こんにちは、コダックです。
この記事のゴール
- どちらも「柱」なのに、column と pillar がどう違うのかスッキリさせる
- 新聞の「コラム」や表計算の「列」が、なぜ column なのかを語源から理解する
- 「組織の大黒柱」が pillar になる理由を押さえる
今日は紛らわしい column と pillar の違い!意外なことに、column は excel(秀でる)と親戚で、もとは「高くそびえる頂」。一方 pillar は「積み上げた支え」。同じ”柱”でもタネが違うんだよ。
まず結論:見た目の column、支えの pillar
column=縦にそびえる形/縦の並び。だから円柱だけでなく、新聞の「コラム」や表計算の「列」も column。
pillar=構造を支える柱。だから比喩で「組織の大黒柱・中心人物」も pillar。
なるほど、「形」に注目するのが column で、「支える働き」に注目するのが pillar なんだ!
column と pillar の意味と使い方
column ― 円柱・列・コラム
ギリシャ神殿のような円柱が基本イメージ。そこから「縦にまっすぐ並ぶもの」全般に広がりました。
- 建築の円柱:The temple has tall stone columns.(その神殿には高い石の円柱がある。)
- 新聞・雑誌のコラム(署名記事):She writes a weekly column for the newspaper.(彼女は新聞に週1回コラムを書いている。)※書き手は columnist。
- 表計算・表の「列」(⇔ row=行):Enter the data in column B.(データをB列に入力して。)
pillar ― 支柱・中心人物
屋根や建物を支える太い柱が基本イメージ。「支える」働きから、人や組織の比喩に発展します。
- 構造を支える柱:Stone pillars support the roof.(石の柱が屋根を支えている。)
- 比喩「中心人物・支柱」:He was a pillar of the local community.(彼は地域社会の大黒柱だった。)
- 「〜の柱(土台)」:Education is one of the pillars of a healthy society.(教育は健全な社会を支える柱の一つだ。)
pillar の詳しい使い方は、個別記事 pillar も参考にしてください。
| 観点 | column | pillar |
|---|---|---|
| コアイメージ | 縦にそびえる形・縦の並び | 構造を支える柱 |
| 建築での使い方 | 装飾的な円柱 | 屋根などを支える太い柱 |
| 特有の意味 | 新聞コラム/表の列(⇔row)/縦隊 | 支柱/〜の柱(基盤・土台) |
| 比喩 | あまりしない | 中心人物(a pillar of society) |
| 語源の芯 | columen「頂」(excelと同語源) | pīla「支え」 |
そのまま覚えたいキーフレーズ
column:a column of smoke(一筋の立ちのぼる煙)/ the sports column(スポーツ欄)/ a marble column(大理石の円柱)/ column A and column B(A列とB列)
pillar:a pillar of strength(心の支えとなる人)/ the pillars of democracy(民主主義を支える柱)/ a pillar of the church(教会の中心的存在)
とくに a column of smoke(一筋の煙)は、column の「縦にまっすぐ立ちのぼる」感覚がよく出た表現です。逆に a pillar of strength は、pillar の「支える」ニュアンスが人に向いた例。同じ日本語の「柱」でも、英語では着眼点が違うのが分かります。
語源で見る”本当の関係”
2語の違いは、語源を見るとハッキリします。
column の語源:
1400–50; late Middle English columne < Latin columna, equivalent to colum(e)n peak + -a; akin to excel
訳すと「ラテン語 columna(柱)= columen(頂・峰)+語尾。excel(秀でる)と同語源」。つまり column の芯は高くそびえること。だから「縦にそびえる円柱」→「縦の欄・縦の列」へと形の連想で広がりました。ちなみに軍隊の「縦隊(column)」から colonel(大佐)も生まれています。
pillar の語源:
First recorded in 1175–1225; Middle English piler(e), from Old French piler, and Medieval Latin pīlāre, from Latin pīla
訳すと「ラテン語 pīla(積み上げた支え・杭)から」。芯は支えること。だから比喩で「支える人=中心人物(a pillar of society)」へ自然に広がったわけです。
間違えやすいポイント・使い分けFAQ
Q. 新聞の「コラム」はどっち?
A. column です。ページを縦に区切る「縦の欄」から来ています(pillar ではありません)。
Q. 表計算の「列」は?
A. column(列)。横の「行」は row です。
Q.「組織の大黒柱・中心人物」は?
A. pillar。a pillar of the community のように使い、column は使いません。
Q. 建物の柱はどっちでもいい?
A. 装飾的な円柱は column、屋根などを支える太い柱は pillar が自然です。
ついでに整理:柱・支えの仲間
post(支柱・杭:gatepost 門柱など、地面に立てる柱)/ pole(細長い棒・ポール:flagpole 旗ざお)/ beam(梁=はり:横に渡す構造材)。
column・pillar が縦の柱なのに対し、beam は横、pole は細い棒。「向き」と「太さ」で仕分けると混同しません。
column と pillar の使い分けまとめ
- column=「縦にそびえる形/縦の並び」。円柱・新聞コラム・表の列・縦隊。芯はexcel(高くそびえる)。
- pillar=「構造を支える柱」。支柱・中心人物。芯はpīla(支え)。
- 迷ったら「形」なら column、「支える働き」なら pillar。
語源で切り分けると、紛らわしい2語もスッと整理できるね。ほかの単語も まいにー【毎日、English!】 でチェックしてね!
参考文献
Dictionary.com(語源:Origin of column / pillar を参照)