面から、”conditioner”を細かく分解して学んでいきましょう!
単語をいくつかのパーツに分けることで、丸暗記するよりもずっと記憶に残りやすくなりますよ。

 

”conditioner”は、「con-(共に)」+「dic-(言う)」+「-ion(名詞化:状態)」+「-er(名詞化:モノ)」という4つのパーツから成り立っています。

 

 
コダック
一見すると長い単語ですが、それぞれのパーツの役割を知ると、「なぜその意味になるのか」がすっきりと紐解けます!

 

1. 接頭辞 ”con-”(共に、完全に)

”con-”は「一緒に、共に(together)」や「完全に」という意味を付け加える非常にメジャーな接頭辞です(後ろに続く文字の音によって com- や col-、cor- などに変化します)。

 

 
コダック
たとえば、”connect”という単語は「con-(共に)」+「nect(結ぶ)」のパーツで構成されており、2つのものを一緒にしっかりと結びつける=「繋ぐ、接続する」という意味になります。

 

その他にも、以下のような身近な単語で ”con-” が活躍していますよ!

contemporary(con-[共に]+ tempor[時間]+ -ary[形容詞化]=同じ時間を共有する = 同世代の、現代の)
converse(con-[共に]+ verse[向きを変える]=お換いに向き合って言葉を交わす = 会話する)

 

2. 語根 ”dic-”(言う、指し示す)

”dic-”(または dict-)は、ラテン語の「言う(dicere)」や「指し示す」に由来する重要な語根です。「言葉を使ってはっきりと表現する」というコアイメージを持っています。

 

 
「言う」という意味のパーツなんだね。これを使った単語って、他にもたくさんあるのかな?

 

 
コダック
そうなんです!たとえば、英語のリスニング学習でおなじみの ”dictation” は「dict-(言う)」+「-ation(名詞化)」のパーツで構成されていて、先生が言った言葉をそのまま書き取る=「ディクテーション、書き取り」を表しています。

 

その他の”dic-”を使用する重要単語も、この機会にセットで押さえてしまいましょう!

predict(pre-[あらかじめ]+ dict-[言う]=事前にこれから起こることを言う = 予言する、予測する)
dictionary(dict-[言葉を言う]+ -ary[場所・モノ]=言葉が集められた本 = 辞書)
indicate(in-[中を・〜へ]+ dic-[指し示す]+ -ate[動詞化]=指をさして教える = 指し示す、示す)

 

3. 接尾辞 ”-ion”(状態、行動、名詞化)

”-ion” は、動詞の後ろにくっついて「〜すること(行動)」や「〜された状態(結果)」を表す名詞を作るためのパーツ(接尾辞)です。

今回の単語のベースである ”condition” は、ここまでに登場した「con-(共に)」+「dic-(言う)」に、この「-ion」が組み合わさって出来ています。

 

 
コダック
「みんなで共に(con-)話し合って(dic-)決めたこと(-ion)」というニュアンスから、もともとは「協定・約束事」を意味し、それが転じて現在の「条件」や「状態」という意味になりました!

 

他の ”-ion” を使った身近な名詞化の例がこちらです。

action(act[行動する]+ -ion = 行動、行い)
decision(decide[決定する]+ -ion = 決定、決断)

 

4. 接尾辞 ”-er”(〜するモノ、〜する人)

最後を締めくくるパーツが、単語の末尾にある ”-er” です。動詞や名詞の後ろについて、「〜する人」だけでなく、「〜するモノ(道具・装置)」を表す役割を持っています。

 

 
「〜する人」だけじゃなくて、「モノ」を表すこともあるんだね。

 

 
コダック
そうなんです!身近な例を挙げると、”computer(計算するモノ=コンピューター)” や ”heater(温めるモノ=ヒーター)” もまったく同じ仕組みの言葉ですよ。

つまり、”condition(状態を整える)” に ”-er(モノ)” がくっつくことで、対象を理想的な基準へと「調節する装置」や「状態を整えるもの(整髪料・柔軟剤)」という意味の ”conditioner” になるわけですね!

 

”conditioner”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”conditioner”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”conditioner”は「con-(共に)」+「dic-(言う)」+「-ion」+「-er」のパーツからなる単語
⇒コアイメージは「対象を快適な一定の基準(状態)に整えてくれるモノ」
⇒”conditioner”=「調節装置」「髪のコンディショナー」「柔軟剤」の意味
●語法・文法のポイント ⇒前につく単語(air / hair / fabric)によって、整える対象が「空気」「髪」「布地」へと変化する。動詞形は condition(~を良い状態に整える)。
 
 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」