【語源も分かる】英単語「concede」の意味・使い方・文法解説!類義語(admit/yield)との違いも徹底比較

 
コダック
今日の英語表現は”concede”

「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」の2つのパーツで構成されている単語です。

完全に後ろへ退く、一歩引いて相手を受け入れるがコアイメージで、“concede“=「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味を持ちますよ!

 

”concede”の意味と使い方 コアイメージは「完全に後ろへ退く」

 

”concede(発音:kənsíːd/コンシード【動詞】)”は「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味を持つ単語です。

「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」のパーツで構成されている単語で、「完全に後ろへ退く」がコアイメージです。

 

 
コダック
自分の主張を張り通すのをやめて、完全に(con-)後ろへ退く(cede)状態にすること。

そこから、相手の主張や敗北を不本意ながらも「「認める」」ことや、自分の陣地や権利を相手に「「譲る、譲歩する」」のが”concede”なわけですね!

 

”concede”は「しぶしぶ、最終的に受け入れる」なイメージが強いです。

 

 
「しぶしぶ認める」って、具体的にはどんな場面で使うの?
 
コダック
例えば、選挙での敗北宣言や、議論で論破されて間違いを認めざるを得ない場面、あるいは交渉で相手に譲歩する場面を想像してみると分かりやすいですよ!
敗北を認めたり、抵抗するのをやめて、一歩引いて受け入れること…それが”concede”というわけです。

 

 

逆に心から進んで賛同することや、ただ単に事実を告白することなどは、後述する”admit”や”confess”を使用します。

 

”concede”の詳しい使い方と文法・頻出パターン

 

 
コダック
”concede”を正しく使いこなすために、重要な文法パターンと頻出のフレーズをチェックしておきましょう!主に他動詞として、以下の3つの形でよく使われますよ!

 

① concede that + 文(〜であることをしぶしぶ認める)

もっとも一般的な形です。that節の中に「本当は認めたくない事実」を持ってきます。

例文

・He conceded that he had made a mistake.
(彼は自分が間違いを犯したことを(しぶしぶ)認めた。)

・The government conceded that the new policy was a failure.
(政府は新しい政策が失敗であったことをしぶしぶ認めた。)

※最初の例文は南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店より引用

 

② concede + 名詞(敗北や権利などを認める・譲る)

目的語に直接名詞を置くパターンです。特に「選挙の敗北(defeat/election)」を認める際によく使われる政治ニュースの頻出表現です。

例文

・The president conceded the election.
(大統領は選挙での敗北を認めた[敗北宣言をした]。)

・After hours of argument, she finally conceded the point.
(何時間もの議論の末、彼女はついにその点(相手の主張の正しさ)を認めた。)

※最初の例文は南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店より引用

 

③ concede A to B(AをBに譲る、譲歩する)

自分の持っている「権利・特権・領土」などを、相手(B)にしぶしぶ引き渡す、譲歩するという時に使われる重要語法です。

例文

・The company had to concede higher wages to the labor union.
(会社は労働組合に対して、より高い賃金を譲歩(容認)せざるを得なかった。)

・The empire conceded the territory to its neighbor.
(その帝国は、隣国に領土を譲り渡した。)

 

【類義語比較】“認める”“譲る”を表す他の単語との違い

 

”concede”の関連語①:「認める」を意味する単語”admit / confess”

 
コダック
せっかく”concede”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいましょう!
例えば”admit”や”confess”なども「認める」を意味する単語ですよ!

 

”concede”の類義語
⇒「認める」の意味を持つ単語”admit / confess”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

concede ⇒「一歩引いて受け入れる」=不本意ながらしぶしぶ認める
admit ⇒「中に入ることを許す」=(不快な事実を)本当だと認める
confess ⇒「すべて吐き出す」=秘密や罪を告白する、白状する

といった感じです!実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”concede / admit / confess”のイメージの違い

● concede defeat
「(抵抗や勝負をあきらめて)敗北を認める」
⇒ 議論や勝負でこれ以上抗えないと悟り、一歩退いて降参するイメージ

● admit a mistake
「(言い訳せずに)間違いを認める」
⇒ 自分の過ちという都合の悪い事実を、自分の心(内側)に受け入れるイメージ

● confess a crime
「罪を告白する(自白する)」
⇒ 心に隠していた秘密や後ろめたい罪を、外にすべてさらけ出すイメージ

 

”concede”の関連語②:「譲る・譲歩する」を意味する単語”yield / compromise”

 
コダック
次に、”concede”の持つ「自分の権利や立場を譲る」という意味の類義語についても覚えてしまいましょう!

 

”concede”の類義語
⇒「譲る・譲歩する」の意味を持つ単語”yield / compromise”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

concede ⇒「権利や事実を相手に手渡す」=(要求に折れて)譲歩する
yield ⇒「圧力に負けて屈する」=(力関係で負けて)道を譲る、降伏する
compromise ⇒「お互いに歩み寄る」=(双方が少しずつ譲って)妥協する

といったイメージです。こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”concede / yield / compromise”のイメージの違い

● concede a point
「(議論の中で相手の正しい主張に折れて)1点譲歩する」
⇒ 相手の正当性を認め、自分の陣地の一部を相手に引き渡すイメージ

● yield to pressure
「圧力に屈する(負ける)」
⇒ 外部からの強い力に耐えかねて、ポキッと折れて従ってしまうイメージ

● reach a compromise
「妥協に達する」
⇒ 双方がお互いに少しずつ自分の要求を引っ込めて、中間の解決策で握手するイメージ

 

”concede”の語源はラテン語「concedere」 意味は「退く、譲る」

 

”concede”の語源についても、確認していきましょう。

”concede”の語源はラテン語「concedere」”です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”concede”の起源について、下記の記載があります。

Origin of concede
First recorded in 1625–35; from Latin concedere, equivalent to con- con + cedere “to withdraw, yield”; see cede

日本語訳:1625–35年に初めて記録された。ラテン語のconcedere(con-[強調]+ cedere「退く、譲る(withdraw, yield)」と同等)から発祥。cedeを参照。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からみるに、”concede”はラテン語の「完全に譲る・退く」という行為から発祥している模様。

 

”concede”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語:con-(完全に、強く)+ cedere(退く、譲る)

● ラテン語:concedere(完全に後ろへ退く、譲り渡す)

● 17世紀前半、英語の「concede」として定着

 

 
コダック
流れとしては上記の感じなわけですね!

ちなみにラテン語の「cedere」は、現代英語の「cede(譲渡する)」の元にもなっている重要なパーツですよ!

 

構成パーツで覚える”concede” 「con-」+「cede」

 

ここからは構成パーツの面から”concede”について覚えていきましょう。
”concede”の構成パーツは「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」の2つのパーツです。

 

“con-“は「完全に、強く(強調)」を意味するパーツ

”con-”は「完全に、強く(強調)」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”conclude”という単語は「con-(完全に)」+「clude(閉じる)」のパーツで構成されており、議論や物事を完全に締めくくる(=「結論づける、終える」)を表しています。

 

その他に confirm(完全に固める⇒確認する)や、convince(完全に打ち負かす⇒納得させる)等も”con-”を強調として使用する単語です。

 

”cede”は「退く、譲る、行く」を意味するパーツ

”cede”は「退く、譲る、行く」を意味するパーツです。

 

 
コダック
例えば”precede”という単語は「pre-(あらかじめ・前に)」+「cede(退く・行く)」のパーツで構成されており、他のものより前に進む(=「~に先行する、優先する」)を表しています。

 

その他の”cede(変形を含む)”を使用する英単語についても、まとめて一緒に覚えてしまいましょう!

recede(後ろへ退く=後退する), exceed(外へ行く=超える), proceed(前へ行く=前進する)

 

”concede”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”concede”の意味と覚え方についてのまとめです。

●”concede”は「con-(完全に)」+「cede(退く、譲る)」の2パーツで構成されている単語
⇒コアイメージは「完全に後ろへ退く、一歩引いて相手を受け入れる」
⇒”concede”=「(事実だと)認める」「(権利などを)譲る、譲歩する」の意味
●語法・文法のポイント
⇒「concede that ~(〜であることをしぶしぶ認める)」の形や、目的語に直接名詞(defeatやelectionなど)を置く形で非常によく使われます。また、「concede A to B(AをBに譲る)」の形も重要です。

 

 
コダック
当サイトでは英語表現について、このように語源、語法・文法、覚え方の面から解説を行っています。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」