commodity 農産物のイメージ図

【語源も分かって、忘れない】英単語「commodity」の意味と使い方・覚え方・文法解説【com-(共に)+mod-(適した)=みんなの基準に合うもの】

 

 
コダック
今日の英語表現は”commodity”

「com-(共に)」+「mod-(測る・適した)」+「-ity(性質・状態)」の3つのパーツで構成されている単語です。

「みんなの基準に合うものがコアイメージで、“commodity“=「商品・産物」「日用品・必需品」の意味を持ちますよ!

 

”commodity”の意味と使い方 コアイメージは「みんなに都合が良くて役に立つもの」

commodity 農産物のイメージ図

”commodity(発音:kəmάdəti(米国英語)/ カタカナ読み:カモディティ)”は「商品、~産物」「日用品、必需品」の意味を持つ単語です。

「com-(共に)」+「mod-(測る・適した)」+「-ity(性質)」の3つのパーツで構成されている単語で、「みんなの共通の基準に合うもの」=「みんなの役に立つもの」がコアイメージです。

 

 
コダック
「誰にとっても同じように使えて都合が良いもの」というニュアンスから、生活に欠かせない「日用品・必需品」という意味になり、

そこからさらに「個別のブランドに関係なく、誰もが同じ価値として市場で取引できるもの」という意味に発展して、経済的な意味での”商品”を指すようになったわけですね!

 

 

例文
Agricultural commodities like wheat and corn are trading at higher prices.
(小麦やトウモロコシのような農産物は、より高い価格で取引されている。)

Water is a basic commodity that everyone needs to survive.
(水は誰もが生き残るために必要な、基本的な必需品である。)

In modern society, information has become a valuable commodity.
(現代社会において、情報は価値のある商品[財産]になっている。)

※参考・一部例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”commodity”の関連語①:「商品・製品」を意味する単語”product / merchandise”

 
コダック
せっかく”commodity”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”product”や”merchandise”なども「商品・製品」を意味する単語ですよ!

 

”commodity”の類義語
⇒「商品・製品」の意味を持つ単語”product / merchandise”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

commodity ⇒「原材料・必需品」=誰が作っても品質差が少ない、生活や経済に必須の産物(石油や農産物など)
product ⇒「製造された製品」=工場などで生産・加工され、ブランドなどの特徴を持った具体的なモノ(スマホや車など)
merchandise ⇒「店舗の売り物」=商業的に取引される、小売店などの店頭に並んでいる「在庫」としての品物(衣類や公式グッズなど)

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”commodity / product / merchandise”のイメージの違い

●commodity
「Crude oil is a vital commodity for the global economy.」
⇒ 原油という、世界経済にとって必要不可欠な「未加工の原材料(産物)」のイメージ

●product
「This company launched a new software product.」
⇒ 開発・生産されて形になった、ブランドや個性を備えた具体的な「製品・成果物」のイメージ

●merchandise
「The store displays its official merchandise near the entrance.」
⇒ お店でお客さんに売るために並べられている、個々の「売り物・グッズ」のイメージ

 

”commodity”の語法・文法の解説

”commodity”を実際に使う際の、知っておきたい語法・文法のポイントは以下の2つです。

①原則として「可算名詞(数えられる名詞)」として扱う
②ビジネスや経済の文脈では「複数形(commodities)」で使われることが多い

 

 
コダック
「商品」を意味する単語には数えられない名詞(不可算名詞)もありますが、”commodity”は1つ、2つと数えられる名詞です!

そのため、単数形なら”a commodity”、複数形なら”commodities”と形が変化しますよ。

 

具体的な使い分けを例文と一緒に見ていきましょう。

 

例文①:単数形(a commodity)のパターン

Time has become a precious commodity in our modern busy lives.
(現代の忙しい生活において、時間は貴重なもの(財産)になっている。)

 

 
コダック
上記のように、比喩的に「価値のあるもの・役立つもの」として表す場合は、単数形の”a commodity”がよく使われます!

 

例文②:複数形(commodities)のパターン

The prices of daily commodities such as food and fuel have been rising.
(食料や燃料といった日用の価格が上昇している。)

 

 
経済ニュースとかだと、確かに”commodities”って複数形でよく耳にするかも!
 
コダック
そうですね!市場で取引される様々な「農産物」や「鉱物」、あるいは多様な「日用品」を一括して指すことが多いため、ビジネスや経済の文脈では複数形の”commodities”が基本の形になります!

 

”commodity”の語源はラテン語 commoditās 「便利さ」から「商品」へ意味が変化

”commodity”の語源についても、深く確認していきましょう。

”commodity”の語源はラテン語の「commoditās」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”commodity”の起源について、下記の記載があります。

Origin of commodity
First recorded in 1375–1425; late Middle English commodite, from Anglo-French, from Latin commoditās “timeliness, convenience,” equivalent to commod(us) ( see commode) + -itās -ity

日本語訳:1375–1425年に初めて記録された。後期中期英語の commodite、アングロ=フランス語から、ラテン語の commoditās(適時性、便利さ)に由来する。これは commodus(commode を参照)に接尾辞 -itās(-ity)がついたものと同等である。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からわかるように、元々のラテン語「commoditās」は、物ではなく「ちょうど良いタイミング(適時性)や便利さ、都合の良さ」という抽象的な性質を表す言葉でした。

それが時代を経て英語に取り入れられる中で、「都合が良いこと」から「都合を良くしてくれるもの = 便利なもの、役に立つもの」へと意味が変化していきました。
さらにそこから、生活に役立つ実用的な品物全般を指すようになり、現代の「日用品、商品(生活必需品)」という意味として定着したのです。

 

”commodity”の意味の変遷(起源~現代まで)
●ラテン語 commoditās(適時性、便利さ、都合の良さという性質)

●アングロ=フランス語・中期英語(自分にとって都合が良く、役に立つこと)

●現代英語 commodity(みんなの役に立つ具体的なもの = 日用品、実用的な商品)

 

 

 
コダック
抽象的な「便利さ」という性質が、徐々に具体的な「便利なモノ(商品)」へと形を変えていったわけですね!

ちなみに大元になったラテン語の「commodus(都合が良い、適した)」は、「com-(共に、完全に)」と「modus(測る、基準)」が組み合わさった言葉です。「基準にぴったり合っているから都合が良い」というニュアンスなんですよ!

 

 

語源パーツで深く理解する!“commodity”を構成する3つの要素

英単語を効率よく、そして長期記憶に定着させるためには、単語をバラバラに分解して「パーツごとの意味」を理解するのが一番の近道です!

”commodity”は、一見すると少し難しそうに見えますが、実は「com-(共に・完全に)」+「mod-(測る・適した)」+「-ity(〜の性質・状態)」という3つの明確なパーツが組み合わさってできています。

 

 
コダック
それぞれのパーツを個別に紐解いていくと、「なぜ commodity が日用品や商品という意味になるのか」がハッキリと見えてきますよ!

 

それでは、各構成パーツについて詳しく解説していきますね。

①接頭辞 “com-” :「共に、一緒に、完全に」を意味するパーツ

最初についている”com-”は、「共に(together)」「一緒に」、あるいは意味を強調する「完全に(completely)」を表す接頭辞です。

”commodity”においては、「みんなで一緒に」「社会全体で共通して」という広がりを持ったニュアンスをこの単語に与える役割を持っています。

 

 
コダック
”com-”(またはcon-やcol-など)がつく身近な単語を思い浮かべると、イメージが湧きやすいですよ!

例えば、”combine”という単語は「com-(共に)」+「bine(2つを結ぶ)」のパーツからできていて、2つのものを一緒にする(=「結合させる、組み合わせる」)という意味を表しています。

 

その他にも、以下のような重要単語がこの”com-”の仲間です。合わせて覚えると記憶に残りやすいですよ!

  • composition(構成、作文) ⇒「com-(共に)」+「position(置く)」= さまざまな要素を一緒に配置すること
  • community(共同体、地域社会) ⇒「com-(共に)」+「muni(義務・お互いに与え合う)」= 生活や義務を共にする人々の集まり

②語根 ”mod-” :「測る、基準、適した」を意味するパーツ

真ん中にある”mod-”は、ラテン語の「modus(物差し、尺度、基準)」に由来する語根で、「測る」「適切なサイズ・型に合わせる」という意味を持っています。

決まった物差し(基準)からはみ出さずに「ちょうど良い」ということから、転じて「適した」「都合が良い」というニュアンスに発展しました。

”commodity”においては、「(みんなの需要や生活の基準に)ちょうど良く適合している」という、意味の核心部分を担っています。

 

 
コダック
この”mod-”を語源に持つ単語として一番身近なのは、”modern(現代的な)”です!
これは「今の時代の基準・尺度にちょうど合っている」というニュアンスから、「現代的な、最新の」という意味を表すようになりました。

 

その他の”mod-”を使用する重要単語についても、すべて「基準に合わせる」というイメージでつながっています。

  • modify(修正する、変更する) ⇒「mod-(基準・型)」+「fy(〜にする)」= 適切な基準に合わせて手直しする
  • accommodate(収容する、適応させる) ⇒「ac-(〜へ)」+「com-(完全に)」+「mod-(基準・型)」= 相手の基準にぴったりと合わせる、場所を提供する

 

③接尾辞 ”-ity” :「〜の性質、状態」を意味する名詞化パーツ

最後についている”-ity”は、形容詞などの後ろについて「〜の性質」「〜な状態」という抽象名詞を作る接尾辞(パーツ)です。

これまでに解説したパーツを合わせると、「com-(みんなで)」+「mod-(都合が良い、適した)」となり、「みんなにとって都合が良い」という形容詞的なイメージになります。そこにこの「-ity(〜の性質・状態・もの)」が加わることで、「みんなにとって都合が良く、役に立つもの(=日用品、必需品、商品)」という具体的な名詞が完成するわけです。

 

 
コダック
単語の最後について、その言葉を名詞に変えてくれる便利なパーツなんですよ!

例えば、”ability”という単語は「able(できる)」+「-ity(状態・性質)」のパーツで構成されており、物事を行うことができる状態(=「能力」)を表しています。

 

その他に、以下のような単語もこの“-ity”を使って状態や性質を表現しています。

  • equality(平等) ⇒「equal(等しい)」+「-ity(性質)」= 等しい性質であること
  • security(安全、警備) ⇒「secure(心配がない、安全な)」+「-ity(状態)」= 心配や危険がない状態

”commodity”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、今回学んだ”commodity”の意味と効率的な覚え方についてまとめておきましょう!

● ”commodity”のパーツ構成とコアイメージ
・「com-(社会全体で・共に)」+「mod-(ちょうど適した・都合が良い)」+「-ity(〜の性質・もの)」
コアイメージ:『みんなにとって都合が良くて役に立つもの』
⇒ そこから派生して、現代英語では「商品、産物」「日用品、便利なもの」という意味で使われています。

● 語法・文法のワンポイント
・基本的には可算名詞(数えられる名詞)として扱われるため、複数形は「commodities」になります。
・ビジネスの世界では、他社製品との差別化が失われて均一化し、価格競争に陥ってしまう現象を「コモディティ化(commoditization)」と呼びます。語源の「誰もが手に入れられる一般的な日用品になる」という意味から来ていると考えると、すんなり納得できますね!

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

 

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」