「be-(〜のそばに)」+「fore-(前に)」+「-an(副詞にするパーツ)」の3パーツで構成されている単語です。
「目の前に存在して」がコアイメージで、“before“=「〜の前に(時間・順番)」「〜より優先して」の意味を持ちますよ!
”before”の意味とコアイメージは「目の前に存在して」
”before(発音:bifɔ́ːr/ビフォー)”は「〜の前に」「〜より優先して」の意味を持つ単語です。
「be-(そばに)」+「fore-(前に)」+「-an(副詞化)」のパーツで構成されており、「目の前(手前)に存在して」というのがコアイメージです。
時系列や順番がそれよりも手前(=「〜の前に」)なこと=”before”なわけですね!
”before”は「基準となるものの手前に立ちはだかっている」イメージが強いです。
このように”before”で表現するものは、「時間的・順序的に前に位置すること」がほとんどです。
「建物の正面に」など、純粋な空間・位置関係としての「前」と言いたい場合は、後述する”in front of”を使用するのが一般的です。
【重要文法】”before”の3つの品詞(前置詞・接続詞・副詞)

”before”を使いこなす上で絶対に覚えておきたいのが、「前置詞」「接続詞」「副詞」という3つの顔(品詞)を持っているということです。
文法テストやTOEICでも頻出のポイントなので、例文と一緒に確認しておきましょう!
1. 前置詞の before(〜の前に)※後ろに名詞が来る
後ろに名詞(名詞句)を置いて、「(名詞)の前に」という意味を作ります。
例文
Wash your hands before meals.
(食事の前に手を洗いなさい。)I will be back before 5 p.m.
(午後5時までには戻ります。)
2. 接続詞の before(〜する前に)※後ろに主語+動詞が来る
後ろに「主語+動詞」の文を置いて、「〜が…する前に」という意味を作ります。
例文
Please call me before you leave.
(あなたが出発する前に電話をください。)Think carefully before you act.
(行動する前によく考えなさい。)
3. 副詞の before(以前に、かつて)※単独で使う
文末などに単独で置かれ、「以前に、かつて(=現在よりも前に)」という意味を表します。現在完了形と一緒に使われることが多いです。
例文
I have seen him somewhere before.
(以前どこかで彼に会ったことがある。)I’ve never eaten this before.
(これを食べるのは初めてです。/以前に食べたことがない。)
日常会話で役立つ!”before”を使った頻出フレーズ・熟語

そのまま丸暗記してしまいましょう!
直訳すると「昨日の前の日」。日常会話で頻繁に使われます。
例:I met him the day before yesterday.(おととい彼に会いました。)
● before long (まもなく、やがて、遠からず)
直訳すると「長くなる前に」。時間が長く経たないうちに=すぐ、という意味です。
例:It will stop raining before long.(まもなく雨は止むでしょう。)
”before”の関連語:「〜の前に」を意味する単語の違い(in front of / ahead of / prior to)

⇒「〜の前に」の意味を持つ単語”in front of / ahead of / prior to”
イメージの違いとしては
before ⇒「時間的な順序が前」=〜より先に
in front of ⇒「空間的な位置が正面」=〜の正面に、〜の目の前に
ahead of ⇒「進行方向のさらに前方」=〜より前方を進んで
prior to ⇒「手続きや条件として先立つ」=〜に先立って(硬い表現)
といった感じです!実際の例文を見てみましょう。
● before(時間的な手前)
「Let’s finish this before lunch.」
⇒「昼食の前にこれを終わらせよう。」
⇒ 時系列において、ランチという基準点よりも早いタイミングを表す。
● in front of(空間的な正面)
「I’ll wait in front of the station.」
⇒「駅の前で待ってるね。」
⇒ 建物などの空間的な「正面・表側」のエリアに位置しているイメージ。
● ahead of(進行上の前方)
「The project is ahead of schedule.」
⇒「プロジェクトは予定より進んで(前倒しで)いる。」
⇒ 進行しているタイムラインにおいて、予定のラインよりも先頭を走っているイメージ。
● prior to(フォーマルな前提条件)
「Please read this prior to the meeting.」
⇒「会議に先立ってこちらをお読みください。」
⇒ ある公式な出来事が起こる「前の段階」として必須なイメージ。beforeより硬い表現。
”before”の語源は古期英語 意味は「〜の前に存在して」

”before”の語源についても確認していきましょう。
”before”の語源は西ゲルマン語・古期英語(Old English)です。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”before”の起源について、下記の記載があります。
Origin of before
First recorded before 1000; Middle English beforen, Old English beforan, equivalent to be by + foran “before” (fore fore + -an adverb suffix)日本語訳:1000年より前に最初の記録がある。中期英語の beforen、古期英語の beforan に由来し、be(〜のそばに)+ foran(前に[fore(前に)+ -an(副詞接尾辞)])と同等である。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からみるに、”before”は1000年以上前の古い英語の時代から、パーツを組み合わせて使われていた模様です。
● 西ゲルマン語の「そばに」と「前方に」が結合
↓
● 古期英語(Old English)で「beforan」として定着
↓
● 中期英語(Middle English)で「beforen」へと変化し、現在の「before」へ
ちなみに「そばにあること」と「前にあること」が合体して、「目の前の特等席に位置する」という意味から、現在の時間的な意味に発展していったのですね。
構成パーツで覚える”before” 「be-」+「fore-」+「-an」

ここからは構成パーツの面から”before”について覚えていきましょう。
”before”の構成パーツは「be-(そばに)」+「fore-(前に)」+「-an(副詞化)」の3パーツです。
各パーツについて紹介していきます。
“be-“は「そばに、周辺、密着」を意味するパーツ
”be-”は「〜のそばに、周辺、密着」を意味するパーツです。
すぐ横のそば(=「〜のそばに」)を表しています。
その他に because(be- + cause:原因のそばに⇒〜の理由で)や、behind(be- + hind:後ろのそばに⇒〜の後ろに)等も”be-”を使用する単語です。
”fore-”は「前、前方」を意味するパーツ
”fore-”は「前、前方」を意味するパーツです。
頭の前面(=「おでこ、額」)を表しています。
その他の”fore-”を使用する単語についても、下記で紹介していきます。
”-an”は「副詞を作る」パーツ
”-an”は古代の英語において「〜から、〜において」という副詞を作るパーツです。
現代のパーツ構成としては、シンプルに主に「be-」+「fore」の2つとして捉えるのが分かりやすくておすすめです。
”before”の意味と使い方・覚え方のまとめ

以下、”before”の意味と使い方・覚え方についてのまとめです。
● ”before”は「be-(そばに)」+「fore-(前に)」+「-an(副詞化)」のパーツで構成されている単語。
● コアイメージは「目の前に存在して(基準点の手前に位置して)」。
● 意味は「〜の前に(時間)」「〜より優先して」。
【語法・文法の超重要ポイント】
● 現代英語では、空間・場所の「〜の前に」は in front of を使うことが多く、beforeは主に「時間」を表す。
● 前置詞・接続詞・副詞の3つの顔を持つ。後ろに名詞が来るか、文が来るか、単独で使われているかで判別しよう!
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
