「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「完全に後ろへ退く、一歩引いて相手を受け入れる」がコアイメージで、“concede“=「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味を持ちますよ!
”concede”の意味と使い方 コアイメージは「完全に後ろへ退く」
”concede(発音:kənsíːd/コンシード【動詞】)”は「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味を持つ単語です。
「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」のパーツで構成されている単語で、「完全に後ろへ退く」がコアイメージです。
そこから、相手の主張や敗北を不本意ながらも「「認める」」ことや、自分の陣地や権利を相手に「「譲る、譲歩する」」のが”concede”なわけですね!
”concede”は「しぶしぶ、最終的に受け入れる」なイメージが強いです。
敗北を認めたり、抵抗するのをやめて、一歩引いて受け入れること…それが”concede”というわけです。
逆に心から進んで賛同することや、ただ単に事実を告白することなどは、後述する”admit”や”confess”を使用します。
”concede”の詳しい使い方と文法・頻出パターン

① concede that + 文(〜であることをしぶしぶ認める)
もっとも一般的な形です。that節の中に「本当は認めたくない事実」を持ってきます。
例文
・He conceded that he had made a mistake.
(彼は自分が間違いを犯したことを(しぶしぶ)認めた。)・The government conceded that the new policy was a failure.
(政府は新しい政策が失敗であったことをしぶしぶ認めた。)※最初の例文は「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」より引用
② concede + 名詞(敗北や権利などを認める・譲る)
目的語に直接名詞を置くパターンです。特に「選挙の敗北(defeat/election)」を認める際によく使われる政治ニュースの頻出表現です。
例文
・The president conceded the election.
(大統領は選挙での敗北を認めた[敗北宣言をした]。)・After hours of argument, she finally conceded the point.
(何時間もの議論の末、彼女はついにその点(相手の主張の正しさ)を認めた。)※最初の例文は「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」より引用
③ concede A to B(AをBに譲る、譲歩する)
自分の持っている「権利・特権・領土」などを、相手(B)にしぶしぶ引き渡す、譲歩するという時に使われる重要語法です。
例文
・The company had to concede higher wages to the labor union.
(会社は労働組合に対して、より高い賃金を譲歩(容認)せざるを得なかった。)・The empire conceded the territory to its neighbor.
(その帝国は、隣国に領土を譲り渡した。)
【類義語比較】“認める”“譲る”を表す他の単語との違い

”concede”の関連語①:「認める」を意味する単語”admit / confess”
例えば”admit”や”confess”なども「認める」を意味する単語ですよ!
⇒「認める」の意味を持つ単語”admit / confess”
イメージの違いとしては
concede ⇒「一歩引いて受け入れる」=不本意ながらしぶしぶ認める
admit ⇒「中に入ることを許す」=(不快な事実を)本当だと認める
confess ⇒「すべて吐き出す」=秘密や罪を告白する、白状する
といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● concede defeat
「(抵抗や勝負をあきらめて)敗北を認める」
⇒ 議論や勝負でこれ以上抗えないと悟り、一歩退いて降参するイメージ
● admit a mistake
「(言い訳せずに)間違いを認める」
⇒ 自分の過ちという都合の悪い事実を、自分の心(内側)に受け入れるイメージ
● confess a crime
「罪を告白する(自白する)」
⇒ 心に隠していた秘密や後ろめたい罪を、外にすべてさらけ出すイメージ
”concede”の関連語②:「譲る・譲歩する」を意味する単語”yield / compromise”
⇒「譲る・譲歩する」の意味を持つ単語”yield / compromise”
それぞれの表現の違いとしては
concede ⇒「権利や事実を相手に手渡す」=(要求に折れて)譲歩する
yield ⇒「圧力に負けて屈する」=(力関係で負けて)道を譲る、降伏する
compromise ⇒「お互いに歩み寄る」=(双方が少しずつ譲って)妥協する
といったイメージです。こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!
● concede a point
「(議論の中で相手の正しい主張に折れて)1点譲歩する」
⇒ 相手の正当性を認め、自分の陣地の一部を相手に引き渡すイメージ
● yield to pressure
「圧力に屈する(負ける)」
⇒ 外部からの強い力に耐えかねて、ポキッと折れて従ってしまうイメージ
● reach a compromise
「妥協に達する」
⇒ 双方がお互いに少しずつ自分の要求を引っ込めて、中間の解決策で握手するイメージ
”concede”の語源はラテン語「concedere」 意味は「退く、譲る」

”concede”の語源についても、確認していきましょう。
”concede”の語源はラテン語「concedere」”です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”concede”の起源について、下記の記載があります。
Origin of concede
First recorded in 1625–35; from Latin concedere, equivalent to con- con + cedere “to withdraw, yield”; see cede日本語訳:1625–35年に初めて記録された。ラテン語のconcedere(con-[強調]+ cedere「退く、譲る(withdraw, yield)」と同等)から発祥。cedeを参照。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”concede”はラテン語の「完全に譲る・退く」という行為から発祥している模様。
● ラテン語:con-(完全に、強く)+ cedere(退く、譲る)
↓
● ラテン語:concedere(完全に後ろへ退く、譲り渡す)
↓
● 17世紀前半、英語の「concede」として定着
ちなみにラテン語の「cedere」は、現代英語の「cede(譲渡する)」の元にもなっている重要なパーツですよ!
構成パーツで覚える”concede” 「con-」+「cede」

ここからは構成パーツの面から”concede”について覚えていきましょう。
”concede”の構成パーツは「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」の2つのパーツです。
“con-“は「完全に、強く(強調)」を意味するパーツ
”con-”は「完全に、強く(強調)」を意味するパーツです。
その他に confirm(完全に固める⇒確認する)や、convince(完全に打ち負かす⇒納得させる)等も”con-”を強調として使用する単語です。
”cede”は「退く、譲る、行く」を意味するパーツ
”cede”は「退く、譲る、行く」を意味するパーツです。
その他の”cede(変形を含む)”を使用する英単語についても、まとめて一緒に覚えてしまいましょう!
”concede”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”concede”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒コアイメージは「完全に後ろへ退く、一歩引いて相手を受け入れる」
⇒”concede”=「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「concede that ~(〜であることをしぶしぶ認める)」の形や、目的語に直接名詞(defeatやelectionなど)を置く形で非常によく使われます。また、「concede A to B(AをBに譲る)」の形も重要です。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
