【語源も分かる】英単語「resign」の意味と使い方・文法解説!類義語quit / retireとの違いも徹底比較【re-(戻す)+sign(サイン)=サインを取り消して白紙に戻す】

 
コダック
今日のテーマはビジネスやニュースでも超頻出の動詞”resign”です!

この単語は、「re-(後ろへ・戻す)」+「sign(サインする・印をつける)」という2つのパーツから成り立っています。

コアイメージは「自分がした署名(契約)を取り消して元の白紙に戻す」。ここから、“resign”=「辞職する」「(職を)辞める」という意味が生まれるんですよ!

 

”resign”の意味と使い方:コアイメージは「署名を取り消して白紙に戻す」

 

”resign(発音:rizáin / リザイン)【動詞】”は、主に「辞職する」「(地位や職を)辞める」という意味を持つ単語です。

前述の通り、パーツに分解すると「re-(後ろへ・戻す)」+「sign(サイン・署名)」となり、「自分がした署名(契約)を取り消して元の白紙に戻す」というのが根本にあるイメージです。

 

 
コダック
会社に入社するときや、重要な役職に就くとき、私たちは「雇用契約書」などに署名(sign)をしますよね。

その自分が結んだサイン(契約)を、元の状態(re-)に差し戻す。つまり、契約を解除してフリーな状態に戻るからこそ、「辞職する」という意味になるわけです!

 

”resign”は動詞として、主に「会社の役職」や「政治的な地位」など、**公的なポジションや責任のあるポストを自分の意志で退く場合**によく使われます。そのため、ビジネスニュースや政治の報道ではお馴染みの単語です。

 
コダック
一方的に逃げ出すのではなく、しかるべき手続きを踏んで契約を解除するイメージですね。
たとえば、「彼は健康上の理由で会社を辞めた」という場合も、きちんと手続きを踏んで辞めるのであれば”resign”で表現します。

 

基本的な例文

・He resigned his post as prime minister.
(彼は首相の職を辞任した。)
・She resigned from the committee.
(彼女は委員会を辞職した。)

※参考・例文引用南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店

 

”resign”の文法・語法:自動詞と他動詞の使い分けと重要フレーズ

 

”resign”を実際に使う上で、絶対に知っておくべき「自動詞」と「他動詞」の使い分けを解説します。形によって後ろに続く言葉が変わるので注意しましょう。

 

1. 自動詞として使う:「〜を辞める」「〜として辞任する」

後ろに前置詞を伴って自動詞として使う形は、実際のビジネスシーンで最もよく使われます。以下の2つのフレーズはセットで暗記してしまいましょう。

  • resign from [組織・役職] =「(組織)を辞める」
  • resign as [役職名] =「(役職)として辞任する」

 

 
コダック
「会社を辞める」と言うときは from、「CEOとして辞める」と言うときは as を使います。具体的な例文で形を確認してみましょう!

 

自動詞の例文

・He resigned from the board of directors due to ill health.
(彼は健康上の理由で取締役会を辞任した。)
・She resigned as marketing manager last week.
(彼女は先週、マーケティングマネージャーの職を辞した。)

 

2. 他動詞として使う:「職を辞する」&「諦めて受け入れる」

他動詞として使う場合、主に2つのパターンがあります。1つは「自分の役職」を後ろに直接つなげて「〜(の職)を辞する」とするパターン。そしてもう1つが、TOEICなどでも狙われやすい**「resign oneself to ~」**という重要熟語です。

「resign oneself to ~」は、**「〜を諦めて受け入れる」「〜に甘んじる」**という意味になります。自分の「意志(sign)」を後ろへ引っ込めて(re-)、状況に降伏するイメージからきています。

 

他動詞の例文

・The CEO resigned his position after the scandal.
(最高経営責任者は不祥事の後、その地位を退いた。)
・She resigned herself to her fate.
(彼女は自分の運命を諦めて受け入れた。)
・He resigned himself to working on the weekend.
(彼は週末に働くことを渋々受け入れた。)

 

【絶対に覚えておきたい最重要フレーズまとめ】
resign from…(〜を退職する)
resign as…(〜の職を辞任する)
resign one’s post [position](職を辞する)
resign oneself to…(〜を諦めて受け入れる)

 

「辞める」の類義語・関連語:”resign / retire / quit” の違いと使い分け

 

 
コダック
”resign”を覚えるときは、同じく「辞める、引退する」を意味する類義語の ”retire””quit” も一緒に整理して覚えるのが効率的です!

 

”resign”の類義語
⇒「辞める」の意味を持つ単語”retire / quit”

 

 
どれも日本語だと「辞める」って訳されることが多いけど、どう使い分ければいいの?

 

 
コダック

それぞれのニュアンスの違いは、以下のようにイメージすると分かりやすいですよ!

resign⇒「公的な地位や契約のある職を、正式な手続きを踏んで辞める」=公式な辞職・辞任(フォーマル)
retire⇒「定年や年齢、またはキャリアの節目を理由に現役から退く」=定年退職・現役引退
quit⇒「自分の意志で、今やっている仕事や習慣を完全にストップする」=(カジュアルに)やめる、途中で放り出す

 

=”” シチュエーションで見るイメージの違いと例文

●The CEO resigned after the scandal.
(そのCEOは不祥事の後に辞任した。)
⇒ 社会的な地位や責任のある職から、正式に退く手続きをとる重いイメージ。

●My father retired at the age of 65.
(父は65歳で定年退職した。)
⇒ 年齢や長い勤めを終え、第一線から一歩引いてセカンドライフを送るイメージ。

●I want to quit my job right now.
(今すぐ仕事を辞めたい!)
⇒ 自分の意志で、今やっている労働や習慣(禁煙の quit smoking なども同様)をパッと断ち切るカジュアルなイメージ。

 

 
コダック
ちなみに、resign(動詞)の派生語として、名詞形の resignation(発音:rèzignéiʃən / レジグネイション) も重要です。「辞職、辞任」のほかに「辞表」という意味もあり、「submit one’s resignation(辞表を提出する)」というフレーズでよく使われますよ!

 

”resign”の語源:ラテン語「resignāre」の意味は「開く、封印を解く、取り消す」

 

単語の歴史的な背景である「語源」についても確認して、さらに記憶を強固にしていきましょう。

”resign”の語源は、ラテン語の「resignāre」に由来しています。

 

オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には、”resign”の起源について下記の記載があります。

Origin of resign
First recorded in 1325–75; Middle English resignen, from Middle French resigner, from Latin resignāre “to open, release, cancel,” literally, “to seal back,” from re- re + signāre “to mark, seal” (see sign)

日本語訳:1325〜75年に初めて記録された。中期英語の resignen から、あるいは中期フランス語の resigner を経て、ラテン語の resignāre(開く、解放する、取り消す、文字通りには「封印を押し戻す」)に由来する。これは re-(戻す)+ signāre(印をつける、封印する)からなる(sign を参照)。

※参考・引用「Dictionary.com

 

この記載内容からわかる通り、”resign”は14世紀の中世英語の時代に、ラテン語の「付けられた封印(契約)を元へ押し戻して(解除して)解放する」という意味から、フランス語を経由して英語へと取り入れられました。

 

”resign”の語源の流れ(起源から定着まで)
ラテン語:resignāre(封印を押し戻す = 開く・取り消す・解放する)

中期フランス語:resigner(権利や地位を譲り渡す)

1300年代後半(中世英語):現在の「resign(契約を白紙に戻して職を辞める)」として定着

 

 
コダック
「一度しっかりと封印(sign)したものを、元の位置に押し戻して(re-)なかったことにする」という、ラテン語本来の物理的なイメージがベースになっているのが面白いですよね!

 

構成パーツで覚える”resign”:「re-」+「sign」の組み合わせ

 

最後に、単語を形作る「構成パーツ(接頭辞と語根)」の視点から、知識のネットワークを広げていきましょう。
”resign”の構成パーツは、先ほどから登場している通り「re-(後ろへ・戻す)」「sign(印をつける・サインする)」の2つです。

 

それぞれのパーツを持つ、他の英単語も一緒に確認しておきましょう!

 

1. ”re-” は「後ろへ、再び、元に戻す」を意味するパーツ(接頭辞)

”re-”には「後ろへ引っ張る」「元に戻す」といった意味合いがあります。

 

 
コダック
たとえば、”相手の力に対して、後ろにぐっと立ち止まって耐える”という意味の ”resist” は、「re-(後ろへ)」+「sist(立つ)」の組み合わせで構成されています。
そこから、相手の力に負けずに立ち続ける=「抵抗する、耐える」という意味になります。

 

その他にも、以下のような単語がこの ”re-” を使用しています。

  • return(元の場所へ「戻る」)
  • recall(記憶を後ろへ呼び「戻す」=思い出す)

 

2. ”sign” は「印をつける、象徴、合図」を意味するパーツ(語根)

”sign”は、日本語でも「サイン」と言うように「印(しるし)」を表すコアなパーツです。

 

 
コダック
ここで関連語の ”assign” を見てみましょう。これは「as-(=ad-:〜へ、〜に対して)」+「sign(印をつける)」の組み合わせで成り立っています。
特定の人「に」向かって印をつけて役割を振り分けることから、「割り当てる、配属する」という意味を表すようになります。

 

その他の”sign”を使用する代表的な単語も、あわせてチェックしておきましょう。

signal(印となるもの = 信号、合図)
signature(自分の名前を印として書いたもの = (契約書などの)署名)

 

まとめ:”resign”の意味と語源・覚え方

 

今回ご紹介した、”resign”の意味と覚え方のまとめです。

”resign”の構成パーツ
「re-(後ろへ・戻す)」+「sign(サイン・印をつける)」
⇒ コアイメージは「署名(契約)を取り消して元の白紙に戻す」
⇒ 基本的な意味は「辞職する」「(職を)辞める」(公的な職を自分の意志で退く重いニュアンス)

文法・語法のポイント
⇒ 自動詞では resign from…(〜を辞める)、resign as…(〜として辞任する)の形が頻出。
⇒ 他動詞の重要熟語 resign oneself to ~ は「〜を諦めて受け入れる」という意味になる。

類義語との違い
resign(公式な辞任) / retire(定年・引退) / quit(カジュアルに途中でやめる)

 

 
コダック
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【まとめ・各単語の覚え方】英単語の効率的な覚え方【語源と絡めて記憶力アップ】

参考文献
「南出康世(2014),ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
「Dictionary.com(https://www.dictionary.com/)」