「be-(〜に・近くに)」+「tweon-(2つずつ)」の2つのパーツで構成されている単語です。
「2つのものの間に(近くに)存在する」がコアイメージで、“between“=「〜の間に」「〜の間で(関係・選択)」の意味を持ちますよ!
”between”の意味と使い方 コアイメージは「2つのものの間に存在する」
”between(発音:bitwíːn/ビトウィーン【前置詞・副詞】)”は「〜の間に」「〜の間で(関係・選択)」の意味を持つ単語です。
「be-(〜に・近くに)」+「tweon-(2つずつ)」のパーツで構成されている単語で、「2つのものの間に存在する」がコアイメージです。
そこから、はっきりと区別できる2つのものの境界線や、その真ん中のスペースを指して「〜の間に」ということや、2つの要素を繋ぐ「〜の間で(関係・選択)」を表すのが”between”なわけですね!
”between”の本質は、対象が「それぞれ独立した個別のもの」としてはっきりと意識されている点にあります。境界線や関係性がクッキリしているのが大きな特徴です。
このように”between”で表現するものは、「対象が明確に区別されていること」が基本になります。
逆に、境界線が曖昧な集団の中に囲まれているような場合は、後述する”among”や”amid”を使用します。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
”between”の関連語:「〜の間に」を意味する単語”among/amid”との違い
例えば”among”や”amid”なども「〜の間に・〜の中に」と訳されますが、イメージには大きな違いがありますよ!
- between ⇒「はっきり分かれた個別のものの間」=個別に意識された間(※2つはもちろん、3つ以上でも可)
- among ⇒「集団や群衆に囲まれた中」=3つ以上のぼやけた集団・同質のものの中
- amid ⇒「騒々しい状況や環境の真っ只中」=混乱や背景など、無形の状況に包まれている状態
【betweenの例文】
・The shop is between the post office and the bank.
(その店は郵便局と銀行の間にあります。)
⇒ 郵便局と銀行という、独立した2つの建物の「間」を指しています。
・This is a secret between you and me.
(これはあなたと私の間の秘密です。)
⇒ 「あなた」と「私」という個別の2人の関係性を表しています。
【amongの例文】
・He was standing among the crowd.
(彼は群衆の中に立っていた。)
⇒ 周りがたくさんの人で溢れていて、個人の区別がつかない「集団」に埋もれているイメージです。
【amidの例文】
・The aircraft took off amid heavy rain.
(飛行機は激しい雨の真っ只中を飛び立った。)
⇒ 雨という周囲の状況や環境(無形のもの)に包み込まれているイメージです。
”between”の文法・語法 定番フレーズと間違いやすいルール

1. 最重要フレーズ! ”between A and B” の仕組みと文法の注意点
betweenの後ろに名詞を置く場合、最も基本となるのが 「between A and B(AとBの間に)」 という形です。AとBには単語だけでなく、動名詞(〜すること)が来ることもあります。
betweenは「前置詞」なので、後ろに代名詞が来る場合は必ず目的格(me, him, her, themなど)にする必要があります。
例えば「あなたと私の間」と言うとき、ついつい主格の「I」を使って ❌between you and I と言ってしまうミスが非常に多いですが、正しくは ⭕️between you and me となります。しっかり覚えておきましょう!
例文
・There is a big difference between thinking and doing.
(考えることと実際に行うことの間には大きな違いがある。)
※AとBの場所に動名詞(thinking / doing)が来ているパターンです。・Just between you and me, I’m planning to quit my job.
(ここだけの話だけど(あなたと私の間の話として)、会社を辞めようと思っているんだ。)
※日常会話で非常によく使われる「秘密話」の定番フレーズです。
2. 3つ以上でもbetweenが使える!?「among」との明確な使い分け
学校の授業では「2つの間はbetween、3つ以上の間はamong」と機械的に習うことが多いですが、これは実は不正確です!
対象が3つ以上であっても、「それぞれが独立した個別のもの」としてはっきりと意識されている場合はbetweenを使います。地図上の具体的な位置関係や、独立した国々・個人の関係性を語る時は、数がいくつであってもbetweenが正解になります。
例文
・Switzerland lies between France, Germany, Austria, and Italy.
(スイスはフランス、ドイツ、オーストリア、イタリアの間に位置する。)
※4つの国に囲まれていますが、それぞれの国境線や個別の国名が明確であるためbetweenが適切です。・The trade agreement was signed between the three nations.
(その貿易協定は3カ国間で締結された。)
※3つの国がそれぞれ対等で独立した当事者として意識されているため、betweenが使われます。
3. 日常英会話で役立つ!”between”を使った頻出イディオム
betweenのコアイメージ「2つのものの間に存在する」から派生した、知っておくと一歩差がつく便利な定番表現をご紹介します。
文字と文字の「間(between)」にある、直接は書かれていない書き手の本当の意図や感情を読み取るという意味から来ています。
② between jobs(求職中である・転職活動中である)
「前の仕事と次の仕事の『間』にいる」というイメージから、「失業中・無職」であることをポジティブかつオブラートに包んで表現するスマートな定番フレーズです。
例文
・You need to read between the lines to understand what she really wants.
(彼女が本当に望んでいることを理解するには、行間を読む(言外の意味を汲み取る)必要がある。)・He is between jobs at the moment, so he is looking for a new opportunity.
(彼は現在求職中なので、新しいチャンスを探しているところです。)
”between”の語源を探る!「2つのものの近くに」から生まれた単語

”between”の持つ「はっきりと区別されたものの間」というニュアンスを深く理解するために、語源についても確認していきましょう。
”between”の起源は900年より前に記録された古期英語にまで遡ります。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”between”の起源について、下記の記載があります。
Origin of between
First recorded before 900; Middle English betwene, Old English betwēonan, betwēonum, equivalent to be- be- + twēon- (cognate with Gothic tweihn(ai) “two each”) + -um, dative plural ending日本語訳:900年より前に初記録。中期英語の betwene、古期英語の betwēonan, betwēonum に由来する。これは be-(〜に) + twēon-(ゴート語の tweihn(ai)「それぞれ2つ」と同語源) + 与格複数の語尾 -um に相当する。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容を分かりやすくひも解くと、”between”はもともと「be-(〜のそばに・〜のあたりに)」と、数字の2を表す「twēon-(2つずつ、ペア)」、そして当時の文法ルールである複数形の語尾「-um」が組み合わさってできた言葉であることが分かります。
つまり、直訳すると「2つのもの(ペア)のすぐ近くに位置している」という状態を表していた言葉が、そのまま「〜の間に」という意味へと発展していったのです。
● 古期英語のパーツ:
・be-(〜のそばに ※現代英語の by に相当)
・twēon-(2つ・ペア ※現代英語の two と同語源)
・-um(当時の文法上の語尾:複数形に付く)
↓
● 「2つのもののそば(間)にいる状態」を表す「betwēonan」という言葉が誕生!
↓
● 中期英語の betwene を経て、現在の「between」へ!
だからこそ、”between”は「それぞれ独立した2つのもの」をはっきりと区別する時に使われるんです。さきほど『対象が3つ以上であっても、「個別のもの」として意識されていれば”between”を使う』と解説しましたが、それはこの「2つ(個別)を意識する」という語源のイメージが根強く残っているからなんですよ!
構成パーツで覚える”between” 「be-(〜のそばに)」+「tweon-(2つ)」

ここからは構成パーツの面から”between”の理解を深めていきましょう!
”between”を分解すると、「be-(〜のそばに・〜の周りに)」と「tweon-(2つ)」の2つのパーツに分けることができます。
それぞれがどんな役割を持っているのか、詳しく解説していきます。
1. “be-” は「〜のそばに(by)」を意味する接頭辞
”between”の最初についている ”be-” は、実は前置詞の「by(〜のそばに・〜の近くに)」と同じ語源を持つパーツです。
今回のように位置や場所を表す単語にくっつく場合は、シンプルに「〜のそばに(by)」をイメージすると分かりやすいですよ!
この「be-(=by)」が使われている場所・位置を表す単語は他にもたくさんあります。関連付けて一緒に覚えておくと非常に便利です。
● beside(〜のそばに)= be-(〜のそばに)+ side(横・側)
● before(〜の前に)= be-(〜のそばに)+ fore(前方)
● below(〜の下に)= be-(〜のそばに)+ low(低い位置)
● beyond(〜を越えて)= be-(〜のそばに)+ yond(あちらへ・遠くへ)
2. ”tweon-” は「2つ(two)」を意味するパーツ
後半の ”tweon-” は、ズバリ「2つ」を意味するパーツです。
現代英語の数字の「two(2)」と全く同じ語源を持っています。
2つの独立したものが存在していて、その空間のすぐそばにいる状態……そこから「〜の間に」という意味が生まれたんですね!
この「tweon-」や、その派生である接頭辞「twi-」を含む単語には、必ず「2つ」という概念が隠れています。
● twice(2回)
● twilight(黄昏・薄明かり)※昼の光と夜の光という「2つの光」の間というロマンチックな由来があります!
”between”の意味と語源・覚え方のまとめ

以下、”between”の意味と覚え方についてのまとめです。
⇒ つまり直訳すると「by two」。ここからコアイメージの「2つのものの間に存在する」が生まれる!
⇒ 結果として “between” =「〜の間に」「〜の間で(関係・選択)」の意味に。
● 語法・文法のポイント ⇒ 「3つ以上でも、それぞれが個別にはっきり区別できるものならbetweenを使う」のが重要!
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