「auto-(自身で)」+「mat(動く)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツで構成されている単語です。
「自ら動くようにする」がコアイメージで、“automate“=「自動化する」「オートメーション化する」の意味を持ちますよ!
”automate”の意味とコアイメージは「自ら動くようにする」
”automate(発音:ɔ́ːtəmèit/オートメイト【動詞】)”は「自動化する」「オートメーション化する」の意味を持つ単語です。
前述の通り、「auto-(自身で)」+「mat(動く)」+「-ate(〜にする)」の3つのパーツから成り立っており、「自ら動くようにする」というコアイメージを持っています。
そこから、工場のラインや日々の作業を「「自動化する」」のが”automate”なわけですね!
”automate”は「人間の手作業を減らし、機械やシステムに任せる」というニュアンスが強い単語です。
このように”automate”で表現するものは、「機械やシステムを導入して、人間の労力を省くこと」を指します。
逆に、完全に人間の手だけでコツコツ行うことなどは、後述する”manualize(マニュアル化する)”や”handcraft(手作りする)”などを使用します。
”automate”の文法解説と頻出フレーズ・追加例文

単語の意味が分かったところで、次は実際の使い方と文法のポイントをチェックしていきましょう!
1. 後ろに目的語を直接とる「他動詞」
”automate”は**他動詞**なので、後ろに「自動化する対象(作業、システム、工場など)」を直接置きます。前置詞は不要です。
・automate the process(プロセスを自動化する)
・automate a factory(工場を自動化する)
2. 受動態(be automated)で使われることも非常に多い
「〜は自動化されている」と言いたい時は、受動態の **be automated** の形でよく使われます。特にビジネスシーンやニュースではこの形が頻出します。
・The system is fully automated.(そのシステムは完全に自動化されている。)
”automate”の日常・ビジネスで使える例文
【基本の例文】
The company decided to automate the production line.
(その会社は生産ラインを自動化することを決定した。)We can automate repetitive tasks using this software.
(このソフトウェアを使えば、繰り返しの作業を自動化できます。)※参考・例文引用「南出康世(2014), ジーニアス英和辞典 第5版、大修館書店」
【ステップアップ例文(追加)】
The marketing team wants to automate their email campaigns.
(マーケティングチームは、メールキャンペーンを自動化したいと考えている。)
⇒ [能動態] 他動詞としてemail campaigns(目的語)を後ろに直接取っています。This data entry process cannot be automated; it must be done manually.
(このデータ入力プロセスは自動化できません。手動で行う必要があります。)
⇒ [受動態] 「自動化される」という受け身の表現です。対義語の manually(手動で)も一緒に覚えると効率的!The newly opened warehouse is fully automated.
(新しくオープンした倉庫は完全に自動化されている。)
⇒ [頻出表現] 「fully automated(完全に自動化された)」は、最頻出の鉄板フレーズです。
”automate”の類義語・関連語のニュアンス違いを比較

類義語①:「自動の」を意味する単語”automatic / mechanical”
例えば”automatic”や”mechanical”なども「自動・機械」に関連する重要単語ですよ!
⇒「自動・機械」の意味を持つ単語”automatic / mechanical”
イメージの違いとしては
automate(動詞) ⇒「自動化する」=手作業を自動の仕組みに変える行為
automatic(形容詞)⇒「自動の」=勝手に動く性質、または無意識な行動
mechanical(形容詞)⇒「機械的な」=機械に関する事や、感情のない心のこもらない動作
といった感じです!
それぞれのイメージを実際の表現を見ながら確認してみましょう!
● automate a system
「システムを自動化する」
⇒人力でやっていた業務にプログラムを組み込んで、自動の仕組みへ「アップデートする」行為そのものを指します。
● automatic door / automatic reaction
「自動ドア / 無意識の反応」
⇒人が近づけば勝手に開くドアや、熱いものに触れて「思わず勝手に手が引っ込む」ような、仕組みや性質を指します。
● mechanical trouble / mechanical smile
「機械の故障 / 機械的な(作り笑いの)笑顔」
⇒歯車などの物理的なパーツの不具合や、感情が全くこもっていない「ロボットのような無機質な動き」のイメージです。
類義語②:「システム化」を意味する単語”systematize / computerize”
⇒「システム化」の意味を持つ単語”systematize / computerize”
それぞれの表現の違いとしては
automate ⇒「人間の手を省く」=機械やシステムが自ら動くようにする
systematize⇒「仕組みを整える」=バラバラなものを体系化する(手作業のルール化でもOK)
computerize⇒「電子化・IT化する」=紙の書類などをコンピュータ管理にする
といったイメージです。
● automate
「automate the billing process(請求プロセスを自動化する)」
⇒請求書の発行ボタンを人間が押さなくても、月末にシステムが「勝手に全件送信してくれる」イメージ。
● systematize
「systematize our office work(オフィスの業務を体系化する)」
⇒「誰が何をするか」のルールやマニュアルをカチッと決めて、業務を組織的にスムーズにするイメージ(必ずしも機械化するとは限らない)。
● computerize
「computerize hospital records(病院の記録をコンピュータ化する)」
⇒これまで紙のカルテで棚に保管していた膨大な医療データを、パソコンに打ち込んでデータ検索できるようにするイメージ。
”automate”の語源は20世紀半ばの逆成(back formation) 意味は「automationから生まれた言葉」

”automate”の語源についても、確認していきましょう。
”automate”の語源の面白いポイントは、名詞の「automation」から逆算して作られたことです。
オンラインの英英辞典サイト「Dictionary.com」には”automate”の起源について、下記の記載があります。
Origin of automate
First recorded in 1950–55; back formation from automation日本語訳:1950〜55年に初めて記録された。automation(オートメーション/自動化)という名詞から逆成(※元々あった名詞から動詞が作られること)した言葉。
※参考・引用「Dictionary.com」
この記載内容からわかるように、”automate”は20世紀半ばの技術革新(工場のオートメーション化など)の時代に誕生した比較的新しい言葉です。
● ギリシャ語:automatos(自身の意志で動くもの)が遠い祖先
↓
● 20世紀前半:工場などの自動化を表す「automation」という名詞が先に定着
↓
● 1950年代:「自動化する」という動詞も必要になり、逆成(back-formation)されて「automate」が誕生!
普通は「動く(動詞)⇒動き(名詞)」の順で言葉が作られますが、この単語は「自動化(名詞)⇒自動化する(動詞)」という逆のルートで生まれた面白い歴史を持っています。
構成パーツで覚える”automate” 「auto-」+「mat」+「-ate」

ここからは、冒頭でも触れた構成パーツ(語源パーツ)の面から、関連ワードと一緒に記憶を深めていきましょう!
”automate”の構成パーツは「auto-(自身で)」+「mat(動く)」+「-ate(〜にする)」の3パーツです。
“auto-“は「自身で、自ら」を意味するパーツ
”auto-”は「自身で、自ら」を意味する接頭辞です。
馬に引かれなくても自ら走る乗り物(=「自動車」)を表しています。
その他にも、以下のような単語に ”auto-” が使われています。パーツの意味が分かると、一気に覚えやすくなりますよ!
- autobiography(自叙伝) ⇒ auto(自分で)+ biography(伝記)
- autonomy(自治・自主性) ⇒ auto(自分で)+ nomos(法・ルールを守る)
”mat”は「動く、考える」を意味するパーツ(語根)
”mat”は「動く、考える」を意味するパーツです。
まるで自分の意志で動いているかのような人形(=「からくり人形・ロボット」)を表しています。
その他の”mat”を使用する単語としては、かつてアメリカで流行した自動販売式レストラン(コインを入れると料理の窓が開く仕組み)を指す「automat」などがあります。
”-ate”は「〜にする」を意味するパーツ(接尾辞)
”-ate”は「〜にする」という意味の、動詞を作るパーツ(接尾辞)です。
機能を有効な状態にする(=「活性化する・起動する」)を表しています。
その他に、ビジネスや自己啓発でもよく耳にする以下の動詞も、この ”-ate” が語尾についています。
- motivate(動機づける・やる気を出させる)
- regulate(規制する・調整する)
”automate”の意味と語源・覚え方のまとめ

最後に、”automate”の意味と覚え方についてまとめます。
⇒パーツ構成:「auto-(自身で)」+「mat(動く)」+「-ate(〜にする)」
⇒コアイメージ:「自ら動くようにする」
⇒意味:「自動化する」「オートメーション化する」
●語法・文法のポイント
⇒他動詞として後ろに目的語(作業やシステムなど)を直接取ります。また、受動態「be automated(自動化される)」の形も頻出です。名詞形は元となった「automation(自動化)」になります。
他の単語もぜひご確認いただければ幸いです!
