【語源も分かって、忘れない】英単語「cause」の意味と使い方・覚え方・文法解説【ある結果を生み出すための、直接的な動機や理由】

 

 
コダック
今日の英語表現は”cause”

ラテン語の「causa(理由、訴訟、根拠)」という語源パーツからそのまま成り立っている単語です。

「ある結果を生み出すための、直接的な動機や理由」がコアイメージで、“cause”=「〜を引き起こす、〜の原因となる」「原因、理由」の意味を持ちますよ!

 

”cause”の意味と使い方 コアイメージは「理由・根拠から結果を生む」

 

”cause(発音:kɔ́ːz/コーズ【動詞】【名詞】)”は「(悪い事態を)引き起こす、〜の原因となる」「原因、理由、大義名分」の意味を持つ単語です。

語源である「causa(理由・訴訟)」がそのまま英単語になっており、「ある結果を生み出すための、直接的な動機や理由」がコアイメージです。

 

 
コダック
ある現象が起きるための根本的な理由(=「原因」そのもののことや、

その原因が働いて特定の事態を発生させる(=「引き起こす」こと=”cause”なわけですね!

 

動詞としての”cause”は、主に「好ましくない事態・ネガティブな結果」を直接もたらすイメージで使われます。

 

 
ネガティブな結果を引き起こすこと??
 
コダック
例えば、大雨が「洪水を引き起こす”caused the flood”」などですね。
他にも病気の原因になるなど、ネガティブな結果を引き起こすときに”cause”が使われる事が多いです。

 

逆に、努力が良い結果をもたらすことや、科学技術が発展を「引き起こす」など、ポジティブな文脈には後述する”produce”などを使用するのが自然です。

 

”cause”を使った頻出フレーズ・使い方

日常会話やTOEICなどの試験でもよく見かける、”cause”の代表的な使い方をまとめました。

【動詞として使う場合(〜を引き起こす)】
・cause a problem(問題を引き起こす)
・cause damage to 〜(〜に損害を与える)
・cause trouble(トラブルを起こす)

【名詞として使う場合(原因・大義)】
・the root cause of 〜(〜の根本原因)
・the main cause(主な原因)
・a good cause(立派な目的、大義、慈善事業)※チャリティなどの文脈でよく使われます!

 

例文で使い方をチェック!

【動詞の例文】
・The heavy rain caused the flash flood.
(大雨が突然の洪水を引き起こした。)

・What caused the fire?
(何が火事の原因だったのですか?)

・Stress can cause physical illness.
(ストレスは身体的な病気を引き起こすことがある。)

【名詞の例文】
・Smoking is the leading cause of lung cancer.
(喫煙は肺がんの主な原因である。)

・We are raising money for a good cause.
(私たちは正当な目的[慈善事業など]のために募金を集めています。)

※参考・例文引用南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”cause”の文法・語法 絶対に外せない定番フレーズと名詞のルール

”cause”を使う上で、絶対に知っておくべき重要な文法・語法ルールが2つあります。

 

1. 最重要フレーズ! “cause A to do” の仕組み

 
コダック
動詞の”cause”は、「cause + A(人・物) + to do(動詞の原形)」という形で「Aに〜させる、Aが〜する原因となる」という意味の第5文型(SVOC)をよく作ります。
これも無生物主語構文(物や事柄が主語になる文)の超定番ですよ!

 

・The storm caused the flight to be canceled.
(嵐のせいで飛行機がキャンセルになった。[直訳:嵐が飛行機をキャンセルさせた])

・Her words caused me to change my mind.
(彼女の言葉が私に考えを変えさせた。/彼女の言葉が原因で私は考えを変えた。)

 

 
「嵐」や「彼女の言葉」が原因(cause)になって、「キャンセルされる」「考えを変える」という結果へ直接向かわせたんだね。

 

2. 名詞の “cause” は「不可算名詞(数えられない)」にもなる!

 
コダック
「事故の原因(a cause of the accident)」のように具体的な原因を指すときは数えられます(可算名詞)が、「〜する理由・根拠」という意味で抽象的に使うときは不可算名詞(数えられない名詞)になります!
特に 「have cause for 〜(〜の理由がある)」「without cause(理由もなく)」 というフレーズでよく使われます。

 

・You have no cause for anxiety.
(君には心配する理由がまったくない。)

・He was fired without cause.
(彼は正当な理由もなく解雇された。)

 

”cause”の関連語①:「引き起こす」を意味する動詞”cause / produce / bring about”

 
コダック
せっかく”cause”を覚えるのであれば、似たような意味を持つ単語も一緒に覚えてしまいたい所です!

例えば”produce”や”bring about”なども「引き起こす、もたらす」を意味する単語ですよ!

 

”cause”の類義語(動詞編)
⇒「引き起こす」の意味を持つ”produce / bring about”

 

 
なるほど…、ちなみにそれぞれの表現に違いはあるの??

 

 
コダック

イメージの違いとしては

cause ⇒「(悪い結果に)」=直接的な原因となってトラブルを生む
produce ⇒「(効果や結果を)」=一定のプロセスを経て新しく生み出す
bring about ⇒「(変化や事態を)」=周りを巻き込んでその状態へ導き持ってくる

といった感じです!

 
う~ん…文字だけだとニュアンスの差がちょっとややこしいかも…
 
コダック
確かに、これだけ言われても分かりづらいかもしれませんね…汗
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!

 

例文で見る!”cause / produce / bring about”のイメージの違い

cause a problem
「(直接のトリガーになって)問題を引き起こす」
⇒ トラブルや被害などの悪い事態に直接直結するイメージ

produce a good result
「(努力や作業のプロセスを経て)良い結果を生み出す」
⇒ 工夫や作用によって、成果物や効果を作り出すイメージ

bring about political change
「(一連の流れによって)政治的な変化をもたらす」
⇒ 時間をかけたり状況が動くことで、新しい状態を「連れてくる」イメージ

 

”cause”の関連語②:「原因・理由」を意味する名詞”reason / motive”

 
コダック
”cause”の持つ「原因・理由」という意味についても、

よく比較される類義語があるので覚えてしまいましょう!

 

”cause”の類義語(名詞編)
⇒「原因・理由」の意味を持つ”reason / motive”

 

 
コダック

それぞれの表現の違いとしては

cause ⇒「(結果に対する)」=客観的な、直接の「原因」
reason ⇒「(行動や判断の)」=論理的な、または主観的な「理由・言い訳」
motive ⇒「(心の奥にある)」=行動を起こさせる内面的な「動機」

といったイメージです。

 

 
コダック
こちらも例文を通じて感覚を掴んじゃいましょう!

 

例文で見る!”cause / reason / motive”のイメージの違い

● the cause of the fire
「火事の原因」
⇒ 漏電やタバコの不始末など、物理的に火事を起こした客観的な事実。

● the reason for your delay
「遅刻した理由」
⇒ 寝坊した、電車が遅れたなど、なぜそうなったかを説明する論理や言い訳。

● the motive for the crime
「犯行の動機」
⇒ 恨み、金銭欲など、その人にその行動をとらせた心の中の引き金。

 

 

”cause”の語源はラテン語「causa」 法廷で争う「理由」がルーツ

”cause”の成り立ちについても、さらに深く確認していきましょう。

”cause”の語源は、ラテン語の「causa(カウサ)」です。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”cause”の起源について下記の記載があります。

Origin of cause1
First recorded in 1175–1225; Middle English, from Latin causa “case, reason, sake”

Origin of ‘cause2
First recorded in 1400–50; late Middle English; aphetic variant

日本語訳:
cause1の起源:1175–1225年に最初に記録された。中期英語、ラテン語のcausa(訴訟、理由、〜のために)から。
‘cause2の起源:1400–50年に最初に記録された。後期中期英語、語頭音消失による異形(becauseの略)。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からも分かるように、”cause”は古代ローマで使われていたラテン語にルーツを持ち、フランス語などを経て中期英語へと定着していった歴史の深い単語です。

 

”cause”の語源(起源~発祥まで)
● ラテン語「causa」(訴訟、法廷の事件、大義、理由、根拠)

● 古期フランス語を経由して中期英語「cause」へ定着

● 現代英語の「cause」(結果を引き起こす原因、主張・大義名分。また口語の’cause[becauseの略]へ派生)

 

ここで注目したいのは、ラテン語の「causa」がもともと「法廷の事件」や「訴訟」といった法律用語として使われていた点です。

 

 
コダック
「えっ、原因と訴訟って関係あるの?」と思うかもしれません。

実は、裁判や法廷で自分の正当性を主張するためには、「なぜそのような行動をとったのか」という『もっともな理由・根拠』が必要ですよね。

 

この「法廷で主張するだけの正当な理由・動機」というニュアンスがベースとなり、「ある結果を生み出すための理由(=原因)」へと意味が広がっていきました。

また、現在でも”cause”には「(社会運動などの)大義名分・主張」という意味がありますが、これも「法廷で堂々と主張できるような正しい理由」というラテン語のルーツが色濃く残っているからなのです。

 

 
コダック
「法廷で戦うための確固たる理由」が、そのまま「結果を引き起こす原因」というコアイメージに繋がっているんですね!
語源のストーリーを知ると、単語の持つ重みがグッと分かりやすくなります!

 

 

構成パーツで覚える”cause” 「caus-」というコアルート

ここからは、単語の「構成パーツ(語源パーツ)」の面から”cause”をさらに深掘りしていきましょう!

”cause”はそれ自体が「caus-(理由・原因・訴訟)」という強力なコアルート(語根)になっています。英語には、この「caus-(変化形としてcuse-)」というパーツを核に持つ仲間たちがたくさん存在します。

 

 
コダック
一見すると全く違う意味に見える単語でも、「caus- = 理由・原因・訴訟」という共通のコアイメージさえ頭に入っていれば、驚くほどスッキリ関連付けて記憶できるようになりますよ!
代表的な仲間たちを詳しく紹介します!

 

「caus- / cuse-(理由・原因・訴訟)」を持つ重要な関連語4選

 

① accuse(非難する、告訴する)

【パーツ構成】 ac-(〜に向かって[ad-の変形]) + cuse(理由・訴訟)
⇒ 相手に向かって「明確な不満の理由(訴え)」を直線的に突きつけるのがコアイメージです。そこから、法律の文脈では「告訴する・罪に問う」、日常会話では「(強く)非難する」という意味になります。
★一緒に覚えたい超定番フレーズ: accuse A of B (AをBの理由で非難する[告訴する])

(例文)He was accused of shoplifting.
(彼は万引きの罪で告訴された[非難された]。)

 

② excuse(言い訳、許す、免除する)

【パーツ構成】 ex-(外へ) + cuse(理由・訴訟)
⇒ 相手がしてしまった失敗に対して、その「理由(cuse)」を認めてあげて、責められるべき枠組みの「外(ex-)」へ出してあげるイメージです。ここから、名詞では「言い訳(責められないための理由)」、動詞では「(罪や過ちを)許す」「(義務を)免除する」という意味に広がりました。
おなじみの “Excuse me.” も、「私を(無礼の)理由から外してください=失礼します」という語源的な仕組みに基づいています。

(例文)There is no excuse for being late.
(遅刻に対する言い訳は通用しない。)

 

③ causal(原因の、因果関係の)

【パーツ構成】 caus(原因) + -al(〜に関する:形容詞にする接尾辞)
⇒ 名詞のcause(原因)に形容詞化のパーツがくっついた、極めてストレートな単語で、「原因の」「因果関係の」という意味を持ちます。ビジネスや論文、時事英語で超頻出の「因果関係」は、英語で causal relationship と表現します。
※注意!「カジュアル(casual:普段着の)」とスペルが非常に似ているため、試験や長文読解での見間違えに注意してください!

(例文)We need to find a causal relationship between the two events.
(私たちはその2つの出来事の間の因果関係を見つける必要がある。)

 

④ because(なぜなら〜だから)

【パーツ構成】 be-(〜によって、〜のそばに[byの変形]) + cause(原因・理由)
⇒ 実は、誰もが毎日使うこの超基本接続詞も「cause」の仲間です!中期英語の「by cause(原因によって)」というフレーズが1つの単語に融合したもので、まさに「その原因・理由によって」という意味そのものから「なぜなら〜だから」という接続詞になりました。

 

 
コダック
単語を丸暗記しようとすると大変ですが、「caus- / cuse- = 理由・原因・訴訟」という1本の軸(ルート)を通すだけで、それぞれの単語の意味が線で繋がって、深く記憶に定着しますよね!

 

”cause”の意味と語源・覚え方のまとめ

 

以下、”cause”の意味と覚え方についてのまとめです。

● ”cause”は「caus-(理由、根拠、訴訟)」という語源そのものからできた単語
⇒ コアイメージは「ある結果を生み出すための、直接的な動機や理由」
⇒ “cause” = 「〜を引き起こす」「原因、理由」の意味
● 語法・文法のポイント ⇒ 「cause A to do(Aに〜させる)」の形(第5文型)を非常によく取る。理由・根拠の意味では数えられない名詞(不可算名詞)になる。
● 構成パーツ(caus- / cuse-)の仲間 ⇒ accuse(非難する)、excuse(言い訳)、causal(原因の)、because(なぜなら)なども同じルーツから派生!
 
 
コダック
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他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!

【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」